穏やかな春の日差しの中、一人で剣の稽古に励む主人公。
そんな主人公に、ヒノエが声をかける。

ヒノエ「今日はオレと一緒に遊ばない？」
主人公「どうしよう…剣の稽古をサボっちゃうのもまずいし…」
ヒノエ「だったら、神様に聞いてみるっていうのはどうだい？」

そう言って取り出したのは、一枚のコイン。
コインを片手に微笑むヒノエは、ある“賭け”を提案する。

ヒノエ「お前が賭けに勝ったら、オレも稽古に付き合うよ」
主人公「私が負けたら？」
ヒノエ「お前の一日は、オレのものだ」

挑発するような笑みを浮かべたヒノエが、鮮やかな手つきでコインを弾く。
ヒノエの手が、宙を舞うコインを隠すように挟み込んだ。

ヒノエ「さあ…どっち？」