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2017年10月12日(木)

RPGファンのための『ロストスフィア』総まとめ。世界観からゲームシステムまで全情報をおさらい

文:電撃オンライン

 本日10月12日、これまでインタビューや座談会をお送りしてきたPS4/Nintendo Switch用RPG『LOST SPHEAR(ロストスフィア)』が、ついに発売日を迎えました。

『ロストスフィア』

 『ロストスフィア』は、スクウェア・エニックスが設立したRPG専門スタジオである“Tokyo RPG Factory”が、『いけにえと雪のセツナ』に続いて開発したタイトルです。

 本作では、90年代JRPGのゲーム体験を現代に合わせて再現する前作のコンセプトを継ぎながら、まったく新しい物語を展開。不思議な“月”のおとぎ話が語り継がれ、記憶が存在を形作る世界を舞台に、記憶の力を使う少年カナタの旅が描かれていきます。

『ロストスフィア』
▲月が重要な意味を持つ『ロストスフィア』。その真相は、ぜひプレイして確かめてみてください。

 記事では、『ロストスフィア』の世界観や登場人物、改善されたバトルシステム、さらに本作独自のアーティファクトシステムなど、これまで発表されたゲーム情報を総ざらいします。

【ストーリー】

 この世界は記憶によって創られている。

 人が生きていくことで星の記憶となり、この世界は形作られていく。

 それは、果てしなく遠い昔の記憶もあれば今、この瞬間の記憶もある。

 そして。

 記憶が失われるとき、存在も消えてしまう。

 それを人はロストと呼んだ。

 ロストしてしまったものは、人の力で元に戻すことはできない。

 それはいつの時代であっても変わらない理のはずだった。

 しかし、記憶の力を使う少年が世界に現れる。少年の名前はカナタ。

 それは世界にとって、希望なのか。新たなる絶望なのか。それは誰にもわからない。

 だが、今始まろうとしている、カナタの記憶を巡る旅が、世界に大きな影響を与えるであろうことは間違いなかった。

目次

ロスト現象

 記憶が存在を形作る『ロストスフィア』の世界では、記憶が失われることが存在自体の消失に直結し、それが“ロスト”と呼ばれています。

『ロストスフィア』

 物語の序盤、カナタたちの故郷である“月鐘の街エル”は、このロスト現象によって消失します。今そこに存在するものが、一瞬のうちに白い霧となって消えていく……。ロストは世界の至るところで発生し、人々を不安に追い込みます。

記憶の入手

 カナタたちは、ロスト現象を探る旅の中で、ロストした存在への想いとも言える“記憶”にさまざまな形で触れていきます。

『ロストスフィア』

 ロストした人や物をよく知る人々と話したり、ロストしたものに関する書物を読んだり、存在の記憶をたどり、カナタの“記憶の力”を用いることで記憶は結晶化されます。

 また、モンスターとの戦闘や、マップ上で記憶を手にすることもあります。

『ロストスフィア』
▲記憶を集めることが、ストーリーを進めるうえで重要になることもあります。

 そして手にした記憶をもとに、カナタは“記憶の力”で、人や物をロストから再生することができます。

 このカナタの能力は、ゲーム的にもストーリー的にも重要になってくるので、これからプレイをする人は、ロストしないようしっかり覚えておきましょう。

『ロストスフィア』
▲ロストした母親を前に、絶望に暮れる少年と出会うことも。
『ロストスフィア』
▲ロスト以前の話を詳しく聞いて、記憶を入手します。
『ロストスフィア』
▲カナタが“記憶の力”を使い、母親をロストから再生させました。
『ロストスフィア』
▲ダンジョン内部がロストしていることもあります。
『ロストスフィア』
▲記憶を集め、最深部を目指しましょう。

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キャラクター紹介

 主人公であるカナタと冒険の仲間となるキャラクターたち、そして世界最大の国土を持つジガン帝国の宰相、ゼムロードを紹介します。

カナタ 年齢:16歳/武器:剣

『ロストスフィア』

 月鐘の街エルで育った、落ち着いた性格の少年です。エルで起きたロスト現象を機に、記憶によって世界を創り変える力に覚醒します。

 帝国からロスト現象を調査するように要請され、自分の力が世界に役立つのであればと考えたカナタは、幼いころに失踪した母親を探すことを条件に、帝国への協力を決意し、世界へと旅立って行きます。

バトルでの特徴無属性の強力な剣技を得意とし、防御・回復系のスキルも使いこなせる万能タイプ。
『ロストスフィア』
回転斬り:回転しながら攻撃し、敵を吹き飛ばします。
『ロストスフィア』
シャイニング:敵全体にダメージを与えるとともに、味方を回復します。

ルミナ 年齢:18歳/武器:格闘

『ロストスフィア』

 カナタの幼なじみです。幼いころエルに流れ着いた当初は感情が希薄だったものの、カナタとの出会いがルミナに感情を芽生えさせ、今では相手を思いやる優しい女の子になっています。

 それゆえルミナは、カナタに深い愛情を抱いていますが、それが友情なのか恋愛感情なのかは、彼女自身にもわかりません。

バトルでの特徴攻撃範囲は狭いものの、敵に強烈な一撃を叩き込む純粋アタッカー。
『ロストスフィア』
ライトニング:電光石火の正拳突きで敵を襲い、自身にはATB蓄積速度アップの効果を付与します。
『ロストスフィア』
天創刹:怒濤の8連撃を敵に食らわせます。

ロック 年齢:13歳/武器:ボウガン

『ロストスフィア』

 エルの街で、カナタやルミナの幼なじみとして育った少年です。明るく活発な性格で、2人を引っ張って行動することも多いです。

 口には出さないですが、死んだと聞いている自分の父親が帝国の要職に就いていたことは、彼の密かな誇りです。ですが、その父親に会ったことがないコンプレックスも抱いています。

『ロストスフィア』
▲ロックは、父親がいた帝国を見てみたい思いで、カナタの旅に同行します。

ヴァン 年齢:20歳/武器:ビット

『ロストスフィア』

 月鐘の街エルに突如現れた、謎めいた青年です。魔力で操るビットという武器を扱い、高い戦闘能力を見せます。

 カナタの覚醒を目の当たりにすると彼に協力し、カナタたちと一緒に帝国へ向かいます。口では厳しいことを言う人物ですが、本当は心優しい性格の持ち主です。

バトルでの特徴ビットによる広範囲攻撃がメイン。スキルの使用でビットを展開し、それにより攻撃力を高めていく変則的なアタッカーです。
『ロストスフィア』
アクセレイト:直線上にレーザーを放ち、行動後、新しいビットを展開します。
『ロストスフィア』
オーバーリリース:次ターンの行動終了時まで、ビットの展開上限を無視して4つのビットを放ちます。

オバロ 年齢:54歳/武器:杖

『ロストスフィア』

 カナタが“記憶の力”に覚醒した際、永いロスト状態から解放された人物です。カナタこそ世界をあるべき姿に導く救世主だと信じ、彼の力となるため同行します。

 自らを1世代前の人類である“機甲人”だと名乗り、その王であると語ります。また、過去の行いに強い後悔の念を抱いている様子を見せています。

バトルでの特徴各属性の高度な魔法をダメージソースにしたアタッカー。年齢のせいでHPは低めです。
『ロストスフィア』
グラビティ:効果範囲の中心に敵を吸い寄せ、時属性の魔法ダメージを与えます。
『ロストスフィア』
フレイム:使用者を中心にした範囲へ火属性の魔法攻撃を行います。

シェラ 年齢:15歳/武器:弓

『ロストスフィア』

 霊峰ラヒトに住む、“逢魔の民”と呼ばれる一族の戦巫女です。逢魔の民は、古来よりモンスターと対話ができると信じられており、世界をロストさせる元凶ともささやかれています。

 魔法を操る逢魔の民の中でも、戦巫女に選ばれたものの魔力は計り知れず、特に癒しの魔法では右に出る者がいません。見かけによらず身体能力も高く、自身の身長と違わない弓を悠々と使いこなします。

バトルでの特徴弓によるレンジ攻撃と、強力な回復魔法で活躍するヒーラー兼アタッカー。
『ロストスフィア』
ソニックレイン:矢の雨を放ち、敵全体を攻撃します。
『ロストスフィア』
エクスヒール:癒しの魔力を光に変え、味方全体のHPを回復します。

ゼムロード 年齢:40歳

『ロストスフィア』

 皇帝からの厚い信頼を受けている、ジガン帝国の宰相です。自分にも他人にも厳しく、恐れられることも多い人物ですが、帝国民からも帝国軍からも圧倒的な支持を受けています。

 優先すべきは帝国民の生活を豊かにすることだと考えており、帝国に危機が及ぶのであれば、それがいかなる手段であっても躊躇なく実行する信念を持ちます。

 カナタに対しては、彼を世界の希望だと考えている一方、自分の無力さを痛感させる存在でもあると受け止めているようです。

『ロストスフィア』
▲ゼムロードは、実質的なジガン帝国の指導者と言える存在です。

ガルドラ 年齢:29歳/武器:刀

『ロストスフィア』

 ジガン帝国皇帝を守る近衛騎士団の団長です。高名な帝国騎士であった父から継いだ刀術を修め、帝国軍内でも随一の腕前を誇ります。

 皇帝や宰相の意を受けて、世界各地で起きているロスト現象について調査するため動いています。カナタがエルをロストから再生させるのを目の当たりにし、帝国に力を貸してほしいと彼に要請します。

バトルでの特徴刀術で敵を斬り捨てる単体攻撃に長けたアタッカー。
『ロストスフィア』
斬刻:神速の5連斬で敵を攻撃。対象の周囲にも斬撃が及びます。
『ロストスフィア』
水鏡:敵に3連続の斬撃を放ち、自身には回避率アップのバフを付与します。

ディアント 年齢:0歳(外見は30歳程度)/武器:ハンマー

『ロストスフィア』

 サリナス島で、人々を守るために1人で戦い続けるモンスターです。サリナス島の人たちからは、英雄と称えられています。

 人間を遥かに凌駕する身体能力を生かし、巨大なハンマーを使いこなします。技術は未達ですが、圧倒的な力から生まれる破壊力は、抜群の威力を誇ります。

バトルでの特徴ハンマーによる強力な一撃だけでなく、豊富な防御スキルを使える盾役。
『ロストスフィア』
ゼロインパクト:無属性の強烈な一撃を叩き込み、同時に攻撃力を大幅ダウンさせます。
『ロストスフィア』
スケアクロウ:味方が受けるダメージを、3回まで身代わりで受けます。

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機装

 機装とは、機械文明で栄えた古代人が遺した兵器です。搭乗者の能力を大幅に高めるとともに、機体固有の機能“パラダイムドライブ”を有しています。ロスト現象の謎を追って旅をするカナタたちは、偶然にもこの機装を手にすることになります。

『ロストスフィア』

 マップ上でもバトル内でも、カナタや仲間たちは機装に乗ることでゲームを有利に進められます。

 ただし、機装に搭乗している際は、すべての行動にエネルギー(EN)を消費します。ENゲージはパーティ共通であり、0になった場合は機装から強制的に降ろされるので注意が必要です。

『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
▲ワールドマップ、エリアマップ内は、ENさえあれば自由に乗降できます。
『ロストスフィア』
▲バトル中であっても、ENが尽きると降機させられてしまいます。(※ENゲージは画面右下)

 なお、ダンジョンのようなエリアマップ内では、機装に乗って“ブースト”を使うと敵群を突破して、バトルを避けることができます。行く手を遮る障害物を排除するような場合にも機装の力が役立つので、ぜひ機装を有効活用しましょう。

『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
▲ブースト中は、敵に近づいてもバトルが発生しません。
『ロストスフィア』
▲大岩が道を塞いでいますが、このような場合は、機装の力で破壊できます。

 バトル中の場合は、ATBゲージがたまって行動可能になったキャラクターであれば、ATBゲージの半分を消費することで、機装の乗降ができます。機装に乗っている間は、攻撃力や防御力などのパラメータが大幅に上昇します。

 また、バトルで機装に乗っていると、“パラダイムドライブ”による強力な攻撃を行うこともできます。以下に機装の一部を紹介しますので、参考にしてみてください。

ファディール

『ロストスフィア』

 機甲城ラグネスにあったオリジナルの機装の1体です。初めて触れたカナタの性質に合わせて起動し、彼の乗機となります。他の機装と比べて通信機能に優れ、ともに行動する機装とのデータリンクが可能です。

■パラダイムドライブ:連携

 機装に搭乗している他のキャラクターと連携し、強力な合体技を発動します。連携を使った合体技は、どのキャラクターとも繰り出せる技と、特定のキャラクターとの組み合わせで発動する技があります。

『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
▲戦況に合わせて合体技を使い、勝利を引き寄せましょう。

レグルファー

『ロストスフィア』

 ファディールと同様に、機甲城ラグネスにあったオリジナルの機装です。ヴァンの乗機となり、彼の使用するビットをサポートする機能を有します。

■パラダイムドライブ:神器召喚

 上空にビットを展開し、味方もしくは敵が条件を満たした行動をとると効果が発動します。発動する条件や効果は、使用する神器召喚の種類によって決まります。

『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
▲神器召喚の1つ“ガラティーン”は、味方がクリティカルを出した直後に発動し、ビットが巨大な剣になって敵を襲います。

エクティート

『ロストスフィア』

 帝国に古くから存在する機体で、近衛騎士団長専用機として受け継がれてきた機装です。指揮官機なので、帝国の機密情報が集約されたネットワークにもアクセスできます。

 しかし、その真骨頂は戦闘能力にあり、エクティートならば刀の達人であるガルドラの動きを完全再現することができます。

■パラダイムドライブ:神速

 敵に行動する隙すら与えない速度で行動し、選択したスキルを連続で使用します。

『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
▲神速を使うと、一定時間内に入力した複数のスキルを連続で繰り出します。

スクトルム

『ロストスフィア』

 ディアントがこの世に生を受けた時、その傍らにあったという機装です。かつての持ち主の手を離れ、永い時の中で初期化されたスクトルムは、ディアントに呼応して彼の乗機となりました。

 機体性能はディアントに合ったものですが、パラダイムドライブが敵の能力を奪う性質なのは、先代の搭乗者の特性によるものと推測されています。

■パラダイムドライブ:ドレイン

 敵からエネルギーを奪い、攻撃しながら特殊な効果を得ます。ドレインの種類によって得意な敵の種族が決まっており、得意な種族に使用すると、通常よりも得られる効果が倍増します。

『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
▲ドレインを使う場合は、敵の種族を確認しておきましょう。

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バトルについて

 本作でも『いけにえと雪のセツナ』と同様、『クロノ・トリガー』のATB2.0をベースにバトルシステムが設計されています。また、敵に近づくと、エリアマップからシームレスにバトルへと突入します。

『ロストスフィア』

 バトルではキャラクターのATBゲージがたまると、コマンドを選んで行動が可能になります。『いけにえと雪のセツナ』から刹那システムも継承され、刹那ゲージ蓄積時、キャラクターが行動を開始する際にタイミングよくボタンを押すと、追加効果を得られます。

『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
▲タイミングよくボタンを押し、技に追加効果が乗りました。刹那システムを使いこなして、バトルを有利に進めましょう。

バトル中の移動が可能に

 『いけにえと雪のセツナ』との違いとして、本作では、任意にキャラクターを移動させられるようになりました。立ち位置に配慮すれば、武器や技の攻撃範囲をフルに生かして行動できるので、より効率的にバトルを進められます。

『ロストスフィア』
▲移動すれば、射線上により多くの敵を捉えて攻撃できます。
『ロストスフィア』
▲範囲技も、移動することで無駄なくダメージを与えられるようになりました。

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法石について

 法石は、装備することで、キャラクターがスキルを使えるようになったり、そのスキルに追加効果を付与したりと、キャラクターのカスタマイズが行えます。

『ロストスフィア』
▲法石への加工は、魔導商会が行っています。

 村や街にある魔導商会では、カナタたちが集めた記憶を、法石と交換可能です。本作では、法石がキャラクター強化の鍵になるので、記憶を集めてさまざまな法石を手に入れましょう。

法石の種類と特徴

 法石は、スキル、セツナ、カウンターの3種類に分類されます。スキル法石とカウンター法石は、キャラクターに対応したものを装備させることができ、セツナ法石は好きなキャラクターに装備させられます。それぞれの特徴は以下の通りです。

スキル法石装備するとスキルが使用可能になる法石。戦術の幅を広げるために、最重要の法石となるでしょう。
カウンター法石被攻撃時に効果が発動。ダメージの軽減やHP回復などの他、ビットを展開するといった効果の法石もあります。
セツナ法石スキル、カウンター法石と組み合わせて装備すると、刹那システム発動時に追加効果を発揮します。
『ロストスフィア』
▲セツナ法石は、属性効果を上乗せしたり、状態異常を付与したり、組み合わせの工夫が楽しい効果が用意されています。

法石の昇華

 刹那システムを発動させると、まれに装備した法石の“昇華”が起きます。昇華が発生すると、セツナ法石の持つ効果自体が、組み合わせたスキル法石やカウンター法石に付与され、昇華後はセツナ法石を外してもその効果を得られます。

 昇華によって得られた効果は“昇華効果”と呼ばれ、さらに昇華を重ねることで、その効果は増幅されていきます。また、セツナ法石を組み替えて複数の昇華効果を持たせると、刹那システムが自動で発動しやすくなります。

『ロストスフィア』
▲“回転斬り”使用時に刹那システムを発動させ、さらに昇華が発生しました。
『ロストスフィア』
▲昇華が発生したことにより、“回転斬り”の法石に追加効果が付与されています。
『ロストスフィア』
▲昇華を上手く活用すれば、1つの効果を増幅させるだけでなく、複数の効果を付けることもできます。

 以下に、スキルまたはカウンター法石とセツナ法石の組み合わせ例を紹介しますので、これからプレイされる方は、ぜひ参考にしてみてください。

■カナタ:“虚空斬り”+“ディスブースト”

 敵の防御を一定値無視して繰り出される無属性攻撃“虚空斬り”に、“ディスブースト”を組み合わせることで、大幅に威力を高めることができます。

『ロストスフィア』

■シェラ:“ヒール”+“慈愛の恵み”

 自分のHPを回復させつつ、味方全体のHPも回復させられる組み合わせです。使い勝手は非常にいいでしょう。

『ロストスフィア』

■ヴァン:“ダメージ返し”+“オーパーツ”

 “ダメージ返し”は、上限まで展開したビットを1つ消費し、敵全体にカウンターダメージを与えられます。“オーパーツ”は展開するビットの数に応じてダメージが増幅する効果のため、反撃のダメージを最大化できる組み合わせです。

『ロストスフィア』

■オバロ:“クエイク”+“スリープブースト”

 巨大な地震を発生させる土属性魔法“クエイク”に、“スリープブースト”を合わせれば、敵全体を攻撃しながら睡眠効果の付与を狙えます。

『ロストスフィア』

■シェラ:“ソニックレイン”+“デスブースト”

 “ソニックレイン”は敵全体を攻撃できる無属性魔法で、“デスブースト”と組み合わせると、敵全体に即死を狙った攻撃をできます。

『ロストスフィア』

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アーティファクト

 アーティファクトとは、鳥居や灯台、樹など人々の暮らしを支える重要な建造物です。ゲーム的には、アーティファクトがあることで、新たな能力や機能がアンロックされるなどの恩恵があります。

 しかし、ロスト現象はこれら建造物にも及んでおり、世界にはロストしたアーティファクトの跡が点在しています。こうしたアーティファクトは、記憶の力で再生したり、新たに作成したりすることで、その恩恵を得られるようになります。

『ロストスフィア』
▲広くロスト現象が及んだ地に、記憶の力で“千里眼の灯台”というアーティファクトを再生させます。
『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
▲すると、灯台の他に周囲の地形もロストから再生されます。
『ロストスフィア』
▲さらに、千里眼の灯台の効果で、世界地図のミニマップが表示されるようになりました。

 アーティファクトから得られる効果は、システム的な恩恵を得られるもの、バトルに影響を及ぼすもの、アイテムの入手数が増えるものなど、さまざまな種類があります。そのため、“どのアーティファクトを作成するか”が、ゲームプレイに大きく影響してきます。

 なお、一度再生したアーティファクトに新しく記憶を使うことで、別のアーティファクトに創り変えることもできます。

『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
▲“ハーベスト”を作成すると、マップ上の光るポイントを調べた時に入手できるアイテムが増えます。
『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
▲“魔眼の灯台”は、バトル時にモンスターのHPやATBゲージを見られるようになるアーティファクトです。
『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
▲“ゾーンゲート”を作成すれば、バトル中に刹那システムを発動した際、クリティカルが出やすくなります。

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冒険の舞台

 『ロストスフィア』では、ワールドマップを旅して、さまざまな地域を渡り歩きます。記憶によって創られた本作の世界には、さまざまな文明や文化の入り交じったエリアが存在し、ファンタジー色に富んだ舞台が、冒険心をうずかせてくれます。

『ロストスフィア』
▲旅の途中、いつでも仲間と会話できる“パーティトーク”が実装されているのも特徴です。

 以下に、カナタを待ち受けるさまざまな冒険の地から、ジガン帝国をはじめいくつかのエリアを紹介しておきます。ぜひ、『ロストスフィア』の世界に想像を巡らせるのに役立ててください。

ジガン帝国

『ロストスフィア』

 世界最大の国家で、その領土は世界の半分を占めます。機械技術を積極的に取り入れた軍事大国ではあるものの、軍事至上の国ではなく、国民の生活が豊かになるような政治が行われています。

『ロストスフィア』
▲帝国首都ワット。3つのエリアで構成されます。
『ロストスフィア』
▲荘厳な構えをした宮廷の入り口。
『ロストスフィア』
▲宮廷内は、まばゆい装飾に彩られています。

帝国首都ワット

『ロストスフィア』

 ジガン帝国が誇る世界最大の都市です。帝国の高い技術力が反映された街は、軍事技術から民間転用されたロボットによる公共サービスの自動化が行われ、他の街とは生活レベルが違います。

『ロストスフィア』
▲市街地で人々の暮らしを支えるロボット。
『ロストスフィア』
▲軍事基地には、巨大な飛空艇があります。

安寧の村ユージュ

『ロストスフィア』

 目立った産業がなく、神樹の洞窟で採れる神樹草を使った霊薬が主な収入源の村です。ただし、最近は原因不明の汚染で神樹草が採れず、さらに熱病の流行に見舞われています。

『ロストスフィア』
▲汚染の謎を解明することが、村を救うことに繋がりそうです。

うつしみの湖

『ロストスフィア』

 湖と言うほど水量が多くないですが、水面がガラスのように空を映し出し、幻想的な景観を生み出すことで知られます。水深は浅いため、歩いて移動できます。

『ロストスフィア』
▲よく見ると、水面にカナタたちの姿が映っていることがわかります。

船の墓場

『ロストスフィア』

 潮の流れと特殊な地形のために、世界中の海から船やガラクタが流れ着く場所です。船は腐食していて、機装に搭乗して移動すると、重みで床が抜け落下してしまいます。

『ロストスフィア』
▲ブーストでバトルを避けられないため、アイテムの準備をしっかりした方がよさそうです。

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船での移動

 『いけにえと雪のセツナ』と異なり、『ロストスフィア』は自分で船を操作して移動することが可能になります。

『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
▲船を入手したら、大海に浮かぶ島々や新たな大陸へと冒険の足を広げて、自由に探索してみましょう。

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さまざまなギミック

 本作では、冒険の中でさまざまな文明の遺した遺跡を探索することがあります。こうした遺跡には、侵入者を拒む数々の仕掛けが施されていて、ギミックを乗り越えなければ先に進めない場合もあります。

『ロストスフィア』
『ロストスフィア』
▲ギミックは、シンプルなものからちょっと頭を使うものまでさまざま。エリア探索のエッセンスとして楽しませてくれます。

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