いろんなマモをMIXING! 宮野真守さんが横浜アリーナを熱狂させたツアーファイナルレポート
声優だけでなく、舞台俳優や音楽活動でも大活躍の宮野真守さん。今回のツアーは、過去最大の8会場で行われ、自身初となる横浜アリーナ2days公演でファイナルを迎えました。ここでは千秋楽となる18日の最終公演の模様をお届けします。
ライブのオープニングは、ショートムービー仕立ての映像からスタート。ソファーの上でくつろぐ宮野さんが、テレビのリモコンを片手にザッピング。テレビで流れた番組の登場人物はなんとすべて宮野さん!
ザッピングのスピードが徐々に上がり、テレビのなかではフェンスに囲まれた闘技場の場面が。さらに、テレビをザッピングしていた宮野さんに屈強な男の襲撃。
ライブ会場のモニターには“THIS IS YOUR DAY(主役は君たちだ!)”の文字が表示され、映像も客席に切り替わります。そのまま“MISSION”として“リズムを刻め”や“歌え!”の指示。客席は一体となって、このMISSIONに挑みます。
そして、明るくなったステージには先ほど映像で見た闘技場さながらのフェンスのセット。フェンスの中にはもちろん宮野さんが! 宮野さんの登場と、映像と現実がリンクするという素晴らしい演出もあいまって、客席の熱が一気に上がります。そのまま1曲目の『SHOUT!』が始まり、赤と青のペンライトの光に染まった客席は1曲目だというのにすでに最高潮!
客席の熱気そのままに『Burning Point -TRAP REMIX-』へ。バックダンサーとともに宮野さん自身も激しいダンスを披露し、客席はますます盛り上がります。次の『Sugar, Sugar』では、バラにキスをして客席に投げ込むファンサービスも! 最新シングルである『テンペスト』は、神殿風の映像をバックに、壮大な雰囲気の中で風に吹かれながら歌いあげていました。
ここまではダンスナンバーなど激しい曲が多めの構成でしたが、全員着席してのアコースティックコーナーへ。バンドメンバーと“今回のツアーの想い出”のトークを交え『RINNE』、『Beautiful Life』、『J★S』の3曲を披露。スローテンポでよく伸びる宮野さんの歌声に、客席もうっとり聞き惚れていました。
今回のライブは緩急のついた構成で、ファンを楽しませようという宮野さんの想いが伝わってきます。ライブ中盤の映像コーナーでは、“奥さまもマモ”と題して、海外ドラマのようなコメディを宮野さんが1人で何役も演じて楽しませてくれました。
ダンディなダーリンのマモ、その妻で魔女の “マモンサ”などに扮した宮野さんは、このライブでしか見られません! 音声は吹き替えになっていて、海外ドラマらしさがここでも演出されているという芸の細かさ。もちろん吹き替えもすべて宮野さんです。
マモンサに呼び出された宮野さんがステージに戻ると、会場一体となって行う振り付けがある『UPSIDE DOWN』へ。バックダンサーと一緒に、宮野さん自ら振り付けをレクチャーしてくれました♪
「ここでみんな歌ってほしい」など、コールアンドレスポンスも宮野さんが教えてくれるので、初めてライブに来た方でもすぐにとけ込めるようになっており、ここでもファン想いの宮野さんらしい心使いを感じました。
客席の熱気は途切れることなく、ライブは終盤戦へ。『Identity』や大型モニターにこれまでのツアーで回った地方や、バックステージの映像も流れた『Crazy Wonder Night』など激しい曲が連続しますが、宮野さんも客席もまったく疲れなどを見せません! また『シャイン』ではトロッコに乗ってセンター席の外周を回るファンサービスも。
ライブのラストを飾ったのは『The Birth』。自身が作詞をしたということもあり、「みんながつらいときに、そばにいられるような曲を届けられたら」と歌詞に込めた想いを語ってくれました。会場中を揺さぶるような激しいロックナンバーで本編は終了。
しかしここで終わりではありません! すぐに客席からは“マモコール”が起こり、宮野さんもその声に応えて再登場! アンコールとして『DON'T STOP!』、『Gravity』の2曲を歌ってくれました。オープニング映像や本編についてのこぼれ話もあり、最高なライブとなったのでした!
……と思いきや、さすがツアーファイナル。ここで終わりではありませんでした! 会場からは再度マモコールがわき起こり、宮野さんが登場してダブルアンコールとなりました。
宮野さんはトナカイのツノ付きのサンタ帽をかぶっていて、ひと足早いクリスマスムード。客席もそれに合わせてペンライトを赤と緑にチェンジすると、クリスマスカラーで宮野さんを迎えます。
ここでアルバムが制作中であると明かされ、客席からは大歓声が。「アルバムが発売されるということは……?」と、宮野さんは“次回”を匂わせるような発言も。
“マモサンタ”からのクリスマスプレゼントは、“最高の夜を締めくくるのにぴったりの曲”ということで『GOLDEN NIGHT』でした。
大ボリュームの3時間半にわたるライブは、ツアーファイナルにふさわしい最高のライブでした! 2017年2月11日、12日には台湾で“MAMORU MIYANO LIVE in TAIWAN ~REMIXING!~”の開催も予定されています。こちらの公演は日本でのライブビューイングも決定しており、まだまだ宮野さんのライブを楽しみたい方はぜひ足を運んでみてください♪