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2017年7月14日(金)

キャラ育成だけでハマる『神式一閃 カムライトライブ』先行レビュー(修行編)

文:宮居春馬

 アプリボットより2017年夏に配信予定となっているiOS/Android向けRPG『神式一閃 カムライトライブ(カムトラ)』のレビューをお届けします。

『神式一閃 カムライトライブ』

 『カムトラ』は、神の力を操る戦士“神侍―カムライ―”たちを育成し、強大な敵である“ケガレ”に立ち向かうマルチ育成×コマンドバトルゲーム。

 バトルゲームにおける新育成システム“修行”が最大の特徴とのことなので、今回はキャラクター育成要素である“修行”の魅力に迫ります。

鍛えたカムライを率いてミッションに挑戦!

 『カムトラ』の世界では、“ケガレ”という怪物によって人々の生活は脅かされていて、このケガレを討伐するために戦う戦士たちが“カムライ”と呼ばれています。

 プレイヤーはカムライたちを鍛えるトレーナーとなり、自分で鍛えたカムライとともにケガレと戦っていくことになります。

『神式一閃 カムライトライブ』
『神式一閃 カムライトライブ』

ゲームとマンガの双方で展開するストーリー

 独自のキャラクター育成がウリとなっているタイトルですが、ストーリーや世界観にも強いこだわりがあるとか。

 また、毎週更新されるマンガによって、ゲーム本編とは違ったストーリーも展開していく予定のようです(公式サイトで7話まで先行公開中です)。

 キャラクターごとのスピンオフもあり、キャラクターの個性をしっかりと掘り下げていくゲームになりそうです。

『神式一閃 カムライトライブ』

いきなりのボス戦! バトルはコマンド選択式

 チュートリアルを開始すると、いきなり巨大なボスとの戦闘に突入します。ですが、指示通りに戦えば勝てる戦いなので問題ありません。

 バトル形式は、使用するスキルと対象を選択するコマンドバトル形式なので、操作は非常にシンプルです。

『神式一閃 カムライトライブ』
▲巨大ボスはかなり迫力があり、スキルの演出も派手で見応えあり!

主人公は気軽に変更可能

 バトルが終了したら、ガチャでチュートリアル用のキャラクターを手に入れ、早速“修行”に突入します。

 まずは、主人公となるキャラクターを決め、修行をサポートするための仲間をデッキに編成してから挑むことになります。

 なお、ここで言う主人公はあくまで一時的な使用キャラクターであり、1人しか選べないものではありません。育成してストーリーを読んだら、次の主人公を育てましょう。

『神式一閃 カムライトライブ』
『神式一閃 カムライトライブ』
▲デッキに編成した仲間によって、修行の結果や覚えられるスキルが変化するようです。

修行はスタミナ制。でも回復待ちはありません

 修行は、“特訓”でポイントをためていき、そのポイントを消費してステータスを上げるという流れで進行するようです。

 特訓で消費したスタミナは、リアルの時間経過による回復ではなく、休息によって回復します。

『神式一閃 カムライトライブ』

 今回の修行はチュートリアルということで手順を確認してあっさり終了。そのままメインストーリーのクエストバトルへと進みますが、4人パーティだった巨大ボス戦とは違い、ここでは3人までしか編成できなくなっています。

『神式一閃 カムライトライブ』
▲人数に違いはあるものの、戦闘の形式は変わらず。使用するスキルと対象を選択していきます。

 このバトルが終わればひとまずチュートリアルは終了。ヒロインと思わしきキャラクターの登場とともに、オープニングアニメが始まります。

『神式一閃 カムライトライブ』

育成シミュレーションのような“修行”

 チュートリアルも終わったところで、改めて修行に挑戦! マヒトを主人公に設定し、チュートリアルと同様のデッキ編成で修行を開始します。

特訓でポイントをため、パラメータを強化

 修行を始めると、画面上部に“○の巻”と書かれた進行表が表示されます。特訓をしたり、休息でスタミナを回復すると、1日が経過したことになり、この進行表が1マス進んでいきます。

『神式一閃 カムライトライブ』

 1つの巻物は8マスで構成され、1回の修行で4の巻まで進行します。つまり、合計32回で主人公キャラクターを効率よく育てるというのが、修行の大まかな目的となります。

『神式一閃 カムライトライブ』

 まずは、特訓の中から“腕力”や“持久力”などの項目を選び、キャラの成長ポイントを獲得します。それぞれ獲得できるポイントの種類が違ううえに、一緒に特訓できる仲間も毎日変化します。

『神式一閃 カムライトライブ』
▲獲得したポイントは画面上部に表示されます。スタミナがなくなってきたら一度“休息”をはさみましょう。

絆ポイントを上げればスキルも習得可能

 また、特訓で得られるのはパラメータを上昇させるためのポイントだけでなく、一緒に特訓した仲間との絆ポイントも増えていきます。

 絆ポイントが高い仲間と一緒に特訓するともらえるポイントが増え、さらにスキルを習得できることもあります。

『神式一閃 カムライトライブ』
『神式一閃 カムライトライブ』

仲間とのイベントでさらなる成長も

 特訓や休息のあとには、仲間とのイベントが毎日発生します。ランダム要素が絡むので、同じ条件で修業しても毎回同じ結果になるとは限りません。

『神式一閃 カムライトライブ』
『神式一閃 カムライトライブ』

“VS”マスで勝利すれば修行継続

 “VS”と書かれた最後のマスに到達するとバトルイベントが発生し、これまで鍛えてきた主人公とデッキに編成している仲間でバトルに挑むことになります。バトルに勝利すれば、ポイントを獲得して次のマスへと進めます。

『神式一閃 カムライトライブ』
▲バトルは難易度を選択可能。難しいほうがもらえるポイントが多くなるのですが、ゲーム序盤はもっとも簡単なものを選びましょう。
『神式一閃 カムライトライブ』
▲このバトルに敗北してしまうと修行はそこで終了。ポイントに目がくらんで無茶をしないように気を付けましょう。

 1の巻のバトルでは、相手を倒すのに3回ぐらい攻撃しないといけなかったのですが、攻撃力を集中的に上げてみたところ、相手を一撃で倒せることも。キャラクター成長がすぐに実感できるのはありがたいです。

 そんなこんなで順調に進んできたマヒトですが、4の巻のラスト3日はすべてVSマス。最終戦は厳しいかなー、なんて思いながら挑んでみたらまさかの初戦敗退……。さすがに、初期のキャラクターだけでは難しそうです。

『神式一閃 カムライトライブ』
『神式一閃 カムライトライブ』
▲マヒトの最終結果がこちら。攻撃力と素早さ以外は強化できず、ランクFという結果になりました。まずは、キャラを増やしてデッキを見直すのがよさそうです。

ガチャで星5、星4キャラを入手。早速使おうと思ったら

 マヒトの修行も終わったので、クエストバトルに挑戦してみようと思い、戦力増強のためにもガチャを回してみることに。

 ガチャに必要な虹水晶が20連分用意されていたので、回せるだけガチャを回してみましょう!

『神式一閃 カムライトライブ』
▲ガチャから排出される最高レアリティの星5キャラをまさかの一発ツモ!
『神式一閃 カムライトライブ』
▲同じ名前のキャラにもレアリティ違いがあり、星4以上には二つ名のようなものが付いています。

 手に入れたキャラクターを連れて早速クエストに挑戦……と思いきや、バトルキャラの一覧にはガチャから入手したキャラがいません!

 ここが『カムトラ』のもっとも特殊なところ。ガチャから入手できるのは修行用のキャラクターであり、修行をして初めてバトルに参加できるようになるのです。

『神式一閃 カムライトライブ』

修行の効率的なやり方は?

 ということで、早速手に入れたキャラクターを使ってもう一度修行を開始。星5の[闘神]コーナを主人公にして、デッキも手に入れたばかりの高レアリティキャラで埋めてみます。

『神式一閃 カムライトライブ』

“強化玉”で事前にレベル上げ

 ちなみに修行キャラクターにはレベルの概念があるので、クエストの報酬などで手に入る“強化玉”を消費してレベルアップしてきましょう。

 これにより絆ゲージが溜まった状態で修行を始められたり、特訓での獲得ポイントが増えたりして、修行の成果を大幅に上げられます。

『神式一閃 カムライトライブ』
▲めぼしいキャラクターのレベルを上げておいたので、さっきよりも格段に修行の効果がアップするはず!

“師匠コマンド”で強いスキルを習得

 しかも、今回デッキに加えた“チバリ”は師匠となる特殊なキャラクター! 師匠キャラクターとの絆が高くなると弟子入りができ、師匠コマンドを選べるようになります。

 師匠コマンドでは師匠とのサブストーリーが展開していき、特訓同様にポイントがもらえるだけでなく、特別なスキルが習得できるようです。

『神式一閃 カムライトライブ』

修行を繰り返して目指せSランク

 さすがにデッキを強化しただけあり、マヒトの時よりもかなり効率よく進められましたが、総合ランクはE!

 最初はBランクくらいを期待していましたが、どうやら何週間、何カ月とプレイしてSランクを目指す仕組みのようです。

『神式一閃 カムライトライブ』
▲結果はさておき、師匠のおかげで強力なスキル“不動断罪”も習得できました。

 ともかく、これで先ほど育てたマヒトと、今回育てたコーナの2名がバトルキャラクターとして登録されました。これでついにクエストへ出撃できます。

『神式一閃 カムライトライブ』
▲クエストのデッキ編成にも修行で育成したふたりが表示されています。

理想個体を狙う。スマホゲームの新しい楽しみ方

 ちなみに、修行で使用したキャラは消えたりしませんし、バトルでは同名のキャラを複数所持できます。

 したがって、納得のいくバトルキャラクターができるまで、何度も同じキャラクターを修行させることが可能。

 個体ごとに別属性のスキルを覚えさせたり、攻撃特化型と防御特化型の2種類を育てて、敵にあわせて使い分けるといったこともできそうです。

 敵の属性やスキルにあわせてパーティメンバーを変更するゲームはこれまでたくさん出てきました。しかし、『カムトラ』は、敵にあわせてキャラクターを育成し直すという新しい遊び方ができるのです!

 メインコンテンツとなる修行は、育成シミュレーション好きにはたまらない内容となっていますし、スキルからステータスまで自分好みのカスタマイズが可能なので、キャラクターへの愛着も強くなります。

 単純な強化システムに飽きてきたという方には、ぜひともおすすめしたい1本です。

(C)applibot Inc.

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