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2017年1月30日(月)

【電撃PS】『LET IT DIE』イベントステージをレポート。海外は“詫び石”に慣れてない!?

文:電撃PlayStation

 1月29日(日)に開催された“電撃PSプレミアムイベント2017冬”。その第2部では、2月2日に国内で配信予定のPS4用ソフト『LET IT DIE(レットイットダイ)』のステージが行われた。

『電撃PSプレミアムイベント』
『電撃PSプレミアムイベント』

 ここでは、そのステージ&試遊の模様をお届けする。ゲストの軽快なトークは下記動画でぜひご覧ください。

■動画:『LET IT DIE』ステージ/電撃PSプレミアムイベント2017冬

ステージイベントでは“アンクル・デス”も登場!

 ステージが始まると、グラスホッパー・マニファクチュアの新英幸ディレクターと、SIE ワールドワイド・スタジオ プレジデントの吉田修平氏、そして本作の重要キャラクターであるアンクル・デス氏が登壇。すでに海外で配信中の本作だが、その概要をあらためて語ってくれた。

『電撃PSプレミアムイベント』
▲“岐阜の虎”こと新英幸ディレクター。岐阜の虎と名乗っている理由はアーカイブでチェック!
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▲吉田修平氏。
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▲アンクル・デス氏。

 “バルブの塔”の頂点(てっぺん)を目指していく本作。ベースはアクションだが、“ハック&スラッシュ”や“ローグライク”的な要素も盛り込まれており、ただのアクションとは違うものが用意されているとのこと。アンクル・デス氏いわく「ゲーマーのためのゲーム」だそう。

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 ちなみに 吉田氏はすでに本作の海外版を約80時間ほどプレイ済みとのこと。年末年始は、本作ばかりをプレイしていたそうだ。

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▲大地殻変動が起きた未来が舞台。プレイヤーはアンクル・デスに誘われ、バルブの塔を登ることになる。
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▲コンティニューの営業に来る瀬戸 際子など、アンクル・デス以外もアクの強いキャラクターばかり。
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▲豊富な装備群に加え、ゴア表現ありのアクションも武器ごとに用意されている。

 そして話は“非同期型PvP”の要素にもおよび、吉田氏から「キルコインやスピリチウム(いずれもゲーム内通貨)を手に入れるには、PvPの方が効率がよい」という話も聞くことができた。

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▲プレイヤーはバルブの塔に登る以外にも、ほかのプレイヤーの待合室(拠点)を襲撃可能。成功すればキルコインやスピリチウムを奪うことができる。

 また、本作のプレイヤーは地域別に分けられたチームに所属し、ゆるいつながりで互いに協力することも可能。しかしそうなると、日本やアジアで配信を開始した直後に“高レベルの海外プレイヤーによる襲撃を受けるかもしれない”というのも、本作の配信を楽しみにしている人は気になるところだろう。

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 だが、この点については「一方的に襲撃を受け続けると、襲撃を受けた側にPvPに関するバフ(強力なブースト)がかかるシステムがあるため、問題ない」「人口が少ないチームに所属しているからこそのメリットもある」とのことだ。

アクションの魅力が詰まった実機プレイ

『電撃PSプレミアムイベント』 『電撃PSプレミアムイベント』

 本作の概要がひととおり語られたところで、本作の日本上陸記念のトレーラーが流された。

■動画:『LET IT DIE』日本上陸 トレーラー

 続けて、新氏による実機プレイへ。

■動画:『LET IT DIE』実機プレイ

『電撃PSプレミアムイベント』 『電撃PSプレミアムイベント』

 実機プレイでは“アイテムは現地調達が基本”“キノコを使った攻略要素”など、より細かな本作の特徴が語られ、さらに最初の中ボスであるCOENの倒し方もていねいに解説していた。配信後に役立つ情報も盛り込まれていたので、トレーラーとあわせてチェックしてほしい。

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 実機プレイが終わると、本イベントでは恒例(?)の“吉田修平氏のお菓子紹介コーナー”がスタート。

『電撃PSプレミアムイベント』 『電撃PSプレミアムイベント』

 食べたり投げたりと、さまざまな形で役立つアイテムとして“キノコ”が登場する本作にあわせて、吉田氏がチョイスしたのは“茸のまんま”。キノコを乾燥させて味付けしたもので、キノコのうまみが凝縮されている。しかもカロリーは低く、お酒のつまみにもオススメとのことだ。

2月2日に何かが起きる!? 注目の最新情報

 そんなキノコ談義のあとは、いよいよ本作の最新情報。日本語版キャストやプレオーダーの特典などの情報をあらためて聞くことができた。

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▲キャスト紹介の際には「神田沙也加さんは、LET IT……の人だから、お仕事を依頼するのにためらった」という、あぶない(?)セリフも。
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▲2月1日までPS Storeで予約受付中の『LET IT DIE 予約限定パック』には“デスメタル”40個と“エクスプレス パス”、そして特別なアイテム“プレミアムデカール”が付属する。

 そして、初公開の情報として、日本・アジア参戦記念イベントが2月2日(木)に開催との話も飛び出した。そのイベントの詳細は、当日(2月2日)に公式サイトで明らかになるとのことだ。

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▲海外版の過去のゲーム内イベントに参加した吉田氏いわく「本作のイベントはオトク」とのことだ。

ガンホーは礼儀正しいメーカー? 海外ならではの話も聞けたQ&A

 ステージも終わりに近づき、開発者へのQ&Aが行われた。

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 まず最初の質問は“『LET IT DIE』について、先にリリースされた海外での評判はどうですか?”というもの。

 こちらについては、新氏、アンクル・デス氏ともに、思った以上によい反響があったと感じているとのこと。海外では配信開始から26日間で100万ダウンロードを達成しただけでなく、アンクル・デスや瀬戸 際子のファンアートを描いている人も多いそうだ。

 さらに吉田氏いわく「本作はおそらく口コミを中心に広がりを見せている」そうだ。また、メンテナンスの実施やその延長の“お詫び”として海外プレイヤーにデスメタルを配布したところ「なんて礼儀正しいメーカーなんだ」と驚かれたというエピソードも聞くことができた。

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 続いて提示された質問は“『LET IT DIE』の制作で絶対にここだけは譲れない! という指針を持って開発した部分とは?”という内容。こちらについては、2つの回答を語ってくれた。

 1つは、本作のテーマは“問題作”であり、“問題作として突き抜ける方針を崩さない”ということ。

 打ち合わせ上ではマイルドな方向に意見が向かうこともあったそうだが、そういった点を新氏やアンクル・デス氏が中心となって過激な方向へ導いたそうだ。ゴア表現があり、他人の育てたキャラクターを奪えるというビジュアル、システムともにとがった本作の魅力はこうして生まれたのだろう。

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 そして、もう1つは“pay to win(より多く課金した人が強くなる)にならないようにする”ということ。あくまでアクションの腕前がうまい人がバルブの塔を登っていきやすいように、ゲームをデザインしているそうだ。

 ちなみに、本作は元々日本向けに開発していたそうだが、SIEアメリカのスタッフに見せたところ好評で、さらに海外で試遊してもらっても好感触が得られたので全世界配信へ……という流れになったそうだ。

 最後に、出演者陣からのメッセージがあり、本ステージは幕を閉じた。

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国内版の配信を前に『LET IT DIE』を体験! 瀬戸 際子の衣装展示やグッズにも注目!

 ステージ終了後、イベント参加者は試遊や展示物がならぶスペースへ移動。会場に設けられたTVモニターで、2月2日の国内配信を間近に控えた『LET IT DIE』の北米版の体験版をプレイすることができた。

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▲食糧になるカエルを捕えたところ。
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▲もちろん瀬戸 際子も登場。
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▲自動生成される“バルブの塔”を探索中。

 展示ブースには瀬戸 際子の赤いショートパンツの際どい衣装やTシャツなどの関連グッズが公開されており、ARコーナーではアンクル・デスと瀬戸 際子に挟まれての撮影が可能だった。

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データ

▼『LET IT DIE』
■メーカー:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
■開発元:グラスホッパー・マニファクチュア
■対応機種:PS4
■ジャンル:アクション
■配信日:2017年2月2日
■価格:100円+税
▼『LET IT DIE アンクルプライム エディション』
■メーカー:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
■開発元:グラスホッパー・マニファクチュア
■対応機種:PS4
■ジャンル:アクション
■発売日:2017年3月9日
■価格:6,900円+税

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