『プリステ』エピソード3大阪千秋楽後の楽屋から、キャスト陣35名のコメントをお届け
7月2日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて千秋楽を迎えた舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』エピソード3(以下、EP3)。シリーズ最多となる35名の登場人物が想いをぶつけ合った本作の熱気をお伝えするべく、終演直後の楽屋でEP3を終えての率直なご感想をキャスト陣にうかがいました。
方南学園高等学校
八神 陸役・伊崎龍次郎さん
EP2は僕自身すごく苦しんだ回だったんですね。座長という立場においても、八神陸という役に対しても。EP1の時は勢いでやれた部分がEP2では通用しないってなった時に、すごい壁にぶち当たって。その悩み続けてきたことが打破できたのが、EP3だったかなって。
それからたまたまではありますが、陸の成長と、作品としての成長と、僕自身の役者としての成長がリンクして、自分的にはぐっと刺さるセリフがあったり。方南っていうチームに関しても、EP3に入ってからの絆の深まり方が凄まじくて。もともとバラバラなタイプの人間の集まりだったので、チームとしては完全にはまとまりきれていなかったんですよ、ぶっちゃけ(笑)。けどEP3をやっていくにあたって、心が1つになった瞬間がたくさんあった。舞台上ではもちろんですけど、プライベートでもそういうことを意識することが多くなりました。
じつは今回とても刺激になった役者がいました。それは八神巴役の北村健人君です。彼はプライベートでも巴でいてくれる感覚があるので、なんかすごく気になるし、ちゃんとEP4で追い越したいっていう強い気持ちが芽生えてきています。巴を超えるためには、もうひたすらに練習に没頭するしかない。立ち止まっている時間がもったいないので、ひたすら稽古に励んできちんと巴を、彼を超えたいなって。
今回で卒業する三橋高校と一条館高校の想いは、今日の大千秋楽でしっかり受け取れました。それをEP4に活かしていく責任が僕たちにはあるし、俳優としてもみんなの思いをちゃんと背負いたいなという気持ちがあるので、次は今までよりもさらにパワーのある公演になると思っています。
藤原 尊役・蒼木 陣さん
本当に毎公演100%でやりきりました! 全員が100%の力を出して、カンパニーとして120%になればEP2を越えられるのでは、という話をEP2の終わりにしたんですけど、まさに実行できたんじゃないかなと思っています!! 今回、尊と陸と奈々の話はとくにそうだったなと感じていて。
個人的にはEP2以上の大きい壁があったので、めちゃくちゃ苦しい思いをしました。でもストライドと一緒で、信用できるカンパニーの仲間がいたから僕はEP2の自分を遥かに超えられたと思っているし、強い蒼木陣になって帰ってこれたと思ってます。EP4は、方南と西星、花京院とDJストライドさんでやっていくことになりますが、方南は間違いなく最強のチームになります。
花京院戦でボロボロにやられて整列したときに、維田天はまったく僕のこと見ていなくてとても悔しい思いをしたんですけど、もうどこのチームにも負けるつもりはないです。EP4に向けてあまり時間もないので、千秋楽が終わったこの瞬間から次に向けてスタートしたいと思っています。
桜井奈々役・桃瀬美咲さん
今日の方南エンディングなのですが、莉子ちゃんが近くにいてくれたので楽しくなってしまって年甲斐もなくスキップをしてしまったんですよ(笑)。『プリステ』は女性が2人しかいないカンパニーなので、奈々としてもいち役者としても、莉子ちゃんはすごく癒しというか、ありがたい存在で助かってます! 楽屋でも女子トークがとても楽しいです。
全体としては、新キャラクターもたくさん出てきたなかで、方南メンバーがいろいろな壁にぶち当たっていくシーンがたくさんありました。奈々にとっては、お父さんのチームと戦うという、すごく大きな壁もありましたね。そういうところでみんなの成長が見られるシーンは多かったんじゃないかなと思います。
観に来ていただいたみなさん、たくさんのご声援、そしてペンライトのキレイな景色を見せてくださって、ありがとうございました。本当に感謝しております。EP4も期待を裏切らないように精一杯役を務めさせていただきますので、どうぞご期待ください。よろしくお願いします。
小日向穂積役・熊谷魁人さん
今回の舞台、本番でもそうだったんですけど、稽古中から周りの方々に助けていただくことが多くて、みなさんにはすごく感謝しています。EP3で卒業となる一条館と三橋の方々にも本当にお世話になりました。レースシーンでしっかりとぶつかり合って、彼らの想いを受け止められたからこそ、その想いを背負ってEP4に行けると、思っています。
次のEP4、レースシーンでは西星と花京院と戦います。なので、バンちゃんとの絡みとか、レースでどうやって魅せるとかっていうのは今後いろいろひなたさんと考えて、合わせていけたら。あとはもう1つ、康介と僕の2人のコンビ間の連携も、まだまだこんなものじゃないと思っていますので、もっともっと上げていきたいですね。小芝居1つをとっても、こだわりぬいて、毎回お客様から笑いを取れるようにしたいです。
支倉ヒース役・岸本卓也さん
EP2ではかなり苦労した部分があって、本番の挑み方とかどれだけ準備をするかとか、そういったことの大事さを思い知ったんです。そこで苦労したからこそつかんだものがあったので、EP3では安定してきたというか、みんなで走った実感がありますね。本当に1つ1つのエピソードを重ねるごとにカンパニーとしてもだし、チームとしても成長してきたなと、キャプテンとして感じているところです。
そして強かったですね、ライバル校。オープニングで僕らが立って、周りを敵が囲んでいるっていうのが象徴的でもあり、今回の作品のテーマのような気がしていて。勝ったり負けたり、西星には戦いながら助けてもらったり、本当に各校のよさがにじみ出ていたと思っています。よすぎて、ちょっと悔しい思いもしたりして。
とくに三橋と一条館戦で、針ヶ谷と鮫島が戦ってるところは、同じブロッカーとして、めちゃくちゃかっこいいと思ったし嫉妬しましたね(笑)。見ていてエキサイティングしましたし大好きなシーンです。彼らがステキだからこそ絶対に負けたくないなって思える公演になりました。
方南としては結束が強まったし、みんな同じ方向を向けていると思うからこそ、もっともっと密になるべきだと思います。今回の公演でやっと、その礎を再確認できました。EP4でも気を抜かず、全公演同じクオリティを保てるように、役者としても飛躍できる作品にしたいなと思っています。
門脇 歩役・白石康介さん
EP3、今までの中で一番人数が多い公演でしたけれども、そのぶん熱量だったりとかがすごい舞台でした。門脇歩としても、また一歩成長できたんじゃないかと思っています。EP4では、もう一度門脇歩という人物としっかりと向き合って、最後の8月27日、原作と同じ日のEOS決勝戦を迎えて、勝ちたいと思います。ランナーとして、僕もチームの一員として、勝ちたいです。そのためには、門脇はやっぱり元気が取り柄だと思うので、その元気の部分で、方南を盛り上げていきたいですね!
久我恭介役・鮎川太陽さん
EP3で感じたのは、みんなそれぞれ自分の人生の大切な時間をマジで生きてたなってこと。だからこそ、終わったあとのみんなの顔もすごい爽やかだった。なんかそれって、すごくいいなって。自分がその場にいれることがうれしいし、自分もそんな顔してんのかな、みたいな。
EP3では全校の日替わりエンドが好きでしたね。あれってほんとにチームワークとか、役者間の息が合ってないと絶対にできないものなんですよ。本編よりも絶対的に稽古時間が少ないはずなのに、そこで心揺さぶられるっていうのはやっぱり、みんなが役に入り込めていたからじゃないのかな。原作の曽我部さん(曽我部修司)とか脚本の葛木さん(葛木英)の真意っていうか、気持ちを受け止めて、それをきちんと体現できていたからこそ伝わったんだと思います。
――恭介にとって気になる選手、もしくは鮎川さんにとって、もっとつっこんで話をしてみたい役者さんがいたら教えてください。
昨日打ち上げが終わったあと、ちょうどホテルの部屋が隣同士だった仲田博喜と1~2時間くらいお酒を飲みながら「あそこのシーンがどうだ、誰々がどうだ」っていう話をずーっとしてたんです。あいついつも口うるさいんだけど、俺としてはそういうのがいいなと思っていて。気になるというか、よく話を共有できるのって、あいつかな? もちろん、恭介としては楓きゅんのことも気になっていたり(笑)。でも正直なところ、みんな本当に平等に気になってる! だから“全員”って書いておいてください。
壇 悠次郎役・新井裕介さん
今回初めての二幕構成で出場校もレースも多かったですけれど、出番がないときでも全然楽屋に戻ろうって思わなかったんですよ。みんなが本気だからこそ、ずっと応援していたいという気持ちがあって、花京院戦で負けたときなんかは本当に悔しかったです。そういう気持ちを全部含めて、役者をやっていて、この作品にかかわれてよかったなと思っています。
花京院戦で負けたところでは、壇が初めて声を荒げるんです。それは怒っているわけではなくて、愛があるからみんなに終わりじゃないんだってことを本心で伝えたくて。「勝つためには何をするべきか……」というセリフを引き出させてくれたのは、やっぱりみんななんですよね。みんなの表情、立ち方、力の入っているところとか、そういうところが全部相乗効果でステキなシーンになりました。そしてステキな作品になりました。ありがとうございました!
河原崎莉子役・水越朝弓さん
個人的には、前説に参加させてもらいまして、本当に毎日毎日緊張しました! もともとやっていた穂積と歩2人の「こーんにーちはー!」っていう声で元気を分けてもらいつつ、壇先生とのちょっとコントっぽいことにも挑戦させていただいて、とても楽しかったです。
今回EP3は最多5校が出演し、試合数もすごく多くてバトルがテーマだったと思うんですけど、方南は無事に決勝トーナメントに進出できました! EP4は決勝トーナメントのお話になりますので、私は奈々の親友として、奈々のストライドへの愛情とかがんばっている姿を見て、奈々が好きな方南のストライド部を応援したいと思います。莉子として微力ながら支えていきたいです。みなさまも応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!
西星学園高等学校
諏訪怜治役・小早川俊輔さん
今回僕は途中からの参加ということもあったので、最初自分のことだけでいっぱいいっぱいになっている部分がありました。初めて参加したのはダンス稽古だったんですけど、曲は以前にも踊ったことのある「Be My Steady」と「RUSH」で、みんなは振りが入っているけど僕だけは入っていないという状態。でも西星のメンバーはみんな僕を置いていくことなく、手をつないで一緒にいてくれたな、って。そのみんなの優しさが今になって実感として自分のなかに降りてきている。そんな感じです。
EP3で僕たちは試合のシーンがありませんでした。そんななかで、西星の強さを見せられるポイントって正直難しかったんですね。EP4では集合体の強さっていうのかな……僕たちが集まったときに出る西星としての強さを今まで以上に魅せられたらと思います。僕もレースシーンは初めてなので楽しみです。
ライブに関しては、僕はお客様に“伝えたい”って想いしかないですね。はじめは魅せ方とかいろいろ考えてたんですけど、そんなことより「何を伝えたいか」自分のなかでその想いをきちんと持つことのほうが大切だな、って。それはEP3を通して強く感じたことでした。
EP4でも、いつも通り諏訪怜治、そして西星を楽しんで、そして『プリスト』という作品をみなさんに楽しんでもらえるように最高のパフォーマンスをするだけです。
黛 静馬役・小林 涼さん
今日のカーテンコール、今回で去ることになるメンバーの想いが溢れてとても感動的でしたが、僕的にはいよいよ始まるな、という感じでした。『プリステ』で西星はまだ公式戦をきちんと戦っていないので、本当にやっと本気で戦える時が来たんだ、というワクワク感が強くて。とにかく早くEP4の稽古をしたいです。もちろん、市場、三橋、一条館、みんなの想いも背負って、EP4を最高のものにしたいなと思っております。
EP1からずっとライブをやらせてもらっていますが、EP4に関しては原作通りにいけばきっとあの曲をやると思うんですよね。なので、EP1、2、3とは違う、たくさんの想いが詰まったライブになると思います。その想いというのは、EP1からともにがんばってきた方南に対してだったり、もちろん西星のメンバーに対しても。僕たちの集大成が詰まったライブシーン、最高のものを作り上げてみせます。
千代松万太郎役・松本ひなたさん
EP2がすごくいい公演で、EP3はどうなるんだろうっていう話もあったし、超えられるのか、という不安もありました。でも毎公演毎公演命を削って、みんなでいいものを作り上げることができたと思っています。
僕らは舞台袖やモニターでレースシーンなどを観ていることが多かったですけれど、毎回目頭が熱くなるというか、何回見ても飽きることがなかった。同じ公演を観ていてもそれでも感情を揺さぶることができる、そういう公演ってすごいステキだなって。
僕らはEP4にも出演するので、そのすごい公演を超えていかなければいけないということに対して、今はすごいプレッシャーです。うーん……「やったるぜ!」っていう気持ちと、プレッシャーとで半々かな? EP4に向けてどんどんいい西星にして、EP4ではさらに強くなって帰ってこなければいけない。それは今強く思っています。
妹尾 匡役・仲田博喜さん
僕らはEP1から出演している2校のうちの1つですが、卒業していった3校を見て、僕たち自身の背負うものが大きくなっていっているのを感じています。今回でさらにその想いが強くなったというか。みんなのぶんもしっかり最後までつなげられるよう、EP4では最高の景色が見られるよう、お客様にその景色が届けられるようにしていきたいな、と。そしてそんな想いをEP3の千秋楽のカーテンコールの時に持ってしまうような、ステキな学校たちだったな、というのをひしひしと感じています。
またライバル校ではありましたが、本番が終わって袖に捌けてしまえば、人間的にステキな人たちばかりだったので、そんな人たちだったからこそこのようなすばらしい舞台が作り上げられたんじゃないかとも思いますね。
EP1から出続けている僕たちに対しては、EP4への期待も大きくなっているかとは思います。でも僕たちがEP4でやるべきことは、今までと変わらずただ1つ。「怜治さんのためにEOSで優勝すること」です。何を魅せたいとかじゃなくて、それだけのために魂を込めてやるだけだと今は思っています。
黛 遊馬役・田中尚輝さん
今回のEP3、僕たちにはいろいろな試練がありました。怜治役の小早川くんに関しては、もともとあった西星のなかに入ってくるというしんどさがあったと思うんです。それをどうやって支えられるのか、ということはもちろん僕らのなかにありました。
レースシーンに関しては、ほかの高校とは違って感情をぶつけるようなシーンはなかったので、三橋や一条館に見せてもらったあの熱い想いを僕らの内に充電させるような、EP4への準備期間のようなEP3でしたね。EP3を受けて西星メンバー全員が、「こいつらには負けねえ」っていう想いを持ったと思います。
これはいろいろな方が言ってくださったことなんですけど「マジでEP4、頼むぜ」って。これって期待されてないと言ってもらえないことだと思うんですよ。だから今は「絶対やってやんよ!」っていう強い想いでいっぱいです。
またライブシーンでも期待されるところが大きいかと思いますが、僕本当にEP1のときアイドルっぽさとかヘタクソだったと思うんですね。でもメンバーとの絆が深まるのと同時に、お客さんとの絆が深まっていくのも感じてて。だからいま本当に楽しい! EP4でもきっとあるだろうライブシーンですが、最後の最後までみなさんに笑顔を届けられるように全力でがんばりたいなと思います。期待して待っててくださいね!!
奥村 楓役・三原大樹さん
とりあえずはEP3、全員がケガなく無事に終えることができてよかったです。今回西星学園は怜治さんが平牧仁くんから小早川俊輔くんに代わったということがあったので、リスタートといいますか……。僕としては、今まで作ってきた西星のなかに俊くんが加わるのではなく、俊くんが加わったことによって起こる化学反応を大事にして、もっともっといい西星にしたい、その一心でこのEP3をやってきました。
今回で去ってしまう三橋高校、一条館高校のみなさんについてはもちろん寂しい思いもありますけど、去っていくメンバーが「こいつらに託してよかった」と本当に思えるようなEP4にしたいです。
そして次はやっと久我さんと戦えます。西星としてはガチンコでぶつかる公式戦はやっていないので、本当に“やっと”という想いが強いです。奥村楓としても、三原大樹としても、久我恭介役の鮎川さんに必死に喰らいついていきたい、今はそんな気持ちでいっぱいです。
三橋高等学校
鴨田 慶役・鐘ヶ江 洸さん
初日から毎日千秋楽のつもりでやってきて、それを本当にまっとうした公演でした。それでも今日の千秋楽は、やっぱり特別なものになったかなと思います。みんな言ってますけど、僕としても本当にやりつくしたし出しつくしたし、鼻水と汗と涙が出すぎて身体の水分が全部なくなった感じです(笑)。それぐらいがんばれました。方南と西星、花京院に僕らの今のすべてをぶつけたので、EP4でもし少しでも気を抜いたものを見せたらマジで潰すぞ、みたいな気持ちでいます。
三橋としては、EP1、3を通じて6人の想いはより強固なものになったと思います。侑の「GO!!」で慶が走り出して、永福が同時に飛んで、3人がリアルにリレーションをするところも決めることができました。今日改めて思ったのは、やっぱり僕らはお芝居をしていたわけじゃなくて……舞台上にいるのは三橋のメンバーで、熱い想いをぶつけて侑を勝たせるためだけに走ってたんじゃないかなってこと。6人ぶんの想いを背負ったレースで疲れを感じたことはありませんでした。
アンカー対決では本気で勝ちに行って、僅差を表現しているところもあったんです。「三橋勝ったんじゃね?」みたいな感じに見えるときもあるぐらい、僅差にはできたかなと。千秋楽では史也さん(演出:松崎史也)の許可をいただいて、方南との試合で一瞬だけ抜いたりとか、最後に倒れ込んだりとか入れさせていただきました。それも公演を重ねてきて、成長した部分なのかなと思います。ただ、これで終わりたくないので、ぜひEP5、6と続いていくことを信じて、身体を鍛えて三橋高校は出直そうと思います!
鴨田 侑役・影山達也さん
終わっちゃったな……というのが率直な感想ですね。終わるのはストーリーでわかっていたんですけど、やっぱり舞台上で感じたのは本当に最後の夏なんだという悔しい感情でした。でも三橋は新しいスタートが切れる未来が待っているので、そこはみなさんに本当に感謝です。EP1から応援してくださったみなさんにも、ただただ感謝しかないです。
三橋というチームはEP1からは考えられないほど成長しました。「僕は勝ちたい!」という侑が言うセリフにも、冷静にみんながつないでいこうとする姿にも、それがすごく感じられて。だからこそ本当に悔しかった。でもそういう悔しい気持ちは全部方南に託したので、EP4でぜひEOS優勝してもらいたいです。僕らも応援しに行くと思うので、その優勝する姿を期待して待っております。
あと、三橋の日替わりエンディングで侑がコーチという形で戻ってくるんですけど、「もう1回EOSで戦いたい」と言っていたので、ぜひEP5くらいでまた戦いたいですね(笑)。
嶋 葵役・勧修寺玲旺さん
ストーリー的に三橋高校は終わってしまったので、侑ちゃんを勝たせてあげられなかったことがめちゃくちゃ悔しいですね。EP4の3校に気持ちは託してるけど、全部は託しきってなくて。レースで少しでも気が抜けている部分があったら、いくらでも代わりにやってやるぞぐらいの勢いです。今度は逆に僕が追っかけ回すので、そこから本気で逃げ切って最後の千秋楽に行ってほしいなと思います。
負けは負けなんですけど、負けたからこそわかるチームの絆がありました。負けるってわかっている試合でも、勝つ気でがんばりました。EP4の次があれば、必ず三橋が勝つと信じているので、その時は最高に喜びたいですね。でも正直、三橋高校はきっとみんな喜び方がわからないかも(笑)。
あと、『プリステ』キャストで運動会やってほしいんですよね。三橋はマジで強いですよ。針ヶ谷も超足速いし、長塚もパワーあるし、永福も体力あるし、慶ちゃんも速いし動けるし、侑ちゃんもめちゃくちゃ動けるし。なんといっても僕が障害物競走世界一得意だと言えるくらい自信あるんで、マジで運動会やったら三橋が勝ちますよ。むしろその運動会の結果で、次のストーリーを作ってほしい。これ、めちゃくちゃいいアイディアだと思ってます。僕ら全力でトレーニングして待ってますので、ぜひお願いします!
針ヶ谷久人役・中島拓斗さん
寂しい……寂しいです、本当に。このカンパニーが本当に大好きなので……。でも! スタッフさん含めすべての人を応援できるステキなカンパニーなので、安心して卒業というか、『プリステ』を離れられるなという気持ちです!!
針ヶ谷は普段はおとなしくて、EP1のときとか協調性がゼロと言われてたくらいでした。その針ヶ谷がチームのために、今回3年生の侑さんのために全力を注いだその姿勢は本当に好きで……。自分自身も熱い部分があるので、針ヶ谷が熱くなる部分も演じやすかったです。針ヶ谷は俺しかできないなってずっと思っているので、それがうまくリンクして、すごいステキな役として演じられたなと思います。
EP1からEP3までの間、針ヶ谷自身も成長しました。僕は大きな舞台が初めてだったんですけど、針ヶ谷と一緒に中島拓斗という人間も成長できたなと思っています。そんな成長を自分自身がすごく感じられたことがとっても楽しかったです。
永福武志役・澤田拓郎さん
EP1から再びの三橋だったので、やっぱりストーリー的にも技術的にもお芝居的にも、もう一段階成長した姿でお客さんの前に現れないと、原作に失礼だなという想いがありました。EP1のときは、ただ仲がよければいいというふうに考えていたんですけど、やっぱりお芝居とか動きに対してみんなで話し合うことが大事で、ふざけてばかりもいられないなと。三橋は、稽古中から結構チーム内で言いあえる環境にあったというか、言い合える仲のよさがあったので、すごくいいチームワークになっていたんじゃないでしょうか。
『プリステ』は、それぞれのチームがチーム内でたくさん話し合ってお芝居を作り上げていて、各チームが持ち寄ったもので競う、みたいなところがありましたね。僕はそれがすごく好きでした。僕たちは楽屋ですごくうるさかったと思うんですけど、EP4では静かになって、もしかしたらせいせいする人もいるかも!?(笑)
今日、僕たちはすべての力を出し切りました! EP4に出る3校にいいバトンが渡せたんじゃないかなと思っています。どう受け取ったのかはわからないけど、受け取ってくれていると信じています!!
長塚乃彦役・横山真史さん
正直ホッとしました。前回も言ったんですけど、やっぱりケガが怖かったんですよね。自分も危ないところが多々あったので、無事に終えられてホッとした気持ちが強いです。でも本当に三橋高校が好きなので、寂しい思いもあります。こうして話していると、また泣きそうになってくるんですけど……。
三橋高校としてはそれぞれ個性が強いメンバーが1つになっていく、その人間的にステキな部分が全面的に出せたんじゃないかなと思っています。本当にこの作品に出ることができてよかったなって、うまくしゃべれないですけど、幸せな時間でした。
僕らの想いはEP4の大きなハードルになったと思いますが……(ここで岸本卓也さんが通りかかり「軽く跳び越える」と宣言)、EP4へ向かうメンバーは軽く跳び越えるとのことですので(笑)、今は期待しかないです。よくみんなで伝説の舞台にしようって言ってるんですけど、それをこの目で確かめに行きたいと思います。EP4、みなさん期待していてください!!
一条館高等学校
姫宮悠李役・村田 恒さん
一条館はEP2で爪痕を残すことができました。EP3では“勝つことがすべて”だっていう一条館なりの正義を貫き通して方南に負けました。千秋楽が終わった今は、とにかくやりきったな、という感じです。
姫宮役に決まった時は正直、ビジュアル面で「俺でいいのかな?」って思っていました。でも姫宮っていう人間を知れば知るほど、「コイツってすごいかっこいい人間なんだ」って思うことが多くなっていって。それがわかってからは、「カッコよくて懐が深くて器が大きくてこんなにおいしい役、俺がやってもいいの?」になりましたね(笑)。一条館では最年少ながら部長という立場でもあったのでプレッシャーでしたが、先輩方が、こうしたほうがいいんじゃない、ああしたほうがいいんじゃないっていう助言をいろいろ言ってくださって、本当にたくさんのことを学ばせてもらいました。
じつは今日、方南戦後鮫島に「いいよ」と言うシーン、泣いてしまいました。これね、ダメなんですよ。姫宮は泣いちゃダメなんです。そう思ってたし、俺は絶対に全公演泣かないって決めてたんですけど……なんか今日はいろんな感情が混ざりました。今日で終わるということや、負けたという悔しさ、それから鮫島のあの演技に対しても。堪え切れなくなってしまって……。
舞台袖に捌けた瞬間に、原作の曽我部さんと演出の史也さんに謝りに行ったんですけど、「いいよ」って言われて。でもここは、本当に俺の弱いところ。そういう意味でも勉強できたし、この作品に携われてよかったなと思っています。姫宮に出会わせていただいたこと、本当に感謝しています!
堂園志貴役・谷 佳樹さん
まずやりきった感が強いです。あと僕個人としては、ここまで喉が持ってよかったな、っていう(笑)。稽古場では「これは喉持たないんじゃないかな……」と思っていましたが、堂園志貴と谷佳樹が本当にリンクできたから、潰さずにいけたのかな。
EP2が本当にいい作品だったので、前回の終演後インタビューではすごい熱い想いを語らせてもらったんですけれど、いざEP3の稽古が始まってみると改めてハードルが高い作品になってしまったなと。でも今はもうEP2を超えたという自信があります。そして堂園志貴を本気で演じられたことが、役者人生においても財産になったのではないかと思っています。ここまで熱くて最高な作品に出会えたことが、本当にうれしいです。
僕が演じた堂園は、登場人物中、一番人間くさくて、そして一番弱いヤツでした。弱いからこそ“振りかざすこと”しかできない、本当にかわいそうな人間で。とにかく器用じゃないんですよね。頭がいいからこそ世間を知らない、そして完璧じゃないと嫌、っていう。きっと環境が彼をそうさせたのではないかと、僕は思ってるんですけどね……。でもそれって人間誰もが持っているものだと思っていたので、僕はフラットに彼を受け入れることができたし、そんな彼と同化できたらいいな、という想いで演じていました。
EP2、3とハードルが上がって、お客様の声も公演ごとに大きくなっていった作品になりました。次は出演者が減るので、1人1人が倍、それ以上のパワーを出さなければEP3は超えられないと思います。でもその1人1人が本当に本気で挑んでいければEP4もきっと成功する。EP4に出演するみんな、がんばってください!
獅子原 馨役・田邊 謙さん
まずはこの作品にかかわるたくさんのスタッフさん、キャストのみなさん、そして何より観に来てくださったたくさんのお客様に感謝申し上げます。僕はEP2が初舞台でしたが、『プリステ』ってすげーなって圧倒されることばかりでした。そのすごい作品に立ち会えたことを本当に光栄に思っています。だからこそ、この経験を絶対に糧にして進んでいかなければいけないな、という強い想いを今は持っています。
チームメイトの一条館のメンバーは本当にすごい人たちばかりでした。みんな演技に対してストイックで、その姿を見ることによって僕は「負けちゃいけない」という思いを持つことができました。みんなに負けないように、どれだけ獅子原のことを考えられるか、どれだけ一条館のことを考えられるか、そういうストイックな状態に持っていけたのは一条館メンバーのおかげです。
本当は僕もEP4に出たいです。EOSの決勝トーナメントまでいきたいです。でも勝利至上主義で勝ちにこだわった一条館だからこそ伝えられた想いがあると信じています。方南も西星も花京院も、みんな僕たちの想いを受け取ってくださっていると思いますので、ただ今はEP4を楽しみにしています。ありがとうございました!
鷲見紀世斗役・船木政秀さん
一条館として鷲見として、もうこれ以上出せないんじゃないかっていうぐらいとにかく出し切りました。もちろん毎公演出し尽くしてはいたのですが、今日の大千秋楽に関しては、オーディションでこの作品に出るって決まってからのこの1年半の思いが全部詰まった公演になったと思っています。なので本当にもう思い残すことはないです。
一条館のメンバーはクソ真面目な連中ばかりでした。最初は賑やかなチームになるのかなと思っていたんですけれども、芝居に対してはみんな本当にストイックで。みんなで話し合ってもっとこうしようとか、セリフをこう合わせようとか。ストライドの部分でも、技を見せ合ってさらにカッコよくなるようにしたりとか。そのド真面目な部分が一条館の武器だったな、と思います。
EP4へ向かうやつらには、「ちょっとでもぬるいことをしたら本当に承知しねえぞ」って気持ちがありますね(笑)。きっとプレッシャーはすごいと思いますけど、そのプレッシャーを新たな風に変えて、最高のEOSを走り抜けてほしいです。
鮫島 改役・阿瀬川健太さん
EP2終演後インタビューのとき僕「次はカッコ悪い一条館を見せたい」というお話をさせていただいたんですけれども、今日は本当にグズグズでめちゃめちゃカッコ悪い姿を見せてしまいましたね(笑)。鮫島役をやり始めてから、性格的にも内に入ることが多くなって、じつはみんなとコミュニケーションとるのも面倒くさくなったりすることがあったんですよ。でも今日は、それが全部抜け落ちちゃって……。
僕は「姫のことをカッコいいと思ってる鮫島」が好きだったんですけれども、もう今はただただ純粋に「姫がカッコいい」と思っていて、最後の姫と尊のレースもその気持ちだけで舞台袖で見ていました。その、“ただ純粋な気持ち”っていうのは、鮫島が僕にくれたプレゼントだと思っています。
――方南戦後、鮫島とのシーンでは姫宮役の村田さんが泣いていらっしゃいましたが……。
そうなんですよ! ほんとは泣いちゃいけないのに、あいつ泣いちゃって……(笑)。でもこれは僕が勝手に思ってることかもしれですけど、『プリステ』に関しては役をはみ出してもいいんじゃないかって。それがまさに形になったシーンだったんじゃないかと。僕普段千秋楽に芝居を仕上げるってことが嫌いなんですけれども、この舞台に関してはそういうことがあってもいいんじゃないか、そんな気持ちになりました。終わりたくない、っていう気持ちを出してもいい舞台。そういうお芝居を許してくれた原作のみなさんに感謝しています。
僕たちはEP3で十分魅せたと思うんで、EP4に関してはもう特に言うことはないです! ただ1つ挙げるとしたら、それぞれの学校での絆はあると思いますが、出場する3校同士でも互いに切磋琢磨して刺激しあいながらいいものを作り上げていってくれればなと思います。応援しています!
蜂屋 鉄役・松本 唯さん
ひとことで言うと終わりたくないです。まだ走っていたいし、このキャストのみんなとずっと一緒にいたいな……って。でも始まりがあれば終わりがあるものなので、しょうがないですね。この舞台に出られたことは自分の役者人生のなかで大きな宝になりました。『プリステ』で得たたくさんのスキルを持って、これから先の役者人生をがんばっていきたいなと思います。
一条館チームのメンバーは本当にバカでしたね(笑)。鷲見・鮫島・蜂屋は3バカって言われてましたけど、じつは6バカでした! 堂園含めみんなバカでした。でもその一方で、みんな負けず嫌いで努力家でした。だからこそ1つになってやってこれたっていうのもありますし、EP3で全部出し切れたんだと思います。
EP4は客席から見ることになると思いますが、EP3までつないできたものをきちんと見せてもらえたら、そのときはライバルだった3校のことも認めてやろうかな(笑)。「EP4へ向かうみんな! 市場、三橋、一条館のぶんまで、最後まで突き抜けるっゼ!!」
花京院高等学校
八神 巴役・北村健人さん
みんながいいことを言っていると思うので(笑)、あえて言わせていただくと、まだまだカンパニーとしてゆるいところもたくさんあると思っています。それぞれが自分に厳しく、役を追及することもそうだし現場での立ち振る舞いも、さらによくするためには、全体としてもっともっと身に付けなきゃいけない部分がたくさんあると感じました。
次へ向けて役柄的にパワーアップするのはもちろんのこと、人としても成長して、EP4でお会いするときにはみなさんの想像を超えるような作品を作れていたらと思います。すべては応援してくださるお客様のために。
『プリステ』EP3、本当に楽しい公演でした。千秋楽のスタンディングオベーションの景色も本当にうれしかったです。EP3にご来場いただいたみなさん、応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
維田天役・校條拳太朗さん
EP1、2では観る側として素晴らしい作品だなと思っていたので、EP3に立てたことを光栄に思います。EP1、2では観客席側から、EP3では実際に花京院の一員として板の上に立って、お客さんの反応を見ることができました。その光景を見たときに、改めてステキな作品に出させていただけたと思いましたし、EP4はEP3をさらに超えて、最高の作品にできるように最速で走り抜けたいなと思います。
天にとっては、走る相手とか競争とかには興味がない、というかそもそも競争という概念がないので、今回は当然の速さを出させてもらいました。EP4でもストーリーに関係なく、尊にもあんまり興味ないですけども、当然のことながら最速で走らせていただきたいと思います。
――キャストのみなさんから運動神経がけた外れにスゴイと聞いておりましたが、本当にすごかったです。
そう言っていただけるのはうれしいですけど、維田天を演じさせていただくために生まれてきたので、当然のことだなと思っています(笑)。
夏凪瞳弥役・原野正章さん
EP3が終わりましたが、僕らはまだEP4があるので、まだそんなに終わったという感じはないですね。ただ、これまでに散っていった市場、三橋、一条館、みなさんの思いを受けて、花京院は最強だというところをEP4ではお見せしたいです。
今回で終わりになる三橋と一条館のみなさんは本当に賑やかな方たちが多くて、すごく座組を盛り上げていただきましたし、あのメンバーだからこそできた熱量のあるお芝居には、いつも感銘を受けていました。花京院が圧倒的な力を見せ付けたことによって静まった雰囲気を、彼らの熱量で一緒に引き上げてもらったような感じもしていて。なので、去っていくことにはすごく寂しさを感じています。
これを寂しさだけにとどまらせず、熱量を引き継いで、EP4でも圧倒的な強さで花京院は勝ち続けます。そしてEOS優勝します!
青葉南平役・塩口量平さん
卒業していくキャストや、スタッフさんたちも含めて、いろいろな人たちが積み上げてきた想いが詰まった作品に参加することができとても光栄でした。お客様の見えないところでも、作品を作り上げていくことに対して真摯に向き合っている……裏舞台でもリレーションしているような作品なので、同時に強い責任も感じています。
僕たちの高校は最強の学校と言われているわけですから、その名に恥じないような走りをしなければならないし、そこをまとめる部長としても、すごい奴らがいるということを見せつけるためには、自分自身ももっともっと切磋琢磨していかなければならないなと思いました。
青葉としては、いなくなった仲間(部員)たちの想いだったり、それでも尚チームに残って走ることを選んだ青葉の心だったり、そして念願のEOSに自分も出られたんだということに対してだったり、そういうセリフ以外で抱えている部分を常に考えながら芝居をしていました。部長としてもそうですし、1人の人間としても……あんなにしっかりしていても18歳の人間ですから、きっと悩んだり考えたりすることはあると思うので……。
実際自分は35歳ですけど、役と向き合っていくなかですごく人間性が深いなと思ったし、そこをどんどん掘り下げることが楽しかったですね。EP4では、よりよいものをみなさまに見せられたらなと思います。
最後、「EP4も花京院、反則級に強えーのや」って、入れといてください(笑)。
五十公野 哉役・丸山直之さん
EP1、2は劇場に観に行っていて、お客さんと一緒に泣いちゃうくらい本当にステキな作品だなと思う反面、プレッシャーも感じていて。劇中でも花京院という強いチームが来るということはすでに描かれていたので、僕らとしてもどんどんハードルが上がっていくのを感じていました。でも、そんな作り上げられた空気感をいただいて、僕たちはステージに立たせていただいた。みんなのおかげで最高の景色を見せてもらったなと思います。
哉は寡黙な役でセリフが少ないので何を1番稽古したかというと、双子の了との息の合わせ方だったり、ポージングだったり、指先からすべて合わせるということですね。稽古中から思いついたことは全部話し合って、とにかくシンクロすることが課題でした。リレーションのタイミングも、前を走る了の動きを見ながら僕が合わせて稽古中ずーっとやってきたので。阿吽の呼吸じゃないですけど、なんとなくリズムもわかってきたんですよね。セリフもリハーサルしなくても合わせられるくらい呼吸が合ってきたので、EP4ではさらにパワーアップさせていきたいと思います。
五十公野 了役・大橋典之さん
僕たちはEP3からの参加だったんですけど、本当に毎公演熱くて、どんどん熱が上がっていくような舞台でした。EP2の市場、そしてEP3では三橋と一条館が終わりますが、カーテンコールでも言っていたように、EP4にかけるみんなの想いは同じだなと感じています。
EP4はとにかくいい作品にしたいです。今、終わったばっかりで寂しさもあるんですけど、それ以上にEP4に向けての固い決意というか、「やるぞ!」という想いが僕のなかでメラメラと燃えています。今すぐにでもトレーニングをして、本当に伝説の舞台にしたいなという思いでいっぱいです。
双子って本当にシンクロしなくちゃいけないから、手の出し方とか映像でもチェックして、些細な部分まで2人で決めて合わせていました。了としてもEP4で魅せるところはもっともっと増えていくと思いますし、なおさら最強感を出さなければならないと思っています。
桜井 譲役・増田裕生さん
今回、花京院のコーチであるわたくし、初参加でして。とりあえずはわからないところから一緒にやらせていただいて、稽古はじめから千秋楽、カーテンコールまでを通して、この作品の持っている熱量とか、積み上げてきたものを感じることができました。
まだ、花京院はみんなの熱量まで追いついてはいないのかもしれないですけど、卒業していく若い役者たちの意識を受け継ごう、というモチベーションは高いと思います。EP3の熱、積み上げてきたものを崩さないように、とにかくがんばろうというふうにみんな思っていると思いますね。次です……我々は。
桜井奈々役の桃瀬さんは芝居上で全部物語ってくれるいい女優さんなので、2人のシーンでは僕を引っ張っていってくれるような感じです。男の子たちが走るのがメインの作品ではありますけれど、この不器用な親子がちょっとでもお客さんの心に響いていれば成功かなと思います。そのあたりもEP4に向かって構築していきたいですね。
OTHER
DJストライド役・林 修司さん
EP3のカーテンコールを終えて、三橋高校の想い、一条館高校の想いを強く感じ感動したのと同時に、責任も感じました。EP2の時は市場高校から同じものを感じました。僕たちはEP2で最高のものを作ったわけですけれども、それを超えるEP3を作り上げることが市場高校への恩返しになると思ってやってきました。そういった想いで挑んだ今回のEP3、きちんとそれを果たせのではないかと個人的には思っています。
次のEP4は高校が2校減って3校で戦うことになります。そしてその3校のメンバーでEP3を超えなければならない。今はまだ、超えなければならないという気持ちだけですけど、EP2、3で去っていったみんなに恩返しをするためにも、その気持ちを強く持って稽古に励んでいきたいと思います。
そしていつかまた、市場、三橋、一条館を『プリステ』の舞台に迎え入れられるように、EP5ができるようにEP4を全力で盛り上げて、「EP4で終わってほしくない」ってお客様に思っていただけるものをみんなで作り上げていきたい。僕は実況という形ですけれども、みんなとまた一緒に走れるようにがんばります。
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