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2017年1月18日(水)

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』を遊んだ感想は? 遊んでいたらいきなり警告音が鳴り……

文:電撃オンライン

 バンダイナムコエンターテインメントが提供するiOS/Android用アプリ『アクセル・ワールド エンドオブバースト』。その特集第6回では、実際にゲームをプレイしてみた感想をお伝えします。(※サービス前のROMでプレイしています。画像などは開発中のものですので、変更となる場合があります。)

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』

大量発生した小型エネミーの脅威に、《ネガ・ネビュラス》が挑む!

 まず最初に、本作のストーリーについておさらいしておきましょう。『エンドオブバースト』の物語は、劇場版アニメ『アクセル・ワールド -インフィニット・バースト-』で発生した、女神ニュクスと月折リサの事件から、少し経った時期が舞台となっています。

 ハルユキをはじめとする《ネガ・ネビュラス》の面々は、いつものように《ブレイン・バースト》での対戦を繰り広げていました。ところが、デュエルアバターの1人である《アッシュ・ローラー》が、このところ無制限中立フィールドで発生している、ある異変を伝えてきたのです。

 無制限中立フィールドに向かったハルユキたちは、そこで大量の小型エネミーと遭遇し、デュエルアバターたちに一斉に襲いかかってくる脅威を身をもって味わいます。小型エネミーは一匹ずつの戦闘力こそ大したことがないものの、なにしろ数が多いので、一度に襲われると高レベルのバーストリンカーでも苦戦を強いられてしまうのです。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲《アッシュ・ローラー》からの知らせを受けた《ネガ・ネビュラス》の面々は、小型エネミーの大群と対峙します。ミッションの合間にはこのような会話デモが登場して、ストーリーが進行していきます。

 この事態を、加速世界の新たな危機と認識した黒の王《ブラック・ロータス》は、レギオンのリーダーたちが集まる《七王会議》を招集して、小型エネミーの脅威に立ち向かおうとするのですが……。

 このように、本作のメインミッションでは小型エネミーの大群と戦いながら、その背後に隠されている謎を解き明かしていく、ゲームオリジナルのストーリーを楽しむことができるのです。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲小型エネミーの大量発生と時を同じくして、かつて《ブラック・ロータス》に倒された先代の赤の王《レッド・ライダー》も姿を現します。といっても、どうやら本人そのものではなく、彼の《影(ゴースト)》のような存在らしいのですが……?

さっそくバトルを体験! 速さ――行動順がカギを握る戦闘の感想は?

 さて実際のゲームプレイでは、バトルを勝ち抜いていってメインミッションをクリアしていくことで、ストーリーが進行していきます。

 本作のバトルは、手持ちのカードの中から3人のキャラクターを選んでパーティを編成し、フレンド1人を加えた合計4人で敵と戦う、コマンド選択式となっています。各キャラごとにコマンドのボタンをタップするだけで遊ぶことができます。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲パーティを編成して、ミッションに挑戦。バトルの際は、画面下部に並んでいる4つのコマンドパネルをタップすることで、キャラクターの行動を選択できます。

 コマンドのボタンは全部で4種類。そのうち《攻撃》と《防御》はいつでも選択可能ですが、《特殊技》と《強化外装》の2種類は、画面上部に表示されたキャラのライフゲージの下段にある、黄緑色の《特殊技ゲージ》を消費するため、ゲージが溜まるまでは選択できません。

 本作のバトルでまず重要となるのが、敵味方の行動順です。画面下部のタイムラインで一番右側にいるキャラが行動可能になるのですが、その際に敵を攻撃すると《ノックバック》が発生して、相手の行動順を少し後ろにズラすことができます。この辺りは本作におけるバトルのキモですね。

 ザコとの戦いではさほどノックバックさせなくてもいいかもしれませんが、強敵との戦いではとても重要になりそうだと感じました。まぁ弱い相手でも単純に手を出す前に倒せると「完封した!」感があって気持ちいいですが。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲画面下部のタイムラインで、上側に表示されているのが味方のパーティ、下側に表示されているのがエネミーです。右側の《アーダー・メイデン》が敵を攻撃すると……。
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲攻撃によって《ノックバック》が発生し、敵の行動順が一番後ろにズレました。これを上手く利用すれば、敵よりも先に味方を行動させることが可能になります。

 さらに、味方が連続で通常攻撃を行うと《連続攻撃》が発生して、敵に与えるダメージがアップします。連続攻撃は最大で4段階までつながるので、フレンドも含めた4人全員が連続で攻撃すれば、敵に対して強力なダメージを与えることができるのです。

 この辺もノックバックで(完全にではないですが)調整できる部分のひとつ。ただ単に気持ちよさだけでなく、システムがきちんと戦術に絡んできているな~と感じました。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲味方の連続攻撃が発生すると、専用のカットインが出現して、敵に与えるダメージがアップします。

 このように本作のバトルでは、攻撃で敵の行動を遅らせつつ、味方の攻撃を連続させて大ダメージを与えるというのが非常に大事です。

 さらに、敵や味方にはそれぞれ6色のタイプが存在しており、タイプの相性によって相手に与えるダメージが変化します。また《攻撃》の代わりに《防御》を選ぶと、敵から攻撃を受けた際に自分のダメージを減らせるだけでなく、攻撃を受けた際に《特殊技ゲージ》が多く溜まるという効果もあります。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲敵味方の各キャラは、6色のタイプが設定されており、その相性は画像の通り。また紫色のバランスタイプは、相性の優劣がないのが特徴になっています。
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲同じエネミーを攻撃する場合でも、相性の不利な《ブラック・ロータス》では与えるダメージがダウン。相性の有利な《スカーレット・レイン》ではダメージがアップします。

 タイプ相性が不利な時でもあえて攻撃して、連続攻撃によるダメージアップを狙うのか。それとも防御して特殊技ゲージを溜めて、一発逆転を狙うのか。本作のバトルでは、こうした要素をアレコレ考えながら、作戦を立てて行動するところも楽しみのひとつです。

 ……とまぁ、こうやって文章で書くと複雑そうに感じるかもしれませんが、実際は先ほども紹介したように、サクサクと遊ぶことができます。少なくとも今回プレイしたメインミッションの序盤に関しては、連続攻撃によるダメージアップがかなり有効なので、基本的には攻撃を続けてガンガン攻めていけばオッケーですよ。

《強化外装》や《特殊技》を駆使して、一発逆転を狙え!

 本作のバトルではまだいくつか重要な要素があります。そのひとつが、《強化外装》の存在です。『アクセル・ワールド』の舞台である加速世界において、《強化外装》とはデュエルアバターが使用する武器や防具といった装備アイテムのことを指します。

 本作では、エネミーを倒した際に入手できる素材を使って《強化外装》を作成して、パーティキャラに各1個ずつ装備させることができます。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲入手した素材を合成することで、強化外装の《エリュシデータ》を作成。

 ちなみにこのエリュシデータは、PS4/PS Vita用ソフト『アクセル・ワールド VS ソードアート・オンライン 千年の黄昏(ミレニアム・トワイライト)』との連動キャンペーンでもらえる、キリトの愛剣です。

 先ほど解説したように、強化外装を使用するには特殊技ゲージを消費する必要がありますが、使用すると自分の攻撃力や防御力をアップさせたり、敵の防御力やステータスをダウンさせたりといった、さまざまな効果を得ることができます。

 それだけでなく強化外装の中には、敵を攻撃した相手の行動順を遅らせたり、攻撃後に自分がもう一回攻撃できるといった、ユニークな効果を持つものも存在しています。特殊技ゲージの溜まり具合を確認しつつ、こうした特殊能力をタイミングよく使用すれば、敵に一発逆転の大ダメージを与えられます。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲強化外装のエリュシデータを発動させた状態で敵を攻撃すると、攻撃後にもう一度行動することが可能になります。
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲この状態で攻撃すれば、1人で連続攻撃を発生させることもできるので、エリュシデータはかなり使い勝手のいい強化外装となっています。

 また、特殊技ゲージは各キャラクター固有の《必殺技》や《心意技》を発動する際にも消費されます。そのため敵と味方の状況を考えながら、今のタイミングでは強化外装を使用するべきなのか、それとも必殺技で攻撃するべきなのか、アレコレと思い悩むことになるわけです。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲《スカーレット・レイン》の必殺技《ヒートブラスト・サチュレーション》は、超巨大な強化外装を装着して、大火力で敵を射撃するというもの。アニメでも大迫力で描かれていたこの技が、まるごと再現されている演出は必見!
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲他にも《ブラック・ロータス》の《デス・バイ・ピアーシング》や《アーダー・メイデン》の《テスタロッサ・トゥール》など、キャラの種類やカードのレアリティに応じて、多彩な必殺技を使用できます。

 先に紹介した連続攻撃やタイプの相性といった要素に、強化外装や必殺技、心意技による攻撃を組み合わせることで、本作のバトルはさらに奥行きのある戦略を楽しむことができます。

 また後述するように、キャラクターを育成することで通常攻撃の威力がアップするだけでなく、特殊技や強化外装のレベルも成長させることも可能です。

 育成するにしても、さまざまなアプローチが考えられるのはおもしろい点ですね。ゴリッゴリの力押しでいくもよし、強化外装とデュエルアバターの組み合わせで強力な戦闘スタイルを築くもよし。

 キャラクターのタイプ相性や、相手の行動順をどうコントロールするかなど、バトルの操作自体はシンプルなものの、考えられるポイントが結構多く、やり込めばやり込むほど楽しめるものになっていると感じました。

メインとサブを組み合わせて、お気に入りのキャラクターを育成しよう!

 バトルに続いては、本作のキャラ育成について見ていきましょう。最初に紹介したように、本作では手持ちのカードの中からメインキャラ3人を選んでパーティを編成し、ミッションに出撃する際にフレンド1人を加えた、計4人でバトルを戦うことになります。

 このメインキャラ3人というのが、結構な悩みどころです。『アクセル・ワールド』は個性豊かで魅力的なキャラクターが多数登場している作品です。バトルでの能力もそれぞれ異なるだけに、その中で3人を選ぶのはなかなか大変です。

 それだけでなく、バトルのところで説明したように、キャラクターのタイプによる敵との相性も存在するので、できれば複数のキャラクターを育成して、状況に応じてパーティ編成を変えていきたいところです。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲パーティ編成画面では、メインキャラ3人と、各キャラが装備する《強化外装》を選択できます。組み合わせの異なるパーティをいくつも登録しておくことが可能です。

 実は本作では、メインキャラ3人それぞれに、サブのキャラクターを最大4人まで選択することで、メインキャラのパラメータをアップさせることができるのです。これを利用すれば、メインキャラの異なるパーティを複数設定しておいて、別のパーティのメインキャラをサブに指定しておく、といった効率のいいパーティ編成が可能になります。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲パーティのメインキャラ3人に、それぞれ4人までサブキャラを選択すると、メインキャラのステータスをアップできます。その際、メインキャラと同じタイプのサブキャラをそろえると、ステータスの上昇率が上がります。

 ちなみに本作には、キャラクターをミッションに出撃させるごとにそのキャラの《心意度》が溜まり、一定値に達すると専用の《キャラクタークエスト》が解放される要素が用意されています。

 つまり、いろんなキャラクターのシナリオを楽しむには、それぞれのキャラを育成してバトルに出撃させる必要があるわけですね。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』

 育成パートのシステムは、他のカードを素材にしてキャラクターを強化させたり、限界突破させたりといったもので、スマホのソーシャルゲームを遊んだ経験のある人なら、すんなり理解できると思います。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲キャラクターはもちろん、バトルで紹介した《強化外装》に関しても、他の強化外装を素材にして強化したり、同じ強化外装で限界突破したりといったことが可能です。

 新たなキャラクターは、さまざまな種類のガシャを引くことで入手できます。本作では同じキャラクターでも、レアリティの高いカードになるほどステータスが高くなるだけでなく、特殊技やアビリティの性能もより高くなります。なんとしてもいいカードを引きたいところですね。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
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▲ガシャを引くと、《シルバー・クロウ》が加速世界を飛翔する演出とともに、新たなカードをゲット!
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲R以上のレアリティのカードには特殊技に加えて、特定の条件で有利な効果が発動する《アビリティ》も。レアリティが高くなるほど、アビリティの性能もよくなります。

 また本作にはストーリーを進めるメインミッション以外にも、素材集めなどに役立つイベントミッションや、チームに所属して戦う《レギオン》や、期間限定で出現するレイドボスと戦う《レイド》など、多彩な種類のミッションが用意されています。こうしたイベントは今後開催していく予定なので、お楽しみに。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
▲本作のホーム画面。ここから各種のミッションや、パーティ編成、ガシャなどに移動できます。

 これまで見てきたように本作は、シンプルな操作でテンポよくバトルを戦いながら、ゲームオリジナルのストーリーを誰でも気軽に楽しむことができます。

 その一方で、キャラの育成やパーティ編成、バトルでの行動順などを意識するようになると、より奥の深い戦略を練る楽しみを味わうこともできます。自分に合ったスタイルでプレイできる作品だと思いますので、興味のある人はぜひ遊んでみてくださいね。

 ……と、いい具合に記事をしめようかと思ったら、ゲームから警告音が!?

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』

 レイドボス出現とあります。これが先ほど触れた《レイド》ですね。そしてボスとの戦いがスタート!

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
『アクセル・ワールド エンドオブバースト』

 レイドボスは若干HPが多めで、倒すごとにレベルがアップ。どんどんと手ごわくなっていきます。

『アクセル・ワールド エンドオブバースト』

 「かなわない!」と思ったらチャレンジせずにスルーすることも可能ですが、討伐できればさまざまなアイテムを入手できるようです。こちらのレイドイベント《スノウ・バウンサー》は、1月23日~31日にかけて実施予定とのことですので、ぜひ挑んでみてくださいね。

予約するなら今! 8大特典付きの電撃限定版が登場

 電撃屋だけの8大特典が付属するPS4/PS Vita用ソフト『アクセル・ワールド VS ソードアート・オンライン 千年の黄昏(ミレニアム・トワイライト)』の電撃限定版が、通常版と同日の2017年3月16日に発売! 予約ページは下記バナーから。

 この限定版ではゲームソフトに加えて、abec先生&HIMA先生描き下ろし限定収納BOX、サウンドトラックCD、スペシャルコンテンツBlu-rayディスク、CD&BD収納用スペシャルケース、特別小冊子『電撃Nerve Gear VS』、ミニクリアポスター、描き下ろしSDキャラアクリルキーホルダー、ゲーム内アイテムのプロダクトコードが付属。

 もちろん、通常版に付属する初回封入特典“スペシャルダウンロードコンテンツ”も付属します。

 この限定版は電撃屋のみで販売される、まさにプレミアムなセット。送料無料となっておりますので、欲しい人はさっそく予約しておきましょう!

電撃限定版セット内容

・ゲームソフト本体(PS4版またはPS Vita版)
・abec先生&HIMA先生描き下ろし限定収納BOX
・サウンドトラックCD
・スペシャルコンテンツBlu-rayディスク
・CD&BD収納用スペシャルケース
・特別小冊子『電撃NerveGear VS』
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・ゲーム内アイテムのプロダクトコード
・初回封入特典 スペシャルダウンロードコンテンツ

※情報は、発表日現在のものです。発表後予告なしに内容が変更されることがあります。
※画像などは開発中のものですので、変更となる場合があります。
(C) 2015 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/AWIB Project
(C) BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

データ

▼『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
■メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
■対応端末:iOS
■ジャンル:RPG
■配信日:今冬予定
■価格:基本無料/アイテム課金
▼『アクセル・ワールド エンドオブバースト』
■メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
■対応端末:Android
■ジャンル:RPG
■配信日:今冬予定
■価格:基本無料/アイテム課金

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