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2016年8月13日(土)

『グラブル』植松伸夫氏、成田勤氏が声優デビュー!? オーケストラコンサート東京公演をレポート

文:あべくん

 8月12日、東京のBunkamuraオーチャードホールにて、サイゲームスがiOS/Android/PC用RPGとして配信中の『グランブルーファンタジー』のオーケストラコンサート、“GRANBLUE FANTASY ORCHESTRA -SORA NO KANADE-”が行われました。

『グランブルーファンタジー』

 本記事では、『グラブル』の楽曲を手掛けた植松伸夫氏、成田勤氏も登場した本公演の模様をお届けします。なお、本公演のセットリストは、以下の通りです。

●セットリスト(カッコ内は作曲者。敬称略)

<第1部>

【1】メインテーマ(植松伸夫)
【2】大星晶獣との戦い(成田勤)
【3】フレイメル島~太古の工廠~(成田勤)
【4】ルーマシー群島~神秘の森~(成田勤)
【5】コロッサス・マグナ(成田勤)
【6】始まりの風(植松伸夫)
【7】天に散りし覇者との邂逅(成田勤)
【8】シュヴァリエ・マグナ(成田勤)

<第2部>

【9】遥かなる旅路、天翔ける戦線(成田勤)
【10】歴史の分水嶺(成田勤)
【11】悲壮(植松伸夫)
【12】リヴァイアサン・マグナ(成田勤)
【13】満天に嘶(いなな)く(成田勤)
【14】アウギュステ列島~白沫の瀑布~(成田勤)
【アンコール1】バトル1&2メドレー(植松伸夫)
【アンコール2】ロボミ(成田勤)

 演奏の前には、『グラブル』のプロデューサーである春田康一氏が登場。観客に向けて、挨拶を行いました。

『グランブルーファンタジー』
▲春田康一氏。

 春田氏は「おかげさまで『グランブルーファンタジー』の騎空士(ユーザー)様の数が1,200万人を突破しました。これもひとえに開発に携わっている方々や出演していただいている声優の皆さまのご支援、ご協力あってのことです。

 そして何より、本日お越しいただいている騎空士様のお力があってこその本作。これからも楽しんでいただけるよう、開発・運営を進めていきますので、今後ともよろしくお願いいたします」と感謝の意を述べられました。

 その後、東京フィルハーモニー交響楽団が入場し、チューニングを終えたところで、指揮者の栗田博文さんが登場。

 さっそく『グラブル』の『メインテーマ』と『大星晶獣との戦い』を、本公演の副題である“SORA NO KANADE”とも言うべき圧巻の演奏で、荘厳かつ美しく奏でました。

『グランブルーファンタジー』

 その2曲が終わったところで、植松伸夫氏、成田勤氏がステージに登壇。植松氏は「『グラブル』の楽曲を、オーケストラで生で聴くことができて感動」と嬉しそうな表情を見せていたのが印象的でした。

『グランブルーファンタジー』
▲右が植松伸夫氏。中央が成田勤氏。

 その後、演奏がひと段落つくごとに植松氏、成田氏が檀上に姿を現し、曲や『グラブル』についてのエピソードを語りました。

 そのエピソードのなかでも特に印象的だったのが、各公演で入手できる会場限定キャラのフェイトエピソードに、お2人が声優として出演しているということ。

 収録時間は2人で1時間ほどと、そんなに長くはなかったようですが「コンサートを聴きに来ているお客さんに、ステージでヴァイオリンを弾いてみてと言っているようなもの(笑)」と述べ、会場を沸かせていました。

『グランブルーファンタジー』

 なお、演奏された楽曲について、植松氏は『悲壮』が自分らしい曲だと考えているようです。

 「自分らしい曲であるぶん、鏡をのぞくようで聴くのがつらい」としたうえで「悲しい曲は悲しいメロディだけでなく、明るい部分を加えることでより悲しみが引き立つ」と、曲についてコメントしていました。

 成田氏も『リヴァイアサン・マグナ』について「自分がしたいことをやらせてくれた曲」と楽曲への印象を語りました。

 全楽曲を終えて栗田さんも立ち去り、会場が万雷の拍手に包まれたところで再度、栗田さんが登場しアンコールに。

 『グラブル』プレイヤーがおそらくもっとも耳にしているであろうバトルのメドレーが力強く奏でられ、続いてファンの間で絶大な人気を誇る『ロボミ』が演奏されました。

 そして、すべての楽曲が終わったところで、植松氏と成田氏によるあいさつが。

 植松氏は「1本のゲームが、こんなにも短期間にコンサートを行えるようになるのは初めて。全国5カ所で10公演行いますが、お客さんがどのような反応を見せてくれるのかドキドキしています」とコメント。

 成田氏も「コンサートに来ていただいた方に、来てよかったと思っていただけるような。そんなすばらしいコンサートにしたいです」と、力強く意気込みを述べていました。

『グランブルーファンタジー』

 大盛況のうちに幕を閉じた本公演ですが、コンサートホールでは『グラブル』にちなんだ展示も行われていました。

『グランブルーファンタジー』
『グランブルーファンタジー』
▲パネルには『グラブル』の人気キャラが、次々に映し出されていました。
『グランブルーファンタジー』
▲ビィくんの姿も!
『グランブルーファンタジー』
『グランブルーファンタジー』
『グランブルーファンタジー』
『グランブルーファンタジー』
『グランブルーファンタジー』

 ちなみに、当日は渋谷の街頭スクリーンを『グラブル』がジャックするという一幕も! コンサートの会場限定キャラたちの声が、渋谷の街中に響き渡っていました。

『グランブルーファンタジー』
『グランブルーファンタジー』
『グランブルーファンタジー』
『グランブルーファンタジー』

 “GRANBLUE FANTASY ORCHESTRA -SORA NO KANADE-”は、今回の東京公演を皮切りに、福岡、大阪、仙台、札幌の順に各都市で行われます。

 演奏は思わず身震いしてしまうほどに素晴らしいですし、各都市ごとに魅力的な会場限定キャラをもらえるしと、『グラブル』ファンなら観にいかなきゃ絶対にソン! 壮大で優雅な空の旋律を、ぜひ楽しんでほしいと思います!

(C)Cygames, Inc.

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