2017年6月1日(木)

【電撃PS】『FF14 紅蓮のリベレーター』赤魔道士の実態に迫る! メディアツアーレポ5【魔法&遠隔DPS編】

文:電撃PlayStation

 6月20日に発売予定の『FFXIV』最新拡張パッケージ『ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター』。その世界をいち早く体験できたドイツのメディアツアーで判明した全15ジョブのアクションについて、電撃PlayStation編集部・電撃の旅団のOshoがレポートしていきます。

 メディアツアーレポートのフィナーレを飾るのは、新ジョブ・赤魔道士を筆頭とした魔法(キャスター)DPS・3ジョブと、遠隔(レンジ)DPS・2ジョブです!

【 ジョブアクション記事まとめ(全15ジョブ)】

タンク・ヒーラー編 ナイト / 戦士 / 暗黒騎士 / 白魔道士 / 学者 / 占星術師
近接DPS編 モンク / 竜騎士 / 忍者 /
【 遠隔&魔法DPS編 】 吟遊詩人 / 機工士 / 黒魔道士 / 召喚士 / 赤魔道士
【 ロールアクション 】 タンク / ヒーラー / 近接DPS / 遠隔DPS / 魔法DPS

⇒ジョブアクション【近接DPS編】の記事はこちら
⇒ジョブアクション【タンク・ヒーラー編】の記事はこちら
⇒吉田直樹氏インタビュー記事はこちら
⇒エリア・ダンジョン編の記事はこちら

『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』

【注意】今回の記事で解説しているアクションの内容・数値などは、開発中のため変更される可能性があります。また、プレイの所感などはあくまで編集部独自の見解に基づいたものであることをご了承ください。

『紅蓮のリベレーター』全ジョブレポート【魔法DPS編】

魔法DPS(呪術士、黒魔道士、巴術士、召喚士、赤魔道士)のロールアクション

 魔法DPSのロールアクションは、ヒーラーと同様のものが4つ、近接DPSと同様のものが1つ、独自のものが5つ。ヒーラーと同様に有用なものが多く、どれをセットするか悩みどころです。

『ファイナルファンタジーXIV』

・アドル(Lv8/アビリティ)
一定時間、対象のINTとMNDを15%減少させる。効果時間:10秒
※モンクの“双竜脚”にINT低下効果がなくなったり、暗黒騎士の“デリリアムブレード”が削除されたことから、対象のINTを下げるアクションはこの“アドル”が担うことになりそうです。

・ブレイク(Lv12/魔法)
対象に無属性魔法攻撃。威力=50 追加効果:対象に40%ヘヴィを付与する。効果時間:20秒
※ヒーラーのロールアクションと同じく、"無属性小ダメージのストーン"といった印象のアクション。

・ドレイン(Lv16/魔法)
対象に無属性魔法攻撃。威力=80 追加効果:与えたダメージの一部を吸収する。
※プレイした範囲では、対象のレベルが高い(HPが高い?)ほど吸収量は多くなる模様。弱い相手に使うのは有用ではなさそうでした。

・ディヴァージョン(Lv20/アビリティ)
一定時間、自身の敵視上昇を抑える。効果時間:15秒
※従来の弓術士の“静者の撃”と同効果。一気に敵視を稼ぎやすい魔法DPSにはかなり役立ちそうです。

・ルーシッドドリーム(Lv24/アビリティ)
自身に対する全ての敵視を半減させる。追加効果:自身のMPを継続回復する 効果量:80 効果時間:21秒
※効果時間が伸びている以外は、従来の幻術士の“女神の加護”と同様のアビリティ。

・迅速魔(Lv32/アビリティ)
一定時間、次の1回の魔法詠唱について、詠唱時間無しで詠唱することができる。効果時間:10秒
※従来の呪術士のアクションと同様のアビリティ。赤魔道士にとっても重宝しそう。

・マナシフト(Lv36/アビリティ)
自身の最大MPの20%を対象のパーティメンバーに与える(現在のMPが最大MPの20%に満たない場合、現在のMPまでを与える)。
※MPを分け与えるという、これまでにない効果のアビリティ。長期戦でのヒーラーや暗黒騎士に使用するケースなどが考えられます。

・アポカタスタシス(Lv40/アビリティ)
パーティメンバーひとりを対象として、被魔法ダメージを20%軽減する。効果時間:10秒 自分にかけることはできない。
※従来の黒魔道士のアビリティとほぼ同様。効果時間が若干異なるほか、効果終了後に“アポカタスタシス不可”状態になることはなくなりました。

・堅実魔(Lv44/アビリティ)
一定時間、次の1回の魔法詠唱について、詠唱中断されずに詠唱することができる。追加効果:効果時間中は睡眠、スタン、ノックバック、引き寄せを無効化する。効果時間:10秒
※従来の呪術士のアクションに、多数の詠唱阻害効果を無効化する能力が追加され、有用度が格段にアップ。

・イレース(Lv48/アビリティ)
パーティメンバーひとりを対象とする。対象が受けている継続ダメージ効果を解除する。自分にかけることはできない。
※一見するとヒーラーのアクションのようですが、魔法DPS専用アクション。

赤魔道士

『ファイナルファンタジーXIV』

赤魔道士のアクションの特徴

 かつて敵同士だった魔法都市マハの黒魔道士と、古都アムダプールの白魔道士が手を組み、新たに誕生したジョブ・赤魔道士。その特徴を理解するには、まず赤魔道士の特性“連続魔”と魔法の仕組み、そしてジョブ固有のHUDである“バランスゲージ”との関係を知る必要があります。

(1)赤魔道士の魔法の特徴1:連続魔

 まず、赤魔道士にはLv1から“連続魔”のジョブ特性があり、“魔法を使用すると、次に唱える魔法を詠唱時間なしで使用できる”という能力を持っています。これは主に、“まず詠唱時間の短い魔法で攻撃→次に詠唱時間の長い魔法を詠唱時間ナシで使用”……いう流れで活用していくことになるでしょう。

(2)赤魔道士の魔法の特徴2:“ブラックマナ”と“ホワイトマナ”

 赤魔道士の攻撃魔法は大きく3つに分けられます。

・使用すると“ブラックマナ”が大きく上昇する魔法
・使用すると“ホワイトマナ”が大きく上昇する魔法
・両方のマナが少しずつ上昇する魔法

 これらを駆使して“ブラックマナ”と“ホワイトマナ”の両方をバランスよくためると、強力なウェポンスキルコンボ+魔法が発動可能になります。それを管理するためのゲージが“バランスゲージ”になります。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲これがバランスゲージ。右の青い部分が“ブラックマナ”の蓄積量、左の白い部分が“ホワイトマナ”の蓄積量を表します。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲両方のマナが50を超えると、上部のクリスタルが赤くなります。マナがバランスよく蓄積されたという目安でもあります。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲一方、“ホワイトマナ”だけが多い状態だと、上部のクリスタルが白くなります(逆だと青色に)。この状態だと、蓄積が少ないほうのマナ(この場合“ブラックマナ”)が、さらにたまりにくくなってしまいます。

(3)赤魔道士のウェポンスキルの特徴

 魔道士ながらウェポンスキルを駆使できるのも赤魔道士の特徴で、その数は単体ウェポンスキル3種類+前方扇範囲ウェポンスキル1種類。それぞれTPを消費すればいつでも使用でき、とくに単体ウェポンスキル3種は、下記の順番で使用することでコンボボーナスが発生します(カッコ内の数字はコンボボーナス時の威力)。

リポスト(130)→ツヴェルクハウ→(150)→ルドゥブルマン(230)

 ですが、上記の技をただ使うだけではダメージもほどほどで、魔法に比べて使用するメリットがそれほどない印象。ところが“ブラックマナ”と“ホワイトマナ”が両方蓄積している状態だと、各ウェポンスキルが下記のような強力な技に変化します。

エンリポスト(210)→エンツヴェルクハウ→(290)→エンルドゥブルマン(470)

 なお、エンリポストは、発動に“ブラックマナ”30と“ホワイトマナ”30が必要で、“エンツヴェルクハウ”と“エンルドゥブルマン”はそれぞれの発動に“ブラックマナ”25と“ホワイトマナ”25が必要。

 使用時はそれぞれ同量のマナを消費することから、合計で“ブラックマナ”80と“ホワイトマナ”80があれば、3つのウェポンスキルをすべて強化状態で使用できます。これは後述の強力な2つの魔法の使用にもかかわってきます。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲右がリポスト、左がツヴェルクハウ、上がルドゥブルマン(下は範囲ウェポンスキルのムーリネ)。通常はこのように青いアイコンですが……。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲“エン~”状態に進化すると、アイコンがこのように赤く変化します。

赤魔道士のジョブ特性

・連続魔(Lv1)
詠唱時間を有する魔法を実行すると、自身に“連続魔”が付与される。
※前述のとおり、“連続魔”付与時は次の魔法を詠唱時間ナシで実行できます。

・INTアップ(Lv20)、INTアップII(Lv40)、INTアップIII(Lv60)
INTが上昇する。
※黒魔道士や召喚士と同様、赤魔道士の与ダメージに直結するパラメータはINTになります。

・アクションダメージ・回復量アップ(Lv20)
・アクションダメージ・回復量アップII(Lv40)

※これらは白魔道士などの特性と同様の効果です。

・ジョルト効果アップ(Lv62)
ジョルトがジョルラに変化する。
※無属性魔法のジョルトが、上位版のジョルラに置き換わります。

・ジョルラ効果アップ(Lv66)
ジョルラ実行時に、自身に“インパクト実行可”が付与される。
※ジョルラを使用すると一定時間、無属性魔法の“インパクト”が使用可能になります。この“インパクト”はジョルラを使用しないと実行できない特殊な魔法になっています。

赤魔道士のアクション

・Lv50までの赤魔道士の基本的な魔法の流れ

 まず“ブラックマナ”をためる場合は、例をあげると

(1)無属性魔法の“ジョルト”使用(3上昇)
(2)詠唱の長い雷属性魔法の“ヴァルサンダー”を“連続魔”状態で使用(11上昇)
(3)50%の確率で“ヴァルファイア効果アップ”が発生した場合は火属性魔法の“ヴァルファイア”を使用(9上昇)
※追加効果が発生しなかったら(1)に戻る

 といった流れが基本となりそうです。

 同様に“ホワイトマナ”をためる場合

(1)無属性魔法の“ジョルト”使用(3上昇)
(2)詠唱の長い風属性魔法の“ヴァルエアロ”を“連続魔”状態で使用(11上昇)
(3)50%の確率で“ヴァルストーン効果アップ”が発生した場合は土属性魔法の“ヴァルストーン”を使用(9上昇)
※追加効果が発生しなかったら(1)に戻る

 といった流れに。そして両方のマナがたまったら、先に解説したウェポンスキルが使えるようになります。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲魔法でマナをため、その後は一気に接近してレイピアでウェポンスキル! この戦闘スタイルの切り替えが赤魔道士の魅力といえるかもしれません。

 ここまでに触れた以外の、Lv50以下のアクションは下記の通りです。

・コル・ア・コル(Lv6/アビリティ)
対象に急接近して物理攻撃。ウェポンスキルのコンボを開始する際に使うことが多くなりそう。

・テザー(Lv15/魔法)
対象とその周囲の敵にバインドを付与。

・スキャッター(Lv18/魔法)
対象とその周囲の敵に無属性魔法攻撃。両方のマナが3ずつ上昇するほか、25%の確率で“スキャッター効果アップ”が発生すると、次に使用する“スキャッター”で両方のマナを8上昇させることができます。範囲攻撃はこの魔法が主力となりそうな感触です。

・デプラスマン(Lv40/アビリティ)
対象に物理攻撃をしつつ、後方に飛び退く。ウェポンスキル後に使用すれば華麗に距離を開けることができます。

・フレッシュ(Lv45/アビリティ)
対象に無属性魔法攻撃。マナは上昇しませんが、威力は420となかなかのもの。

・アクセラレーション(Lv50/アビリティ)
効果時間中に実行する1回の“ヴァルサンダー”または“ヴァルエアロ”について、それぞれの追加効果が必ず発動します。リキャストのたびに有効活用していきたいアビリティ。

 次に、以下ではLv52~70までのアクションをチェックしてみましょう。

・ムーリネ(Lv52/ウェポンスキル)

『ファイナルファンタジーXIV』

 前方扇範囲物理ウェポンスキル。コンボにはなりませんが、両方のマナが30以上ならば“エンムーリネ”になって威力が200になります。

・ヴァルケアル(Lv54/魔法)

『ファイナルファンタジーXIV』

 DPSながら使用できる回復魔法。なお召喚士の“フィジク”などと違ってかなりの回復量を持ち(プレイ時はLv70で5,000以上のHP回復を確認)、さらに“連続魔”で再度使用すれば、HPを一気に1万前後回復することも不可能ではありません。

・コントルシクスト(Lv56/アビリティ)

『ファイナルファンタジーXIV』

 対象とその周囲の敵に無属性魔法攻撃。“スキャッター”と並ぶ範囲魔法攻撃です。

・エンボルデン(Lv58/アビリティ)

『ファイナルファンタジーXIV』

 自身の与魔法ダメージと、周囲のパーティメンバーの与物理ダメージを上昇させるアビリティ。そのため、近接DPSなどの近くで使用するとよさそうです。

・マナフィケーション(Lv60/アビリティ)

『ファイナルファンタジーXIV』

 バランスゲージの蓄積量を現在の2倍にし、追加効果で移動技でもある“コル・ア・コル”“デプラスマン”のリキャストタイムをリセットします。

・ジョルラ(Lv62/魔法)

『ファイナルファンタジーXIV』

 ジョルトの上位版で、修得後がジョルトと置き換わります。

・ヴァルレイズ(Lv64/魔法)

『ファイナルファンタジーXIV』

 なんと回復魔法だけでなく蘇生魔法も修得。ヒーラーの戦闘不能時などは“連続魔”の効果で素早く蘇生可能!

・インパクト(Lv66/魔法)

『ファイナルファンタジーXIV』

 “ジョルラ”使用後のみに実行可能になる魔法。

・ヴァルフレア(Lv70/魔法)

『ファイナルファンタジーXIV』

 “エンルドゥブルマン”使用後のみ使える強力な火属性魔法。“ブラックマナ”を大きく上昇させるだけでなく、“ホワイトマナ”のほうが多い状態で使えば、“ヴァルファイア効果アップ”が確実に発生します。

・ヴァルホーリー(Lv70/魔法)

『ファイナルファンタジーXIV』

 “エンルドゥブルマン”使用後のみ使える強力な無属性魔法。“ホワイトマナ”を大きく上昇させるだけでなく、“ブラックマナ”のほうが多い状態で使えば、“ヴァルストーン効果アップ”が確実に発生します。

つまり“エンルドゥブルマン”後は
 “ブラックマナ”が多ければ“ヴァルホーリー”を、
 “ホワイトマナ”が多ければ“ヴァルフレア”を使い、
 さらに“ヴァルストーン”や“ヴァルファイア”を狙っていく

という流れになりそうです。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲Lv70になったら“ヴァル~”の2つの魔法をいかに使っていくかがカギになるでしょう。

赤魔道士に触れた感想

 とにかく最初は“???”なことばかりだった赤魔道士ですが、個々のアクションをチェックしていくことで、その独特の戦闘スタイルが見えてきました。

 あとは実際のコンテンツでその能力がどのように発揮されるのかが楽しみなところ。おそらくプレイヤーの工夫しだいでかなり立ち回りの変わるジョブになるのではないかと思います。

『ファイナルファンタジーXIV』

黒魔道士

『ファイナルファンタジーXIV』

黒魔道士のジョブ特性

・INTアップ(Lv20)、INTアップII(Lv40)、INTアップIII(Lv60)
INTが上昇する。
※『紅蓮のリベレーター』スタート以降は、全ジョブのフィジカルボーナスが廃止され、そのぶんのパラメータはこちらのジョブ特性で付与されます。

・アクションダメージ・回復量アップ(Lv20)
・サンダー系魔法効果アップ(Lv28)
・アクションダメージ・回復量アップII(Lv40)
・ファイア効果アップ(Lv42)

※これらは従来のジョブ特性から変更ありません。

・サンダーマスタリー(Lv45)、サンダーマスタリーII(Lv64)
サンダーがサンダガに、サンダラがサンダジャに変化する。
※“サンダー”が“サンダガ”に置き換わり、“サンダラ”は範囲魔法に変更されたうえで、同じく範囲魔法の“サンダジャ”と置き換わるようになりました。

・アンブラルハート効果アップ(Lv68)
“アンブラルハート”効果中、フレアの消費MPが2/3になる(“アンブラルハート”はすべて消費)。
※“ブリザジャ”の追加効果となった“アンブラルハート”に、上記の効果が追加されます。これで“フレア”が格段に使いやすくなり、魔法のローテーションに組み込みやすくなったといえるでしょう。

・エノキアン効果アップ(Lv70)
“エノキアン”を30秒間継続させることで、自身に“ポリグロット”が付与される。
※“ポリグロット”は強力な新魔法“ファウル”の使用条件となるバフです。

 なお、従来の“コラプス効果アップ”“スリプル効果アップ”“マバリア効果アップ”の特性の効果は、特性なしでも反映ずみとなっています。

黒魔道士の既存アクションの主な変化

・“アンブラルブリザード”“アストラルファイア”の効果時間が12秒→13秒に延長

・“サンダラ”の範囲化に伴い威力・継続ダメージが調整

・“サンダガ”が呪術士ではなく黒魔道士の専用アクションに

・“マバリア”の無効化が魔法ダメージに限定されなくなった

・“エノキアン”のリキャストタイムが30秒に短縮。制限時間がなくなり、“アンブラルブリザード”もしくは“アストラルファイア”を維持すれば“エノキアン”も維持可能

・“ブリザジャ”に“アンブラルハート”の追加効果がプラス
※“アンブラルハート”は1回で3スタックし、ファイア系魔法実行時の消費MPの増加を防ぐ効果があります。

・ロールアクション化したアクション(効果は一部変更)=堅実魔、迅速魔、アポカタスタシス

・削除されたアクション=レサージー、ウォール

※ほかにもメディアツアー時のプレイでは、“ファイラ”“ブリザジャ”“ファイジャ”の威力減少、“フレア”の2体目以降の威力減少、“激成魔”の効果時間延長、一部のアクションの修得レベルの変更などが見受けられました。

黒魔道士の新アクション

・ラインズステップ(Lv62/アビリティ)

『ファイナルファンタジーXIV』

 黒魔紋の中心へワープできる移動技。実際のプレイではあまりに黒魔紋から離れすぎると効果がなかったので、実際のプレイで距離感をつかんでおきたいところです。

・サンダジャ(Lv64/魔法)

『ファイナルファンタジーXIV』

 範囲サンダー系魔法の上位版。単体のサンダガに比べ、複数の相手にいっぺんに効果があるだけに、Proc(追加効果)の発生率は低くなっています。

・三連魔(Lv66/アビリティ)

『ファイナルファンタジーXIV』

 3連続“迅速魔”とでもいうべきアビリティ。どこで使うべきか研究のしがいがあります。

・ファウル(Lv70/魔法)

『ファイナルファンタジーXIV』

 “エノキアン”を30秒維持すると使える強力な無属性範囲魔法。消費MPがかなり少ないのもポイント。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲“ファウル”の威力はかなりのもの。“エノキアン”の維持がラクになっているため、さほど意識しなくても使用可能になりやすかったです。

黒魔道士固有ジョブHUD“エレメンタルゲージ”について

 このゲージには複数の情報が表示されており、どの部分が何を表しているか把握することが重要です。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲中央の円の色が青なら“アンブラルブリザード”状態で、赤なら“アストラルファイア”状態。左上のラインが3本なら3スタック状態であることを表します。数字は残り効果時間。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲左下の3本の青いラインは、“アンブラルハート”のスタック数を表しています。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲そして右下の時計のような針は“エノキアン”の持続時間を表します。30秒維持すると針が真下にきてクリスタルが点灯し、“ファウル”が使用可能であることを表します。

黒魔道士に触れた感想

 “エノキアン”が維持しやすくなった以外は以前と同じ立ち回りで戦うことができますが、“ファウル”や“三連魔”、“アンブラルハート”状態の“フレア”をどう絡めるかで、さらなる火力アップが見込めそうです。

召喚士

『ファイナルファンタジーXIV』

召喚士のジョブ特性

・エーテルフロー効果アップ(Lv6)、エーテルフロー効果アップII(Lv20)、エーテルフロー効果アップIII(Lv40)
・アクションダメージ・回復量アップ(Lv20)
・アクションダメージ・回復量アップII(Lv40)

※これらは従来のジョブ特性から変更ありません。

・INTアップ(Lv20)、INTアップII(Lv40)、INTアップIII(Lv60)
INTが上昇する。
※『紅蓮のリベレーター』スタート以降は、全ジョブのフィジカルボーナスが廃止され、そのぶんのパラメータはこちらのジョブ特性で付与されます。とくに学者・召喚士の場合は、これで時神の護符などを使用してフィジカルボーナスをリセットせずとも、自由にジョブチェンジが可能になりました。

・コラプションマスタリー(Lv26)、コラプションマスタリーII(Lv66)
バイオがバイオラに変化する / バイオラがバイオガに、ミアズマがミアズガに変化する
※“バイオ”が“バイオラ”→“バイオガ”に、“ミアズマ”が“ミアズガ”に置き換わるようになりました。それに伴い、“バイオラ”が“バイオ”同様、詠唱時間なしで発動可能になっています。これまで3つのDOTを管理していたのが2つになるだけに、DOTの維持はしやすくなったといえるでしょう。

・ルインマスタリー(Lv62)
自身が召喚中のペットによるオートアタック以外の攻撃実行時に、発動確率15%で“ルイン”および“ルインガ”が“ルインジャ”に変化する。
※召喚士の“ルイン”は置き換え対象ではなく、あくまで特定条件下で“ルインジャ”に変化する仕組みになります。

・エンキンドル効果アップ(Lv68)
ルインマスタリー発動時、エンキンドルのリキャストタイムを10秒短縮する。
※上記の“ルインマスタリー”の特性のもう1つの特徴です。

・トランス・バハムート効果アップ(Lv70)
トランス・バハムートの効果終了時に“トランス深度”を付与する。
※“トランス深度”が2になると、後述の“サモン・バハムート”が使用可能になります。

 なお、従来の“ラウズリキャストタイム短縮”の特性の効果は、特性なしでも反映ずみとなっています。

召喚士の既存アクションの主な変化

・“トランス・バハムート”中は“エーテルフロー”が使用不可に

・“ミアズマ”の“虚弱”付与効果が削除

・“ルインラ”の“暗闇”付与効果が削除
※これで敵に暗闇耐性がつくことを気にせず使用可能になりました。

・“シャドウフレア”がアビリティ化して即時発動可能に&リキャストタイムが60秒に

・付与するDOTが2つになったことにより、“ミアズマバースト”の最大威力が減少

・“トラディザスター”にルイン系魔法のダメージを上昇させる“ルイネーション”効果が追加

・“トランス・バハムート”に“トラディザスター”のリキャストタイムをリセットする効果が追加

・ロールアクション化したアクション(効果は一部変更)=ウイルス(“アドル”に変更のうえ、効果変更&魔法DPSのロールアクションに)、アイ・フォー・アイ

・削除されたアクション=サステイン、ミアズラ、スパー

※ほかにもメディアツアー時のプレイでは、“エーテルフロー”のMP回復効果の減少、“ルインガ”の威力ダウン、一部のアクションの修得レベルの変更などが見受けられました。

召喚士の新アクション

・ルインジャ(Lv62/魔法)

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 前述の“ルインマスタリー”時のみ使用可能な攻撃魔法。ダメージに対してMP消費が非常に少ないのが魅力です。

・エーテルパクト(Lv64/アビリティ)&エギの加護

『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』

 召喚しているエギに“エギの加護”を実行させます。“エギの加護”は最もエギに近いパーティメンバーに実行させるので、あらかじめエギを移動させておいて使用するといいでしょう。

・バイオガ(Lv66/魔法)

『ファイナルファンタジーXIV』

・ミアズガ(Lv66/魔法)

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 それぞれ“バイオラ”“ミアズマ”がこれらに置き換わります。

・サモン・バハムート(Lv70/アビリティ)

『ファイナルファンタジーXIV』

 “トランス深度”が2(“トランス・バハムート”を2回実行)のときに実行すると、20秒間デミ・バハムートを顕現させます。

・エンキンドル・バハムート(Lv70/アビリティ)

『ファイナルファンタジーXIV』

 デミ・バハムートに“アク・モーン”を実行させます。なお、実行しても時間切れまではデミ・バハムートは顕現し続けます。

『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
▲出現したデミ・バハムートの迫力はなかなかのもの。出現時にいったんいなくなったエギは“サモン・バハムート”の効果時間が終わると戻ってきます。

召喚士固有ジョブHUDについて

 召喚士には“エーテルフロー”などスタック数を表すシンボルと、“トランス深度”や“サモン・バハムート”の残り時間を表すゲージがあります。

『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
▲こちらは“エーテルフロー”のスタック数を表示中。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲“バハムートエーテル”スタック時はこの表示に。なお“バハムートエーテル”がスタックされているときは、空いている数しか“エーテルフロー”がたまらないので注意!(写真のように3スタックされるときは効果なし)
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▲“トランス・バハムート”時はこの表示になり、“エーテルフロー”が使えません。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲こちらは“トランス深度”を表すゲージ。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲“サモン・バハムート”使用時は残り時間が表示されます。

召喚士に触れた感想

 “エーテルフロー”と“バハムートエーテル”を別個にスタックできなくなったり、ほかのパーティメンバーを強化する要素が加わったりといった変更はあるものの、基本の立ち回りは大きくは変わらず。“トランス深度”にあわせて“サモン・バハムート”を駆使していくことになるでしょう。

『紅蓮のリベレーター』全ジョブレポート【遠隔DPS編】

遠隔DPS(弓術士、吟遊詩人、機工士)のロールアクション

 一部に近接DPSと同様のアクションがあるほかは、従来の吟遊詩人のパーティ強化アクションや、従来の機工士の弱体アクションに近いものがそろっています。

『ファイナルファンタジーXIV』

・内丹(Lv8/アビリティ)
自分のHPを回復する。回復力:500 回復力は物理攻撃力に依存する。
※従来の格闘士のアビリティ。回復量は従来の450(特性なし時)よりアップ。

・フットグレイズ(Lv12/アビリティ)
対象にバインドを付与する。効果時間:10秒 実行時にオートアタックを停止する。
※従来の機工士のアビリティとほぼ同様ですが、効果時間とリキャストが若干異なります。

・レッググレイズ(Lv16/アビリティ)
対象に40%ヘヴィを付与する。効果時間:10秒。
※従来の機工士のアビリティとほぼ同様ですが、効果時間とリキャストが若干異なります。なお、リキャストタイマーはフットグレイズとは個別のようです。

・プロトン(Lv20/アビリティ)
自身と周囲のパーティメンバーの移動速度を上昇させる。戦闘状態に入ると効果が切れ、かつ戦闘状態では効果がかからない。効果時間:30秒
※従来の吟遊詩人の“スウィフトソング”と同様の移動速度アップアクションですが、キャストタイムはなく、30秒間の制限時間付きとなっています。

・気合(Lv24/アビリティ)
自身のTPを400回復する。
※従来の槍術士のアクションと同じですが、回復量が若干変更されています。

・タクティシャン(Lv32/アビリティ)
一定時間、自身と周囲のパーティメンバーに、TPを継続回復させる効果を付与する。効果時間:30秒
※従来の吟遊詩人の“軍神のパイオン”と同様の効果ですが、効果時間は30秒で、リキャストタイムは180秒と長め。なお、自身の与ダメージ減少効果はありません。

・リフレッシュ(Lv36/アビリティ)
一定時間、自身と周囲のパーティメンバーに、MPを継続回復させる効果を付与する。効果時間:30秒
※従来の吟遊詩人の“賢人のバラード”と同様の効果ですが、こちらも効果時間は30秒で、リキャストタイムは180秒。自身の与ダメージ減少効果もありません。

・ヘッドグレイズ(Lv40/アビリティ)
対象に沈黙を付与する。効果時間:1秒。
※従来の機工士のアビリティとほぼ同様ですが、効果時間とリキャストが若干異なり、与ダメージもなくなっています。

・アームグレイズ(Lv44/アビリティ)
対象をスタンさせる。効果時間:2秒。
※与ダメージがなくなった以外は、従来の機工士の“サプレッシブファイア”と同様の性能。

・パリセード(Lv48/アビリティ)
パーティメンバーのひとりを対象として、被物理ダメージを20%軽減する。 効果時間:10秒 自分にかけることはできない。
※新アビリティ。レイドなどではかなり有用なアクションとなりそう。

吟遊詩人

『ファイナルファンタジーXIV』

吟遊詩人のジョブ特性

・ヘヴィショット効果アップ(Lv8)
※効果が一新された“旅神のメヌエット”に関係する部分以外は、従来と同様の効果です。

・DEXアップ(Lv20)、DEXアップII(Lv40)、DEXアップIII(Lv60)
DEXが上昇する。
※『紅蓮のリベレーター』スタート以降は、全ジョブのフィジカルボーナスが廃止され、そのぶんのパラメータはこちらのジョブ特性で付与されます。

・アクションダメージアップ(Lv20)
・アクションダメージアップII(Lv40)

※これらは従来と同様の効果です。

・バイトマスタリー(Lv64)
ベノムバイトがコースティックバイトに、ウィンドバイトがストームバイトに変化する。
※2つのDOTウェポンスキルが強化されたものに置き換わります。

・エンピリアルアロー効果アップ(Lv68)
賢人のバラード、軍神のパイオン、旅神のメヌエットのいずれかを実行中にエンピリアルアローを実行すると、必ずそれぞれ歌の追加効果が発動する。
※大きく変わったそれぞれの歌の効果は後述しますが、どの歌にとってもかなり重要な特性となりそうです。

 なお、従来の“ベノムバイト効果時間延長”“乱れ撃ち効果アップ”の特性の効果は、特性なしでも反映ずみとなっています。

吟遊詩人の既存アクションの主な変化

・“猛者の撃”の与ダメージ上昇率が10%に変更

・“リペリングショット”がダメージなしの移動技に

・“賢人のバラード”“軍神のパイオン”“旅神のメヌエット”の効果が大幅変更

・“バトルボイス”が、上記3つの歌の効果中のパーティメンバーに対し、ダイレクトヒット発動率を15%上昇させる効果に変更

・“魔人のレクイエム”の効果が、周囲の敵の全魔法耐性10%減少から、周囲の敵の被ダメージ3%上昇に変更

・ロールアクション化したアクション(効果は一部変更)=スウィフトソング(効果変更のうえ“プロトン”に)、静者の撃(“ディヴァージョン”に名称変更のうえ、近接DPS&魔法DPSのロールアクションに)

・削除されたアクション=影縫い、ホークアイ、ブラントアロー、フレイミングアロー、ワイドボレー

※ほかにもメディアツアー時のプレイでは、一部のアビリティの威力調整、一部のアクションの修得レベルの変更などが見受けられました。

吟遊詩人の新アクション

 吟遊詩人の場合、既存の3つの歌が大きく変わっているため、まずはこれらをチェック。

・賢人のバラード(Lv30/魔法)

『ファイナルファンタジーXIV』

・軍神のパイオン(Lv40/魔法)

『ファイナルファンタジーXIV』

・旅神のメヌエット(Lv52/魔法)

『ファイナルファンタジーXIV』

 大きく変わった上記3つの歌ですが、

・詠唱時間なしで対象に無属性ダメージ
・リキャストタイム80秒
・周囲のパーティメンバーのクリティカル発動率を20%上昇(30秒間)
・“ベノムバイト(コースティックバイト)”“ウィンドバイト(ストームバイト)”の継続ダメージがクリティカルヒットしたときに追加効果が発生

 という性能はどれも共通となっています。

 では違いはというと、それは下記の追加効果です。

・賢人のバラード
“ブラッドレッター”および“レイン・オブ・デス”のリキャストタイムをリセット(従来のジョブ特性“継続ダメージ効果アップ”と同等)

・軍神のパイオン
“詩心”のスタック数だけ自身の与ダメージ上昇&攻撃間隔やキャストタイムなどを短縮

・旅神のメヌエット
“詩心”のスタック数だけ新アクションの“ピッチパーフェクト”を実行可

 なお、以前にあったウェポンスキルのキャストタイム発生効果はなくなっています。

 そして、以下は完全新規のアクションになります。

・ピッチパーフェクト(Lv52/アビリティ)

『ファイナルファンタジーXIV』

 “旅神のメヌエット”効果中かつ“詩心”スタック時のみ使える攻撃アビリティで、スタック数によってダメージが変化します。“エンピリアルアロー”の効果と併用することで、狙ってスタック数を増やすことも可能でした。

・トルバドゥール(Lv62/アビリティ)

『ファイナルファンタジーXIV』

 3つの歌のどれを実行しているかによって追加効果が変わるアビリティ。強敵との戦闘では歌自体の効果ではなく、こちらの追加効果を主目的として使用することもありそうです。

・コースティックバイト(Lv64/ウェポンスキル)

『ファイナルファンタジーXIV』

・ストームバイト(Lv64/ウェポンスキル)

『ファイナルファンタジーXIV』

 修得後は2つの継続ダメージウェポンスキルがこの2つに置き換わります。威力アップだけでなく効果時間も変わるので、“アイアンジョー”での更新がラクになりそうです。

・地神のミンネ(Lv66/アビリティ)

『ファイナルファンタジーXIV』

 他人にかける“コンバレセンス”といった印象のアビリティ。

・リフルジェントアロー(Lv70/ウェポンスキル)

『ファイナルファンタジーXIV』

 “ストレートショット効果アップ”発動時のみ使用できる強力な物理攻撃で、複数の矢が相手めがけて飛んでいくさまはなかなかド派手。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲追加効果の発動を見逃さずに使っていきたい“リフルジェントアロー”。

吟遊詩人固有ジョブHUDについて

 吟遊詩人の固有ゲージは、3つの歌を使用するとそれぞれ出現。表示内容も若干異なります。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲“賢人のバラード”時は残り効果時間のみ五線譜の形で表示。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲“軍神のパイオン”は残り時間のほか、“詩心”のスタック数(最大4)が下側に音符の形で表示されます。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲“旅神のメヌエット”も残り時間に加え、“詩心”のスタック数(最大3)を下側に矢尻の形で表示。

吟遊詩人に触れた感想

 既存ジョブのなかでも最も変化があったジョブといえます。なんと“魔人のレクイエム”以外にキャストタイムのあるアクションはなく、これで頻繁に動き回りながらアクションをこなせそう。それでも“2つのDOTを維持しつつ攻撃と歌を使いこなす”という基本中の基本は変わっていないので、あとは歌をどのように使いこなすかがプレイヤーの腕の見せどころでしょうか。

機工士

『ファイナルファンタジーXIV』

機工士のジョブ特性

・DEXアップ(Lv20)、DEXアップII(Lv40)、DEXアップIII(Lv60)
DEXが上昇する。
※『紅蓮のリベレーター』スタート以降は、全ジョブのフィジカルボーナスが廃止され、そのぶんのパラメータはこちらのジョブ特性で付与されます。

・アクションダメージアップ(Lv20)
・アクションダメージアップII(Lv40)

※これらは従来と同様の効果です。

・ショットマスタリー(Lv64)
スプリットショットがヒートスプリットショットに、スラッグショットがヒートスラッグショットに、クリーンショットがヒートクリーンショットに変化する。
※後述の“ヒート”が50以上になると、これらのウェポンスキルが強化版に置き換わります。

 なお、従来の“整備リキャストタイム短縮”“クイックリロードリキャストタイム短縮”“スプレッドショット効果アップ”“ラピッドファイア効果アップ”“ワイルドファイア効果アップ”の特性の効果は、特性なしでも反映ずみとなっています。

機工士の既存アクションの主な変化

・“リロード”の特殊弾装填数が3発に変更&特殊弾装填時にウェポンスキルの威力が上昇。さらに“ヒート”の上昇を抑える効果も追加

・“ブランク”にダメージがなくなり、ノックバック効果のみに

・“クイックリロード”に“ヒート”を10減少させる効果が追加

・“ラピッドファイア”のリキャストタイム短縮

・“ワイルドファイア”の効果時間が10秒短縮・リキャストタイムが60秒に短縮

・“ガウスバレル”を装着してもキャストタイムは発生せず、与ダメージ上昇効果が5%に変更。さらに効果中にウェポンスキルを実行すると“ヒート”が上昇するようになる

・“ウェポンブレイク”の与ダメージ減少効果が10%にアップ&効果時間が5秒に

・“リコシェット”が“ガウスバレル”未装着でも使用可能に

・ロールアクション化したアクション(効果は一部変更)=レッググレイズ、フットグレイズ、ヘッドグレイズ、サプレッシブファイア(ダメージなしに変更のうえ“アームグレイズ”に)

・削除されたアクション=レッドショット、プロモーション、グレナードショット、マインドブレイク

※ほかにもメディアツアー時のプレイでは、複数のウェポンスキル、アビリティの威力アップ、タレットのハイパーチャージ時の効果の調整、一部のアクションの修得レベルの変更などが見受けられました。

機工士の新アクション

 機工士は“ガウスバレル”の効果が大きく変わり、装着時はキャストタイムの発生はなく。銃の熱量の蓄積を表す“ヒート”というゲージがたまるようになりました。この“ヒート”は特定のウェポンスキルの使用で上昇し、50以上になると“スプリットショット”“スラッグショット”“クリーンショット”の3つのウェポンスキルが下記のように変化します。

『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』

 これらは単に性能がアップするだけでなく、モーションやエフェクトも別物になってより派手に。そして“ヒート”が100になると、“オーバーヒート”状態になって自身の与ダメージが20%アップ! ただし効果は10秒間で、その後は“ガウスバレル”が解除&10秒間装着できなくなります。

 そこで、普段は“ヒート”が50以上99未満になるよう調整しつつ、“ワイルドファイア”使用時など、ここぞという時に“オーバーヒート”状態でラッシュ、という使い方がよさそうです。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲横並びの弾を一斉発射したり、ビットからレーザーを発射したりと、“ヒート”50以上はかなりテンションが上がります!

 そして、この“ヒート”にも密接に関係があるのが、以下の新アクションになります。

・クールダウン(Lv62/ウェポンスキル)

『ファイナルファンタジーXIV』

 “ヒート”が50以上のときのほうが威力が高く、さらに“ヒート”を25減少させるため、75以上のときに使用して“ヒート”を調整するのがよさそうな感触です。

・バレルヒーター(Lv66/アビリティ)

『ファイナルファンタジーXIV』

“ガウスバレル”装着時かつ戦闘中に使用することで、“ヒート”を50ピッタリにできます。

・オーバードライブ・ルーク(Lv68/アビリティ)

『ファイナルファンタジーXIV』

 いわばタレットに最後の一撃を命令するアビリティ。具体的には下記のアクションを実行したあとタレットは消滅し、その後は30秒間再設置できなくなります。

『ファイナルファンタジーXIV』
『ファイナルファンタジーXIV』

・フレイムスロアー(Lv70/アビリティ)

『ファイナルファンタジーXIV』

 総合的な威力もさることながら、“ヒート”を継続して上昇させられるのが特徴。移動することなどで解除されるので、任意のタイミングで中止できるのもポイントです。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲ベンチマークでお披露目されて話題になった火炎放射!

機工士固有ジョブHUD“特殊弾ゲージ”“ヒートゲージ”について

 機工士の固有HUDは2つあり、1つはおなじみの特殊弾の数を表示するもの。最大数は3になります。

『ファイナルファンタジーXIV』

 そして、もう1つは“ヒート”の蓄積を表す“ヒートゲージ”です。

『ファイナルファンタジーXIV』
▲最初は緑色ですが、50を超えるとだんだんオレンジに。
『ファイナルファンタジーXIV』
▲そして“オーバーヒート”状態になると、蓄積量ではなく残り時間が表示されます。

機工士に触れた感想

 吟遊詩人と同様に大きく変わった機工士ですが、その方向性はかなり異なり、ここぞという時の瞬発力はさすがという感じ。特殊弾の装填数や“ワイルドファイア”の使いこなしに加えて、“ヒート”の管理が増えてさらに忙しくなりそうですが、そのぶん流れに乗ったときのおもしろさ・爽快感はかなりスゴそうです。

【 ジョブアクション記事まとめ(全15ジョブ)】

タンク・ヒーラー編 ナイト / 戦士 / 暗黒騎士 / 白魔道士 / 学者 / 占星術師
近接DPS編 モンク / 竜騎士 / 忍者 /
【 遠隔&魔法DPS編 】 吟遊詩人 / 機工士 / 黒魔道士 / 召喚士 / 赤魔道士
【 ロールアクション 】 タンク / ヒーラー / 近接DPS / 遠隔DPS / 魔法DPS

 以上、3つのレポートで全ジョブをレポートしてみましたが、既存のジョブも含めてとにかくプレイが新鮮! あとは『紅蓮のリベレーター』スタート時に自分の手で感触を確かめ、新たになったジョブの育成を楽しんでもらえたら幸いです。

 なお、6月8日(木)発売の『電撃PlayStation Vol.640』では、表紙・巻頭特集で『紅蓮のリベレーター』を大特集するほか、別冊付録としてこれから始める人のためのガイドブックを掲載。

 さらに、電撃文庫“ファイナルファンタジーXIV: きみの傷とぼくらの絆”の刊行を記念した吉田直樹氏×藤原祐氏×いとうのいぢ氏の鼎談など、『FFXIV』企画を大盛りにしてお届け。ぜひ発売時は手にとってみてください!

データ

▼『電撃PlayStaton Vol.640』
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2017年6月8日
■定価:694円+税
 
■『電撃PlayStation Vol.640』の購入はこちら
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