2016年10月20日(木)
GLOBAL GEARのiOS/Android用アプリ『あしびと ~ASHIBITO~』を紹介します。
本作は、描きかけの絵巻の中にあらわれる“あしびと”という妖怪を目的地まで導くパズルゲームです。その名の通り、足だけの人といったところで、上半身はございません。
▲ひらがなで書かれた“あし”の文字もまた、シュール。 |
▲さすが妖怪。人の指示は受け付けない模様。 |
ゲームはステージクリア方式。ステージを選択して開始すると、“あしびと”は自動で一定方向へと移動をします。
目的地を目指す途中には、“あしびと”の行く手を阻む障害物があります。これを乗り越えたい時には、画面の下の“すずり”をタップしましょう。
そうすると“あしびと”は動かなくなり、足場として利用することができます。そして、新たにスタート地点にある掛け軸に“あしびと”が描かれて、動き出します。
ちょっとわかりにくかったでしょうか? “あしびと”は1人(1匹?)ではなく、“すずり”をタップすることで、新しい“あしびと”が書かれて、増えていくんですよ。さすがは妖怪。
え? まだわからない? では、便宜上、ステージ開始時の“あしびと”を“あしびと(太郎)”、その次に出てくるのを“あしびと(次郎)”として解説しましょう。
▲“とげとげ”が“あしびと(太郎)”の進路を妨害して、先に進めません。そんな時は……。 |
▲とげとげの近くで“あしびと(次郎)”や“あしびと(三郎)”を書きましょう。すると、古い“あしびと(太郎と次郎)”はその場に静止するので、それを足場にすることができます。 |
▲古い“あしびと(太郎と次郎)”の犠牲のもと、1人だけ動ける最新の“あしびと(三郎)”は“とげとげ”を乗り越えられました。これはあくまでも一例なので、自分のベストな足場づくりを探して遊べます。犠牲は1人でこと足りた気もしますね。 |
なお、“あしびと”を書ける回数は、“すずり”の左横に書かれています。これが0になって、とげなどに当たるとゲームオーバーになります。
このように、古い“あしびと”を足場としてどんどん使い捨てて、先に進んでいくわけですね。
本作はなかなか難しいので、ステージをクリアするために試行錯誤を繰り返すのが好きな人にオススメです。操作自体は簡単ですが、何も考えずに“あしびと”を増やしても、すぐに詰んでしまいます。
ステージに仕掛けられた“とげとげ”や滑る床や跳ねる床、脚が短くなるアイテムなどの配置を考えながらゴールを目指すのですが、この時、“あしびと”を書く回数を最小限におさえてクリアを目指すのが楽しいのです。
最初は無駄に多くの“あしびと”を書いてしまいますが、書くべきタイミングを考えていくとかなり回数を減らせます。同じステージでも、何度も遊ぶと効率がよくなっていくんですよね!
▲記録更新を目指して遊ぶのが楽しいです。 |
さらに、ステージ内にはお金が落ちています。お金を集めることで、新しいステージを購入することができます。
●ゴールの時はとてもシュール
本作のおもしろさはパズルゲームの部分ですが、個人的には鳥獣戯画のようなデザインの世界を足だけの妖怪“あしびと”が歩くというシュールさもたまりません。
その動きも人間が歩くように移動するのではなく、妖怪らしい独特な動きをするも特徴です。
▲鳥獣戯画のような絵柄に癒されます。 |
さらに、ゲームの攻略とは関係はありませんが、“あしびと”を書きまくってシュールな足場を作るなど一興です。下の画像のように“あしびと”を重ねるということもできます。
パズルとしての歯ごたえもある本作ですが、鳥獣戯画のような絵柄に癒されながらプレイしてみるのもいかがでしょうか?
(C) G.GEAR
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