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2016年9月23日(金)

『アンジュ・ヴィエルジュ』でエルエルを演じる豊崎愛生さんにアニメやアプリの魅力を訊く!

文:カワカミ雁々

 TVアニメ『アンジュ・ヴィエルジュ』およびスマートフォン用アプリ『アンジュ・ヴィエルジュ~ガールズバトル~』において、主要キャラクターの1人“エルエル”を演じる豊崎愛生さんにインタビューを行いました。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

 7月より放送されているTVアニメが、いよいよ終盤を迎えている『アンジュ・ヴィエルジュ』。アプリでは9月末に大規模なアップデートを予定しており、アニメの登場キャラクターを大きくフィーチャーした物語が展開するなど、コンテンツ全体で大きな盛り上がりを見せています。

 この記事では、『アンジュ・ヴィエルジュ』で赤の世界の天使“エルエル”を演じる豊崎愛生さんにインタビューを敢行! アニメ終盤の見どころや、アプリの魅力についてお話を伺いました。

『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲TVアニメのメインキャラクターの1人“エルエル”。
『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲“エルエル”を演じる豊崎愛生さん。

誰からも愛される“エルエル”を演じるということ

――豊崎さんが演じている赤の世界の天使“エルエル”は、誰にでも愛されるキャラクターという設定ですが、演じるにあたって意識したことはありますか?

 アニメが始まる前から、アプリでエルエルをやらせてもらっていたんですが、アプリではプレイヤーさんがαドライバー、アニメでは天音がαドライバーというように、エルエルが向き合っている相手が少し違っているんですね。その違いを意識して演じるようにしています。

――具体的にはどのような点でしょうか?

 アプリにおいては、かわいくて天真爛漫なキャラクターということを意識していましたが、アニメでは“女の子にも好かれる子”ということを考えて演じました。

 青蘭学園って本当に女の子ばかりの場所なので、そこで友だちが多いということはただかわいいだけじゃない、何か“好かれる”要素があると思うんですね。それはたとえば、“危なっかしくて見てないといけない”とか“ワガママだけど、なぜか付き合っちゃう”って気持ちだったりするんだと思います。ただかわいいだけの子は、必ずしも皆に好かれるわけではないので、“かわいさ”だけでなく“好かれる”子であることを意識しました。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

――同性に好かれることを意識したと。

 エルエルは、本人も意図しないうちに人の心のスキ間に入りこめてしまう子なんですよね。だから好かれるんですけど、それは一歩間違うと“八方美人”として嫉妬の対象になったりしてしまうんじゃないかと思うんです。

 私も友だちが多いほうじゃないから(笑)、エルエルがうらやましいと思うこともあります。実際、レミエルとの関係はそのせいで一度壊れかけたわけですし。そういう、いわば“影の部分”も含めて、エルエルというプログレスの魅力、そしてかわいさにつなげたいと思っています。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

アニメ最終話の放送直前! これからの見どころは?

――アニメがいよいよ佳境を迎えていますが、最終話にかけての見どころなどをお話しいただけますか。

 アニメ終盤では、もう一難去ってまた一難という怒涛の展開が見られます。特に、11話が絶体絶命のところで終わるので、そうとうヤキモキしてもらえるんじゃないかと(笑)。

 あと、8月28日に“C3TOKYO 2016”でサイコロを振ってアニメの展開を決めるステージイベントがあったんですが、そこで決まった展開はすべて盛り込んであります。なので、あのステージをご覧になった方には特に観ていただきたいです!

――エルエルとしての見どころはどこでしょうか?

 エルエルとしては、“本当の友だちとは何か”ということですね。友だちのエクシードを借りられる能力がパワーアップしたエルエルの戦いにも注目してほしいです。

 あと、ステラが飛ぶ時の風切り音ってバイクのエンジン音から録っているんですが、彼女がパワーアップしたことでちょっといいバイクのエンジン音になっていたりするんですよ(笑)。各所にそういったスタッフさんの遊び心や仕掛けがあるので、そういうところにも注目してほしいです。本当に愛のこもった作品になっているので。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

行ってみたい世界や収録現場でのエピソードを披露

――『アンジュ』には5つの世界が登場しますが、豊崎さんが行ってみたい世界などはありますか?

 緑の世界です。『アンジュ』は女の子がたくさん登場するんですが、ストーリー自体はかなりハードですよね。そのなかで緑の世界の回だけは、ギャグと言いますか“癒し”だったんですよね(笑)。

 マユカ、アゲハと一緒にチームを組んでサバイバルゲームをしてみたいです! 収録現場でもマユカ役の山本希望さん、アゲハ役の上坂すみれさんが、よく場を和ましてくれていました。

――収録現場のお話が出ましたが、収録中に何か印象に残っているエピソードなどはありますか?

 男性が1人もいない現場だったので、女性だらけでキャッキャと楽しく収録していました(笑)。あとはレミエル役の悠木碧ちゃんと、エルエルとレミエルのかけ合いについてかなり話し合いましたね。この2人については、お互いの心をえぐるようなやり取りがあるので「ここで傷つけるから!」、「ここでトドメさすから!」と、綿密に打ち合わせをして収録に臨みました。私も、碧ちゃんもそういうやり取りが大好きなので(笑)。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

――なるほど、それがあのやり取りにつながっていたんですね。

 エルエルとレミエルの関係は、“堕ちていくレミエルに、何とか食い下がるエルエル”という構図なので、戦ってしまっては解決しないんです。エルエルとしては、レミエルの心を動かさないといけない。そのことは収録の前にずっと考えていました。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

『アンジュ・ヴィエルジュ~ガールズバトル~』も大型アップデート間近!

――アプリ『アンジュ・ヴィエルジュ~ガールズバトル~』の大型アップデートが近日中に行われますが、アプリのエルエルの見どころを教えてください。

 先ほども少しお話ししましたが、アニメのエルエルは天音やレミエルとの関係が中心でした。しかしアプリではαドライバーであるプレイヤーさんのほうを向いたエルエルが見られます。

 アニメでは誰とでも仲よくしている子が、アプリでは自分にだけちょっと特別な気持ちを向けてくれるというところを楽しんでいただきたいですね。甘えるシーンなんかもあったりしますよ。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

――アプリのユーザーに聞いてもらいたいセリフはありますか?

 「友だちを100人作るよ! 作ってみせる! そのためには~~! 努力! 根性! うおおおお~! 燃えてき~た~よ~! エールフレンド・人体発火!」です!

――それでは最後に、電撃オンラインの読者、そして『アンジュ・ヴィエルジュ』のファンのメッセージをお願いします!

 『アンジュ・ヴィエルジュ』を応援してくださって、本当にありがとうございます。こうしてアニメやアプリでエルエルを演じさせていただけるのも、全国のαドライバーさんたちのおかげなので、精一杯エルエルを演じて少しでも恩返しができればと思っています。

 アプリのほうでは、まもなく大きなアップデートがあります。アプリではユーザーさんがそれぞれ好きなプログレスを集めて、オリジナルのチームを編成することができます。ぜひ、自分だけのチームを作って楽しんでください。『アンジュ』の次の主人公は、あなたですから!

『アンジュ・ヴィエルジュ』

(C)KADOKAWA・SEGA/アンジュ・ヴィエルジュ・フィルムパートナーズ

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