今年で10周年を迎える『VitaminX』。そのアニバーサリードラマCD『VitaminX 豪華客船ウィング号魅惑のハラハラクルージング』がただ今好評発売中。ガルスタオンラインでは、本作に出演するキャストのインタビューを連載中です。第2回目はアニマルマスターで、面倒見のいい兄貴分・草薙 一役の小野大輔さんに収録のご感想や10年の思い出をうかがった。

――本作は、『VitaminX』10周年記念ドラマCDになります。まずは、収録のご感想を教えてください。

　久しぶりにB6のメンバーと会えて、そして草薙一を演じることができたことが純粋に嬉しいです。『VitaminX』の収録をする時はいつも、先生を囲む6人のバランスを意識して演じています。ほかの5人の様子を気にしつつ、でも負けないように演じよう、などといろいろなことを考えながら収録をしています。今回ドラマCDを録って、こんな風にスキルを身に着けていたんだよなと改めて思いました。自分の血となり、肉となっている作品です。

――確かにほかの個性の強いB6メンバーのなかでも、一はバランスを取ることが多い役柄でしたね。

　B6は、好き勝手やっているキャラクターですからね。僕自身の心情も、B6を演じるキャスト陣の中では一に近いものがあります。いろいろなイベントをやるなかで、じょじょに一に近づいたというところもありますが（笑）。自由なみんなにツッコんで、自分が痛い目に合うという役割を自然に担っていました。この作品を通してキャスト陣と培ってきたものは、本当に偉大だなと思います。

――聴きどころ満載の物語になっていますが、シナリオのご感想はいかがでしたか？

　翼がいると、予測不可能なスケールの大きなことができるんだなと感じました。翼がいたから豪華客船に乗れるし、大変なことが起こるんです。でも、翼がいるから……というか永田さんがいるから解決するという（笑）。その辺りの展開が、すごく『VitaminX』らしいなと思います。今回も“らしさ”が、存分に溢れたドラマCDになっておりますよ。

――印象に残っているシーンやセリフはありますか？

　途中で「誰を選ぶんだ」と先生に問いかけたあと、各キャラの個別トラックに分かれます。乙女ゲームのドラマCDのお約束にもなった展開ですが、たぶん本作がその草分け的な存在なんですよね。今回のCDでも健在だったのが嬉しかったです。それぞれの見せ場がありますし、6人分のシチュエーションを楽しめるというのが、CDの作りとしてもおもしろいなと思いました。6回聴いてください。

――最後に、発売を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

　10周年ということで、長い間応援していただいて本当にありがとうございます。いろいろな展開がありましたが、いい意味でファンの期待を裏切り続けた『Vitamin』シリーズだと思います。10年積み重ねてこられたのは、みなさんの応援があったからこそです。ですから、そろそろ期待に応えるんじゃないかと思っています（笑）。

　これからもB6のメンバー・草薙一でいたいと思うので、これを機に改めて作品のファンになって頂けたら嬉しいです。ぜひこのドラマCDを聴いて、お友だちにも勧めてあげてください。

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