2016年8月25日(木)
セガゲームスは、本日8月25日にPS4用ソフト『初音ミク ‐Project DIVA‐ X HD』を発売。発売を記念して、東京・秋葉原と大阪・日本橋で豪華景品が当たる“発売記念抽選会”を実施した。
『初音ミク -Project DIVA- X』は、電子の歌姫・初音ミクが主演のリズムアクションゲーム『Project DIVA』シリーズの最新作。フルHDの美しいグラフィックと60fpsのなめらかな動きで、シリーズ最高峰の美しさと遊びやすさが実現している。
抽選会はPS4『初音ミク -Project DIVA- X HD』購入者が対象。賞品として、声優・藤田咲さんのサイン入りポスターや、マフラータオルなどが用意されていた。
クラブセガ秋葉原新館の会場には、メッセンジャーバッグなどの初音ミクグッズを購入できる物販コーナーが併設されていた。
会場には、プロデューサーの林誠司さんとディレクターの大坪鉄弥さんが足を運んでいた。2人には本作の見どころや開発時のエピソードを語っていただいたので以下で掲載する。
▲左が大坪さんで、右が林さん。 |
電撃オンラインでは2人へのインタビューやまとめ記事、PS Vita版のレビューなどを掲載しているので、あわせてご覧いただきたい。
――発売を迎えた感想は?
林:ソフトの発売日は何度むかえても緊張します。無事に出せたので、ホッとしています。
大坪:PS Vita版は発売済みなのですが、PS4ならではの要素をつめて開発しました。無事に終えることができて安心しました。
――本作の魅力は?
大坪:PS Vita版をベースにしつつHD化しています。フルハイビジョンで60fpsを実現しているため、リビングの大きなモニターでどっしり構えて楽しめます。さらに、PS Vita版とのクロスセーブもあるため、すでに遊ばれている方はその状況からプレイできます。また、モジュールのアンロックキーはクロスバイになっています。
――ここが特に優れているのはどこですか?
大坪:質感と光源ですね。例えばミクさんのアームカバーの艶感やスデージの映り込みなどが見どころかと。
林:追加曲であるlivetuneさんの『Hand in Hand』とBIGHEADさんの『Sharing The World』はPS4版では無償ダウンロード可能。どちらも人気曲なのでぜひ楽しんでほしいです。これまでの雪ミクをあわせたセット“雪ミク 2010~2015パック”を無料で配布するキャンペーンがあります。PS Vitaの要素に新しいものを用意しているので、ぜひ楽しんでほしいです。
▲『Hand in Hand』 |
――HDになったことで美麗さが増し、驚いたモジュールや背景は何ですか?
大坪:こう言っては何ですが、すべてです。2つを比較していただくとその違いがしっかりわかると思います。あげるとするなら、『Sharing The World』の摩天楼ステージは、PS4から作っているため、光の表現がよくできています。光の粒子やミクさんの陰影感、そのマッチングが相まっていい出来です。
林:床の映り込みですね。『Strangers』の夜の街角スデージや、『Mrs.Pumpkinの滑稽な夢』のパーティ会場ステージは、照り返しを含めてかなり違うので、ぜひ比べてほしいです。すごさをわかってもらえるかと。
▲『Sharing The World』 |
――PS4になったことで、作りごこちに違いはありましたか?
大坪:随所に作りやすさがありました。細かいところもあるのですが、研究した段階から6人を表示するのも楽にできました。もちろん、発売のクオリティまで持っていくのは大変ではあるんですが……。
林:これまでPS3とPS Vitaでやっていたシリーズ。つねに最先端で勝負してきたので、開発着手に迷いはありませんでした。見た目の変化はいままで以上で、自信を持ってお送りできるものになりましたね。
――今回、台湾で同日に販売され、北米など海外との同時期に展開されます。こちらへの感覚を教えてください。
大坪:日本とアジアが同時期で、アメリカとヨーロッパが来週に、韓国が9月1日に発売されます。これまでは国内の開発が終わってからローカライズという流れでしたが、海外から「早く遊びたい」という声がありました。今回は世界的な盛り上がりを感じています。
林:世界に向けて拡散している人気コンテンツなので、同時期の発売に対する声はこれまでもありました。そこを踏まえて同時展開となりました。8月末のミクさんの生誕日にあわせて、本作『X HD』で盛り上がっていただけるとうれしいです。
――今後の展開についてお話いただけますか?
林:発売後のアップデートで、ライブエディットモードのライブ鑑賞がPlayStation VRに対応します。好きなステージでのVRライブを楽しめます。ライブの演出を指揮するプロデューサーのような感覚を体験できるので、お楽しみください。
――VRといえば、『初音ミク VRフューチャーライブ』があります。こちらについてもご説明ください。
林:こちらはVR専用タイトルとして開発しています。作り込まれたライブ空間で観客として楽しめるのが『VRフューチャーライブ』です。こちらについては、来週8月31日に新たな情報を出します。このタイトルがどういうものか、理解してもらえると思います。
大坪:こちらは、ライブならではの音響感を楽しめるので、PS VRを買われた方は一緒にダウンロードしてください。
――では読者へのメッセージをお願いします。
大坪:PS4用ソフトとして発売になりました。スタッフ一同頑張って作ったので、手に取っていただき、楽しんでいただければうれしいです。
林:綺麗でカワイイミクさんを、画質やプレイ環境ともに快適に遊べる『初音ミク -Project DIVA- X』。シリーズファンだけでなく、そうでない方も遊んでいただき、楽曲のよさを体験してほしいです。
また、ソフト発売にあわせて、スイーツパラダイスケーキショップヨドバシAkiba店と新宿メトロ店、ヨドバシAkiba店にあるDoc PopcornヨドバシAkiba店ではコラボが行われている。以下で、ヨドバシAkiba店のコラボについてレポートする。
スイーツパラダイスケーキショップでは、『初音ミク -Project DIVA-X HD』のコラボレーションロールケーキとドリンクが発売される。ロールケーキにはKEIさんのデザインした初音ミクのビジュアルがプリントされている。ロールケーキ1点購入につき、57mmの缶バッジが付属する。
ドリンクは各キャラクターをイメージしたもの。暑い時期に外で飲むということで、爽やか見た目かつ、さっぱりするサイダーで割ったものになっている。ドリンクを1点購入につき、38mmの缶バッジ全6種からランダムで1個プレゼントされる。
ロールケーキのクリームには、生クリームとメロンを使用。普段は販売されていない限定のものだという。ケーキの表面はデコボコしているが、KEIさんのイラストをしっかり再現している。当初は顔が違ったり、デザインが違ったりしたが、つぶれてしまったり、色味がうまくでなかったりして、一番よかった現在のものになったとのこと。
食べられるインクを使っているため、見た目で少しきついと感じてしまうかもしれないが、問題なく食べられる。メロンパンのような味が口に広がると、担当者はコメントしていた。
本日分のロールケーキは開店1時間で完売してしまったという。明日以降は工場から宅急便で届けてもらい、対応するようだ。通販ショップで予約販売していた分についても売り切れてしまったため、今後の展開を考えている最中とのこと。
コラボロールケーキを林さんが実食することに。「メロン風味のクリームがものすごくおいしいです。イラストが綺麗なので食べるのがもったいないほど。甘さがしつこくなく爽やかなので食べやすい。カクテルともあうかも?」とコメントした。コラボドリンクはサイダーが爽やかと語った後、「たくさん味があるので試してほしい」と続けた。
Doc Popcorn(ドックポップコーン)は、自然派ポップコーンブランド。すべてのフレーバーに自然派素材を使用しているという。オーガニックにこだわっているため、カロリーが少ないうえに、おいしいのが特徴だ。
ヨドバシAkiba店の限定商品として、6キャラをモチーフにしたコラボレーションパッケージが販売されている。フレーバーは3種あり、ミクとKAITOはデンバーミックス、リンとレンがアップルクリスプ、ルカとMEIKOはベターバターだ。
1商品購入につき、オリジナルブロマイド12種類のうちランダムで1種がプレゼントされる。
すでにファンが足を運んでいるようで、予想以上の売れ行きだという。コラボレーションパッケージの賞味期限は6カ月期限あるため、しばらくは飾っておいてもいいようだ。また、手に油がつきにくいポップコーンのため、ゲームをやりながら食べても問題ないとのこと。
こちらも林プロデューサーが試食することに。“トリプルホワイトチェダー”と“キャラメルプリス”をミックスさせた一番人気の“デンバーミックス”を食べた林さんは、「甘さと塩気がちょうどいい! ハーモニーがあって食べ飽きないし、食感もいいです。これは止まらなそう!」と大絶賛であった。
トリプルホワイトチェダーとキャラメルプリスは、食感がいい豆と、コーティングにすぐれた豆という異なるものを使っているため、食べやすく、食感がいい味になっているという。一緒に食べても、バラバラに食べてもいいようだ。
スイーツパラダイスケーキショップでは、定番のラインナップに加えて、季節限定スイーツや見た目のユニークなコラボ商品を販売している。
ドックポップコーンでは、さまざまな量のポップコーンを販売している。コラボメニューを味わった後は、こちらも購入してみては?
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