『うた☆プリ』へ恩返し♪ QUARTET NIGHT初の単独ライブイベントへ潜入!!
『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズで、大人気の先輩アイドル・QUARTET NIGHTが3月12日に初となる単独ライブイベント“うたの☆プリンスさまっ♪ QUARTET NIGHT LIVEエボリューション 2017”を東京国際フォーラム ホールAにて開催! ここでは、その模様をレポートしていきます。
開演時間が刻一刻と近づくと、客席には4人のイメージカラーに光らせたライトの光が溢れていきます。今回、ライブの会場で配られたライトは、カラーを選んで光らせることができるほか、なんとライブ演出として遠隔操作もできるそう! 興奮高まるなか、ファンが見つめるスクリーンにはジャジーなBGMに乗せ、スタイリッシュな衣装に身を包んだ4人の映像が映し出されます。
シックな黒スーツ姿にイメージカラーの小物でアクセントを効かせた声優陣の映像にファンも大興奮!! 前野さんが眼鏡を外したり、鈴木さんがネクタイを緩めたりするシーンではあちこちから黄色い悲鳴が飛び交っていましたよ。
ムービーに酔いしれつつ、今か今かと期待に胸を膨らませたファンの前にいよいよQUARTET NIGHTの寿嶺二(声優:森久保祥太郎さん)、黒崎蘭丸(声優:鈴木達央さん)、美風 藍(声優:蒼井翔太さん)、カミュ(声優:前野智昭さん)。が登場!! 熱気をそのままに「QUARTET★NIGHT」を歌い上げます。森久保さんと蒼井さん、鈴木さんと前野さんのペアで背中合わせになりながら歌う姿が印象的でした。間奏では4人による息ピッタリなダンスも披露され、圧巻のパフォーマンスに会場のボルテージも一気に高まります!
さらに、息つく間もなく2曲目「The dice are cast」へ。TVアニメの映像も流れるなか、ソロパートではキャスト陣ひとりひとりにスポットが当たり、歌声を響かせます。
ここで本公演初となるMCに移り、先輩アイドルからファンへひとことずつご挨拶が! 「QUARTET NIGHT LIVEエボリューション 2017へようこそ~!!」と先陣を切ったのは森久保さん。おなじみの「よろしくマッチョッチョ!」で締めると、続く鈴木さんが「今日はROCKなライブにしようぜ!」とシビレさせます。
また、蒼井さんからは「オーバーヒートし過ぎないように、最後まで熱くお願いね」、前野さんからも「待たせたな愚民よ!」とそれぞれ“らしい”言葉が飛び出します。最後に鈴木さんが「嶺二を景気づけるか」と言葉を繋ぎ、蒼井さんや前野さんとともに「Rolling...?」と嶺二のソロ曲「溺愛テンプテーション」へといざなったのでした。
アイドル度満点のゴキゲンスマイル全開の森久保さんは、嶺二の得意楽器であるマラカスを持ち、ソロ曲を高らかに歌っていましたよ。サビの「胸がズキュンさ」では、ガンフィンガーの仕草で撃ち抜くなどマイガールをクラクラに!! 最後はマラカスに唇を寄せ、おちゃめなパフォーマンスも見せてくれました。「溺愛テンプテーション」で幕を開けたソロコーナーは前野さんが歌う「純潔なる愛-Aspiration-」へ。
イントロからカミュらしい優雅なダンスで魅せてくれた前野さん。サビでは不敵な笑みで会場の視線をさらっていましたよ。また、歌詞にある通り「膝をつく」姿も。女王へ仕えているカミュらしい麗しさ溢れるステージングになりました。
続けて、披露されたのは藍のソロ曲「Innocent Wind」。ハイトーンな歌声とテクニカルなダンスで魅せる蒼井さんの髪には、藍と同じヘアカラーのメッシュが! ラストはスモークとともにステージを去るなど、その儚げな様子に思わず藍の姿が重なります。
歓声が止まないなか、「見ていてくれ、おれのリベンジだ」とスタンドマイクを片手に「ONLY ONE」を熱唱! 指先に蘭丸カラーのネイルが光る鈴木さんは客席をあおりつつ、最初から最後までダンサーとともに激しいステージを披露します。どこまでもパフォーマンスにストイックな鈴木さんが蘭丸とシンクロして見えた方も多いのでは?
ソロメドレーで盛り上がったあとは、2度目のMCコーナー。今度は改めて“キャスト陣”から会場&ライブ・ビューイングを見守るファンの方へひとことずつの挨拶がありました。ここでは執事アイドルモードで挨拶を行う前野さんでしたが、会場はどことなくそわそわした雰囲気に。ファンとしてはやっぱり前野さんの「この愚民が!」が聴きたいところ(笑)。一旦は「長々と語るのは野暮というもの」と流しますが、最後はバッチリ期待に応えてくれた前野さんでした。
さらに、森久保さんからは「全国128館、約5万6千人のライブ・ビューイングの方が見てくださっている」という驚きの情報も! また、ここ連日はライブへの追い込みリハーサルがあったそうで、4人が毎日顔を合わせていたこと、リハーサルから帰りたくなくて全員で長い間お喋りに花を咲かせていたことなど、マル秘エピソードも明かされました。
鈴木さん曰く、“気持ちの繋がった”4人によるライブはまだまだこれから!! 森久保さんの「QUARTET NIGHTは今日でエボリューションします!」の掛け声で再びライブコーナーへ!!
MCのあとは蒼井さんと前野さんが歌う、ロマンティックな雰囲気満点の「月明かりのDEAREST」と森久保さん・鈴木さんによる、ごりごりのロックナンバー「RISE AGAIN」などのデュエット曲もお披露目。対照的なデュエット曲ですが、キャスト陣の華やか&男らしいパフォーマンスにときめかされっぱなしでした。
もちろん、合間にはゲームシリーズを彩った先輩アイドルのソロ曲「愛しき人へ」や「BRIGHT ROAD」も! 森久保さんは赤いバラや傘など歌詞にそったアイテムを用いて、世界観を歌い上げていましたよ。一方、鈴木さんもスクリーンに映し出される炎にも負けないステージングでファンを魅了!!
「今だけはおれを見ろ」のセリフで会場中が鈴木さんへくぎづけに♪ 続いてファンの視線をさらったのは蒼井さんによる「WinterBlossom」のイントロ生演奏。ピアノの繊細な音色に誰もが聴き惚れ、「ねえ……笑って?」のひとことには物語を思い出して涙が零れるファンも。
続いて前野さんがアニメでカミュの持っていたブルーの宝石が埋め込まれたステッキを携えてステージへ。指にはこれまでのライブグッズでもあった、リングライトが複数はめられており、前野さんの『うた☆プリ』愛が伝わってきます。
そのステッキを使った華麗なダンスとともに披露されたのは「AURORA」。どこまでも恭しい仕草に誰もが視線を逸らせないようでしたよ。ライブ前半戦のラストを飾ったのは先輩アイドル全員が“愛を叫ぶ”「Starlight Memory」。曲中には「大好きだよ」「大好きだ」「好きだよ」「好きだ」とそれぞれから“愛”を歌われる部分があり、ライブでも4人の本気の愛が伝わってきます。
すると、ここでオープニングムービーのオフショット映像が!! 鈴木さんが猫と戯れているシーンや撮影の合間に撮られたであろう、キャスト陣どうしで談笑中のシーンも。また、随所に過去の“マジLOVELIVE”映像も盛り込まれたりと、ファン心をくすぐります! すると、ここで白縁の大きなサングラスをかけたDJ風のパフォーマンスで、森久保さんからダンサー陣のご紹介。
熱気をそのままに、自身もカラフルなマラカスマイク&マフラータオルを持って「Hurray×2ドリーマーズ」を歌い上げます! キャッチーなサビでは森久保さんと一緒に「Hi×4」や「イチ、ニー、サンはいっ!」と全力のコールで笑顔あふれるひとときになりました。
そして大きな歓声を受けたのが、前野さんの見事な歌い分けが披露された「Double face」。カミュの執事モードと伯爵モードを白と黒のダンサー&前野さんの歌声で表現されていました。声や表情の使い分けに誰もが魅せられ、改めてカミュの持つ二面性にドキドキさせられるのでした。
また、奈落からせり上がる形でステージに登場した鈴木さんはダンサブルでありながら一際クールに「No.1」を、蒼井さんは繊細かつ心を震わす歌声で「ムネノコドウ」を歌います。
再びの蘭丸ソロ曲「WILD SOUL」では、鈴木さんがスモークの焚かれた空間で曲に合わせた激しいダンスを披露! サビの「W.I.L.D.SOUL」に合わせての手振りもバッチリ決まり、ファンのハートをわし掴みにしていました。蒼井さんによる手を繋ぐ仕草にキュンとなったのは藍のソロ曲「A.I」。ちょっぴり切なくも見える夕焼け色のライトに包まれながら歌う、蒼井さんの優しい歌声に聴き惚れます。
一転して森久保さんによる「キスはウインクで」で会場を熱気でいっぱいにすると、前野さんは「絶対零度Emotion」で会場を一気に染め上げます。ステッキの先で手のひらを叩くなど、どこかサディスティックな振る舞いにファンから割れんばかりの歓声も!! さらに、前野さんが触れるとライトにあかりが灯るなど、会場全体がカミュの魔法にかけられてしまう場面もありました。
また、ここからは蒼井さんが「4人の絆を見せにきました!」と語ったように、全員での楽曲「マリアージュ」、「God’s S.T.A.R.」、「KIZUNA」が続けて歌われます。なかでもTVアニメ『マジLOVEレジェンドスター』挿入歌でもあり、1月のゴールドディスクにも認定された「God’s S.T.A.R.」では会場がコール&レスポンスで見事一体となっていました。さらに、スクリーンには稲妻が走るなど12話を彷彿とさせる演出も。
名残惜しいまま迎えた最後のMCではキャスト陣から想いのこもったお話が! トップバッターである森久保さんは「『うた☆プリ』に恩返しです!」とST☆RISHやスタッフ陣、そしてファンへの感謝の想いを口にされていましたよ。
また、5th STAGE直前にケガを負ってしまい、そのことを改めて振り返った鈴木さんの口から『うた☆プリ』ファン、そして蘭丸への謝罪が零れると、会場からすぐさま「そんなことはない!!」と想いを込めたレスポンスが飛び交います。
その真摯でひたむきな姿、「蘭丸やカルナイをもっと好きになってもらえたらいいな」というまっすぐな想いに涙ぐむファンの姿も。鈴木さんの「元気になりました」報告には全員が「おかえりー!!」と声を返すのでした。最年少である蒼井さんは「かっこいいことは言えないんですけど……」とはにかみながら「藍の背中を追い掛けながら今日まできました」とひとことひとこと、大事に想いを紡ぎます。
ラストを担当した前野さんはQUARTET NIGHT結成当時は「QUARTET NIGHTのメンバーのなかで、自分だけが歌の経験が少ない」と思っていたこと、けれど、そんな自分だからこそできることがあると思えるようになったという心境の変化を振り返っていらっしゃいました。
先輩アイドルを演じる、キャスト陣の絆の強さが端々から伝わったMC。森久保さんの「お前ら3人と俺の歌声が重なるのがだーい好き!!! カルナイでよかった!!!!」という力強いコメントがそれを物語っているようでした。
フィナーレは4人のアカペラで幕を開けた「エボリューション・イヴ」。それぞれのソロダンスも盛り込まれるなど、見応え満点のナンバーに!! 金銀の紙吹雪が舞うなか、視線でお互いを確かめ合うキャスト陣がとてもクールでしたよ。
4人がステージをあとにすると、すぐさま「QUARTET NIGHT!」とアンコールが巻き起こり、白いライブTシャツに着替えたキャスト陣が登壇!! 「ポワゾンKISS」を大人の魅力&色香たっぷりに歌い、セクシーなダンスを踊ります。
迎えた最後のキャストトークでは終わりたくない、離れがたいという想いからか、自然と広いステージの中心に固まっている4人。すると、それに気付いた森久保さんが「近い!」と笑みを零す一幕も。
温かな拍手のなか、鈴木さんが「めっちゃ好き」と語った「You’re my life」へ。二手に分かれたキャストからの「ありがとう!」が会場全体を包み込みます。最後は「You’re my life」、「Lalala…」の大合唱も行われ、会場全員で“世界で一番のラブソング”を歌い上げました♪
“うたの☆プリンスさまっ♪ QUARTET NIGHT LIVEエボリューション 2017”セットリスト
01.「QUARTET★NIGHT」全員
02.「The dice are cast」全員
<MC>
03.「溺愛テンプテーション」森久保祥太郎
04.「純潔なる愛-Aspiration-」前野智昭
05.「Innocent Wind」蒼井翔太
06.「ONLY ONE」鈴木達央
<MC>
07.「月明かりのDEAREST」蒼井翔太、前野智昭
08.「愛しき人へ」森久保祥太郎
09.「BRIGHT ROAD」鈴木達央
10.「RISE AGAIN」森久保祥太郎、鈴木達央
11.「WinterBlossom」蒼井翔太
12.「AURORA」前野智昭
13.「Starlight Memory」全員
14.「Hurray×2ドリーマーズ」森久保祥太郎
15.「Double face」前野智昭
16.「No.1」鈴木達央
17.「ムネノコドウ」蒼井翔太
18.「WILD SOUL」鈴木達央
19.「A.I」蒼井翔太
20.「キスはウインクで」森久保祥太郎
21.「絶対零度Emotion」前野智昭
22.「マリアージュ」全員
23.「God’s S.T.A.R.」全員
24.「KIZUNA」全員
<MC>
25.「エボリューション・イヴ」全員
★ENCORE
26.「ポワゾンKISS」全員
27.「You’re my life」全員
(C)UTA☆PRI-LS PROJECT