緑川光さん、鳥海浩輔さん演じる執事とナンジャタウンを散策♪ 開発者インタビューも
みなさん、ナンジャラー! このあいさつといえば、そう! アニメやゲーム作品のタイアップイベントでコラボフードなどを楽しむために訪れる方も多い “ナンジャタウン”です。今回は、その“ナンジャタウン”の常設アトラクション“SECRET SERVoICE(シークレットサーヴォイス)”の体験レポートをお届けしたいと思います!
SECRET SERVoICEとは?
貴族の“お嬢様”となった来園者が“きわめて普通の人々の生活”を体験するべく、執事たちとナンジャタウンの街を散策するという体験型アトラクション。イケメンボイスの執事たちに導かれながら、ナンジャタウンの街並みや隠れスポットなどを楽しめます。あなたをエスコートしてくれる執事たちのキャラクターボイスは、執事長ダミアンを緑川光さん、五月女ハルトを鳥海浩輔さんが担当。
▲執事長ダミアンさん(向かって左、声優:緑川光)と五月女ハルトくん(右側、声優:鳥海浩輔)とがエントランスでお出迎え。 |
涼しい顔をしてたたずむ麗しいその姿は、いかにも執事といった感じ。この2人に恭しくお嬢様扱いされながらエスコートされるのはちょっと気恥ずかしいですね。しかも、あまーい言葉をささやかれたりしたらどうしよう! ……なーんて、妄想もふくらみますが、まずは何事も経験、“百聞は一見に如かず”です!
今このときより私は“深窓のご令嬢!”気分を高めて、執事との待ち合わせ場所へと参りましょう。目印は、ナンジャタウンのシンボルツリーであるグミの木。その裏にあるアマーレ教会が目的地です。
▲華やかなお花で飾られた白馬に気分も盛り上がります! |
のんびりとあたりを見渡しながら待っていると、やってきたのは待ち合わせをしていたはずの“執事”ではなく、かわいい“ヒツジ”さん……!?
▲ヒツジになってしまった五月女ハルトくん。 |
どうやら私の執事、五月女ハルトくんは呪いをかけられてしまったようです。うろたえるハルトくんをなだめてから、なぜか都合よく首ひもがついているヒツジさん(ハルトくん)をそっと首にかける私。これなら一緒に出掛けられますね!
どんな姿になろうと、私のヒツ……いえ、執事はフワモコかわいいので、問題なしです。ヒツジの姿の執事だけでは心もとないからと、執事長であるダミアンさんもついてきてくれることになりました。これぞ両手に花(?)。
待ち合わせ完了、いよいよ散策開始!
本日は、執事長オススメのルートへ
ナンジャタウンが大好きな2人の執事は、どうやら自分のお気に入り散策ルートがある様子。今回は心苦しいですが、5月27日から公開されたばかりの執事長ダミアンさんのおススメルートへとむかうことにします。ごめんね、ハルトくん!
▲ダミアンさんおすすめのアソビーロードからスタート。 |
▲大きな肉球が目印。 |
ダミアンさんがおすすめする“アソビーロード”の方へ足を向けると、すかさず「お嬢様が私を選んでくれた、いえーい!」とダミアンさんから歓喜の声が。はしゃぎっぷりがとってもかわいくて、早々に顔がにやけてきます。「ぐぬぬ……」とくやしがりながらも丁寧に案内してくれるハルトくんにも萌えを感じてしまいました……♪
まずは“福袋七丁目商店街”をみんなで散策
アソビーロードを抜けると、パンケーキを持った大きな招き猫が見えてきます。「ここが、福袋七丁目商店街の入り口となります」とダミアンさん。
▲ハルトくんも大好きなスイーツショップも立ち並ぶ商店街の入り口。 |
商店街を通り抜けながら、福袋駅へ向かう途中もいろいろなことを教えてくれる2人。私が駅前の賑わいに足をとめていると「ご案内のペースは早くありませんか?」と気使いの言葉が。ハルトくんのやさしい声にじーんとしつつも、顔には出さずに気丈にふるまう私。ナンジャタウンは広いので、制限時間内にめいっぱい楽しむためにも、先を急がねば……!
▲福袋駅前。駅前に設置されたポストに投函されたお手紙は、ナンジャタウン限定のスタンプが押印され本当に相手に届くそう。ポストがどこかは、ぜひ実際に探してみてくださいね! |
▲執事の指示に従わずバーのある一角に向かおうとすると、こっそりとハルトくんがダミアンさんの行きつけを教えてくれます。 |
誘惑の多いスイーツ横丁を抜けると、町内会長の三条さんの家があります。いきなり「さんじょーさん! あーそびーましょー!」と無邪気に声をかけるダミアンさんに、私もハルトくんもびっくり! しかし、残念。三条さんはどうやらご不在のようでした。
▲ノスタルジックな雰囲気たっぷりの三条さんち。愛犬マコちゃんとハルトくんのおもしろエピソードも聞けちゃうかも……!? |
執事長、“河童の井戸”にて唐突に何かを思いつく
通りを進んで読売新聞社販売所の前までくると、なにやらダミアンさんが呼んでいます。
▲「お嬢様! 五月女くん! こっち!」指示通り向かうと怪しげな井戸が。それにしても“キュウリ当番”ってなんでしょうか……(笑)。 |
こちらの“河童の井戸”、ダミアンさんによるとどうやら特別な秘密があるそう。ハルトくんに“さっきの呪文”をこの井戸に向かって叫んでみてほしいと言うダミアンさん。「呪文?」と一瞬首をかしげた私でしたが、そういえば商店街を歩いているときに、私をよそに2人で呪文がどうのこうのと後ろで言っていた気が……。
そうこうしているうちに「これもお嬢様のため!」とハルトくんが思い切って“呪文”を叫ぶ! ……も、何も起こらず。不思議そうなハルトくんをよそに、無茶ぶりした本人は、餃子の匂いの方が気になって完全スルー。
▲ダミアンさんが目にもとまらぬ早さで餃子自慢通りの方へ……(笑)。 |
「……騙された!?」と愕然とするハルトくんをなぐさめつつ、ダミアンさんを追いかけます! ちなみにどんな呪文だったのかは、体験してのお楽しみですよ♪
餃子自慢通りにて、フラグ発生!?
おいしそうな匂いをたどっていくと、そこは“餃子自慢通り”。2人の案内を耳で聞きつつも、私の目はメニューにくぎづけ。食べてみたいものを頭のなかでピックアップしていると、隣からはふはふと何かを――いや! 餃子を食べている音が……!?
おちゃめなダミアンさんについつい笑いがこみ上げてきちゃいました。しかし、さすが執事長というべきか。私のこともきちんと考えてくれているようで「お嬢様も召し上がります?」と餃子を私の口に……!! 突然の“あーん”イベントに「執事長おおおお!!」とさすがのハルトくんもツッコまずにはいられなかったようです(笑)。
▲ふたりが大好きな餃子自慢通り入口。案内もハイテンションで、同時にしゃべりはじめたふたりが微笑ましくて爆笑です(笑)。 |
五月女執事ヒツジ化事件解決のため、ようやく聞き込み開始!
餃子自慢通りをあとにした私たちは暗い路地を抜けて、明るい通りへと戻ります。するとまたもや突然「タバコ屋」と言って走りだす執事長! ハルトくんにガイドされながら、急きょタバコ屋へ向かいます。それにしてもダミアンさん、タバコ屋になんの用なのでしょうか……?
▲道中“のらねこ探偵社”も発見。ハルトくんは昔探偵になりたかったそうですよ。 |
じつはダミアンさん。散策をしながら、ハルトくんが“ヒツジ”ではなく“執事”に戻るための糸口を探していたようです。……みなさんもう、お気づきですよね。タバコ屋と言えば、そう、聞き込みです! 情報を仕入れるためにはハズせないスポットですよね! 執事長のやさしさにいたく感動するハルトくんをよそに、聞き込みに精を出すダミアンさん。
▲おばあちゃんがタバコ……ではなく、キャラメルを販売中。イタズラするとおこられちゃうかも……!? |
早くも元に戻る方法が判明か……?
聞き込みの結果、“真実の姿に戻るための呪文”をこの街のどこかにある重要なアイテムに向かって唱える必要があるということがわかります。というわけで、ハルトくんを元に戻すべく、もう一度町内を一周しようという話に。
ここからは、3人でふたたび福袋デザート横丁などがある“福袋七丁目商店街”や、“夕焼け通り”、“餃子自慢通り”などを歩き、重要なアイテムに呪文を唱えていくのですが……。さてさて、ハルトくんの呪いは無事に解けるのでしょうか!? どうなったのかはぜひあなたの目で、耳で、体感してみてくださいね♪
▲“怪しい看板”も発見しました。こちらにヒツジさんをかざすと……? |
▲ハルトくんと相性占いもできたりする……?(ヒツジ姿ですが) |
お嬢様、門限のお時間です
体験開始から40分が経過すると、お父様から電話がかかってきて門限を知らせてくれます。名残惜しいですが、待ち合わせ場所にもう一度戻り、ヒツジさんが教えてくれる“復活の呪文”をメモして散策は終了。
あっという間の40分間でした。なお、この“復活の呪文”があれば、次回このアトラクションを遊ぶときに、すでに遊んだことのあるルートが記録された状態からスタートできますよ。
▲次回は“ふっかつ”からスタートです。 |
また、思い出に記念ブロマイド(コース、結果ごとにランダムで絵柄の異なる全13種)も、もらうことができます。散策がすべて終わらなかった場合のノーマルエンドや、すべてのルートを遊びつくしたコンプリートエンドに到達しないともらえない絵柄のブロマイドもあるそうなので、そちらもぜひ手に入れてくださいね!
▲呪文を唱えたのにスルーされたハルトくんを思い出してくすりと笑える1枚。使用人が散策の“想い出”として撮影してくれていたようです。 |
じつは、私が体験できたのはほんのごく一部。5月27より公開された新ルートのほかに、最初に公開されたルートも遊んでみたのですが、同じ街をめぐっているにもかかわらず、ストーリーはかなり違います。
同じ街の散策でも、私の立ち止まる位置や、歩く場所が毎回違うからなのか、同じ場所を通ってもハルトくんやダミアンさんが同じ案内をすることがないのです! 2ルート遊んでもまだまだ聴いていないボイスがたくさんあるようなので、2周目、3周目も楽しめる内容になっていますよ!
体験する前に想像していたエスコートとはまるで違う、漫才をしているかのような人の楽しい街案内がクセになりそうなので、また近いうちに私もお嬢様となってナンジャタウンを訪れたいと思います。今回の新ルートには隠しルートも存在するようなので、ぜひ見つけてみてくださいね♪
“お屋敷で働いている方”に突撃インタビュー!
今回は特別に、普段ハルトくんやダミアンさんたちとともにお嬢様のお屋敷で働いている方々(またの名を“SECRET SERVoICE”開発者の方々)にインタビューすることができました! いろいろとお屋敷内で噂になっていることなどもこっそりうかがってきましたよ……!
――今回、“お嬢様”に、ナンジャタウンへのお出かけをご提案したのにはどういう経緯があるのでしょうか?
コラボフードやグッズなどを楽しむために、ナンジャタウンによくお忍びで足を運んでくださるお嬢様が多くいらっしゃいますが、ナンジャタウン自体の魅力については、意外とお嬢様たちに知られておりません。
ナンジャタウンは今年で20周年。街並みに刻まれた20年分の歴史は深く、街のいたるところにさまざまな出会いと発見がある素敵な街です。そんなナンジャタウンの楽しさを、執事長や五月女さんと一緒に再発見していただければ、と思いご提案させていただきました。
――執事長(緑川さん)と五月女さん(鳥海さん)が案内役に選ばれたのはどうしてですか?
じつは私たちでお嬢様をご案内してみよう! といろいろとテストをしてみたんです。……が、やはり執事長と五月女さんのお声の存在感とは比べものにならなかったんです(笑)。
それに、お嬢様も素敵な声で案内される方が絶対にうれしいですよね! さらにお2人は建物やスポットの説明に関しても表情豊かに案内してくださるので、お嬢様に飽きることなくナンジャタウンを巡っていただけるのではないかと考えたからです。
――ちなみに、そちらにはエンタ・ポンドバッグさんと柏木磐梯さんという執事さんもいらっしゃいますよね? どんな方ですか? よければどんな声か、印象だけでも知りたいです。
そちらに関してはお話すると……私どもはみんな呪いに掛かってしまいますのでご理解ください! じつはまだお嬢様にはナンジャタウンの半分しかご案内しておりません。いつかはまだ言えませんが、“もののけ番外地”を散策するルートも予定しておりますので、そのときにはもしかしたらエンタくんや柏木さんに会えるかも……。ちなみに彼らの声につきましても、その時までどうか楽しみにお待ちください。
――ほうほう、今はまだナイショということなんですね……。では次に、お嬢様をご案内する上で、とくに気を付けた点や、こだわった点はありますか?
執事長や五月女さんと相談して1番気を付けたことは“お嬢様の緊張を解く”ことです。最初、お嬢様に自由に散策していただくことも考えたのですが、お嬢様にとっては、はじめての体験なので戸惑いや恥ずかしさなどもきっとあるから、きちんとルートを決めてご案内することに決めました。“お花摘み”に行く場所も、なかなか執事たちに聞きづらいとお考えのお嬢様のために、率先してご案内するようにしたんですよ。
こだわった点に関しては、いかにお嬢様に“体感”をしてもらうか、に注力したところですね。博物館の音声ガイドのようなものだと“体感”とはまた違うと思うんです。同じものを目の前にして、お嬢様と一緒になってはしゃいだり、笑ったり……時にふざけたり。
執事たち自身が思いっきり楽しんでいる雰囲気をじかにお嬢様に伝えることが“体感する楽しさ”なのでは、と執事長はお考えのようです。まあ、執事長自身が楽しみたいだけなのかもしれませんけれどもね(笑)。
――おちゃめな執事長、ああ見えていろいろと考えていらっしゃるんですね……。そういえばダミアンさん、ナジャヴくん(ナンジャタウンのシンボルキャラクター)に服装がそっくりだとナンジャリアンさん(ナンジャタウンの住人)が噂していらっしゃいましたが……。
……。
――しかも、ダミアンさんの肩にのっているネズミ、名前が“エサくん”だとうかがったのですが……?
……執事長は、かわいいものを見ると「美味しそうですね」とおっしゃるんです。エサくんの耳のところにもご注目ください。ほら……なぜか片耳が欠けているんですよ。こ、これ以上はお察しいただければ、と。
――聞いてはいけないことを聞いてしまったようなので、大人しく引き下がります……! それでは、最後になりましたが初めて街へ繰り出すお嬢様に、こういうところに注目してナンジャタウンを散策してほしい! というところがありましたら教えてください。
個人的にはたくさんおすすめしたいポイントなどはありますが、お嬢様はお嬢様らしく、どこまでも自然に、自由に楽しんでいただけることが私たちの望みです。散策に“これが正解”というものはありません。
ルートはご提案させていただきますが、それはあくまでご提案なのです。例えば、執事たちの案内を無視してはしゃいでしまう、おてんばなお嬢様がいらっしゃいましても、それはそれで違った楽しみ方をご用意しておりますので、どうぞ安心して街へいらしてください。お嬢様の散策を、私たちが全力でサポートいたしますよ!
“イケメン執事とお嬢様”という設定は、乙女系コンテンツを多くたしなむお嬢様からすれば、あまり新しさは感じられないかもしれません。しかし、じかに体感してみると最初に抱いていた印象とは180度違ったおもしろさがありました。
5月27日から新ルートも追加され、ますます今後の展開が気になる“SECRET SERVoICE”。ぜひみなさんも、ナンジャタウンに足を運んだ際には、その目と耳とで執事との散策を体感してみてくださいね!
アトラクション概要
■新散策型ドラマティックボイスアトラクション『SECRET SERVoICE』(シークレットサーヴォイス)
・利用料金:1,000円 ※パスポート利用不可
・所要時間:最大40分
・受付開始時刻:10:00(現在は受付順となっています)
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