2017年5月31日(水)

【電撃PS】『FF14 紅蓮のリベレーター』エリア・ダンジョン編。“ひんがしの国”初探訪!【メディアツアーレポート1】

文:電撃PlayStation

 6月20日に発売予定の『FFXIV』最新拡張パッケージ『ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター』。6月16日のアーリーアクセスを控え、すでにそのスタートが待ちきれない光の戦士も多いと思いますが、去る5月23~24日(現地時間)、ドイツ・ハンブルクにて、その世界を一足先に体験できるメディアツアーが開催されました。今回はその模様を電撃PlayStation編集部・電撃の旅団のOshoがレポートしていきます。

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『ファイナルファンタジーXIV』

【注意】今回の記事で解説しているプレイ内容は、開発中のため変更される可能性があります。また、プレイの所感などはあくまで編集部独自の見解に基づいたものであることをご了承ください。

はるか西のドイツへ赴いてみたら……そこは東方のドマだった!?

 2年前の『蒼天のイシュガルド』のときはフランスのお城で開催された『FFXIV』ヨーロッパメディアツアーですが、今回の開催地はドイツ・ハンブルク。歴史あるその街のなかにある、民族学博物館に隣接した建物が会場だったのですが……いざ会場へ行ってみたら、その “ドマ感”にビックリ。まさにエオルゼアのはるか東・東州オサード小大陸の都市国家・ドマを彷彿とさせるオリエンタルな趣で、『紅蓮のリベレーター』を体験するにふさわしい場所でした。

『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
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▲印象的な建物のほか、会場にはイシュガルドエリアでチョコボ留として利用されている“遠鳴り岩”や、ソーム・アル山頂にあるモーグリを模した岩も。

 まずは現地時間の22日、ここの会場よりプロデューサーレターLIVEが配信されました。その模様はすでにコチラの記事で解説していますが、約4時間の配信での情報のボリュームは圧巻! 現地のスタッフの皆さん、そして日本時間の早朝まで視聴していた皆さん、本当におつかれさまでした!

『ファイナルファンタジーXIV』

『紅蓮のリベレーター』のエリアを探索! まずは和風な街“クガネ”を紹介

 そして現地時間の5月23日からは、いよいよ試遊プレイスタート! 最も気になったのはやはりジョブで、新ジョブの侍・赤魔道士を中心にいろいろチェックしてみましたが、ここではそのレポートの前に、さまざまな新エリアを紹介していきましょう。

 まずは、おそらく『紅蓮のリベレーター』で光の戦士たちの拠点の1つになるであろう、“ひんがしの国”の港町・クガネから。街の全体的な特徴としては、非常にエリアが広く、高低差が印象的だったイシュガルドとは対照的に、東西南北に広がった大きな街といった感じです。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲エーテライト・プラザからは城や巨大な門が見えます。これらがクガネのランドマークといえるでしょう。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲街にある銅像はかつての国王か武将を模したもの? 
『ファイナルファンタジーXIV』
▲マップを見るだけではわかりにくいかもしれませんが、既存のエオルゼアの街と比べて格段に広いです!

 さらに印象的だったのは、街に多くの人々が往来し、非常に活気のある雰囲気をかもし出していること。鎖国政策が敷かれている“ひんがしの国”のなかで唯一、異国船に対して開放された港だけあり、広さだけでなく活気もハンパない!

 また各所の施設もクガネならではのものが多く、いわゆるマーケットや宿屋なども、クガネならではの装いになっており、エオルゼアの街の風景に慣れた冒険者にとっては、ある意味“異国情緒”を存分に味わうことができるでしょう。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲港街らしく、街の西側には2つの波止場があります。人々の往来も活発。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲“潮風亭”の女将・コトカゼ。この潮風亭では、『紅蓮のリベレーター』版のモブハントである、ベテラン・モブハントを受注することができる模様です。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲さまざまな商店が並ぶ小金通り。いわゆるマーケット。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲武器屋や防具屋があるほか、料理屋ではひんがしの国ならではのラインナップも。
『ファイナルファンタジーXIV』
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▲街の北西には宿屋“望海楼”があります。さらにこの宿屋の隣には温泉・望海泉があり、旅の疲れを温泉で癒やしている人々の姿もチラホラ。

 そんな数々の施設だけでなく、クガネの中にはストーリーに絡んできそうな場所もいくつか見受けられました。とくに、おそらく自警団の一種と思われる“赤誠組”の屯所や、ガレマール帝国大使館を筆頭に異国の大使館が並ぶ“異人街”は、物語の要所で訪れることになりそうな雰囲気です。

『ファイナルファンタジーXIV』
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▲街の北東にある赤誠組屯所。若者たちが刀の稽古をしている姿を見ることができます。その庭はまるで“●山の■さん”的な裁きが行われそうな雰囲気?
『ファイナルファンタジーXIV』
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▲ウルダハ商館、ラザハン大使館、ガレマール帝国大使館などが並ぶ異人街。近東に浮かぶサベネア島の都市国家・ラザハンの人物も、物語に登場することになるかもしれません。

 とにかく、クガネの街は予想以上に見どころ満載となっていました。『紅蓮のリベレーター』スタート後は、ストーリーやレベル上げに夢中になって通り過ぎるだけでなく、ぜひ一度は足を止めて散策をしてほしい街です。ここでユーザーイベントなどを実施して盛り上がるのも楽しそう!!

遺跡やガレマール帝国の施設が点在する“ギラバニア山岳地帯”

 次にフィールドについては、2つのエリアをチェックすることができました。そのうちの1つが、かつて城塞都市アラミゴが領していた“ギラバニア山岳地帯”。アバラシア山脈の東端に位置し、険しい山々が連なる地域です。

 かつては壊神ラールガー信仰が根強い土地であったものの、宗教を否定するガレマール帝国の支配を受け、各地の寺院はことごとく破壊されているとのこと。それを裏付けるかのように、各所には帝国の旗を掲げた建物や、廃墟となった寺院らしき建物を見ることができます。

 なお、拠点で販売している装備品のレベルから判断するに、このエリアは『紅蓮のリベレーター』の物語の序盤で訪れることになりそうです。なお、エリアの南側はまだ訪れることができませんでしたが、こちらに何があるのかも気になるところ。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲ガレマール帝国の旗を掲げた施設。帝国の前線基地?
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▲かなりの歴史を感じさせる巨大な遺跡。かつての寺院か、はたまた都市の建物か。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲美しい花が咲き乱れる場所も。ちなみに飛んでいる蝶はアクティブモンスター!
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▲こちらもアクティブモンスターである、キキルン・ミートイーター。肉食系キキルン族?
『ファイナルファンタジーXIV』
▲リスキーモブ“ブッカブー”にも遭遇! 1パーティで撃破できたので、Aモブクラスかも?

風光明媚な海岸エリア“紅玉海”には見どころが満載!

 今回のメディアツアーで訪れることができたもう1つのフィールドが“紅玉海”。こちらはひんがしの国とオサード小大陸とを隔てる内海で、古くから海賊衆と呼ばれる勢力が支配しており、どの国の力も及ばぬ海として知られてきたようです。

 ここはとにかく美しく広大な海原と砂浜が印象的。また、各所には新たな蛮族である亀のような獣人・コウジン族の姿も見受けられました。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲広い海を渡っていくと、何やら昔話の“鬼ヶ島”を彷彿とさせる島の姿が!? 
『ファイナルファンタジーXIV』
▲とてつもなく巨大な塔がそびえる集落。どこまで高いのか見上げてみても……。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲頂上がまったく見えない! ひょっとして空の果て……宇宙まで伸びていたりする!? 
『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
▲各地の拠点は漁村のような雰囲気。海賊衆と呼ばれる人々の集落なのでしょうか。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲コウジン族の営む“大隼屋”。チョコボポーター同様、ギルを支払うとフライングマウントのハヤブサに乗ってクガネなどに移動できます。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲友好的なコウジン族だけでなく、近づくと襲いかかってくる敵対的なコウジン族も。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲こちらのエリアでもリスキーモブと遭遇。この“船幽霊”はかなり強く、海外メディアの方々と協力してようやく撃破。強さ的にはSモブクラス?

 さらにこの“紅玉海”で特筆すべきは、海中に潜ることができたこと。海の中は想像以上に広く、海底にはなんと、アウラたちが住む集落もありました。この海底を探索するだけでもかなりの冒険になりそうな感じです。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲海中には巨大なサメも! こちらはモンスターではないので襲われる心配はナシ。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲このドーム型のエリアが海底にある集落。円形の窓のような部分から出入りできます。

まるで竜宮城!? 新ダンジョン“海底宮殿 紫水宮”

 そしてメディアツアーでは街、フィールドだけでなく、1カ所のダンジョンにも挑戦することができました。それが、紅玉海の海底にあるダンジョン“海底宮殿 紫水宮”。ここは外観もギミックもまさに“竜宮城”といった感じで、これまでにない美しさを誇るダンジョンになっています。

『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
▲海底に降り注ぐ光が美しいダンジョン。登場する敵も海洋生物のようなモンスターが中心です。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲最初のボス・アミキリは、“アミキリの脚”を破壊して転倒させるのが撃破のカギ!?
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▲道中では泳いで進む場面も。その先はいよいよ宮殿内部へ。
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▲宮殿内部では、何者かに操られているらしきアウラの女性兵士が襲いかかってきます。

 このダンジョンで最も注目すべきは、2番目のボスである“紅玉姫”とのバトル。ここではボスが“誘惑”を使ってこちらを魅了してくるのですが、その際、周囲にある箱に重なると、なんと“オールド”の効果でプレイヤーの姿が老婆に! この状態ならボスに誘惑されないという仕組みです。まさに玉手箱ギミック!

『ファイナルファンタジーXIV』
▲乙姫様のような姿の紅玉姫だけど、攻撃はなかなかの激しさ。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲箱の煙を浴びると、このような年老いた姿に!
『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
▲最後のボスは“紫水妖妃”。周囲を濃霧で包んで姿を消したり、複数の眷属を召喚してきます。

 さて、この記事では『紅蓮のリベレーター』の新たな街やフィールド、ダンジョンを紹介してきましたが、別の記事では皆さんの気になるジョブについて詳しくレポートしていきます。ぜひそちらもチェックしてください!

データ

▼『電撃PlayStaton Vol.639』
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2017年5月25日
■定価:694円+税
 
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