2016年8月13日(土)
全世界で大ブームを巻き起こしているiOS/Android用アプリ『ポケモン GO』。本作には『ポケットモンスター』最初のシリーズである『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』のポケモンが登場します。ポケモンを捕まえていて、懐かしさを感じているトレーナーさんも多いのではないでしょうか?
そこで、ポケモンが現在、ニンテンドー3DS用バーチャルコンソールとして配信中の『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』を、電撃の『ポケモン』好きみんなでプレイしてみました!
初代『ポケットモンスター』の発売からちょうど20年たった今、当時夢中になったトレーナーたちは、あらためてプレイして何を思うのか? 「そうそう!」と20年前を思い出しながら読み進めていただけると幸いです!
ルパン小島が東海道五十三次を歩いて『ポケモン GO』でポケモンを集める連載動画企画“東海道五十三次 1人旅”に挑戦するなか、もうひとり人知れずポケモンマスターを目指す少年(おじさん)がいた……。
カワチ:『ポケモン GO』楽しいなぁ。お、タマタマを捕まえたぞ!
あべくん:あ、カワチさんも『ポケモン GO』をやってるんですか? タマタマかぁ。なつかしいなぁ。僕もシリーズ初代の『ポケットモンスター 赤・緑』はめちゃくちゃプレイしましたよ。今でも151匹の名前を言えます!
カワチ:そうなんだ。オレはあんまりシリーズをプレイしていないので詳しく知らないんだよねぇ……。このタマタマもいったいどんなポケモンなのかわからないし。
???:それはいけません!
カワチ:わぁ、草むらからポケモンがでた!
こむろっく:ポケモンではない! 『ポケモン』大好きライターのこむろっくです! カワチさん、『ポケモン』をやらないなんて人生のすべてを損していますよ!!
あべくん:そうですね。今からでも遅くないのでプレイしたほうがいいです。
カワチ:え? そうなの? でもゲームボーイが家にないよ!
こむろっく:あれ? 知らないんですか? 今は『ポケットモンスター』シリーズ最初の作品である『ポケットモンスター 赤・緑』『ポケットモンスター 青』『ポケットモンスター ピカチュウ』が3DS用バーチャルコンソールで配信されているのでプレイできますよ。
あべくん:きっと初代の『ポケットモンスター』をプレイすれば『ポケモン GO』ももっと楽しくなりますよ! 『ポケモン GO』には『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』に出現するポケモンがたくさん出てくるんで!
そうだ、せっかくなのでお互いに育てたポケモンで対戦しましょう。3DS用バーチャルコンソール版なら、ワイヤレス通信で交換や対戦ができるんです。カワチさんはどのバージョンで遊びますか?
カワチ:じゃあ子どものころにアニメを見てたから『ピカチュウ』にする!
▲カワチが選んだ『ピカチュウ』バージョン。ムサシやコジロウなど、おなじみのキャラクターが登場! |
あべくん:じゃあ僕はプレイしたことがない『青』にします。とりあえず何日かプレイしたらもういちど集まって、どこまで進んだか近況報告しましょうか。
▲こちらは『青』のタイトル画面。『ピカチュウ』とは雰囲気が異なる。 |
こむろっく:わからないところがあればアドバイスしますよ!
カワチ:ピカー!
~2日後~
あべくん:2日間遊んでみてどうですか?
カワチ:予想以上に戦略が重要なゲームだった! ゴリ押しではなく、タイプの相性を考えないと勝てないのがおもしろいね。あとはポケモンの収集にもハマる。
あまり強くないのかなと思っていたポケモンが進化で一気に強くなるのも驚くし、いろいろと調べてみたくなる。みんなが『ポケモン』にハマッている理由がわかったよ。
▲レベルを上げたりどうぐを使ったりすることで進化するポケモンもたくさん。 |
あべくん:『ポケットモンスター 赤・緑』は1996年2月27日に発売されましたけれど、20年前のゲームとは思えないほどの完成度ですよね。RPGに大事な要素がすべて詰まってますもん。
こむろっく:発売された当初はそれほど話題になってなかったんですよね。口コミで評価が高まり大人気になっていったんです。
あべくん:ちなみにカワチさんはどこまで進みました? 僕は7時間ぐらいプレイしてジムリーダーを5人倒したところです。
カワチ:マジっすか!? 倍以上の時間プレイしているけど、やっと2人めのジムリーダー・カスミを倒したところだよ……。『ピカチュウ』では、1人めのタケシがめちゃくちゃ強かった……。
こむろっく:序盤は捕まえられるポケモンの種類も少ないので、シビアな戦いになりますよね。
カワチ:メインで育てているピカチュウがタイプの相性の関係で苦戦を強いられたよ。初めて挑戦した時はトランセルしか残らなくて“かたくなる”をやり続けながら負けるのを待つしかなかった。
▲“いわ”タイプのポケモンを繰り出してくる最初のジムリーダー・タケシ。ここでタイプの相性の重要さがわかる。 |
あべくん:『ピカチュウ』は他のバージョンと違って、最初はピカチュウしか選べないですからね……。
▲ピカチュウ。 |
こむろっく:そのかわり、通称、御三家(『ポケモン』シリーズにおいて、ゲーム開始直後に選べる3匹のポケモンのこと。『ポケットモンスター 赤・緑・青』では、フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ)をぜんぶ手に入れることができますけどね。
ちなみに僕は当時『緑』を買ったのに、ヒトカゲを選んでいました。
▲フシギダネ。 |
▲ヒトカゲ。 |
▲ゼニガメ。 |
あべくん:僕は小学生のころに何度も初めからプレイしたんですが、毎回フシギダネを選んでしまうんですよね。買ったのは『赤』でしたが選んだのはフシギダネ!
カワチ:みんな天邪鬼だなぁ(笑)。
あべくん:当時、僕の周りではリザードンが圧倒的に人気だったので、それに反抗したかったのかもしれません(笑)。タイプ的には不利なんですけどね。
こむろっく:あとはポケモンずかんを完成させるために、友だちが持っていないポケモンを選んだりもしましたね。
あべくん:そうそう。だから『ピカチュウ』では御三家がぜんぶ仲間になると知った時は「すげぇ!」って思いましたよ。
▲『ピカチュウ』バージョンでは、フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメのすべてを捕まえられる。 |
カワチ:逆にアニメでしか『ポケットモンスター』を知らなかったオレは、『赤・緑・青』ではピカチュウが、やせいでしか現われないことに驚いたよ(笑)。
あべくん:ちなみに、11月18日発売の最新作『ポケットモンスター サン・ムーン』で最初のパートナーとなるのは、モクロー、ニャビー、アシマリの3匹です。
タイプも、モクローが“くさ”・“ひこう”、ニャビーが“ほのお”、アシマリが“みず”となっています。
▲モクロー。 |
▲ニャビー。 |
▲アシマリ。 |
こむろっく:『ポケットモンスター サン・ムーン』の冒険の舞台は“アローラ地方”なんですね。すでにツツケラやヤングース、アゴジムシといった新種のポケモンが発表されていますが、このポケモンたちを序盤で捕まえられるのかなあ。
▲ツツケラ。 |
▲ヤングース。 |
▲アゴジムシ。 |
あべくん:アゴジムシの進化後の姿もありますよ! アゴジムシからデンヂムシへ、そしてデンヂムシからクワガノンに!
▲デンヂムシ。 |
▲クワガノン。 |
カワチ:“むし”ポケモンは進化でデザインが大きく変わるのがいいなあ。トランセルやコクーンがバタフリーやスピアーに進化するとは思わなかった。『サン・ムーン』のポケモンについてもいろいろ調べてみたくなるね。
あべくん:さて、話は戻りますが、カワチさんは今カスミを倒したところと言っていましたが、どんなポケモンをてもちにしてるんですか?
カワチ:ピカチュウと、キャタピーから進化させたバタフリーだね。あとは500円で入手したコイキングがレベル20でギャラドスに進化するらしいんでがんばっている。ただ、わざが4つまでしか覚えられないのが大変だね。どれを残したらいいのか迷う……。
あべくん:今後はもっと重要な選択肢もでてきますよ。たとえばイーブイというポケモンはシャワーズ、サンダース、ブースターのいずれかに進化できるんですが、どれにしたらいいか迷うんですよ~。
カワチ:へー。『ポケモン GO』だとイーブイはランダムに進化するよ。
あべくん:そうなんですか。
カワチ:特定の名前を付けると決まったポケモンに進化するって話だけどね。あとはコイキングをギャラドスに進化させるのが大変なのは『赤・緑・青・ピカチュウ』をリスペクトしているのかなと(笑)。
こむろっく:ちなみに『ポケモン GO』ではどうやって進化させるんですか?
カワチ:捕まえたポケモンを博士に送ると、そのポケモンのアメがもらえるんだよね。そのアメを使って進化させるんだけど“コイキングのアメ”は400個も必要なんだ。ポッポなんて12個で進化するのに。
こむろっく:『赤・緑・青・ピカチュウ』に話を戻しますが、イーブイはてもちにいないタイプに進化させるのがセオリーでしたね。
カワチ:あとはオツキミやまで手に入る“かせき”も、どっちを選ぶかですごく迷ったよ。プレイしていた人にどっちがいいか聞いても、意見がわかれるんだよね(笑)。
あべくん:あとはサワムラーとエビワラーもどちらかしか選べませんでした。僕は見た目が好きでサワムラー一択でしたけど!
▲どちらをもらうか悩むところ。 |
こむろっく:こちらも友だちとどっちを選ぶか先に決めておかないと、ポケモンずかんが完成しません(笑)。
あべくん:ポケモンずかんを完成させるのは大変なんですよね。進化後のポケモンを交換しても、進化前のポケモンは登録されませんから。
こむろっく:あとはポケモンに付けたニックネームは名づけた本人にしか変えられないので、変な名前にして送りつけたりもしたなあ。
カワチ:それから、ポケモンのタイプがたくさんあって覚えられないんだよね。外見で見分けが付かないことも多いし……。“じめん”と“いわ”の違いとかわからない(笑)。
こむろっく:実は作品によってタイプが変わるポケモンもいますよ。『ポケットモンスターX・Y』ではタイプに“フェアリー”が追加されました。それ以来、ピッピは“ノーマル”から“フェアリー”タイプになっています。
あべくん:あとタイプといえば『赤・緑・青・ピカチュウ』には“みず”と“くさ”のポケモンが多かった印象がありますね。
カワチ:“みず”のポケモン、ぜんぜんいないけど……。
あべくん:後半になったらいっぱい出てきます!
こむろっく:つりざおで釣れるようになりますからね。
あべくん:“みず”タイプで強いのは、スターミーとギャラドス、ラプラスかなぁ。個人的にはキングラーの見た目が好きで、よくてもちに入れてたけど。
カワチ:スターミーって強いんだ。
あべくん:強力なわざをたくさん覚えられるんですよ。あと『赤・緑・青・ピカチュウ』では“エスパー”が強い!
こむろっく:そうですね。フーディンやミュウツーには苦戦した記憶があります。
▲“エスパー”タイプは弱点が少ないのも強み。 |
あべくん:ミュウツーはヤバいですね。通信対戦で出てきた時はどうすればいいのかメチャクチャ悩みました。
カワチ:そんなに強いんだ。公式大会とかでは出場禁止にされていたの?
こむろっく:1997年に行われた初代公式大会の“第1回 ポケモンリーグ ニンテンドウカップ1997”では、ミュウツーは出場できませんでした。
あべくん:そもそも、“ポケモンのレベルは50以上55以下”というレベル制限にも引っかかっていたんじゃないかな。ミュウツーは初期レベルが70ですし。
カワチ:それは友だちとかと対戦する時もやっぱり禁止するものなの?
あべくん:いや。友だちと対戦する時はレベル100同士のガチバトルでした(笑)。
こむろっく:レベル100になってからが本番です。
カワチ:マジかよ!
あべくん:チャンピオンロードなどでたくさんの経験値を得られるので、実はレベルを100にすること自体はそんなに大変じゃないんですよ。
ですので、僕の地元ではお気に入りのポケモンでいかに魅せる戦いをするかが重要でした。僕はチームの全ポケモンに“じばく”や“だいばくはつ”を覚えさせて、次々にばくはつさせるのが好きでした。
こむろっく:相手にモヤッとされるだけじゃないか。自分はミュウツーを使うか“こおり”タイプのポケモンをてもちにしていましたね。
あべくん:でた!
カワチ:ん?
あべくん:『赤・緑・青・ピカチュウ』では“こおり”の状態異常になると“ほのお”タイプのわざを受けるまで回復しなかったんです。どうぐを使えば回復できますが、対戦では使えませんからね。
こむろっく:ポケモンを入れ替えても回復しないでゲスからね。一方的に倒せるでゲス。
カワチ:ゲスすぎて語尾がゲスになってるよー! ということはすばやさが高い“こおり”タイプはかなり強いってこと……?
あべくん:そうですね。すばやさが高くてわざマシンで“ふぶき”を覚えられるスターミーなどは、とても強いと思います。
こむろっく:『赤・緑・青・ピカチュウ』においては、ガチで強さを追求していくとマルマインかもしれません。マルマインは151匹のなかで、一番すばやさが高いんですよ。
あべくん:あとはダグトリオなども強いです。ちなみに『ポケットモンスター サン・ムーン』では、レベル100まで育てたポケモンの能力を“すごいとっくん”でさらに鍛えることができるとか。
こむろっく:それはすごい! 育てがいがありますね~。
カワチ:なるほど、いろいろあるんだねぇ。……うーん、結局、どのポケモンを選べばいいのかわからないや。
こむろっく:こんなに説明したのに!?
あべくん:まぁ、好きなポケモンを愛で育てるのが一番いいですよ。僕は何度プレイしても絶対にゴローニャはてもちに入れていましたし。ストーリーをクリアするだけならレベルを上げればなんとかなります!
こむろっく:あとは『赤・緑・青・ピカチュウ』における伝説のポケモンのフリーザー、サンダー、ファイヤーも、捕まえた時点でレベル50なので強いですよ!
レベルアップで覚えるわざは少ないですが、わざマシンなどで補えますし。捕まえるのは大変ですが、伝説の名に恥じない活躍を見せてくれるはずです!
あべくん:伝説のポケモンと言えば、『ポケットモンスター サン・ムーン』の伝説のポケモンもすでに発表されていましたね。“エスパー”・“はがね”タイプのソルガレオと、“エスパー”・“ゴースト”タイプのルナアーラ。
▲ソルガレオ。 |
▲ルナアーラ。 |
こむろっく:どっちも“エスパー”タイプなんだ。『赤・緑・青・ピカチュウ』の伝説のポケモンがすべて“ひこう”タイプなように、何かテーマがありそうなのがおもしろいですね。
カワチ:いろんなポケモンを見てたらどんどん捕まえたくなってきた。よーし、ポケモンマスターめざしてがんばるぞい!
あべくん:ただ、このままのペースだといつまでたってもカワチさんと対戦ができないので、ポケモンを交換してあげますよ。なにかほしいポケモンはいますか?
カワチ:タマタマがほしい! あべくんのタマタマがほしい!!
あべくん:すいません、僕もまだタマタマは捕まえてないです。セキチクシティには到着したのでサファリゾーンに行けば見つけられると思いますが。
カワチ:あべくん、タマタマないの?
あべくん:タマタマないです。
▲みんな大好きタマタマ。ナッシーに進化します。 |
▲ナッシー。 |
こむろっく:しょうもないやり取りしてる場合じゃないですよ! このナッシーを見てください!
▲こ、これは……これまでのナッシーとは姿が違うようだが……? |
カワチ:ナッシーの首が長い! どうして?
こむろっく:どうやらこのナッシーは、『サン・ムーン』の舞台のアローラ地方で目撃されたナッシーのようですね。アローラ地方は自然環境が独特なようで、他の地域とは異なる“リージョンフォーム”と呼ばれる姿のポケモンが出現するみたいです。
タイプもこれまでに発見されたナッシーは“くさ”・“エスパー”でしたが、アローラ地方のナッシーは“くさ”・“ドラゴン”タイプになっています。
あべくん:ナッシーだけでなく、サンドパンやキュウコンの“リージョンフォーム”も登場するようですよ。
他の地方のキュウコンは“ほのお”タイプですが、アローラ地方では“こおり”・“フェアリー”タイプなのか。全然違う!
▲アローラ地方で見られるキュウコン。 |
▲これまでに発見されていたキュウコン。 |
▲アローラ地方で見られるサンドパン。 |
▲これまでに発見されていたサンドパン。 |
カワチ:サンドパン、これまでのもかわいいけど、アローラ地方のもかわいいね。で、ほしいポケモンだっけ。じゃあフシギダネちょうだい。
あべくん:いやですよ! 『ピカチュウ』には御三家、全部出てくるじゃないですか!!
こむろっく:もう、あべくんチョイスのポケモンでいいんじゃないですか?
あべくん:じゃあカビゴンをあげますよ!
カワチ:それはいいです。
あべくん:そんなこと言っている場合じゃないでしょう! このカビゴンをてもちにいれて、明日までにストーリーをクリアしてください!
カビゴンはひでんマシンで“なみのり”と“かいりき”を覚えられますので、ストーリーを進めるのにも役立ちますよ。そして早く対戦しましょう!!
カワチ:は、はい……。
こむろっく:カワチさん、まだブルーバッジまでしか持ってないからレベルを少し上げたら言うこと聞かなくなると思うけど……。あべくんが対戦したすぎて我を失ってますね。
あべくん:では、よろしくお願いしますね! 僕はサファリゾーンでラッキーを捕まえてきますんで!
カワチ:結局、あべくんが一番楽しんでいるような……。
~翌日~
あべくん:カワチさん、『ポケモン』はどこまで進みましたか!?
カワチ:ストーリーはクリアしたよ! 最後の“してんのう”が強かった……。
▲あべくんの熱意に負けたカワチは1日でストーリーをクリアした。 |
あべくん:おめでとうございます! では僕と対戦しましょう! 『ポケモン』はここからが本番ですよ!! 僕はてもちの全ポケモンのレベルをぴったり50にしてあります。カワチさんはどうですか?
カワチ:事前にレベル50ぐらいのポケモンで対戦しようって話になってたけど、ストーリーをクリアしたらスリーパーがレベル60になっちゃった。ごめん。
あべくん:スリーパー……(ヤバい……苦手なんだよね)ぜ、ぜんぜん大丈夫ですよ。それぐらいはハンデです。僕だってユンゲラーとゴローンを通信交換で進化させてもらいましたしね。
では対戦スタートです! 僕は、まずサンダースを出します!
▲これがカワチのてもちポケモン。急いでクリアしたたため、スリーパーとピカチュウ以外は育っていない。 |
▲こちらがあべくんのてもちポケモン。小学生のころのチームを再現したとのこと。 |
カワチ:いきなりエースのスリーパーを出そうと思ったけど、様子を見るためにレベル30のフシギソウで!
あべくん:エース以外はあまり育ててないんですね(笑)。でもなんでこのフシギソウ、対戦前からちょっとHP減ってるんですか?
カワチ:回復するの忘れてた(笑)。
あべくん:おい(笑)。でも『赤・緑・青・ピカチュウ』は対戦前に自動で回復してないんですよね。でもまぁ、これなら簡単に倒せそう。“10まんボルト”だ!
カワチ:一撃で倒されちゃった。さすがにレベル20の差は崩せないか。よし、エースを出そう! いけ、スリーパー!
あべくん:ああ、スリーパーだ。どうしようかな。ここは後のことを考えて“でんじは”で“まひ”にしておこう。サンダースは倒されちゃったけど結果オーライ。いけ、ゴローニャ!
カワチ:ゴローニャ? なにをされるかわからないけど、速攻で“サイコキネシス”で倒す!
あべくん:これにさえ耐えられれば……。よし、耐えた! “だいばくはつ”!
カワチ:わ~! あべくん得意のばくはつがここで! うちのエースのHPがわずかに……。
あべくん:計画通り! いけ、ラプラス! “れいとうビーム”で……よし! スリーパーを倒せた!
カワチ:う~ん、じゃあこっちはサンダースだ!
あべくん:お、カワチさんもサンダースに進化させたんですね。でもまだレベル低いですね。これならタイプの相性の悪いラプラスでもいけるかも。
カワチ:くそぅ、HPを減らすので精一杯か。そして他のポケモンも次々に倒されて、ピカチュウだけになってしまった。
あべくん:ピカチュウは結構育ってるけど、こっちはまだ4匹いますよ!
カワチ:こっから4タテしてやるわ~! 吐いたつば、飲まんとけよ!!
あべくん:こいや、おらー!
カワチ:負けました。
あべくん:はっはっは。でも正直、スリーパーが出てきた時はかなり焦りました。スリーパーって“エスパー”タイプなのにぼうぎょもとくしゅも高いので、HPを減らしにくいんですよ。“だいばくはつ”は本当に一か八かでした。
カワチ:なぐさめられても悔しい……でも楽しかったよ!
あべくん:『ポケモン』は対戦こそが醍醐味ですからね。他のポケモンも育っていたら僕は負けていたかもしれません。ね? 奥が深いでしょう?
こむろっく:じゃあ次は僕があべくんと対戦します!
あべくん:お。やりますか?
ライターA:なになに、『ポケモン』対戦してるの?
ライターB:わたしも対戦した~い!
ライターC:ミュウツーは禁止だからな~!
カワチ:ハハハ! みんな『ポケモン』が大好きなんだな~!!
あべくん:これは『ポケモン』合宿するしかないですね!
こむろっく:『ポケモン』最高!!!!!!!!!!!
編集長:こら~! おまえら、遊んでないで仕事しろ~!!
【完】
最後、少しだけ妄想が入ったりもしましたが、それでも対戦中には通りかかった人が足を止めて対戦の様子を眺めていくなど、いまだに根強い人気であると感じました。
なお、3DS用バーチャルコンソール『赤・緑・青・ピカチュウ』でともに旅をしたポケモンは、ポケモンバンクを通じて、最新作『ポケットモンスター サン・ムーン』に連れていくことができます。今からポケモンを育てておくのもアリかと思います!
▲ポケモンバンクに預けた『赤・緑・青・ピカチュウ』のポケモンを『サン・ムーン』で受け取れます。 |
20年前のタイトルでありながら、今でも初心者でも経験者でもみんなで盛り上がることができる初代『ポケットモンスター』。みなさんもこの機会にぜひプレイしてみてはいかがでしょうか?
※商品パッケージ、特典はイメージです
(C)2015 Pokémon. (C)1995-2015 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
(C)1995, 1996, 1998 Nintendo/Creatures inc./GAME FREAK inc.
(C)2016 Pokémon. (C)1995-2016 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。