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2016年6月16日(木)

最新作『スーパーロボット大戦V』&シリーズ25周年を記念して寺田貴信氏のインタビューをお届け

文:電撃オンライン

 6月4日にイベント“スーパーロボット大戦 鋼の超感謝祭2016~25周年の感謝をこめて~”でシリーズ最新作『スーパーロボット大戦V』が発表され、シリーズ25周年を迎えても勢いの衰えない『スパロボ』シリーズ。本作のキーマンである寺田貴信氏のインタビューをお届けする。

『スーパーロボット大戦V』

 インタビューの前半では、ファンの多くが気になっているであろう最新作『V』について『スーパーロボット大戦』シリーズ総合プロデューサーの寺田貴信氏、そして本作のプロデューサーを務めるバンダイナムコエンターテインメントの佐竹伸也氏にお話を伺った。

『スーパーロボット大戦』25周年
▲寺田貴信氏(左)と佐竹伸也氏(右)。

 そして後半では、寺田氏に長い歴史を持つ『スパロボ』シリーズについていろいろと質問をぶつけてみたので、最後までぜひチェックしていただきたい。

――『スーパーロボット大戦V』の開発コンセプトを教えてください。

佐竹氏:本作のタイトルの“V(ブイ)”には、旅立ちや航海を現す“Voyage”の意味が込められています。今回は25周年記念の第2弾ということで、シリーズの新展開を目指して開発を進めてきました。

寺田氏:今回の『スパロボ』はアジアに向けた、版権『スパロボ』初のローカライズ作品でもあります。“航海”の意味は、海を越えて発信する部分を特に強く意識していますね。

――最近はアジア地域における本シリーズの人気の高さを感じます。

寺田氏:おかげさまで、ご好評をいただいております。過去に参加した台湾や香港のイベントなどを見るに、一定の支持はいただけていると思ったので、それを踏まえて本作と『OG ムーン・デュエラーズ』で本格的なローカライズ展開を決定しました。

 ちなみに『V』は、『Z』のようなシリーズものではなく、これ1本で完結する作品です。ですので、いろいろな方にプレイしていただければと思っています。

●動画:『スーパーロボット大戦V』ティザーPV

――シリーズにおける魅力のひとつといえば“声”ですが、海外版でも日本と同じ音声を使用しているのでしょうか?

寺田氏:ええ。これはアジアから日本の声優さんの音声でお願いしますという強い要望があったからです。

――では、『V』の参戦作品は、どのような選考基準で選ばれたのでしょうか?

寺田氏:25周年の集大成となる作品ですので、いろいろな世代にとって思い入れが深い原作をなるべく入れようと考えました。根強いファンがいらっしゃる『勇者特急マイトガイン』、『機動戦士ガンダムZZ』などがそれに相当します。

 また、これまでに集計されたアンケートの結果を参考に、開発スタッフとバンダイナムコエンターテインメントのスタッフが協議した結果、今回のような参戦ラインナップになりました。これまでのスパロボ以上にユーザーアンケートの結果を重視していて、私にとっても意外な原作がいくつか参戦しています。

『スーパーロボット大戦V』参戦作品

※太字は新規参戦作品、●記号が付いたものは機体のみが参戦する作品です。

『無敵超人ザンボット3』 『劇場版機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-』
『無敵鋼人ダイターン3』 『真(チェンジ)ゲッターロボ 世界最後の日』
『機動戦士Zガンダム』 『真マジンガー衝撃!Z編』
『機動戦士ガンダムZZ』 ●『真マジンガーZERO vs暗黒大将軍』
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』 『フルメタルパニック!』
●『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 『フルメタルパニック?ふもっふ』
『機動戦士クロスボーン・ガンダム』 『フルメタルパニック!The Second Raid』
『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』 『フルメタルパニック!(原作小説版)』
●『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』 ●『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
『機動戦士ガンダムUC』 『宇宙戦艦ヤマト2199』
『勇者特急マイトガイン』 『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』
『スーパーロボット大戦』25周年 『スーパーロボット大戦』25周年
▲『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』
『スーパーロボット大戦』25周年 『スーパーロボット大戦』25周年
▲『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』
『スーパーロボット大戦』25周年 『スーパーロボット大戦』25周年
▲『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』
『スーパーロボット大戦』25周年 『スーパーロボット大戦』25周年
▲『勇者特急マイトガイン』
『スーパーロボット大戦』25周年 『スーパーロボット大戦』25周年
▲『真マジンガーZERO vs暗黒大将軍』
『スーパーロボット大戦V』 『スーパーロボット大戦V』
▲『劇場版機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-』
『スーパーロボット大戦V』 『スーパーロボット大戦V』
▲『フルメタルパニック!』
『スーパーロボット大戦V』 『スーパーロボット大戦V』
▲『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

――意外な作品と言えば『宇宙戦艦ヤマト2199』ですね。本作の参戦には、驚いた方も多いのではないでしょうか?

『スーパーロボット大戦』25周年
『スーパーロボット大戦』25周年
▲『宇宙戦艦ヤマト2199』

寺田氏:過去に『スパロボ』へ参戦させてみたいと考えたことはありますし、ユーザーさんからの要望もあったのですが、そもそもロボットアニメーション作品ではないので見送られていたんですね。

 しかし、今回「意外性のあるラインナップを、新しい挑戦を」とバンダイナムコエンターテインメント側から提案があり、原作サイドのご理解を得た上で、『V』への登場が決定しました。これはプロデューサーである自分にとっても意外なことでした。

 『宇宙戦艦ヤマト2199』には人間が搭乗して戦闘するロボットは登場しませんので、今作ではヤマトそのものをユニットとして操作します。ちなみに、ヤマトのゲーム上でのメインパイロットは、沖田艦長となります。

『スーパーロボット大戦』25周年

――多数の乗組員、しかも個性的なメンバーが多い艦なので、誰がメインになるのかと思っていました(笑)。

寺田氏:ラー・カイラムならブライト、ナデシコはルリと考えると、ヤマトなら艦長の沖田になるのがスパロボでは自然かなと。古代や島はサブパイロットとして搭乗して、精神コマンドも使えますよ。

――次はプラットフォームですが、PS4とPS Vitaの2機種を選ばれた理由を教えてください。

佐竹氏:これまでのアンケートの結果で、据え置き機、携帯機の両方で、多くのユーザーさんがシリーズを遊んでいただいていることがわかりました。ですので、本作はどちらのお客さんにも満足していただけるようPS4とPS Vitaの両機種で発売することになりました。もちろん、2機種のクロスセーブにも対応しておりますので、両機種持っていれば家でも外でも本作を楽しめますよ!

――システム面の進化も気になるところです。

寺田氏:基本的なところはこれまでのシリーズをベースに、いくつかの新システムを盛り込む予定です。とりあえず、現時点では『OG ムーン・デュエラーズ』にも導入されていたビギナーズモードのような初心者向けの要素が入っていますね。

 今回は25周年記念作品ということで、今までシリーズから離れていて「久々にやってみよう」と思っている方も、もしかしたらいらっしゃるかも知れませんし、そういう人たちに向けてのモードでもあります。

――寺田さんが『V』を通して、挑戦してみたかったことがあれば教えてください

寺田氏:海外の方々にプレイしていただき、そのうえで作品を受けていれてもらえることを1つの挑戦目標としています。特に原作付きの『スパロボ』を海外で展開させるのは初の試みとなりますので、どういう結果になるかは、とても気になるところです。海外でのスパロボのイベントはとても盛り上がるので、手応えは感じておりますが。

――佐竹さんが挑戦してみたいことを教えていただけますか?

佐竹氏:私は本作の魅力をより多くの人に伝えることが自分の使命であり役割だと考えています。25周年の節目でもあるので、これまで支持してくれたファンはもちろん、新しく、特に若いユーザーや、寺田がお話ししたような『スパロボ』を待ち望んでいる海外の方にもゲームを楽しんでもらえるよう、世代や文化も超えて伝えて行くことが自分の挑戦です。今後もイベントなどを通して、『V』を盛り上げていきたいですね。

 まだ、お見せできるのはいつになるかわからないのですが、新しいPVの企画も進行中です。こちらも、ぜひ期待していただければ幸いです。

寺田氏:なお、シリーズおなじみのオリジナル主人公キャラクターは本作でも登場します。詳細の発表はもう少し後になると思うのですが、オリジナルメカも用意していますので、楽しみにお待ちください

――それでは、寺田さんと佐竹さんから、『V』の発売を待つファンにメッセージをお願いします。

佐竹氏:ファンの皆様のおかげで生誕25周年を迎えることができました。この節目の年だからこそ、これまでのシリーズファンの人はもちろん、たくさんの新しいユーザー、海外の方にも遊んでもらいたいと思っています! 今後もドンドン『V』の魅力を伝えていきたいと思っているので、これからの続報も期待していてください!

寺田氏:『V』は世界観を一新し、これまでのシリーズ作品に触れたことがない方にも楽しんでいただけるよう工夫しています。また、昔は『スパロボ』シリーズをやっていたけど、最近は離れていたユーザーさんもいらっしゃると思います。もし、今回の参戦作品に興味を持たれましたら、プレイしていただければ幸いです。もちろん、海外の方にもたくさんプレイしてもらえるとうれしいです。

『スーパーロボット大戦』25周年

25周年を迎えた『スパロボ』シリーズについて寺田氏に聞いてみた!

『スパロボ』25周年インタビュー

 ここからは、寺田氏に25周年を迎えた『スパロボ』シリーズについて、いろいろなお話を聞いてみた。およそ四半世紀続いたこのシリーズを振り返ってみて、今にして思うことなどを語っていただいた。

――『スパロボ』シリーズ25周年おめでとうございます。25周年という大きな節目を迎えて、今の率直なお気持ちを教えてください。

寺田氏:『スパロボ』20周年から25周年までの5年間は変革の年でした。開発体制にしろシステムの調整など、激動の期間でした。外から見た場合は大きな変化を感じられないかもしれませんが、内部では細かな変化が多かったです。そういった意味で、この5年間は『スパロボ』にとって正念場でしたね。

――『スパロボ』シリーズは据え置きゲーム機や携帯機ゲームなど、複数のプラットフォームで展開しています。ターニングポイントになった作品はどれでしょうか?

寺田氏:シリーズとしては1991年にファミコンで発売された『第2次』が、その後の『スパロボ』の基礎になっています。しかしターニングポイントになったのは、1997~1998年にセガサターンで発売された『F』と『F完結編』です。

『スパロボ』25周年インタビュー

 当時は、それで『スパロボ』シリーズが完結する予定だったので、その後のことを考えずに力を出し尽くしました。結果的に『F』と『F完結編』が好評で次回作につながったので、25周年にいたるまでの道筋を考えると『F』と『F完結編』が外せませんね。

――それ以降で重要だったと思われる作品は?

寺田氏:次は2000年にPSで発売された『α』ですね。それまでの『スパロボ』のシステムを継承しつつ、ストーリーをいちから仕切り直しました。当時、できることは全部やろうと思っていましたね。完全に実現はできませんでしたが。戦闘シーンのアニメーションも1つのターニングポイントになりました。

『スパロボ』25周年インタビュー
▲『スーパーロボット大戦α』より。本作は、ゲームアーカイブスとしてPS Storeで配信中。

 ある意味では、あのクオリティが基本になって大変になった部分もあると思います(笑)。他には2001年にゲームボーイアドバンスで発売した『A』ですね。据え置きゲーム機で『スパロボ』を出し続けてきた流れから携帯ゲーム機で発売したところ、2015年に発売した『BX』まで続いた結果を踏まえれば、シリーズの柱の1つとして大きくなりました。

――オリジナル作品の『スパロボ』もありますよね?

寺田氏:そうですね。『魔装機神』は、後の『OG』シリーズにつながる布石にもなりました。

――ゲーム以外の部分で思い出はありますか?

寺田氏:ありすぎてありすぎて……。その中で思い出したのが『スパロボ』シリーズのCMですね。PS2の『OGS』では、早朝の秋葉原を疾走しました。自分から出演を望んだわけじゃないんですけども(笑)。他にも初期の頃の収録では、本当にいろいろとありました。

――ちなみに『スパロボ』といえば、アニメ、漫画、映画と、さまざまな媒体から参戦作品が選ばれていますよね。こちらの選出ポイントについて教えてください。

寺田氏:タイトルによって変わるので、指針や方向性は細かくは説明できません。ただ、昔と今で選出方法は大きく違いますね。25年も経つとプレイヤーの年齢層が広がっているのもあり、今はどの作品を選ぶかの打ち合わせや会議を何度も行ってから決めています。

――他作品とのクロスオーバーが魅力の『スパロボ』ですが、ストーリーの作り方などにポイントはありますか?

寺田氏:こちらも昔と今でだいぶ変わりましたね。昔はこういう話を作りたいから、あの作品に参戦してもらおうという流れでした。最近は参戦作品が決まってから話をどうしようという形になっています。今までのシリーズ作品を並べてみて、どこに接点があるのかを見つけるのがストーリー作りのポイントですで。

――接点とはどのようなものでしょうか?

寺田氏:具体的には“世界観が近い作品同士をつなぎあわせる”ことです。そこは昔も今も一貫しています。同一のシリーズ作品をつなぎあわせるのはもちろん、異世界を舞台にしている作品同士を引き合わせるなどが大事です。例えば『Z』では『超時空世紀オーガス』の出演が決まっていたので、時空振動弾という設定を利用した物語を中心に展開していくことにしました。

――そういえば『α』までは開発前にプロットが作られていたみたいですね。こちらは寺田さんが考えたのですか?

寺田氏:そうですね。『α』はシリーズ構想は決まっていたのですが、その段階で最終作にどの作品が参戦するのかは完全に決められませんでした。そのため、当初考えていたプロットと『第3次α』の最後はまったく違うものになりました。というのも、シリーズ展開中に新しいロボットアニメーション作品がいくつか出てきたからです。新たな原作が登場したことにより、世界観を広げていくことで物語が変化することは多いですよ。

――ストーリー以外に、システム面でも“小隊システム”や“ツインタッグシステム”などが追加され、『スパロボ』のシミュレーションRPGとしての奥深さが進化していきました。新たなシステムを加える基準はありますか?

寺田氏:プレイヤーさんごとにいろいろなニーズがあり、それにこたえるためにシステム面で変化をつけてきました。また、小隊システムの『スパロボ』を出した後は、単独出撃の『スパロボ』にするなど、システムを交互に採用して、プレイヤーさんごとに遊びやすい『スパロボ』を選んでもらえるようにしています。例外はありますけど。ただ『OG』のようにシリーズ作品として展開しているものについては、基本的に同じシステムを採用するようにしています。

――『OG』のお話が出ましたが、こちらの企画のスタートの経緯はどういったものだったのでしょうか?

寺田氏:やはり企画の大もとは『魔装機神』のマサキとサイバスターですね。当時『スパロボ』の物語をまとめるには、オリジナルの敵を登場させることがベストだと考えていました。ラスボスがオリジナルだと話をまとめやすいので。

――そこから『魔装機神』が生まれたわけですが、どういった経緯で単独作品になったのでしょうか?

寺田氏:『第2次スーパーロボット大戦』で登場した『魔装機神』は派生の作品としてストーリーの一部を語っていただけでした。当初から『魔装機神』単体で作品を作ろうという計画があったので、『スパロボ』の外伝として『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』という単独作品を生み出すことができました。

――『魔装機神』以降では、『第4次スパロボ』の主人公がオリジナルキャラクターとして選ぶことができました。

寺田氏:『第4次』以降はオリジナルキャラクターが主人公の作品が多くなっています。キョウスケやエクセレンといったオリジナルキャラクターたちは、プレイした皆さんごとに思い入れを持ってもらうことができました。そこで、いつかオリジナルキャラクターやロボットだけの作品を作ってみようかなと。それが『OG』が始まるきっかけです。

――『OG』のストーリーを考えるのは、複数の過去作品との整合性をとらなければいけないため難しそうですね。

寺田氏:実はそうなんです。『魔装機神』のように、初めから他の作品に登場させようとしていた作品は物語に組み込みやすいんですが、オリジナルキャラクターやロボットの設定は、ほとんど1つの作品で完結しています。他作品との接点がないキャラクターたちなので、それを1つの世界や物語としてつなげるのが意外に難しいですね。

 それでも各作品1つずつの物語や設定を見直して、後付けにはなりますが、なるべく矛盾が起きないように1つの物語に組み上げています。

――『OG』シリーズとしては、6月30日に最新作の『OG ムーン・デュエラーズ』がPS4とPS3で発売されます。こちらのアピールポイントを教えてください

『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』

寺田氏:今回はトウヤ・シウンというキャラクターを主人公として明確に設定し、彼を中心に物語が動きます。『J』と『XO』で描かれたストーリーの今なりの解釈、解答を出した形になっているので、そちらを楽しみにしていただけたら嬉しいです。

 全体的なストーリーとして『OG』はまったく接点のない部分をつなげる難しさがありますが、今風に味付けしています。初出の作品を知らない方は新鮮に楽しんでいただけると思いますし、各作品を知っておる方には違いを楽しんでもらいたいですね。

――25年間続いてきた『スパロボ』ですが、作るうえで“これははずせない”と思われる部分を教えてください。

寺田氏:さまざまな作品が登場する作品ですが、やはり原作ありきの『スパロボ』です。とにかく原作ファンに喜んでいただけるようにしたいと心がけていますね。それを実現できているかどうかは別として、そういったこだわりだけは絶対に欠かさないようにしています。

――原作へこだわった部分をあげるならなんでしょうか?

寺田氏:例えば、昔はコン・バトラーVに搭載されている武器も結構な数を作っていました。それをゲーム内で使う使わないかは別として、それだけ多彩な武器を搭載しているのがコン・バトラーVの魅力でもあるので。こういった原作1つ1つの設定をどこまで再現できるかどうかが、『スパロボ』としてのこだわりだと思っています。

――戦闘アニメにもすごい力が入っていますよね。

寺田氏:『α』シリーズから戦闘アニメはこまかく動くようになりました。それを作る労力は大変なのですが、そういうこだわりのある仕事をこなしてこそ、原作ファンの方々に満足していただけるのではないかと思っています。実現するのは本当に難しいことですけど。

――その他、今や定番となったJAM Projectの主題歌が気になります。どういった経緯で『スパロボ』の主題歌を歌ってもらうことになったのでしょうか?

寺田氏:JAM Projectさんが結成する前に「こういうプロジェクトが立ち上がるのでどうですか?」とお話を受けていました。アニソン界のスーパーなアーティストさんの集まりで、こちらは『スーパーロボット大戦』ということで、コンセプトが似ていると感じましたね。あれだけ名だたるアーティストさんに主題歌を歌ってもらえてよかったです。

――JAM Projectさんは海外での活動もすごいですね。

寺田氏:そうですね。『スパロボ』の存在をJAM Projectさんの歌を通して知ったという海外の方も多くいらっしゃるそうです。

――ちなみに主題歌はどのように作られるのですか?

寺田氏:JAM Projectさんに「今作はこういう話で、●●●●というキーワードがあります」と伝えています。ライブで盛り上がる曲が多いので、全体的にパワーのある曲ができあがっていますね。

――最後になりますが、25周年を迎えた『スパロボ』シリーズで、これから目指したいものを教えてください。

寺田氏:最初に言ったように、この5年間の『スパロボ』は激動でした。市場の状況など、『スパロボ』を取り巻く環境が目まぐるしく変化しています。その状況下で、次の5年を見て何をするかを考えています。5年後、30周年を迎えるときに、再びこのような記事を取り扱っていただけるように『スパロボ』とともにがんばっていきます。

『スーパーロボット大戦』25周年

『スーパーロボット大戦V』
(C)賀東招二・四季童子/ミスリル
(C)賀東招二・四季童子/陣代高校生徒会
(C)賀東招二・四季童子/Full Metal Panic! Film Partners
(C)カラー
(C)Go Nagai・Yoshiaki Tabata・Yuuki Yogo/Dynamic Planning
(C)サンライズ
(C)SUNRISE/PROJECT ANGE
(C)ジーベック/1998 NADESICO製作委員会
(C)創通・サンライズ
(C)永井豪/ダイナミック企画
(C)1998 賀東招二・四季童子/KADOKAWA 富士見書房・刊
(C)1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会
(C)2009 永井豪/ダイナミック企画・くろがね屋
(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会委員会

『スーパーロボット大戦F完結編』
(C)GAINAX・カラー/Project Eva.
(C)サンライズ
(C)創通・サンライズ
(C)ダイナミック企画
(C)東映
(C)BANDAIVISUAL・FlyingDog・GAINAX
(C)PRODUCTION REED 1981
(C)PRODUCTION REED 1985

『スーパーロボット大戦α』
(C)GAINAX・カラー/EVA製作委員会
(C)GAINAX・カラー/Project Eva.
(C)創通・サンライズ
(C)ダイナミック企画
(C)東映
(C)東北新社
(C)BANDAIVISUAL・FlyingDog・GAINAX
(C)光プロ/東芝エンタテイメント/アトランティス
(C)ビックウエスト
(C)PRODUCTION REED 1985

『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』
(C)SRWOG PROJECT

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