『VitaminX』10周年記念ドラマCDに出演する鈴木達央さんインタビュー
10周年記念ドラマCD『VitaminX 豪華客船ウィング号魅惑のハラハラクルージング』が、好評発売中! ガルスタオンラインで、本作に出演するキャストのインタビュー連載がスタート! 初回はB6のフロントマンにして、スーパー秘書を従えた御曹司・真壁 翼役の鈴木達央さんに収録のご感想や10年の思い出をうかがった。
――本作は『VitaminX』10周年記念ドラマCDになります。まずは、収録のご感想をお聞かせください。
今回10周年と聞いて「もう10年も経つんだな」と、感慨深いものがありました。翼を演じるのは本当に久しぶりで、高校生の彼を演じるといろいろなことを思い出します。『VitaminX』は最初に主題歌の「放課後エデン」を収録してから、ゲーム本編のシナリオをいただいたんです。その当時のことを思い返しながら、シナリオをチェックしました。
――続編の『VitaminZ』で成長した翼も演じられているだけに、改めて原点である高校生を演じられた印象は?
1度大人の翼を演じているからこそ、発見できたことがありました。また、僕自身が翼とともに歩んでいなかった時間もあるので、その間に経験したことをどう彼に返していけるだろうと考えながら収録しました。
――聴きどころ満載の物語になっています。シナリオのご感想はいかがでしたか?
個人的には、翼のお金持ちっぷりをいかんなく発揮できて嬉しいなと思いました(笑)。あとは一言も話していないのに、ちょくちょく登場しては爪あとを残して行く万能秘書・永田の存在感。
また、今作にT6は登場しないんですが、一言彼らのことに触れるシーンがあります。それだけでT6の姿が、簡単に思い浮かぶんですよね。それは濃いキャラクターが登場する作品だからこそできるシナリオで、そこも聴きどころになっていると思います。
――印象に残っているシーンやセリフはありますか?
担任との語らいは、とても印象に残っています。『Vitamin』シリーズはありがたいことにゲーム、CD、OADなど、いろいろな展開がありました。そのため自分の中に明確な担任像が出来上がっていて、相手をしっかり想像しながら演じることができました。
でも10年経って自分が大人になったことで、担任に対するセリフや、「好き」だという気持ちを言うときに妙に照れが出てしまって(笑)。ほかにもB6を演じる当時の先輩方と今の自分が同じ年齢になったことに対して、郷愁にも似た感情やもっと挑戦しなければいけない想いなど、いろいろなことが収録中に浮かんできました。
そのため集中はしているんだけど、一方で俯瞰で見ている自分の気持ちはざわざわしているという大変な状態での収録になりました。そんないろいろな想いが、織り交ざった1枚になっています。
――つき合いが長く思い入れが強いキャラクターのぶん、いろいろな想いが浮かんできたのかもしれませんね。10年のなかでとくに思い出深いエピソードなどありますか?
収録を始める前にスタッフの方とも話したんですが、日本青年館で初めてイベントをした時のことをよく覚えています。買ったばかりの旅行鞄に荷物を入れて楽屋に入ったら、「よう、座長」って言われて。そこで自分が座長だということに初めて気がついて、プレッシャーを感じましたね。
ほかにも、思い出せばきりがないです。役をいただけたことが本当に嬉しくて、ずっと台本を読んでいました。でも自分以外のパートも読んでいたので、いつまでたっても終わらず、寝不足で収録にのぞんでいましたね(笑)。そんな大切な作品の息吹が今でも残っていて、また演じられることが嬉しいです。
ファンのみなさんから10周年おめでとう、ありがとうという声をいただきますが、僕のほうこそありがとうございますという感じです。
――最後に、発売を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。
『Vitamin』シリーズは『VitaminX』から始まり、何とびっくり10年が経ちました。年季の入った作品ですが自分たちもとても楽しく携わっていて、このたび記念ドラマCDを収録することができました。
個性豊かなB6メンバーが、10年経っても暴れまわっていることに戦りつを覚える方もいるでしょう。ぜひその様子を10年という月日を思いながら、聴いていただけたらなと思います。
初めて聴くという方は、キャスト陣はこんな役も演じていたんだと歴史を紐解きつつ楽しんでいただけたら。気になった方はぜひ、聴いてみてください。よろしくお願いします。
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