10月16日にさいたまスーパーアリーナで行われた『アイドルマスター シンデレラガールズ』4th LIVE“THE IDOLM＠STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story”346 Castleの模様をお届けします。

　武内さん演じるプロデューサーから346 Castleの開門が宣言されると、さいたまスーパーアリーナの初日を見事に大成功させたBrand new Castleのメンバーからバトンを受け取った346 Castleのメンバーたちが登場。全員で『Star!!』からスタートします！

　さいたまスーパーアリーナの初日と同じく、この日のアイドルたちもそれぞれ専用の衣装に身を包んでのお目見え。自己紹介を兼ねた2曲目の『Shine!!』では、モニターにアイドル1人1人がアップになっていました。

　続く3曲目には、今年3月にリリースされたCDに収録され、iOS/Android用アプリ『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ（デレステ）』でもイベント曲として登場した『STORY』。この曲を歌ったのは、もちろんニュージェネレーションズとトライアドプリムスの5人（大橋さん・福原さん・原さん・渕上さん・松井さん）です。

　ステージのモニターに桜の花びらが舞い散る様子が映されるなど、アニメの第1話を思い出させるような演出が印象的でした。

　ここからは、アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』の1st Seasonに登場したユニットが続々と登場。黒沢さん・松嵜さん・山本さんによる“凸レーション”が『LET'S GO HAPPY!!』を、五十嵐さん・大空さん・大坪さんによる“CANDY ISLAND”が『Happy×2 Days』を歌います。

　そしてついに上坂さん・洲崎さんの“LOVE LAIKA”がライブで初のそろい踏み！　『Memories』を歌う2人がシンメトリーのダンスを踊っていると、曲の途中で内田真礼さんが登場し、3人で歌うことに。アニメ第13話では、倒れてしまった美波の代打として蘭子とアナスタシアが『Memories』を歌いましたが、346 Castleではその再現どころか上をいく展開を見せ、会場のプロデューサーたちは大盛り上がり。

　このあとのMCパートでは、洲崎さんが上坂さんに「ずっと待ってたよ」と言っていたことや、上坂さんが舞台裏でアニメ第6話でのアナスタシアのように、洲崎さんと握手する機会を狙っていたことなどを明かしていました。

　『Memories』を歌い終えると、ステージに残った内田さんは、赤と青に染まる会場の中で“Rosenburg Engel”として『-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律』を熱唱。リリースイベントで歌った以来とのことでしたが、この日のために振り付けを増やしたと話してくれました。

　ここからは、アニメの2nd Seasonを彩った楽曲たちが続きます。『私色ギフト』では、“凸レーション with 城ヶ崎美嘉”――黒沢さん・松嵜さん・山本さん、そして佳村さんの4人が手をつないだりしながらこの曲を歌いました。

　続いての曲は『Heart Voice with 安部菜々』。アニメ第18話のエンディングでは“CANDY ISLAND with 輿水幸子”が歌いましたが、この日は“CANDY ISLAND with 安部菜々”のスペシャル編成でこの曲をお届けしました。練習では、大坪さんが三宅さんに振り付けを教えていたことなどが明かされました。

　ここでスッと会場が暗くなり、スポットライトに照らされた上坂さんが『Nebula Sky』を歌います。できる限り演出を少なくしたことで、上坂さんの歌声がより一層切なく、胸に響くものとなっていました。

　『Nebula Sky』で少しクールダウンした会場でしたが、“＊（Asterisk）with なつなな”（青木さん・高森さん・三宅さん・安野さん）の『Wonder goes on!!』で一挙に盛り上がります。

　そこへさらに「チョコ、レー、ト!!」の掛け声とともにニュージェネレーションズが登場し、『できたてEvo! Revo! Generation!』を歌います。入場の演出から歌声まで、まさに、見ている全員が笑顔になるようなすばらしいパフォーマンスでした。

　MCパートをはさんでの13曲目は、安野さんが歌う『Rockin' Emotion』。歌い終えた後もステージに残った安野さんのエアギターで『OωOver!! -Heart Beat Version-』がスタート！　青木さん・高森さんとともに、予想もしなかったセッションで会場を盛り上げました。

　『OωOver!! -Heart Beat Version-』が終わって再びステージが静まったところで、満を持して“トライアドプリムス”（福原さん・渕上さん・松井さん）が登場！　3rd Liveでは福原さん・松井さんがデュオで歌った『Trancing Pulse』を、4th Liveではトリオとしてプロデューサーたちに見せる形となりました。

　『Trancing Pulse』が終わると、ライトの色がすっと緑色に。ここで早くも何かを察した一部のプロデューサーからはため息のような声がもれていました。さらに次の曲のイントロが流れ、その曲『こいかぜ』を歌うアイドル――高垣楓役の早見沙織さんがサプライズゲストとして姿を見せると大歓声が！

　その歓声はアッという間に収まり、会場中が高垣さんの歌声を聞き逃すまいと集中するのがわかりました。緑のライトがゆっくりと揺れる会場は、曲と早見さんの歌声だけしか聞こえませんでしたが、終わった瞬間、拍手と大歓声があふれました！

　会場の興奮が冷めやらぬ中で、なんと2人めサプライズゲストが登場します！　そう、川島瑞樹役の東山奈央さんです。正直「2人めのサプライズはあったとしても後半だろうな」とどこかで考えていた筆者は、この状況についていけず頭の中が「？」でいっぱい。時が止まっていました。

　早見さんと東山さんが歌ったのは、アニメのパッケージ第1巻の特典として付属したボーカルCDに収録されている『Nocturne』。練習で2人は「ここで目を合わせようね」などと打ち合わせをしていたそうですが、実際のステージでは練習した以外の部分でもお互いの目を見ながら歌っていたとのことです。早見さんも東山さんも、嬉しそうにそのことを話してくれました。

　「ラストスパート、すぱーっと決めてきて」という早見さんの言葉に続いて現れたのは、上坂さん・内田さん・洲崎さん。3人が歌う『この空の下』からは、全員の衣装が白を基調としたものに変わっていました。

　続いては、青木さんたち16人のアイドルによる『心もよう』。さらに大橋さん・福原さん・原さんの『流れ星キセキ』。そしてシンデレラプロジェクト14人での『M＠GIC☆』という、アニメ終盤から最終話を思い出さずにはいられない曲が、たたみかけるように続きます。

　アニメを見た思い出に浸っているところに、アイドルたちが勢ぞろいして『夢色ハーモニー』を歌います。最後に全員で記念撮影をすると、シャッター音とともに声優陣の姿がモニターの中でアイドルの姿に変わり、プロデューサーたちから大きな歓声が上がっていました。

　こうしてアニメのイメージや、できうる限り“その曲を歌ったアイドルが歌う”ことにこだわった346 Castleは幕を下ろしました。

そして、シンデレラたちの希望が未来を拓く！

　ここでライブが終わるかと思いきや、武内さんが登場し「アイドルたちには未来があるのです！」と朗々とした声で言い、なんと4つめの城“Future Castle”の開門を宣言します！

　そして開いた4つめの城から聞こえてきたのは、神戸公演でも見せた新衣装“アクロス・ザ・スターズ”に身を包んだTHE IDOLM＠STER CINDERELLA GIRLSたちが歌う『Yes! Party Time!!（Long Intro Ver.）』でした。

　10月13日に発売されたPSVR『アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション』に収録されているこの曲を皮切りに、ライブ初披露となる『THE IDOLM＠STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER』シリーズ収録曲が続きます。

　まず最初は山本さんによる『SUPERLOVE☆』。『Yes! Party Time!!』と同じくスピード感あふれるこの曲を連続で歌うには「今の自分のままでは、この曲を歌うのは難しい」と思ったそうで、水泳で体力を強化したそうです。

　次に歌った佳村さんの曲はもちろん『NUDIE★』。『SUPERLOVE☆』と歌詞がリンクしているこの曲を、佳村さんはセクシーさを前面に出した振り付けとともに歌い、会場内のプロデューサーを魅了していました。

　続く『おかしな国のおかしな屋さん』は、このライブでもっとも演出にこだわった1曲といっていいでしょう。インカムを装着した大坪さんは、背景のモニターに映し出されたお客さんやメレンゲうさぎさんたちと会話劇を繰り広げながら、曲を歌っていきます。

　そして、3rdライブや神戸公演でもいろいろなものを食べていた大坪さんは、ここでもレモンタルトを味見！　なんと大坪さんはライブのレッスンと並行してお菓子作りも練習していたそうで、このレモンタルトを自作してきたそうです。これにはプロデューサーたちも驚いていました。

　最後は王子様とのご対面。大坪さんのご指名で王子役に抜擢された上坂さんと、幸せに暮らす形で曲が終わりました。上坂さんは後のMCパートで、練習の際に大坪さんの顔が近づきすぎて笑ってしまうこともあったと話し、会場を笑わせていました。

　『Sparkling Girl』を歌ったのは青木さん。おなじみのエアギターは、この曲でも健在でした。ダンサーの皆さんとアイコンタクトを交わしながらエイトビートの風を吹かせます。「今の自分のままでは……」と思った青木さんも、体力作りのために水泳＆ジム通いをし、ライブまでの2週間は毎日この曲を歌っていたそうです。

　客席からも「ニャー！」コールが聞こえてきた『ニャンと☆スペクタクル』では、高森さんの早口が光ってました。ダンサーも猫耳メイド服に猫の手袋と、まさに猫尽くしの1曲に。高森さんも「今の自分のままでは……」と思ったそうで、駅から家までの帰り道に小声で「にゃにがにゃんでも……」と早口部分を練習していたそうです。

　原さんが歌ったのは『ステップ！』。この曲を最初に聞いた原さんは、ライブで歌う時に“歩く動き”を取り入れようと思ったそうで、ダンサーさんに協力してもらって振り付けに取り込んだと話していました。

　激しい曲調の『AnemoneStar』は、福原さんの新曲。この曲のイメージがアニメの凛に近いと感じた福原さんは、そのイメージをふくらませるためにアニメを全部見直したそうです。さらに、切れ間が少ないこの曲をきちんと歌うために、なるべく聞こえないように鼻で息をする練習をしたのだとか。

　このパートの最後を飾ったのは、大橋さんの『はにかみdays』。大橋さんは卯月を思わせる満面の笑顔をずっと絶やさず振りまいていて、聞いているこっちが思わず「今日はいい日だ！」と感じてしまうほどでした。大橋さんの「今の自分のままでは……」エピソードでは、ひとりカラオケでこの曲をずっと練習していたことが明かされていました。

　ここでサプライズの早見さん＆東山さんも合流し、11月28日に5周年を迎える『アイドルマスター シンデレラガールズ』の5th anniversaryソング『EVERMORE』を歌います。

　ここでアイドルたちがステージから退場すると、モニターに千川ちひろのシルエットが表れ、『アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション』の追加DLCについての情報と、『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場』のアニメ化を発表。未来を感じさせる2つの発表に、会場は大きな盛り上がりを見せていました。

●【PV】シンデレラガールズ劇場アニメ化発表

　その後、アンコールの声に答えて馬車（トロッコ）に乗ったアイドルたちが登場。会場のプロデューサーたちに近い位置から『GOIN'!!!』＆『夕映えプレゼント』を歌います。

　馬車からステージに戻ると、一言ずつごあいさつ。そして最後はおなじみの『お願い！シンデレラ』を場内一体となって歌い、Future Castleは閉門の時間に。こうして、神戸公演からたくさんの笑いや涙、驚きや感動を与えてくれた『アイドルマスター シンデレラガールズ』4th LIVE“THE IDOLM＠STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story”は、大きな拍手と歓声の中で終わりを迎えました。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story

全公演が無事に終演しました。
会場にお集まりの皆様、LVへご来場の皆様、そして遠くから見守って下さった全てのプロデューサーの皆様、ありがとうございました！！ pic.twitter.com/P0ifjFDRvR

アイドルマスター コロムビア公式 (@imas_columbia) 2016年10月16日

●“THE IDOLM＠STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story”346 Castle ＆ Future Castleセットリスト

(C)BNEI／PROJECT CINDERELLA
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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関連サイト

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