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2016-12-16 14:30

舞台『プリンス・オブ・ストライド』仲田博喜さん&田中尚輝さん&三原大樹さんインタビュー完全版

文:ガルスタオンライン

 さまざまなメディア展開をみせる『プリンス・オブ・ストライド』の舞台化作品、舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』。東京公演が終了し、残る大阪公演を楽しみに待っているファンも多いのでは。

 電撃Girl’sStyleでは舞台開演前に、出演キャストへのインタビューを決行。今回は10月号(9月10日発売)に掲載された、西星学園・妹尾匡役の仲田博喜さん、黛遊馬役の田中尚輝さん、奥村楓役の三原大樹さんのインタビュー完全版をお届けします。舞台が本格スタートする前の、初々しいコメントに注目してみて!

舞台『プリンス・オブ・ストライド』仲田博喜さん&田中尚輝さん&三原大樹さんインタビュー完全版

――オーディションでの思い出や、役に合格したときのお気持ちをお聞かせください。

三原:原作やアニメを観させていただいて、楓をやりたいという想いが強かったので、受かったと聞いたときはうれしかったです。公式サイトで、方南の久我さんに憧れてストライドをはじめたというセリフが聴けるんですけど、そういうキャラクター性にもひかれて、楓をやりたいなと思いました。受かったときは本当にびっくりして、不安もあったんですが、「絶対成功させてやるぞ!」という気持ちのほうが強かったです。

田中:僕は、子どもっぽいようで男らしい黛遊馬の人柄にすごく惹かれました。ライバルであり、友だちでもある方南学園の八神陸にアドバイスして、敵に塩を送っちゃうようなところに魅力を感じたんです。遊馬役を勝ち取るために、オーディションではどうやったらこの役の魅力を伝えられるのかとか、声をどうやって近づけようかとか、そういうのを自分なりに考えて挑みました。特技披露の審査では、もともと運動は得意だったので、そこでどれだけ見せられるかなというところも自分のなかにありました。

仲田:はじめてアニメを観たとき、熱い青春が凝縮されたステキな作品だったので一視聴者として純粋に感動しました。ハイタッチでリレーションする瞬間が、言葉に言い表せないくらい感動したんですよ。どの役でもかまわないから、この作品にたずさわりたいなという気持ちでオーディションを受けました。舞台では、ゲームなどで描かれていない部分も演じられると思うので、僕たちがどんどん掘り下げて、ファンの人たちを喜ばせられる世界観を見せられればなと思っています。

――パルクールの練習はいかがですか?

三原:最初は、一週間くらい筋肉痛でした。

仲田:普通、筋肉痛といっても2、3日でおさまる感覚じゃないですか。僕らもそうだと思ってたんですけど。人生経験が浅かったです!

田中:みんな一週間でした(笑)。

仲田:それだけ熱量のあるスポーツを、お芝居と混ぜてステージでやることを考えたら、相当な体力と力をつけないといけないです。その分、ステージの上ではお客さんにどう伝わるのかなという楽しみはあります。田中くんが、運動神経いいんですよ。

田中:えー……少しですが(笑)。

仲田:キャラクター設定にのっとって、僕たちよきライバル的な存在でいきたいんだけど、追い抜いていかないでもらっていいかな(笑)。

田中:今から全員で極めていきましょう!(笑)

三原:最初は、ひとりふたりしか壁を登れる人がいなかったんですけど、今はほぼみんな登れてるんじゃないでしょうか。

――共演者の方で気になる方はいらっしゃいますか?

仲田:ジュリー!

三原&田中:澤田くん(笑)。

仲田:澤田くんは、今笑いが起こったとおりなかなか個性的で。変な意味じゃなくて、すごくみんなに好かれているんですよ。

三原:ムードメーカーですよね。

仲田:そう。でもちゃんとやることはやる。運動神経もすごくいいし。

田中:パルクール自体、はたから見てもすごくセンスがいいんですよ。

仲田:壁登りも、澤田くんは1日で登ってました。ほかに気になる人いる?

田中:僕は、三橋高校の鐘ヶ江洸くん。昔から知っていて、アクロバットがすごく上手なんですよ。それをパルクールにも活かしてやっているので、あの人は本当にすごいと思います。

仲田:ライバルだ!

田中:ライバルです。今の目標ですね。仲がいいから余計に意識しちゃいます。

三原:僕がすごいなと思ったのは、八神陸役の伊崎龍次郎くんです。本当に陸のように華麗に飛んだり走ったしていて、カツラも何もつけてないのに、陸そのものなんですよ。ビジュアルが出る前から、もう想像できました。

舞台『プリンス・オブ・ストライド』仲田博喜さん&田中尚輝さん&三原大樹さんインタビュー完全版

――ご自身とキャラクターとの共通点はありましたか?

仲田:じつは妹尾の髪型と、僕の普段の髪型がそっくりだったんですよ! 何もあわせてないのに、オーディション前から似ちゃってて! これはもう、オーディションでアピールしていくしかないなと思いました(笑)。内面でいうと、僕はお調子者でよくしゃべるんですけど、1人でいるときはまさに妹尾の感じなんですよ。頑固で、自我が強くてプライドが高いとか、そういう部分は妹尾匡のキャラクターと共通する部分はあるかなと感じています。

 あとは妹尾は京都出身だけど、僕も生まれが大阪なので関西というくくりでは共通しているところです。方言は全然違うんですけど、普通よりは京都弁を自然にしゃべられるんじゃないかなと。

三原:僕も、俳優の瑛多さんに憧れて芸能界に入ったので、楓が久我さんに憧れてストライドはじめたというところは、共通している部分かなと思いました。その憧れている人を超えてやるぞ! いつかは……という想いとかも。

仲田:この作品でもぜひ久我さんをこえてください!

三原:頑張ります!

――田中さんは運動が得意ということですが、パルクールはどうでしたか?

田中:パルクールのレッスンが楽しすぎて、初日から頑張りすぎちゃいました! 途中から足に違和感がきて、もう帰るころにはパンパンになっていて(笑)。何週間かあとのパルクールレッスンの3日ぐらい前に、突然筋肉痛が治ったんですよ。

仲田:田中くんの、「プリステ」に懸ける想いは本当にすごいんですよ。レッスンのたびに大阪から通っているんですよ。しかも走って!

田中:新幹線です(笑)。

仲田:え!? 走ってきてるんじゃないの!? 相当鍛えてるなあって……。

三原:相当鍛えられそうですね(笑)。

仲田:真面目な話、大阪からなのに、参加回数を減らすという感覚がないのがすごいです。

田中:ありがとうございます。

仲田:やっぱり続けていると力がついてくるじゃん? 新幹線じゃなくて走ってこれるんじゃない? そしたらこっちのもんだよ。

三原&田中:(笑)。

――もしそうなったら、道の障害物も本当に超えていけそうですね。

三原:最初のときに、パルクールを教えてくれる先生から「やっていくうちに普通の道端でもここ登れそうだなって感じるようになるよ」と言われていたんですよ。そうしたら、最近やっと、「あ、これ行けそうだな」と思うようになりました。

田中:挑戦したくなります!

仲田:全員がそれぐらいの感覚になっていけたら、いいものになっていくんじゃないかと思います。

――西星学園としてのチームワーク的は築けてきましたか?

仲田:僕たち3人はほかのお仕事で一緒になることがあったんですけど、まだ6人全員が揃ったことがないんですよ。だからどうなるかわからないけど、西星学園のような関係に僕たちもなれるといいなと思います。時間をかけてじっくり築き上げていきたいです。

舞台『プリンス・オブ・ストライド』仲田博喜さん&田中尚輝さん&三原大樹さんインタビュー完全版

――今回衣装を着ての撮影となりましたが、キャラクターを演じるうえで何かプランは考えてらっしゃいますか?

田中:まずはキャラクターを知ることが大事だと思うので、どれだけキャラについて勉強できるかというところです。あとは、実際に相手とかけ合いをやってみて、この人はこういうふうにくるとか、この人はこんな感じにきてくれるんだとか、じゃあ僕もこうやっていこうみたいな、積み重ねから仕上げていくことが1番いいお芝居になっていくんじゃないかなと思ってます。

仲田:キャラクターを愛しているファンの人たちと同じように、それ以上に僕たちがそのキャラを愛することだと思っています。まずは、そこからはじまると思うんですよ。好きになるんじゃなくて、僕たちはそのキャラクターを愛する。

 すでに愛しているんだけども、そのキャラクターのことを知っているファンの子たちよりも、僕たちのほうがキャラクターのことをもっと知っていないと、描けない部分もたくさんあるじゃないですか。この人だったら、こう言うだろうなとか、この場面でこういう仕草をするだろうなというところの領域まで持っていけるようにプランニングしていきたいです。

 あとは、キャラクター各々のストライドのスタイルとか、そのあたりを意識して、いけたらいいかなと思います。そこは燃えるよね?

田中:はい。走りで個性を出したいです。

三原:僕は2.5次元の舞台ははじめてなので、キャラクターにどこまで寄せるかとか、キャラクターをどこまで自分に寄せるかというところを、本番までにしっかりと考えたいです。実際に演じるのは僕たちなので、キャラクターに寄りすぎず自分に寄りすぎない、いいラインを見つけられたらいいなあと思います。

仲田:それは絶対に誰しもが当たる問題だよね。いろんなやり方があるけど、僕の周りではキャラクターは勉強しつくして、あとはその場で自分が感じたものを信じて表現する人が多いかな……。2.5次元の舞台では、それはみんなの永遠のテーマかもしれないね。

三原:勉強になります!

田中:説得力が違う。

仲田:キャラがぶれぶれ。だいぶ妹尾じゃないでしょ(笑)。

――ストライドをやるなら、ランナーがやりたいですか?

仲田:ランナー希望だけど、リレーショナーもやってみたいよね。

三原:やってみたいです。

仲田:「GO!」って言ってみたい(笑)。

田中:言ってみたいです。

仲田:チームの柱だもんね。

三原:リレーショナーがいないと、いつスタートしていいかわからないですし。

仲田:熱い青春ドラマだよね。

――みなさんアニメを観られたとのことですが、好きなシーンはありますか?

三原:西星VS方南の最初の出会いとか、試合のシーンが好きです。楓、空飛んでるじゃないですか。あれほどではないですけど、僕も舞台でも飛べたらなとは思うので、より基礎を深めていけたらなと思いました。

田中:好きなシーンはいっぱいあるんですけど、遊馬のなかで1番好きなのは、アニメ11話の方南VS西星の試合です。最後に方南が勝って、西星はみんながみんな自分と走ったライバルと言葉を交わすんですけど、そこでチームを超えての絆みたいなものが、ちゃんとストライドを通じて繋がってるんだなと思いました。遊馬と陸が抱き合っているのを見て、興奮しました。人として熱いなと。

――遊馬はいつもみんなから地味と言われてからかわれてますが、いいシーンがいっぱいありますよね。

田中:舞台では目立っていきたいと思います(笑)。

仲田:おおお? 負けへんでぇ~(笑)。僕は、「怜治さんの最後のEOS、絶対に勝たすって決めてんねん!」というセリフは、どれだけ期間が経っても忘れません。妹尾は2年生だけど、憧れの怜治さんを自分が支えていきたいという熱い思いがあるんですよ。あと、アニメ11話で方南との試合に勝てなかったとき、ヒースへ想いをたくすようなシーンは感動しました。妹尾の人間らしさが出ていて、すごく胸を熱くさせられたので、舞台の上ではもっと人間臭くいきますよ!

舞台『プリンス・オブ・ストライド』仲田博喜さん&田中尚輝さん&三原大樹さんインタビュー完全版

――西星学園は、ギャラクシー・スタンダードとしても活躍しますね。

仲田:舞台のほうであるかどうかわからないですが、あったらやりたいです。(※注:ギャラクシー・スタンダードの登場シーンも予定されています)

三原:あったらいいですね。

田中:いいですね。

仲田:ギャラスタめちゃくちゃかっこいいじゃん! 衣装もかっこいいし、曲もかっこいいし。誰が歌っているんだっけ?

三原:怜治さんと楓が歌っています。

仲田:俺も歌いたい!

田中:歌いたいです! 僕、ダンスも踊りたいです。

仲田:みんなが走って青春しているなか、急に僕たちがピューンと入って歌うとか(笑)。

田中:急に出てくるんですか(笑)。

仲田:スポーツも名門で、アイドルとしても一流で、本当すごいよ。もしも舞台で、ギャラスタとしてもやらせてもらえるとなった場合は、全力で走って歌って踊ってやりたいと思います。ドッカーンと盛り上がりますよ! なんせ妹尾の衣装だと、上半身の半分以上露出してますから。腹筋割らないと!

三原:ギャラスタのCDを持っているんですけど、主題歌もいいし、カップリングの2曲も全部よくて、ぜひ僕たちのギャラスタもみなさんに聴いていただきたいです。

田中:理想なんですけど、ギャラスタの舞台版の曲とかあったらいいなって。

仲田:それは夢膨らみすぎだね、僕ら(笑)。まずはギャラスタのシーンに入ることを願う。

田中:妄想が膨らんでいくと(笑)。

仲田:願わくば、そうね。舞台版のギャラスタはおれたち。

――遊馬は作詞作曲が趣味ですからね。

仲田:あれじゃない? 大丈夫? 「部活に行く際中、新幹線で片道~♪」みたいな自分の自叙伝とかにならない? 

田中:それは私情引きずりすぎですよ(笑)。

仲田:「片道一時間、夜行バスの窓ガラスに自分~♪」とか(笑)。

大原&田中:(笑)。

――歌詞ができましたね(笑)。

仲田:じつは僕、ポエマーなんですよ。もともと詩を書くことから芸能界を目指したので。

――もし、ストライドが現実にあったらやってみたいですか?

三原&田中:やってみたいです!

三原:街中を封鎖してスポーツをすることなんて、ほとんどないんじゃないですか。走ったり飛んだりして、そう思うだけでやってみたくなります。

仲田:オーディションのときに、同じ質問をされて、このスポーツがなんで世の中にないんだろうかと思うくらい、アニメを観た時に衝撃を受けたと言いました。ハイタッチの瞬間が、なんだろう。本当に言葉に表現できないくらい熱いものがあったんですよ。だからやりたいです!

三原:バトンじゃなくて、ハイタッチっていうのがいいですよね。

仲田:そう! オーディションでも、大事なのは見えないゾーンから走り出してバトンをもらうところだと言ったんですよ。それが成立するためには、やっぱり信頼がないと、絶対渡らないじゃないですか。普通のリレーはアイコンタクトができるけど、これは心のコンタクトをとらないといけない。なんていいスポーツなんだ。やりたいです!

――最後に、楽しみに待っているファンのみなさまにメッセージをお願いします。

三原:もともと原作のファンの方も、そうじゃない方も楽しめる作品にしていきたいなと思っていますので、ほかの学校よりも、少しだけ西星を応援してくれると僕らはうれしいです! そのぶんプレッシャーはありますけど、それに負けないように、原作に負けないくらいの疾走感を舞台で演じられたらなと思います。

田中:まだどんな舞台になるのか予想がつかない部分もありますが、これだけのキャスト、スタッフが一丸となっている作品が、悪いはずがありません。みなさんの期待を、本当にいい意味で裏切れるくらい、この舞台を観られてよかったと、お客様全員に感じていただけるようにしたいです。そのために、僕らが一日一日重ねて全員でゴールに向かって突っ走っていけたらいいなと思っております。ご期待ください!

仲田:誰しもが通ったであろう、学生の青春時代。その青春時代を、このステージを通してみんなに熱く感じてもらえるような作品にしていくことを約束します。みんなにこの作品を通して、友情、絆、勇気、元気、いろんなものを感じてほしいです。僕たちもどんどんどんどん成長して、みんなですごく熱い舞台にしていきたいと思っているので、ぜひ劇場まで……「こうへんかったら、許さへんでぇ!?」(笑)。

舞台『プリンス・オブ・ストライド』仲田博喜さん&田中尚輝さん&三原大樹さんインタビュー完全版

 舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』エピソード1、大阪公演のチケットについては、公式サイトをチェック!

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