2017年7月1日(土)
本日7月1日に東京・池袋の“STORIA”で、iOS/Android用RPG『エグリア ~赤いぼうしの伝説~』のファンイベント“エグリアフェスティバル2017(エグフェス!)”が開催されました。
会場では、『エグリア』の総指揮・キャラクターデザインの亀岡慎一さん、背景デザインの津田幸治さん、プランナーの宮川真理さん、杉田霞さんら、開発スタッフによるトークショーが行われ、ゲームの最新情報も発表されました。このイベントで発表された新情報を、写真や画像とあわせて、まとめてお伝えします。
▲“STORIA”の入り口に設置された大画面モニターに、『エグリア』の映像が映し出されていました。 |
▲店内の壁には、亀岡さんが描いた主人公“チャボ”のイラストが! |
▲コラボドリンク“レッドキャップ”、“スタークリング”、“アロエちゃん”の3種が販売。 |
▲筆者も“レッドキャップ”を試飲。アイスのブルーマロウティーをベースに、グレナデンシロップとフローズンストロベリーが入った、さわやかな口当たりのノンアルコールドリンクでした。美味しかった! |
▲物販コーナーのヒルダ&ヨルダの“よろず屋”出張所では、『エグリア』オリジナルグッズが購入できました。 |
▲缶バッジは、側面にキュートなイラストが描かれたボックスの中から選んで購入するシステムでした。 |
ステージには、亀岡さんや津田さんが登壇。『エグリア』のアップデートや拡張コンテンツの情報に加えて、海外版アプリの続報やオリジナルサウンドトラックの発表などを行いました。
なお、今回の“エグフェス”を開催した経緯について、「今の季節、世の中でさまざまなフェスが開催されているので、我々もやりたかった」と亀岡さん。津田さんが、「47都道府県でやりたいですね」と笑顔で話すと、会場からは笑いとどよめきが起きていました。
先日実装された“マイホーム訪問機能”に続いて、新機能“ペンキ屋”が発表されました。これは、家具の色を赤や白、緑などに変更する機能です。
実装にともない、新たなお店もオープン。新しい住民として、キツネのような“フーリーチン族”の“フェンネル”も発表されました。どのように登場するのか、今から楽しみです。
▲ペンキ屋 |
▲フーリーチン族の“フェンネル” |
今夏配信予定の拡張コンテンツの最新情報も公開されました。新しいたまごが追加され、それにともない鬼族の一種で一本角が生えた新種族“ゴブリン族”が登場。新キャラとして、幼い姉弟の“コトミヲ”と“ハルシオ”が公開されました。
▲コトミヲ |
▲ハルシオ |
新フィールド“ゴブリンの森”では、見たことのないモンスターや木が登場。新たな精霊も追加されます。公開された画像からは、イケメンっぽい精霊など3体が確認できました。
追加家具も用意されています。キッチンシリーズは今までの家具と合わせやすいデザインになっており、公園シリーズはブランコやシーソーなどの遊具がラインナップされています。ペンキ屋実装後は、これらの家具も色を変えることが可能。かなり大量の家具が追加され、現在実装されている家具の倍の数になるそうです。
また、亀岡さんが「ヨルダとヒルダ計画」と呼ぶ海外版アプリの続報も到着。新たなプロモーション動画が公開されました。『エグリア』の世界観を海外に発信するにあたってさまざまな工夫が施されており、テキストフォントなどにも相当こだわっているそうです。リリース時期は明言されませんでしたが、亀岡さんによると「近いうちにリリースされる」とのこと。
最後には、『エグリア』のオリジナルサウンドトラックが今秋に発売されることが告知されました。発売元は、ハーモニクス・インターナショナル。
亀岡さん、津田さんに加えて、ブラウニーズのデザイナー・まあこさん、くあぞーさん、あいどぅさんの5名によるデザイナートークコーナーでは、お宝ラフ画が公開されました。また、質問コーナーでは、意外な設定が明らかに!?
ヒルダとヨルダの初稿がモニターに表示されると、亀岡さんは「普通にかわいくなっちゃったので、自分で自分のイラストに没を出しました。こんなかわいいの、グレムリンじゃないって(笑)」と制作裏話を披露。もう少し毒のある顔にするため、ここから等身を低く、顔を大きく、身体を小さくして、髪の毛に独特のボリュームをつけて、今のヒルダとヨルダになったそうです。
初期のチャボのラフが公開されると、まったく今の面影がない絵に会場から驚きの声が上がりました。ゴブリンということだけが決まっており、手足を人間の等身や骨格とは異なるものにしようと模索していたころのイラストだそうです。
津田さんが担当した、タオチンとテカテの初期ラフ画も公開。テカテは“岩”を、タオチンは大根の妖精ということで“おばさん”をイメージして描いたとのこと。タオチンについては、カブみたいなターバン頭の“おじいさん”という案もあったとか。
おかしな城については、“おかしな”ということで津田さんはノリノリでお菓子を描いていたところ、制作過程では特に問題なく進んでいたのに、描き終わった後で亀岡さんから「直して」とダメ出しを受けたというエピソードを披露。しかしその後、他の作業に時間を取られていたら、修正されずにそのまま実装されてしまったそうです。
まあこさんは、“バル族”のラフ画を公開。最初、パル族とバル族が分かれているのではなく、パル族が怒るとバル族になると思っていたというまあこさん。そこで怒った表情をいくつも考えたところ、亀岡さんに「全然怒っていない、ふざけている顔だ」と言われ、「怒りとはなんだろう……」としばらく悩んだそうです。
くあぞーさんによるラフ画は、リテイクの嵐をくらった“購入ボタン”の数々。最終的に一番左の列の下から4番目のボタンが採用されたとのこと。
モンスターのデザインを担当していたあいどぅさんは、ある日宝箱のデザインをすることになり、さまざまな宝箱を描いてみたものの、すべて没になったとか。他にもモンスターやUI周りで大量の没を出したという、亀岡さんのデザインへのこだわりが窺えるエピソードが紹介されました。
会場のユーザーから募った質問に答えるコーナーでは、意外な事実が明らかになりました。“オークとドワーフの名前や誕生日の由来”については、ランダ以外は“芋”から来ていて、ドワーフにも明かせない由来があるとのこと。また、キャラの誕生日は記念日を想定して付けており、セピアはバレンタイン、ブラウンは会社の創立記念日だそうです。
また“チャボの年齢”について、チャボとテカテが同い年、鬼族なので100歳くらいという事実が明らかに! 「種族によって歳の取り方が違う」とのことで、「角が折れたら一気に老化が加速するかも!?」というコメントも飛び出していました。
(C) DMM.com POWERCHORD STUDIO / BROWNIES
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