舞台『プリンス・オブ・ストライド』鐘ヶ江 洸さん、影山達也さんら三橋高校キャストインタビュー完全版
さまざまなメディア展開をみせる『プリンス・オブ・ストライド』の舞台化作品、『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』。東京公演が終了し、残る大阪公演を楽しみに待っているファンも多いのでは。電撃Girl'sStyleでは舞台開演前に、出演キャストへのインタビューを決行。
今回は12月号(11月10日発売)に掲載された、鴨田 慶役・鐘ヶ江 洸さん、鴨田 侑役・影山達也さん、嶋 葵役・勧修寺玲旺さん、針ヶ谷久人役・中島拓斗さん、永福武志役・澤田拓郎さん、長塚乃彦役・横山真史さんのインタビュー完全版をお届けします。舞台が本格スタートする前の、初々しいコメントに注目してみて!
※撮影の合間の取材のため、キャストのみなさんは入れ代わり立ち代わりでお話してくださいました。
――だいぶ日は経ってしまったのですが、オーディションで思い出など何か覚えていることがありましたら教えてください。
澤田:私はオーディションのときにですね、受けに来ていたのがジュノンボーイ、ジュノンボーイ、某大手事務所、ジュノンボーイ、私だったんですね! わたくし何も冠がない状態で、知り合いのスタッフさんにも「イケメンが来るオーディションだけど、なんで来てるの?」といじられました!
鐘ヶ江:今日は? なんで来たの?
澤田:今日は……撮影だよ! バカヤロウ!(笑) そんな思い出があります。私は場違いじゃないかなと思ったんですけど、必死にがんばって動いて、実技もがんばりました。そのへんはみなさんどうでしたか?
鐘ヶ江:走りました(笑)。
影山:僕はオーディションの話をいただく前からアニメを観ていたので、今回の話をいただいたときにご縁があるのかなと思いました。そうしたらまさかの合格で、うれしかったです。
勧修寺:僕もアピールで何かやったんですよね……寒かったのは覚えてます(笑)。決まったときは楽しみでした。アニメがちょうどそのタイミングではじまっていたので見たんですけど、これ(舞台で)できるのかな? って思いました。人間離れした動きばかりだったので、これを表現することへのプレッシャーは強かったです。
▲鴨田 慶役・鐘ヶ江 洸さん。 |
――みなさんスポーツは得意ですか?
勧修寺:いや、苦手です。
一同:ええ!?
澤田:そんなこと言ってますけどね、彼はパルクールのレッスンをしていますけど、跳ぶときにものすごい身体能力を発揮してます。てゆーか、三橋高校みんな運動能力やばいっす!
横山:ヤバイっす。
――ほかの学校のキャストのみなさんも、三橋高校がすごいとおっしゃっていました。
澤田:これ勝っちゃうかもしれないですね。
横山:ストーリー変わるかもしれない。
勧修寺:ちょっと変わってくるかもしれないですね(笑)。
――まだお芝居の稽古ははじまっていないと思うんですが、役作りとして、何か考えていらっしゃいますか?
横山:俺はなんもないっす。本当そのままです。「情に厚く礼節を大事にする」ってキャラクター設定があったんですけど、そのまんま俺なんですよ。そのまんま!
澤田:それ自分で言うの?(笑)でも、マジでビジュアルも中身も全部そのままなんですよ。
▲鴨田 侑役・影山達也さん。 |
――先ほど目を細めてらした姿キャラクターのビジュアルそのものでした(笑)。
横山:そうなんですよ。本番もそれで行きます!
一同:(笑)。
澤田:ちょっとこれ(ICレコーダー)に向かって目を細めてもらっていいですか?
横山:おう! ……いや、これ見えないから。
鐘ヶ江:ジュリー(澤田さん)もビジュアルそのままだもんね?
澤田:いやいや、普段僕ボーズじゃないですか。私はね、ウィッグ俳優ですから。
一同:(笑)。
澤田:私はあの、永福武志ってずっと描写として唇がとんがっているんですね。その唇とんがっているところを、いかにとんがらすか……。(実演中)
横山:いや、だから映んないから。残念だったね(笑)。
(そこへ、一度抜けた着替え中の鐘ヶ江さん登場)
鐘ヶ江:セクシーショット、いる?
澤田:一応入れといて。
鐘ヶ江:セクシーショット(いい声で)。
澤田:(笑)。役作りって鐘ヶ江さんは何か考えてました?
鐘ヶ江:僕はまず2.5次元の舞台だから声の部分はけっこう気にしていて、原作に寄せる方向では考えています。ただ、役を寄せることだけにこだわらず、このメンバーでやるので多分……。
(ここで勧修寺さん呼ばれる)
勧修寺:スパッツ行ってきま~す!
一同:スパッツいってらっしゃ~い。
鐘ヶ江:……えー、それでジュリーとかとお芝居するので、個人で勝手に決めるよりは稽古場でみんなでやりながら、この人こんな感じなんだという雰囲気を見ながらお芝居できたらいいかなと思います。
横山:さすがです!
鐘ヶ江:やっぱ先輩(横山さん)がいるんで! 先輩にあわせていきます!(笑)
澤田:あれ、そういえば鐘ヶ江さんあそこに行ってたよね? ブログ読んだよ。静岡の……。
鐘ヶ江:そうそう。アニメの舞台のほうなんですけど、方南と三橋の試合で門脇くんが跳んだシーンあるじゃないですか。たまたま仕事で静岡に行ったとき、その場所の近くだったので巡ってきたんですよ。門脇が跳んだところ着地したところ、僕が走り出したところにも行ってきました。
横山:本当にあのまんまだよね! 写真を観て驚きました。
鐘ヶ江:すごく忠実に描かれています。試合に負けて、慶が落ち込むじゃないですか。あのイスとか公園とかもそのままあるんですよ。
一同:えー!
鐘ヶ江:なので、そのイスに座ってカメラ置いてみて、イメージしてみたりしてきました。
横山:誰よりも役作りをしてますよ。
鐘ヶ江:現場にたまたま行けたからよかったです。みんなで、楽しく作れればいいかなって思っています。
影山:僕は、原作もアニメもゲームもあるし、いろんなことを吸収して一個ずつひも解いていけたらいいなって思います。それを舞台上でみなさんに表現できれば「プリンス・オブ・ストライド」的に繋ぐっていう意味にもなるんじゃないかなと思って。
横山:静かだと思ったら、めっちゃいいこと考えてた!
影山:(笑)。
▲嶋 葵役・勧修寺玲旺さん。 |
――キャラのメイクや衣装を着てみていかがでしたか?
澤田:私はですね、骨格があまり似てないんですよ。
鐘ヶ江:役はシュッとしてるんでね!
澤田:だから、そのへんもカバーできるようにお芝居をがんばりたいと思います。
鐘ヶ江:じゃあお芝居に期待しましょう!
澤田:(笑)。ビジュアル云々の前にみんなすごく仲がいいから、ビジュアルをまとっていても本当に同じ学校でやっている感じがすでに出せるんじゃないかなと思っています。当然、ビジュアルも大事ですし、原作がある以上声も大事だったりしますけども、すごいいい関係性でこれから稽古に向かえるんじゃないかと思っております。
横山:うん、内から出る仲の良さというか……。
鐘ヶ江:事前稽古があるからいいよね。勧修寺くんとは今日はじめて会ったけど、事前稽古の段階でみなさん1回は稽古しているんですよ。あいさつもできてるし、みんなで身体も動かしているので、その時点で役作り半分ぐらいはいけちゃうところはあると思います。
横山:部活のノリというか、一緒にがんばっている感とか団結とかそういうのは出てきてると思います。
(そこへスパッツ(トレーニング用タイツ)を履いた勧修寺さんが登場)
一同:スパッツ来た!
――パルクールの稽古はだいぶ進んでいるんですか?
澤田:一番最初に行ったときはマジでやばくて!
鐘ヶ江:やばかったねー!
横山:全身筋肉痛というか、普段動かさないところを動かすので、もう身体が悲鳴を上げていて。
澤田:駅構内の上り下りがつらくて、ホームまでたどり着けないんですよ。
鐘ヶ江:帰り道の憂鬱さがね(笑)。楽しいんだけどね。
横山:次の日、別件の撮影で、山の中を思いっきり走るというシーンがあったんですよ。でもメインで映るタイプじゃなかったから、すかさずフッと違う方向に逃げました! 全然走れなかったから。無理(笑)。
影山:筋肉痛は本当にきつかった。一週間くらいとれなかったよね。もう肉離れなんじゃないかなと思うくらい。
澤田:影ちゃんみたいに、リレーショナーでも稽古に参加してくれるわけですよ。本来は走らなくていいのに、そういう方でも自主的に参加してくださって……。最初のあたりけっこう来てたよね?
影山:侑にどんなバックボーンがあるかわからないですし、もしかしたら途中からリレーショナーになったのかもしれないからとか……いろんな可能性を考えつつ、自分はどういった立ち位置でチームのなかにいればいいのかなというのを確認する機会でもあったので、参加させていただきました。
澤田:ま、まじめ……!!
鐘ヶ江:考えて! みんながこの2人(澤田さんと横山さん)みたいだったら破滅するからね!
澤田:僕たち動物園みたいだな!
鐘ヶ江:そうだよ!(笑) 最初の稽古のときに、僕2人(澤田さんと横山さん)にはじめて会ったんですけど、もううるさすぎて(笑)、三橋の仲間なのに近づけなかったですよ。
横山:同じ高校の仲間じゃん!
鐘ヶ江:逆に心強いなと思いました。
澤田:前半は(澤田さん、影山さん、横山さんの)参加回数が多かったんですよ。中盤くらいから洸ちゃんが来るようになって。
鐘ヶ江:ここが同級生、同い年なんですよ。それでまず打ち解けて、先輩が……。
横山:今年30なので。30が高校生役やるんだぞ!? たまんないよね(笑)。めっちゃ走ってますよ!
(そこへ中島拓斗さんが合流)
澤田:おっと、このタイミングで……。
中島:はじめまして! 針ヶ谷久人役の中島拓斗、“たくてぃ”です。よろしくお願いします!! いえぇーい!!(自ら拍手)
一同:(笑)
澤田:たくてぃもビジュアルそっくりなんだよね。
横山:めっちゃ似てる!
中島:イケメンなんですよ。
鐘ヶ江:……え? すみません、まだ関係性がつかめてなくて(笑)。
影山:そういうキャラなんです。
澤田:ちょっとまだ距離感遠いっすね(笑)。
鐘ヶ江:まだみんなが突っ込めないでいます。今いけるのは横さんくらいです。
横山:年上なので(キリっ)。
鐘ヶ江:年齢でいえば僕らも一応年上なんですよ。
横山:あ、そうなの?
中島:今年22歳です。
鐘ヶ江:あれ、30歳じゃなかったっけ?(澤田さんに向けて)
澤田:誰が横山さんだ!
鐘ヶ江:ボケ、ツッコミ、その他もろもろが揃っています。
澤田:書けるか!(笑) ……電撃Girl’sStyle(なぜかちょっとキメ声で)
▲針ヶ谷久人役・中島拓斗さん。 |
――中島さんにもお伺いしたいのですが、オーディションのときの思い出などありましたら教えてください。
中島:針ヶ谷久人役を受けた方は、ほかにもたくさんいたと思います。僕が選ばれたからには針ヶ谷久人を受けた人たちのためにも、僕が針ヶ谷久人を引っ張っていかなきゃいけないし、原作の久人ファンもいると思うので、そのファンの期待を裏切らないような久人になりたいです。と、思って今ここにいます。
澤田:もう1回くらい針ヶ谷久人って言ってほしかった(笑)。
――役作りされたりはしていますか?
中島:役作りという役作りはしていないんですけど、針ヶ谷久人は無口で、人付き合いが苦手なタイプのキャラなので、僕もあまりからみたくない先輩とかいるので……。
澤田:あれ? あれ?
中島:人付き合いとかも苦手です。
澤田:大好きだろ? 俺のこと。
中島:個人的には、原作で僕は長塚に無理矢理スト部に入れられたので、横山さんにはいろんなふうに振り回してもらいたいなって思います。
――メイクや衣装をしてみていかがでしたか?
中島:周りの方から「針ヶ谷まんまだね」っていうふうに言われているうちに、ああ、僕、針ヶ谷なんだなという実感は沸いてきました。
――パルクールのほうはいかがですか? みなさん最初は一週間くらい筋肉痛に苦しんだとか……。
中島:一番最初のパルクールレッスンは5日間くらい筋肉痛抜けなかったです。そこで階段上るよりは下りるほうがきついんだなということにはじめて気づきました。
澤田:たくてぃはすごいんですよ。モンキーヴォルト(※1)というのがあるんですけど、たくてぃは手足が長すぎるのと、跳躍力がありすぎるので(キング)コングヴォルト(※2)に代わっちゃうんですよ。
※1 レールに手を着いてから腕の間に足を通してレールを超える技。
※2 モンキーヴォルトに似ているが、踏み切り位置がモンキーより遠い。
澤田:たくてぃは走り幅跳びやってたんだもんね。
中島:はい、走り幅跳びをやっていたので、ずっと走っていました。そういう意味ではこの作品に親近感があります。
横山:(身体が)軽いもんね。
鐘ヶ江:もうオリジナル技として、タクティヴォルトでいいんじゃない?
中島:あ、タクティヴォルトだったら怒られる必要もないですよね。
一同:……。
横山:(鐘ヶ江さんに向かって)ふっといて放置しないで!
鐘ヶ江:だってすごく面白くて。こんな感じで、やっていきたいと思います。
影山:先が思いやられますね。怖い(笑)。
澤田:楽屋だとすごい静かにスタンバイしてます。
鐘ヶ江:いや、楽屋じゃなくてジュリーは外だから。
澤田:外おかしいだろ!
影山:ひとりで首輪つけて外に……。
澤田:なんで首輪!?(笑)
――パルクールの稽古をするなかで、注目されている方とか気になる方はいらっしゃいますか?
澤田:けっこういますよね。とにかくパルクールのレッスンって、運動能力の差が出るんですよ。
横山:顕著に出るね。
澤田:僕とか、横さんとも共演したことあるんですけど、体力に自信あって運動能力にも自信あったのに、越えられないやつらがいるんですよ。
横山:いるいる!
澤田:鐘ヶ江洸とかもそうなんですよ。
鐘ヶ江:いやいやいや。
横山:あと蒼木陣(藤原尊役)、伊崎龍次郎(八神陸役)。
澤田:あと新井くん(碓氷光役の新井雄也さん)。
鐘ヶ江:新井くんすごいね。
横山:新井くんはエピソード2からだよね。あと一条館の姫ちゃん(姫宮悠李役の村田恒さん)もすごい。
澤田:今回出る人だと、メインの2人(蒼木さんと伊崎さん)はやっぱりすごいよね。岸卓さん(支倉ヒース役・岸本卓也さん)も運動神経いいんですよ。
横山:あとうちのキャプテン(鐘ヶ江さん)も本当にすごいので。
鐘ヶ江:がんばります! こんなぬるい感じなんですけど、ちゃんとやるときはやっているんです。
澤田:そうですね。鐘ヶ江洸を挙げたいです!
影山:僕も、キャラ的にもからみが多いので、すごく注目しています。
横山:あとみんなスポーツやっていたから足が本当に引き締まっているよね。そこも見どころだと思います。
――ちなみに、他校のキャストの方々からは澤田さんの名前が多く挙がっていました。
澤田:え、なんで僕を選ぶの?
横山:うるさいからだよ(笑)。
――みなさん、ムードメーカーだとおっしゃっていました。
澤田:作るよお? ムード!
一同:(笑)。
横山:たくてぃは?
中島:僕は……自分ですね。
澤田:新しいやつ来たよ! その心は?
中島:……とくにないです(笑)。とりあえず、自分が好きなので! 自分に注目していただけたらなって思います。
鐘ヶ江:扱い難しいぞ! これ!
(ここで、抜けていた勧修寺さん合流)
▲永福武志役・澤田拓郎さん。 |
――勧修寺さんが戻られたということで、注目のキャストさんはいらっしゃいますか?
勧修寺:僕ですね。
一同:きたー!
澤田:このタイプー!
鐘ヶ江:キャラがかぶっているんだよ。
中島:そういうのよくないと思う。
澤田:お前だろ!!
中島:もう使われてるから。ダメだよ。
――その理由は?
勧修寺:理由は、やっぱり最年少っていうのもあるから。
澤田:やっぱりすごいんだよなぁ、若さ。嶋の髪型とかも似合ってるしね。
勧修寺:そうなんです。似合ってるんですよ。
横山:ほんとみんなすごいキャラ濃いね(笑)。
澤田:僕ら(横山さんに向けて)、まとめ役かもしれないですよ。
横山:逆にね。
――勧修寺さんはパルクールレッスンいかがでしたか?
勧修寺:あまり行けてないけど、全然ほかの学校よりも強いです。僕らは! あのくらいの筋肉痛で、ちょっと満足してる(笑)。
――筋肉痛は1週間くらいでした?
勧修寺:僕は、365日筋肉痛です。筋肉痛大好きなんですよ。
澤田:ちょっと待って! 何言ってんの!?
鐘ヶ江:どこに突っ込んでいいのかわからない(笑)。
勧修寺:筋肉痛って気持ちよくないですか? こうバシバシといきたいんですよね。筋肉が超回復したタイミングで、さらに追い込んで筋肉痛! それが気持ちよくて仕方ないです。
横山:僕も筋トレがんばってますよ。ベンチプレス100キロ上げられます。
鐘ヶ江:100キロすごい!
横山:長塚もたくましい身体してるので、そういう意味ではキャラ作りやってますよ。
(ここで澤田さんが撮影へ)
▲長塚乃彦役・横山真史さん。 |
――では、そろそろ時間なので意気込みなどありましたら……。
影山:とにかく楽しみです。この六人の感じがすごくいいから、その部分を舞台に持って行きたいと思います。あんまりお芝居お芝居しなくても、いけるんじゃないかなという気もするし、パルクールの稽古とかの雰囲気をそのまま持っていきたいです。今日、はじめてお会いしたんですけど、キャストひとりひとりのキャラもかなりたっていますし、鴨田兄弟としてもがんばっていければ、めっちゃ楽しい作品になるんじゃないかと思います。
中島:かなり大掛かりな舞台になると思うので、ケガに気を付けます。やっぱり見ているほうもハラハラすると思うので、その不安を解消するためには僕らがパーフェクトボディじゃないといけない。
一同:……(笑)。
中島:イケメンでしたって書いといてください。
横山:ちょっと目が悪いのかな(笑)。
中島:みんなの目が悪いのか、僕の頭が悪いのかは置いておいて、本番までに完ぺきにして不安を少しでも解消してあげたいなって思います。
横山:今はこんなですけど、パルクールのレッスンでは中島くん全然しゃべらないんですよ。だから僕、嫌われてるのかなと思ってたんですよ。
鐘ヶ江:嫌われてるんじゃないですか?
横山:え? 嫌ってんの?
中島:……いや、今、録音してるんで。
横山:こんなんなんだなっていうのを今日はじめて知りました(笑)。
中島:パルクールの練習のときって緊張しません?
勧修寺:いや、しない(笑)。
中島:ライバル同士意識しあってるというか、学校ごとにかたまる傾向があるじゃないですか。あの学校よりは、こっちの学校のほうが強いとか勝手に思っちゃうので。
横山:……いや、だとしてもさ? 俺ら同じ学校だよ?
一同:(笑)。
中島:いやいや、横山さんはけっこう好きですよ。
横山:けっこう!? 上から来た!(笑)
中島:わりと人見知りで、相手から来てくれないと自分から行けないです。
横山:でも、人見知りなのにもかかわらず、初対面で「“たくてぃ”って呼んでください」とかいきなりブッ込んでくるんですよ(笑)。
鐘ヶ江:ちょいちょいアイドルの血が入ってる。
中島:そうなんですよ。普段はアイドル活動しているので、プリンス担当です。王子様です。これ、自称じゃないですからね。このキャラが浸透してきて、ああ、俺って王子なのかなって。
鐘ヶ江:もっと自信をもって。
中島:(ICレコーダーに近づいて)俺って王子なんだなって思いました。
鐘ヶ江:らしいでーす(笑)。
一同:(笑)。
鐘ヶ江:役作りもそうなんですけど、逆に最初は不器用な感じがのるといいですよね。半年間一緒に稽古して、いろいろ出てくるじゃないですか。それで次はエピソード3まで半年間の間があるから、僕ら自身の関係性も間を開けることによっていい感じに深まっていくと思うんですよ。そういうのは、舞台ではなかなかないじゃないですか。
勧修寺:今回はいろいろと楽しみですよ。どうなるのかがまったくわからないから、本番で失敗する可能性がないわけじゃないし、いつも以上にうまくできるかもしれないし、だから練習をしっかりして、完ぺきなものを見せたいです。あと、三橋のビジュアルは他校と比べて男っぽい、メンズ感が強いから勝負ってなったら強いと思います。僕自身は葵みたいに二面性はないんですけど、葵のかわいらしさだったり、毒舌なところだったりを足していけたらなと。普段は、毒舌なんて僕は言わないんだけど(笑)。
――では最後に代表して部長からひと言お願いします。
鐘ヶ江:下手にまとめなくていいんじゃないかなって思ってます。(キャストの)キャラはいろんなところにいってるけど(笑)、空気感はまとまっているから。逆に同じ方向を向くよりは、いいと思います。それこそエピソード3のある半年後に同じ方向を向けたら、いい形になってるんじゃないでしょうか。
(取材も終わろうとしているところに、ふとICレコーダーに近づく中島さん)
中島:舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE Episode1』。12月9日からシアター1010でスタートします(※東京公演は終了しています)。そして12月23日から25日まで大阪公演もありますので、ぜひみなさん遊びにきてください! クリスマスはひとりじゃないですよ? 私たちがいます!! これ、書いておいてください!(キラキラスマイル)
舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』エピソード1、大阪公演のチケットについては、公式サイトをチェック!
【過去の記事はこちら】
⇒舞台『プリンス・オブ・ストライド』平牧仁さん&小林涼さん&松本ひなたさんキャストインタビュー完全版
⇒舞台『プリンス・オブ・ストライド』仲田博喜さん&田中尚輝さん&三原大樹さんインタビュー完全版