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2016-04-05 18:10

ライブツアー“緋雪 舞桜”東京公演目前! 藤田麻衣子さん&吉岡亜衣加さんインタビュー

文:ガルスタオンライン

 オトメイトから発売されている大人気乙女ゲーム『緋色の欠片』と『薄桜鬼』。TVアニメ化や舞台化など、さまざまなメディア展開をした両作品は、1作目の発売から月日が経ってもなお、乙女から強い支持を受けています。そんな2シリーズで主題歌を担当している藤田麻衣子さんと吉岡亜衣加さんが、「緋雪 舞桜 藤田麻衣子&吉岡亜衣加 LIVE IN 東京」を4月7日に開催!!

 本公演は2015年8月21日に上海(中国)のステージを皮切りにスタートしました。その後、2016年3月11日に広州(中国)、3月13日に北京(中国)を経て、ファン待望の東京公演へ!  今回はプライベートでも仲よしなお2人から、ライブ「緋雪 舞桜」についてのお話をたっぷりうかがいました!!

藤田麻衣子さん&吉岡亜衣加さんインタビュー

――お2人はプライベートでも仲がよいとのことですが、最初の出会いはどのぐらい前になるのでしょうか?

藤田麻衣子さん(以下、藤田):2009年に開催された「オトメイトパーティー2009」ですね。それまでは一緒にライブをしたことがなくて、そのとき初めて楽屋で会いました。

吉岡亜衣加さん(以下、吉岡):最初お会いしたときは「『緋色の欠片』の藤田麻衣子さんだ!」みたいな感じでした(笑)。憧れの存在だったのでうれしかったです。でも当日はイベント出演に緊張していたので全然話しかけられなくて……。そのあとラジオに呼んでもらって、それからプライベートでもいろいろとお話するようになりました。

藤田:去年初めて上海で一緒にライブをしたときに「あれ、そういえば一緒にやるの初めてだね!」みたいな感じでした(笑)。

――最近も広州、北京でライブでしたが、海外公演はいかがでしたか?

藤田:私にとって海外での初ライブは去年の上海だったのですが、どんな方が観に来てくださるのかもわからず、自信がないまま現地へ行きました。でもいざライブが始まると、日本語で歌詞を口ずさんだり、一緒に歌ってくださったりして大感激しました。広州と北京のお話をいただく前から、また中国に行きたいと思っていたので、去年の冬から中国語を習い始めたんです(笑)。

 それから広州、北京で公演することができたので、中国のみなさんに、より近くに感じていただけたらいいなという思いから、MCや歌の中に中国語を取り入れさせていただきました。個人的にもすっごく楽しかったです。

吉岡:中国には麻衣子さんと一緒に行く前に2回行っているのですが、そのときは日本語がわかる人がほとんどいなかったんです。だから今回麻衣子さんと上海へ行ったときに、私が話したことを通訳さんがしゃべる前に反応してくれたことにおどろいたとともにうれしかったです。ステージに立ったときもウエルカムな空気が伝わってきて、ありがたいなと思ったのが今回のライブの始まりでした。

 みなさんと同じ時間をもっともっと共有できたら――と思いながらセットリストを組むのも、現地のファンの方と一緒に楽しめたのもステキな思い出になりました。現地のファンの方からお手紙をいただいたのですが、漢字と平仮名を交えて日本語で書いてあったんです。文末には「敬具」って書いてあったりして、一生懸命書いてくれたことが伝わってきて感動しました。

藤田:書くのに絶対時間かかってると思うんですよ。感動しちゃう!! サイン会に参加してくれる人たちも話すことを練習してきてくれていて、ほとんどの方が日本語で話しかけてくれたんです。逆に私たちは「謝謝」ばかり言っていました(笑)。

吉岡:日本人のマネージャーにも「謝謝」って言うようになっちゃったりして、おもしろかったです(笑)。

――4月7日には赤坂BLITZ(東京)でライブがありますが、どんなステージにしたいと思われますか?

藤田:亜衣加ちゃんとは中国で3回ライブをしましたし、日頃から仲がいいこともあって2人ならではの息の合ったステージができるかなと思っています。中国のライブの笑い話がいっぱいあるので、隠し持っているネタをいろいろとお話しできたらいいなと思っています。いまから楽しみです。

吉岡:私たちは『緋色の欠片』と『薄桜鬼』という同じオトメイト作品のつながりもあるので、その曲たちももちろん歌おうと思っています。みなさんの期待に応えたいです!

――お2人は長く続いているシリーズの主題歌を担当されていますが、ご自身の楽曲の中でもっとも思い入れが深い曲を教えてください。

藤田:私は『緋色の欠片』と初めて出会えたということもあり、デビュー曲の「恋に落ちて」はとても思い入れが強いです。この曲はまだ私が自主制作でCDを作っているような頃にできた曲で、私の代表曲にしようと思い、デビュー前からずっと歌ってきました。

 その後デビューが決まったのですが『緋色の欠片』の担当者さんが「「恋に落ちて」が絶対に合う!」と選んでくださったんです。それからゲームが発売されて、たくさんの女の子に出会えて……私は今年で10周年を迎えることができました。すべての始まりとなった「恋に落ちて」は、やっぱり一番大切な作品です。

吉岡:『薄桜鬼』の楽曲はたくさん歌わせていただいていて、デビュー曲の「はらり」をはじめ、全部愛着があります。そのなかでもTVアニメ「薄桜鬼」の主題歌「十六夜涙」をあげさせていただきます。この曲をライブで歌うと、みなさんが一緒に歌ってくれるんですよ。ライブでも『薄桜鬼』でも欠かせない1曲だと思いますし、私のなかでも大切な楽曲です。

――藤田さんはデビュー10周年を迎えましたが、振り返ってみると長かったですか? それとも短く感じましたか?

藤田:うーん。10年と言われるとあっという間だった気もしますが、1年1年を振り返ると「あのときはこうだったな……」と、いろいろな状況があったので長かったのかもしれません。反省……とは少し違うかもしれませんが、10年やってきたらもっと出し切った気持ちになっていてもよかったんじゃないかな。まだ数十パーセントくらいしか出せてないんじゃないかなと思う自分もいたりします(笑)。

 でもこうして10年間続けて来られたのは、歌を聴いてくださっていたみなさんがいてくださるおかげです。これからどれだけの恩返しが出来るんだろう……という気持ちでいっぱいです。今年は10周年ということで、47都道府県をワンマンライブで回ります。全国ツアーで何カ所か回るのではなく、47都道府県にこだわりました。深く応援してくださった方、そしてつい最近知って下さった方、そんなみなさんに自分の足で会いに行って、全都道府県を回らせていただきたいと思ったんです。1人でも多くの方に、自分の言葉で「ありがとう」を伝える1年にしたいです。

――47カ所回るのはハードスケジュールになりそうですね。

藤田:4月から始まって11月まで続くので、いままでにないハードなスケジュールです(笑)。なのでライブに備えて1年前からピラティスをやって体を鍛えています。私の中では2年ほど前から47カ所回ると決めていたので、まず体作りをし始めました。今回いろいろな会場があって、なかには数十人規模の場所もあるんです。私の一番最初のワンマンライブが100人の会場だったので、ワンマンライブ史上で一番小さい会場になります。数十人の会場だとお客さんとの距離もすっごく近いですよね。そういったこともふくめて、人生初がたくさんあるツアーになるのでいまからとっても楽しみです!

――吉岡さんはシリーズ最新作『薄桜鬼 真改 華ノ章』でも主題歌を担当されますが、今回はどんな楽曲になりましたか?

吉岡:『薄桜鬼』は、動乱の時代のなかで生き抜いていく隊士たちが描かれていたり、彼らを支える女の子がいて、命を賭けて時代を生き抜くという姿勢がこの作品の素晴らしいところだと思っています。こんかいの主題歌は、まさにそんな部分をギュッと集めたような楽曲になりました。「突き進む。もう立ち止まっていられない。うしろを振り返っていられない」という想いが楽曲にふくまれているので、ゲームと一緒に楽しんでいただけたら、より一層『薄桜鬼』の世界観が広がるのではないかなと思っています。

――物語の前編となる『風ノ章』も発売されていますが、そちらの楽曲とはまた違った雰囲気になっているのでしょうか?

吉岡:『風ノ章』のときは私のなかで羽ばたいていくようなイメージがあって「決意したものを自分のなかで羽ばたかせていく。1つ決まったことがあったら、それに向かって突き進む」といったイメージでした。そして『華ノ章』は、先ほどもお話したように駆け抜けていくような感じです。多分私がこれまでに歌ってきた『薄桜鬼』楽曲のなかで、一番ワード数とスピード感があるかもしれません。

 言葉や想いがとても詰まった曲なので、絶対にかまないように……! と思いながら歌いました(笑)。ぜひみなさんにもカラオケで挑戦していただきたいですし、難しい曲ですがライブでもがんばって歌いますので盛り上がる1曲になったらいいなと思います。

――話は変わりまして、4月から新生活が始まる人も大勢いらっしゃいます。そんなみなさんにオススメのご自身の楽曲を教えてください。

藤田:私は「私らしく」です。慣れている環境にいてもそうなのですが、とくに新しい毎日が始まると人と自分を比べて落ち込んだり、置いて行かれているような気分になることがあると思うんです。でもそういうときこそ「私らしく、自分らしくいてもいいんだよ」って思うようにしています。そうするともう1回立ち上がれたりするんですよね。「私らしく」には「そのままで大丈夫だよ」というメッセージをたくさん込めていますので、ぜひ聴いていただきたいです。

吉岡:タイトルが似ていてビックリしましたが、私は「なりたい私に」です(笑)。作詞作曲も担当した曲なのですが、これから新しい環境で1人暮らしを始める人たちに向けて、応援ソングのようなイメージで作りました。自分の住む場所、これから生きていく場所をしっかり整えて、よそ者みたいな感じではなく、段々とその場所を自分の大事な場所にしていけたら――という想いを込めました。夢を抱いてやりたいことがあって新生活を始める人も多いと思うので、自分の周りの環境も大切にしつつ、その夢を忘れずに楽しく歩んでいってほしいと考えながら作りました。

――では最後に、4月7日に開催されるライブを楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

藤田:去年上海で亜衣加ちゃんとライブをやったときから「いつか東京でもやりたいね」と、ずっと話していたので実現できてうれしいです。今度は日本のみなさんにライブはもちろんのこと、トークでもいろいろな思い出話を時間が許す限りしたいと思っていますので、楽しんでいただきたいです。今回はすでにチケットが完売してしまいましたが、今後私も亜衣加ちゃんもライブがあると思いますので、ぜひ私たちの生の声を聴きにきてください。

吉岡:麻衣子さんのお話にもありましたが、上海ではステキなライブになりました。その後、中国で2カ所続けてやらせていただいただけでもとてもありがたいのですが、日本公演も決まってとてもうれしいです。じつは、日本で2人一緒に1つのステージに立つことが初めてなんです(笑)。『緋色の欠片』と『薄桜鬼』の曲を聴いてみたい人だけではなく、曲を知らない方々にも楽しめるライブに絶対になると思います。楽しみたい! という気持ちを持って、会場に来ていただけたらうれしいです。

藤田麻衣子さん&吉岡亜衣加さんインタビュー 藤田麻衣子さん&吉岡亜衣加さんインタビュー 藤田麻衣子さん&吉岡亜衣加さんインタビュー