10月9日、舞浜アンフィシアター（千葉）にて、PS Vita『明治東亰恋伽　Full Moon』発売を記念したキャストイベント“ハイカラ浪漫劇場4”が開催されました。

　この日出演されたのは、浪川大輔さん（森鴎外役）、KENNさん（菱田春草役）、鳥海浩輔さん（川上音二郎役）、岡本信彦さん（泉鏡花役）、福山潤さん（藤田五郎役）、立花慎之介さん（小泉八雲役）、森川智之さん（チャーリー役）。

　抱腹絶倒のバラエティコーナーや朗読劇、さらに新作ゲーム＆TVアニメシリーズ制作決定の発表など、大いに盛り上がった夜の部をお届けします。

　オープニングを飾ったのは、KENNさんによるライブ。PS Vita版『明治東亰恋伽 Full Moon』のOP主題歌「東亰浪漫譚」を熱唱しました。

　ペンライトによって会場一面が黄緑色（KENNさんが演じる春草のキャラカラ―）に染まり、楽曲とあいまって幻想的な雰囲気に。会場のファンもうっとりと聴き入っていました。

　2番の歌いだしで、色っぽい息を入れたKENNさん。その瞬間、会場のあちこちから黄色い歓声を押し殺す「ひぁ……っっ!!」という声が！　ここで歓声をあげてしまうと、歌が聴こえないという、めいこいガールズたちの配慮なのでしょう。

　オープニングライブが終わると、チャーリーのアナウンスによって、会場全体が明治時代の鹿鳴館へタイムスリップ！　スクリーンに時空を移動しているようなPVが映し出され、まるで本当に時間をさかのぼっているようでした。

　明治時代の鹿鳴館に到着したところで、ステージにキャスト陣が登壇。すると今度はひときわ大きな歓声が会場から上がります！　なんと全員、タキシードやベストといった正装姿で登場していたのです。

　なかでも鳥海さんの衣装は全身真っ白！　帽子も真っ白！　神々しい存在感を放っていました。キャスト陣のあいさつも、「ようこそ、クラブ鹿鳴館へ」など、まるで高級クラブにでも入ったかのような紳士的なお出迎えで会場をわかせる場面も！

　イベントの進行を担当するのは例年通り、めいこいの案内人的なキャラクター・チャーリーを演じる森川さん。『めいこい』5周年ということで、「キャスト陣にとってどんな5年だったか」という話題に。

　福山さんは、免許をとって生活がガラッと変わったとのこと。これまで車に興味はなかったそうですが、運転すること自体にハマったそうで、この5年間で10万キロ近く走っているとお話してくれました!!　これは免許を持っている方ならおわかりになるかと思いますが、10万キロは相当の距離で、地球の直径約2周半となりますので、ふとタイヤ事情が心配になってしまいました。

▲こちらのお写真はバラエティコーナーの一場面です。目隠し用のサングラス（まったく見えない）をつけて、かっこよくキメる福山さん（笑）。服装もあいまってとても似合っています！

　ほかにも福山さんは、この3年間で4回骨折してしまったとのことで、波乱万丈な5年間だったようです。これには所属事務所の社長である森川さんから「もう止めてください！」と心配されていました（笑）。ファンのためにも、ぜひお身体は大切にしていただきたいですね！

　バラエティコーナー“芽衣ちゃんのハートを射止めろ！　ビリヤード対決!!”では、3人2組に分かれてのチーム対決が行われました。通常のビリヤードのように交互に玉を打っていくのですが、その玉の数字にはそれぞれお題が。そのお題をクリアすると、ポイントをゲットすることができます。

チーム分けは、下記のようになりました。

●「ビジネスクラス」チーム
　鳥海さん、福山さん、立花さん

●「アパート」チーム
　浪川さん、KENNさん、岡本さん

▲岡本さんとKENNさんがなぜか共同作業する場面も（笑）。立花さんのフォームが本当にきれいですね！

　チーム名から無性に格差社会の厳しさを感じたのは私の気のせいでしょうか。ちなみにキャスト陣のみなさんはビリヤード経験があるようです！　ショットの構えがサマになっています。ビリヤード台からのモニターもあるため、玉を打つ瞬間の真剣な表情をステージ上の大きなスクリーンから見ることもできました。鋭い視線に、会場のみなさんもドキドキしたに違いありません。

　とくに、立花さんの腕前にはおどろかされました。狙ったショットを確実に決め、なんとバウンドさせて戻ってきた玉を、別の玉に当てて入れるというミラクルプレイも！　ご本人は狙っていなかったと謙遜していましたが、これはそうそう起こるものではないのではないでしょうか。

　キャラカラ―の風船をステージから客席のうしろまで移動させて、先に2個風船が戻ってきたチームが勝利するというゲームも！　途中、風船が割れてしまうというハプニングもありましたが、会場のファンも一緒に楽しめました。

　お題のなかでとくに印象的だったのは、難解漢字を読む漢字クイズです。ここでは、漢字が苦手な浪川さんにチャレンジさせようというキャスト陣の強い結束力がうかがえました（笑）。しぶしぶ受け入れる浪川さん。

　出された漢字は「風信子（ヒヤシンス）」というかなりの難題でした。会場もわかっている方は数人のようで、キャスト陣も誰もわからないほど。浪川さんもかなり考えて答えを導きだしますが、残念ながら不正解。しかし、会場をわかせるというみなさんからの期待には、バッチリと応えていらっしゃったと思います!!

　最後は勝利した「アパート」チームがダーツでプレゼント獲得に挑戦します。なんと岡本さんの放った矢が（福山さんによる工作で）見事「客席プレゼント」に！　会場の全員にブロマイドプレゼントされるといううれしい展開でした。

　朗読劇では、なんと彼らが“アイドルユニット”としてデビューする（!?）というお話でした。PS Vita版からの新キャラである岩崎桃介（声：細谷佳正“声のみの出演”）が新たな事業“芸能事務所”を展開することになり、そこから6人をユニットデビューさせるというのです。

　さすがお金持ちといったところでしょうか！　岩崎さんは電気の研究だけでなく、芸能界にも事業を展開させようとしているようです。しかもワイキキからテレビ電話とか……お金持ちって……。

　まず「アイドルとは何か」という説明が明治時代に生きる彼らには必要となるので、チャーリー（森川さん）が実演！　会場のお客さんをライブに来たファンという設定で、コール＆レスポンスをすることになります。それを見た6人が順にアイドルになりきっていく、というコミカルな展開。しかも、ユニット名のロゴまでスクリーンに出るというこだわりでした！　

　なかでも衝撃を受けたのは、音二郎（鳥海さん）＆鏡花（岡本さん）ペア。「神楽坂48」というユニット名で会場をわかせただけでなく、口調も完全に女性アイドルになりきっていました!!　ノリノリの音二郎というより、音二郎の女形版である音奴（鳥海さん）に鏡花（岡本さん）が振り回されている形でしたが、最後のコール＆レスポンスは鏡花もしっかりと参加していましたよ♪　

　なお、鴎外＆春草ペアのユニット名は「モリリンズ」。藤田＆八雲ペアのユニット名は「ヤックン＆ゴロー」でした。キャッチフレーズもそれぞれあり、会場は終始笑顔いっぱい！　文字だけではものたりない方は、様子、販売中のニコニコネットチケットでもこのステージや朗読劇の模様を見ることができますので、お見逃しなく！

　また、どのアイドルも個性たっぷりで、もしかするといずれ本当に彼らがアイドルデビューする日もくるかも……？　いつかするかもしれない、しないかもしれない彼らのアイドルデビューを楽しみに待ちましょう！（笑）

　イベント後半では、今年発売されたPS Vita 用ソフト『明治東亰恋伽 Full Moon』ED主題歌「月の記憶」を歌うspecoco（スペココ）のライブへ。ボーカルの小川智之さんは、『めいこい』のサウンドから楽曲まで作曲を担当されているスゴイ方。現在発売中の『めいこいロマネスクレコード2 キャラクターソングシリーズ』の楽曲も、全キャラ分すべて小川さんが作曲されています。

▲ボーカルの小川智之さん

　「月の記憶」は、エンディングに流れる楽曲なので、聴いていると彼らとの思い出がよみがえってくるようです。みなさんそれぞれの推しキャラのカラーでペンライトを振っていました。

　気分はしっとりとしたところで、ついにイベントもエンディングを迎えます――。

　再び登壇したキャスト陣。そして、キャスト陣がステージを降りたあと、スクリーンにあの重大ニュースが発表されたのです。そうです、「完全新作ゲーム制作決定！」と「TVアニメシリーズ化決定!!」です!!

　この特報に会場から大歓声があがったことは言うまでもありません。まだまだこれからも、『めいこい』ワールドは進み続けます！　電撃Girl’sStyleもガルスタオンラインでも、随時追いかけていきたいと思いますので、みなさんも今後の情報を楽しみに待ちましょう！　

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