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2016年8月28日(日)

スタジオカラーが制作にかかわるアニメ『龍の歯医者』が2017年2月に放送。鶴巻和哉監督らの短編アニメが長編に

文:Taka

 ドワンゴは、日本放送協会のNHKエンタープライズ、およびカラーと共同制作するTVアニメ『龍の歯医者』を2017年2月にNHK BSプレミアムで放送します。

『龍の歯医者』

 本作は『エヴァンゲリオン』シリーズや、映画『シン・ゴジラ』を手がけた映像監督・庵野秀明さんが代表を務めるアニメーションスタジオのカラーが取り組む初のTVアニメーションで『フリクリ』、『トップをねらえ2!』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズなどでその名を知られる鶴巻和哉さんが監督を務める冒険ファンタジーです。

 また、ドワンゴとカラーが共同で2014年より取り組んでいる日本アニメーションの可能性を探る共同企画“日本アニメ(ーター)見本市”の第1話『龍の歯医者』が企画の元となっています。

 この作品は、小説家・舞城王太郎さんが、鶴巻監督と二人三脚で作り上げた短編アニメーションです。

 NHK BSプレミアムで昨年11月にこの“見本市”の舞台裏を追ったドキュメンタリー番組『庵野さんと僕らの向こう見ずな挑戦』が放送され、これをきっかけに長編『龍の歯医者』プロジェクトが開始されたとのことです。

 なお、本作品を新たに制作するにあたり、原作の舞城さんが脚本家・榎戸洋司と共同で脚本を執筆。キャラクターデザインにはアニメーター・井関修一さんが起用されています。また、庵野さんが音響監督を務めます。

【あらすじ】

 彼の国には龍が棲んでいる──

 神話によれば、古の人々との契約により、龍は人を助け、人は龍を助けるという……

 舞台は“龍の国”。主人公は、国の守護神“龍”を虫歯菌から守る新米・歯医者の野ノ子。

 隣国との戦争が激化する中、ある日彼女は、龍の歯の上で気絶した敵国の少年兵を見つける。

 少年の名はベル。大きな災いの前に龍が起こすと言われる不思議な現象で、巨大な歯の中から生き返ったものだった。

 自らが置かれた状況に戸惑うベル。そして彼を励まし、彼を龍の歯医者として受け入れる野ノ子。

 激しい戦いに巻き込まれながら、2人はやがて自らの運命を受け入れて行くことに……

 かつてない壮大なスケールで描かれる冒険ファンタジー!

■『龍の歯医者』作品概要
【放送予定】2017年2月
【放送時間】45分×2本
【スタッフ】(敬称略)
・監督:鶴巻和哉
・原作・脚本:舞城王太郎
・脚本:榎戸洋司
・キャラクターデザイン:井関修一
・制作統括・音響監督:庵野秀明
・アニメーション制作:カラー
・制作・著作:ドワンゴ、カラー、NHK、NHKエンタープライズ

(C)舞城王太郎, nihon animator mihonichi LLP./ NHK, NEP, Dwango, khara

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