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2016年8月24日(水)

なつかしの消しゴム落としに熱中。休み時間の思い出がよみがえる!

文:イズミン

 突然ですが、皆さんは“消しゴム落とし”をやったことがありますか? 消しゴムを指で弾いて相手の消しゴムを落とす遊びですが、最近の子は単語すら聞いたことないかもしれません。

 しかし、世の中にはそんな消しゴム落としのアプリが存在します。それだけでも驚きですが、そのアプリはネット対戦対応で、カスタマイズ要素もあるとのこと。今回はそんなアプリ『消しゴム落とし』を紹介したいと思います。

『消しゴム落とし』
▲ちなみにデコピンみたいな感じで消しゴムを弾くことから、うちの周りでは“消しピン”とも呼んでいました。

 本アプリには1人プレイ用のモードやクリア条件のあるステージを攻略するチャレンジモードなどが存在しますが、今回は、僕が特に熱中したオリジナル消しゴムのカスタマイズとネット対戦の2つを紹介していきたいと思います。

『消しゴム落とし』
▲本作のゲームルールは単純。消しゴムをぶつけ合い、相手の消しゴムを机の上から落としたプレイヤーが勝利となります。
『消しゴム落とし』
『消しゴム落とし』
▲1台のスマホを使って最大4人までの対戦プレイも可能。友だちと集まった時などにワイワイとプレイすると楽しそうです。

 余談ですが、周りの人と消しゴム落としの思い出話をしていたら、理科室の掃除中に消しゴム落としを遊んでビーカーを割ってしまった人もいたそうです。アホですね(笑)。でも、気持ちはわかります。

 クラス内での最強消しゴム探しが白熱しすぎて30cm以上の消しゴムを買ってきたり、自作のねり消しの中にビー玉を仕込んで重量感を増したりと、反則や不正行為的なものが横行して、ローカルルールが整備されていった思い出があります。

 子ども心ながら、やっぱりルールがないと遊びっておもしろくありませんからね。なんて、話が脇道にそれ始めたので、そろそろゲームの感想を語っていきます!

オリジナルの消しゴムを作成できるカスタム要素

 本アプリでは、3種類の消しゴム、2種類の三角定規、定規、分度器、鉛筆といったパーツを組み合わせてオリジナル消しゴムを作成できます。

『消しゴム落とし』
▲パーツは全8種類。必ず消しゴムを1つ以上使う必要がある他、完成したオリジナル消しゴムの大きさとパーツ数に制約があります。
『消しゴム落とし』
▲パーツは全部で15個まで使用可能で、それぞれのパーツの使える個数がアイコン右上に表示されます。パーツはそれぞれ向きを変えられる他、鉛筆は長さ調整が可能です。

 使えるパーツには特性があり、消しゴムを付けると重くなる、定規を付けるとよく滑って飛距離が伸びる、鉛筆を付けると相手を弾き飛ばしやすくなるなどさまざまです。

 また、重心など消しゴム本体のバランスも設定されているようで、なかなか強い消しゴムを作成するのが難しく、ついつい熱中してしまいます。

『消しゴム落とし』
▲“重い=弾き飛ばされない=強い”の考えから作成したオリジナル消しゴム1号。
『消しゴム落とし』
▲実際に使ってみるとバランスが悪いのかコロコロ転がってしまい自爆すること多数。失敗作1号となってしまいました。
『消しゴム落とし』
▲1号機の失敗から「重くするより攻撃力を高めた方が勝てるのでは?」と作成した2号機。
『消しゴム落とし』
▲こちらは数回しか使わなかったのですが、鉛筆での攻撃がなかなか強力でした。適当に考えた消しゴムが思わぬ活躍をすることがあるのも楽しさの1つです。
『消しゴム落とし』
▲たび重なるトライ&エラーを繰り返して完成したオリジナル消しゴム。手間と時間をかけた分、愛着がわきます。
『消しゴム落とし』
▲なお、カスタマイズ以外の消しゴムも存在するので、カスタマイズを考えるのが苦手な方も本アプリを楽しめます。

 「重くしたら強くなるのでは?」「鉛筆で攻撃力を上げた方がいいのでは?」と試行錯誤を重ねた末のオリジナル消しゴムには愛着がわき、それを使用して他のユーザー勝利すると、とてもうれしいです!

全国のユーザーと戦うネット対戦

 ネット対戦では、全国のユーザーとマッチングして2本先取のマッチ戦を戦います。また、戦績が表示されるやランキング、勝利数に応じた報酬が存在しています。

『消しゴム落とし』
▲ネット対戦モードでの相手の操作はAIとなっています。

 本アプリに採用された物理エンジンにより、物に当たった消しゴムがひっくり返ったり相手の消しゴムや障害物に乗り上げたりすることが多く発生するので、自分の消しゴムに相手が乗り上げて自爆するのを誘うなど、バトルはなかなかに戦略的です。

 また、ステージ上には障害物が存在することもあるので、盾代わりに使ったり障害物に乗り上げた相手を丸ごと落とすといったこともできます。

『消しゴム落とし』
▲対戦ステージや配置される障害物はランダムです。時には対戦開始時に障害物が乗っているなんてことも……。
『消しゴム落とし』
▲筆箱とノートで身動きがとれなさそうな相手消しゴム。ランダム配置の障害物を見越したカスタマイズも必要そうです。
『消しゴム落とし』
▲ちょうちょ型消しゴムが乗った障害物を攻撃して……。
『消しゴム落とし』
▲見事に勝利。やってることはただの消しゴム落としですが、やはり勝つのはうれしい!

 本モードはオリジナルの消しゴムで挑むのが特に楽しく、「鉛筆を増やして相手を吹き飛ばそう」など、オリジナル消しゴム作成時に考えていた戦略がうまくハマった時の達成感はひとしおです。

『消しゴム落とし』
▲オリジナル消しゴム同士の対戦。他のユーザーが作った消しゴムを見て、新たなアイディアを考えるのも楽しみ方の1つです。

ゲーム自体も楽しいけど、思い出話もまた楽しい!

 本アプリを遊び始めた時は、たかが消しゴム落としと侮っていましたが、自分のオリジナル消しゴムを作るカスタマイズ要素と他のユーザーと対戦する要素がかなりおもしろくて、ついついハマってしまいした。

 特に、カスタマイズ要素は奥が深いので、やり込み要素や最強理論を模索するのが好きな人にはオススメです。

 また、消しゴム落としを遊んでいた学校の休み時間の思い出なんかも脳内によみがえってきて、なんというか、ノスタルジーな感じも味わえました。

 世代によっても、使っていた消しゴムの種類や流行っていたルールが違うようで、周りとの思い出話も楽しかったです。自分より上の世代はキン肉マンのキン消し話を熱く語っていましたし、1対1の対人戦ではなく、だれか1人が筆箱などの巨大障害物を担当して、それを4~6人ぐらいの消しゴムで倒そうとする多人数協力プレイが流行っていた時期もあるそうです。

 思い出話は消しゴム落としにとどまらず、定規落としも楽しかったとか、うちの学校は2時間目のあとの中休みが15分しかなくて不満だったとか、はては給食談義にまで話が移っていき……と、思い出話はキリがないのでこのくらいで!

 ともあれ、そんななつかしさも感じられるアプリなので、気になった方はぜひどうぞ!

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データ

▼『消しゴム落とし』
■メーカー:SAT-BOX
■対応端末:iOS
■ジャンル:ETC
■配信日:2015年1月16日
■価格:無料
▼『消しゴム落とし』
■メーカー:SAT-BOX
■対応端末:Android
■ジャンル:ETC
■配信日::2015年1月16日
■価格:無料

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