スマホ版『明治東亰恋伽 Full Moon』森鴎外&菱田春草ルートで明治浪漫を感じる【第1回】
こんにちは! 残暑厳しいなか、いかがお過ごしでしょうか。ライターのあみこです。ところでみなさん、スマホ版『明治東亰恋伽 Full Moon』が昨月配信開始されたのをご存じですか?
スマホ版『明治東亰恋伽Full Moon』とは
お手元のスマホを使って、明治時代にタイムリップ! 明治好男子(イケメン)との恋愛を、フルボイスでお楽しみいただけます♪
今なら豪華キャストイベント“ハイカラ浪漫劇場5”のチケット最速抽選に参加できますよ! 過去最大規模の会場となるパシフィコ横浜にて、キャスト陣による楽しいトークやゲーム、さらに『めいこい』の最新情報などをお届けします。
『明治東亰恋伽』通称『めいこい』とは?
2013年にPSPソフトとして発売された大人気乙女ゲーム。明治時代を舞台に展開される、切なく甘い物語が人気を博し話題に。2015年には劇場版公開に加え、続編『明治東亰恋伽 トワヰライト・キス』が、2016年には攻略キャラクター追加などの要素を付加し『明治東亰恋伽 Full Moon』としてPSVitaへ移植されました。今後アニメ化、ゲーム続編などまだまだ展開が続く本作は、今年で5周年を迎えます。
今回は、そんな超人気タイトルといっても過言ではない『めいこい』スマホ版のプレイレポを全3回に渡りお届けしていきますよ♪ さらに3回目の記事では、『めいこい』グッズの詰め合わせをプレゼントするアンケートも実施しますのでぜひご参加ください。
なにを隠そうこの私、乙女ゲーマーになって6年近く経ちましたが、『めいこい』をプレイするのは今回がはじめてです!! ずっと遊びたいと思っていたタイトルなので、ノリノリでプレイしていきたいと思います。ちなみにプレイ前から気になるハイカラ好男子(イケメン)は、『Full Moon』から追加された岩崎桃介さんです!
すでにほかのプラットフォームでプレイ済の方にも、今回の記事で初めて『めいこい』を知ったという方にも楽しんでもらえるようなプレイレポにしたいと思いますので、全3回と短い間ですがお付き合いいただければうれしいです!
それではさっそくレッツプレイ~♪
明治時代にタイムスリップ!? ハプニング連続の共通ルート
▲トップ画面。おしゃれです♪ |
まずはモダンなトップ画面にわくわく。タップすると、花がはらはらと散るエフェクトが入って、細部にまでこだわりが感じられます! ヒロインの名前ですが、今回はこのままデフォルトネーム“綾月芽衣”で。かわいい名前ですよね♪
赤い満月が輝く、どこか不気味なある日の夜。陽気な音に誘われて女子高生の主人公がふらりと立ち寄った公園では、お祭りが行われていました。定番の屋台に見世物小屋など、賑やかな雰囲気を楽しんでいると、ひときわ大きな人だかりを見つけて……?
▲どうやら奇術師がマジックショーを披露しているようですよ。 |
入れたものすべてをこの世から消してしまうという箱を取り出し、消失マジックを行うという口上につられ、「おもしろそう」と主人公はわくわく。興味津々でショーを見学していると、奇術師と目が合います。それがきっかけとなり、なんと主人公が舞台に呼ばれて消失マジックに参加することに。なんだか怪しいけど、大丈夫……?
▲背を押され、引っ張り上げられる主人公。画面や立ち絵も細かく動きます。 |
観客から集まる視線から逃げられず、箱のなかにしぶしぶ入る主人公を急激な眠気が襲ったところで、オープニングムービーが流れます! ここから、いよいよ物語が本格的にスタートですね!
誰かに触れられたような気がして、驚いて飛び起きた主人公。深い眠りから覚めるとそこは、先ほどまでいた公園とはまったく違う見知らぬ公園でした。どうやって家に帰ろうかと思案していると、先ほどの奇術師に呼び止められます。ここはどこなのかを聞いても、“日比谷が原”や“新橋ステイション”など、聞き覚えのないことばかり言う奇術師。あげくの果てには……。
▲物騒なことを言いはじめる奇術師。 |
奇術師を信用できない主人公は、ここがどこか確かめようと1人で散策を開始。レトロな街並に、馬車が行き交う道、さらには女子高生の制服姿を“はれんち”という老人。見慣れないものをいくつも目の当たりにし、戸惑いを隠せない主人公。本当にここはいったいどこなのでしょうか……!?
すると、ストーキングされていたのか、先ほどの奇術師がふたたび登場! ストーカー行為はダメ、ゼッタイですが、馬車にひかれそうになったところを助けてくれたので、今回は許してあげようと思います!(笑)
▲なぜ馬車が走っているのか、奇術師に問うとこんな返答が。「そっか、明治時代なのか、なるほどねー!」と納得できるわけもなく……。 |
▲「ああ、この人だめだな」と主人公がさらに冷たい目に……(同感です)。 |
しかし、知り合いがほかにいるわけでもないのでどうしようか考えていると、主人公のお腹の虫が……(笑)。奇術師はチャーリーと名乗ると(明らかに偽名っぽいというツッコミをしたのは言うまでもありません)、ご飯が食べられるいい場所がある、と提案してきます。腹が減っては戦ができぬ、ということで仕方なくチャーリーさんについていくと、どこか見覚えのある洋館に到着。華やかな音楽と喧噪が聞こえてくるところをみると、どうやらパーティーの真っ最中のようですね。さぞかし豪勢な食事が用意されていることでしょう……ってもしかして。
▲ええええ、それって不法侵入!? とツッコミたくもなりますが、ステーキやローストビーフが頭によぎる主人公。そ、そうよ! 背に腹はかえられないのです! |
というわけで、チャーリーさんの魔法のマントをかぶって、レッツ侵入、鹿鳴館!
初の選択肢! ここから“彼”との恋が始まる
無事、鹿鳴館への侵入に成功した、主人公とチャーリーさん。豪華なシャンデリアや、優雅にダンスを踊る紳士淑女たちに圧倒されていると、白い軍服姿がまぶしい赤い髪の青年と肩がぶつかります。「コスプレかな?」と見つめていると、背後から学生服を着た男性が。
▲頭から“コスプレ”がはなれない主人公。コミカルな2人のやりとりは、立ち絵が細かく動いて臨場感抜群! |
しばらくして2人が行ってしまうと、チャーリーさんが赤い髪の青年が森鴎外、学生服の青年が菱田春草だと教えてくれます。教科書に載っている名前が突然飛び出して驚く主人公に、追い打ちをかけるようにしてチャーリーさんが指したのは、大きな白ウサギを肩に乗せた青年でした。ちなみに、彼の名前は泉鏡花だそう。
▲美形の2人に主人公の目は釘付け。 |
泉鏡花に話かけているピンストライプのスーツの青年は、川上音二郎という若手役者だとチャーリーさんからすかさず説明が入り、さらに混乱していく主人公。そろそろ明治時代にタイムスリップしたことを認めざるを得ない状況なのですが、いや、でも、まさか、ねえ……? おばけだって信じられないのに、タイムスリップなんて信じられるはずが――。
▲いきなりメガネ好男子(イケメン)の外国人さんに話しかけられました。 |
差し出された名刺に印刷された名前は、ラフカディオ・ハーン。確か小泉八雲の本名だったような……と主人公。かしこい女の子は大好きです! そんな主人公が、ひたすらマシンガントークを続ける小泉八雲に辟易していると……なにやら警官のような制服を着た威圧感満点の男性が現れます。
▲ひえええ、なんか睨まれてます!! |
どうしましょう! 不法侵入がバレた!? チャーリーさん! チャーリーさんはどこですか……っていない!? きょろきょろしている間に、藤田五郎という警官さんはすでにサーベルに手をかけています! さあ、どうする主人公!?
▲こちらがはじめての選択肢! 今回は1番上の選択肢“森鴎外と菱田春草に助けを求める?”を選択してみますね。 |
ちなみに、無料部分はここまで。ここからストーリーを進めていくには、チケットを購入する必要があります。
早くも大ピンチ!? 主人公に助け船を出してくれたのは……?
何者か答えられない主人公に助け船を出してくれたのは、先ほど肩がぶつかった鴎外さん。
▲従妹だと説明し、パーティー会場から連れ出してくれます。 |
袖振り合うも多生の縁ってやつですかね! 一瞬、身売りされるのでは……と警戒する主人公ですが、牛鍋のお代程度にしかならない、と鴎外さんは一蹴。その会話ですぐに「牛鍋美味しそう」と食欲を刺激されてしまった主人公は、なんだかんだで肝がすわっていておもしろい女の子ですね。
▲いきなりの“お前”呼びに、びっくり! |
お屋敷についたあと、主人公の身の上話を聞いた2人は、彼女が“記憶喪失”の病を患っていると認識。鴎外さんのご厚意で、記憶が戻るまでお屋敷に住ませてもらうことになりました。
▲どちらかに部屋までエスコートしてもらうことが可能。どきっとさせられちゃうシチュエーションもありました♪ |
日付が変わり、明治時代にタイムスリップしてはじめて迎える朝。やっぱり夢ではないようで、現代には戻れていません……とほほ。
▲「ヘンですか」と聞くと「ヘンだよ」と即答されてしまいます……。 |
起きて早々に、春草さんにそう言われ、袴に着替えることになる主人公。若干鴎外さんが残念そうなのが気にかかりますが……。(どうやらミニスカートがお気に召したようです)
まあそれはいいとして、午砲(午後12時の合図)になって間もない……ということは、そう! 今はランチタイムなのです! 先ほどまで人様の家で昼まで眠りこけていた自らの神経を疑っていた主人公は、お昼は遠慮して“牛丼”みたいに軽いものでいいです……と発言するも。
▲春草さんから呆れられてしまいました。 |
「牛肉が食べたいのかい」と連れていかれたのは、高級牛屋『いろは』。そうでした、この時代、牛肉は高級食材で、牛丼屋のようなファーストフード店はありません……!
▲牛屋の窓にはめ込まれたステンドグラスについて解説中。さすが美術学校の学生さんです! |
牛鍋をたらふくごちそうになりながら、鴎外と春草の出会いと関係についてのお話に。ここでも、どちらにそのエピソードを聞くかを選択することができます。
▲鴎外さんから話を聞くと春草さんの意外な一面を、春草さんから話を聞くと鴎外さんをなんと丸“裸”に……!? |
ごはんを食べたあと1人になった主人公は、はぐれてしまったチャーリーさんに会うため、もう一度昨日目覚めた場所、日比谷公園へ。公園に到着し、あてもなく歩き道がわからなくなった主人公は1人の女性に声をかけます。すると……。
▲画面にモヤが立ち込め、だんだんと黒塗りに。主人公の視線に合わせて画面が動いたり揺れたりと、『めいこい』は演出も丁寧です。 |
わああああ! なんと女性の正体はバケモノでした!! 「助けて!」と主人公が叫ぶと、なんとも背後から間の抜けた返事が。振り返ると、チャーリーさん発見です。おばけを見たと説明するも、チャーリーさんは取り合ってくれません。せめて現代に帰してほしいと懇願すると、現代に帰るにはとある条件がそろわないとだめだそうで……。
▲ここに残りたい、と思う可能性もあるってことですよね……!? |
1カ月後には帰ることができる――。それを知ることができた主人公は、心を少し軽くして、今日は鴎外さんの家に帰ります。
▲おおっと、ここでまさかの抱擁! 超展開です!! |
帰って早々、鴎外さんに婚約者扱いされちゃいました!? 話をよくよく聞くと、叔母がすすめてくるお見合いからどうしても逃げたかったようですね。まあその場しのぎのいいわけなら……と胸を撫でおろしていると、中途半端な言い訳だと叔母を騙せないという話になり、あれよあれよという間に主人公が“美人コンテスト”に出場することに!? 今でいうミス日本みたいなものですね。そこでいい成績を残し、婚約者足る資格を主人公につけてもらおうという計画のようです。
▲な、なんだか、イヤとは言えない雰囲気です。 |
居候な上に、牛鍋の恩もあるのでここは一肌脱ぐしかなさそうですよ!?
と、いうところで鴎外さん&春草さんに助けてもらった際の共通ルートはここでおしまい。ここからは好感度によって鴎外さん、春草さんどちらかの個別ルートに突入です!
“子リスちゃん”と自由奔放なスーパーエリートの恋の行方は? 森鴎外ルート
ひょんなことから鴎外さんの婚約者(仮)になってしまった主人公。仕事が休みだという鴎外さんに付き合って、いろいろなところに出かけます。
▲やっぱりここでも食べてます(笑)。いっぱいたべるキミが好き♪ |
これだけお世話になったのなら、美人コンテストに出場するのはやむを得ないと腹をくくる主人公。たくさんごちそうして断りにくくするという、鴎外さんの策略にまんまとハマっているような気がしますが……。ちなみに美人コンテストの優勝賞品はどれでしょうか。
▲やっぱりありました、食いしん坊の選択肢(笑)。 |
答えは、本編でご確認ください♪ 仲がよくなってきたからなのか、“お前”呼びからいつの間にか“子リスちゃん”呼びに!
屋敷へ帰ったあと、自室へ戻った主人公。明かりをつけようとしたところ、風もないのに窓際のカーテンがゆらり。すると、そこには金色の長い髪をなびかせた女の人が。声もでない主人公に、女性の白い手がこちらに伸びて……!?
▲いつもより凛々しい表情をした鴎外さんカッコイイ! |
今度は大絶叫した主人公を心配して、鴎外さんがかけつけてくれましたよ! 背中を優しく撫でてくれたり、真剣に話を聞いてくれる鴎外さんに、あれ、なんだか、胸がときめく……!?
▲一方で、主人公の、人には視えないものが視える節を感じ取った鴎外さんがつぶやいた“魂依”という言葉も気になります……。 |
「近所迷惑だったのでは」という主人公に「近所のことなどかまうものか」となんとも男らしい言葉をくれる鴎外さん。なんだか鴎外さんがだんだんと頼もしくみえてきちゃいましたよ。そうか……これが、恋……?
クールであまのじゃくな美術学生と仲良くなろう! 菱田春草ルート
鴎外さんの婚約者(仮)となった主人公と春草さんは居候仲間。ひとつ屋根の下でともに暮らす者どうし、仲よくしてほしいのか、鴎外さんが2人でお使いに行かせるなど、しょっちゅう世話を焼いてくれます。
▲お使いに出かけた際、ラムネをおごっていただきました。春草の紳士レべルが1あがった! |
嫌味を言ったり、呆れられたりすることも多いですが、一緒に過ごすうちに主人公は春草さんがどういう人なのかをだんだんと知っていきます。
▲美しいものに魅入られると豹変する、画家モードの春草さん。 |
ある日の夜、春草さんがいつか魅入られていた黒猫を自室で発見し、あわてて春草さんを呼びに部屋へ押しかける主人公。いぶかしげな春草さんを連れて自室に戻ると、すでに黒猫はいなくなっていました。自分の生活をこれ以上乱さないでほしい、とぴしゃりと言い放って完全にお怒りモードの春草さんに、主人公はちょっぴり落ち込みます。
次の日、昨日のことを謝らなければと思っていると、春草さんが血相を変えてサンルームへ入ってきます。どうしたのかと尋ねると、「絵のなかから猫がいなくなった」と不思議なことを言う春草さん。
▲春草さんの絵には魂が宿ることがあるそうです。 |
その話を聞いた主人公は、昨日見た猫が春草さんの絵からいなくなった“物ノ怪”ではないかと推測。するとタイミングよく窓の外から鳴き声が……!? 人には視えないものが視える存在“魂依”の力があるかもしれない主人公は、春草さんの力になりたい一心で一生懸命その猫を探します。が、結果は見つからず。それでも、2人の溝はかなり埋まったようです。
▲しょんぼり肩を落とす主人公に、慣れないお礼を言う春草さんの照れ顔がイイ! |
せっかくのいい雰囲気なのに、主人公の食いしん坊センサーがぜんざい売りに反応!! 春草さんは呆れながらも、ぜんざいをごちそうしてくれるのでした。
▲「必ず猫を捕まえる」と決意表明すると、“完成した絵を見せてほしい”という、1度は断った主人公のお願いを聞き入れてくれる春草さん。距離がようやく縮まりました! |
森鴎外&菱田春草ルートで、お伝えできるのは残念ながらここまで。自由気ままなふるまいで、主人公や春草さんをふりまわす鴎外さんがふとした瞬間にみせる真剣な表情や紳士的な態度に、終始どきどきさせられっぱなしの鴎外さんルートでした。
一方、少しずつお互いに歩み寄りながら距離を縮めていき、大切な約束をする仲にまでになる春草さんルートはなんだか甘酸っぱい青春の香りがして……この先が気になってたまりません! 恋物語の続きは、ぜひスマホ版『明治東亰恋伽Full Moon』でお楽しみください♪
次回は川上音二郎、泉鏡花、藤田五郎3名の個別ルートをレポートしていきますので、お楽しみに!
配信概要
■タイトル:明治東亰恋加 Full Moon
■配信日:2017年7月19日
■プラットフォーム:iOS/Android
■対応機種:iOS(iOS 10.0以上)/Android(Andorid 4.4以上)
■価格:無料(アプリ内課金有)
■ジャンル:AVG
■レーティング:iOS:12+/Android:16歳以上(※配信国によりレーティングが変更されることがあります。)
■言語:日本語
■プレイ人数:1人
■シナリオ:魚住ユキコ
■キャラクターデザイン:かる
■キャスト:森鴎外(声優:浪川大輔)、菱田春草(声優:KENN)、川上音二郎(声優:鳥海浩輔)、泉鏡花(声優:岡本信彦)、藤田五郎(声優:福山潤)、小泉八雲(声優:立花慎之介)、岩崎桃介(声優:細谷佳正)、チャーリー(声優:森川智之)
■発売元:MAGES.
■公式サイト:http://meikoi-vita.com/
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