『プリステ』エピソード2を方南・西星・一条館キャストと振り返るファンイベントレポート・後編
舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』(通称『プリステ』)。エピソード2(以下、Ep2)のBD&DVDの発売を記念し、舞台初となるファンイベント“プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE FAN MEETING 2017 -MEMORY OF SUMMER-”が、9月30日と10月1日の2日間に渡って行われました。今回はそのなかから、3公演目となる10月1日昼公演の内容をたっぷりお伝えしていきます!(9月30日の2公演の内容も、前編として配信中)
10月1日の昼公演は、方南・西星・一条館が三つ巴!
10月1日に行われたイベント3公演目には、3校のキャスト陣13名が集合。登壇したのは、方南学園から伊崎龍次郎さん(八神陸役)、熊谷魁人さん(小日向穂積役)、白石康介さん(門脇歩役)、新井裕介さん(壇悠次郎役)。西星学園から平牧仁さん(諏訪怜治役)、小林涼さん(黛静馬役)、田中尚輝さん(黛遊馬役)、三原大樹さん(奥村楓役)。一条館高校から村田恒さん(姫宮悠李役)、田邊謙さん(獅子原馨役)、船木政秀さん(鷲見紀世斗役)、阿瀬川健太さん(鮫島改役)。そしてMCはもちろん、DJストライド役の林修司さんです。3校入り乱れてのイベント最終公演、うまくまとまるのでしょうか!?
一条館メンバーと『プリステ』を紐解く、オープニングトーク!
初登場となる一条館メンバーを迎えたイベント3公演目。昨日から出演していた方南&西星メンバーはイベントにもだいぶ慣れたようで、緊張気味の一条館メンバーを盛り上げます。そんななか、最初の挨拶では西星メンバーのなかに見慣れぬユニフォーム姿の人物が。なんと小林さんが方南ユニフォームで登場したのです。しかもそれを脱ぐと、昨日登場した市場高校のユニフォームが! さらにその下に西星のユニフォームを着込んでくるという入念な仕込みに会場はのっけから大爆笑!! 会場の温め役、ご苦労様です!!
そんななか始まった舞台の振り返りトーク。まずは一条館のみなさんに「Ep2とEp3での、役の変化や心境の変化は?」という質問が投げかけられます。すると、「谷佳樹ですよ!」(船木)と堂園志貴役の谷さんの話題に。
Ep2のときは真面目に静かに稽古に参加していたという谷さんですが、Ep3に入ったとたん、「本当にちょけだした」とのこと。これには一条館高校のメンバー一同大きくうなずきます。「恒、1回つねらせて!」と言ってきたり、本番前に集中している船木さんと阿瀬川さんの胸を急にドツいてきたり、と被害者は多数。しかし谷さん大好きなことで有名な田邊さんだけはやられたことがないと言い、残念そうにしていました(笑)。
「一条館高校のことを方南と西星のメンバーはどう見ていたのか?」という質問には、「舞台裏では全員ちょけてましたが、とくに阿瀬川健太はひどかった」と三原さんから厳しい指摘が(笑)。一方、方南の白石さんは「いやー大好きですね!」、熊谷さんも「僕は、本当に大好き!!」と一条館愛を叫びます。しかし伊崎さんは「大好き、大好き(棒読み)」と投げやりな態度。キャストさん同士のステキな関係を垣間見させていただきました。
反対に「方南と西星のことを一条館メンバーはどう見ていたのか?」という質問には、「西星は本当に仲がいい。仲がよすぎて気持ち悪いなって思うぐらい(笑)」(阿瀬川)、「方南はEp1からEp4にかけてずっと走ってて、バケモノだと思ってた」(船木)と、それぞれの高校への印象が語られます。とくにレースシーンの多い方南の前では、どんなに疲れていても自分たちよりレースの多い方南の前では疲れた顔を見せられなかったと、一緒に走ったライバル校ならではの言葉が。
3校全員の想いが詰まったEp2を、映像で紐解いていく鑑賞会!
ここでEp2の映像を観ながらみんなで振り返っていく鑑賞会へと入っていきます。2公演目までは鮎川さんが映像の操作をしていましたが、今回は小林さんがリモコン係を担当。「アフタートークから観て行きますか?」と話すリモコン係に不安しかありませんが、とりあえず上映会スタートです!
まずはオープニング。BD&DVDの映像を初めて観る一条館のみなさんは「イエーイ!」とハイテンション。椅子から降り、モニターの近くまで行って4人固まって鑑賞している姿が印象的でした。オープニングが終わってからも「懐かしい!」「かっけえ!」と大興奮の一条館メンバー。村田さんは、「オープニングをこうやって改めて観ることってなかったので、普通に楽しんじゃいました」と純粋に楽しめる喜びを語ります。
続いて鑑賞するのは、一条館vs市場戦。ここでもずっとテンションの高い一条館メンバーは、蜂屋の「ブンブーン!」を一緒に言ったり、姫宮のストライドシーンを手を叩いて鑑賞したりと本当に楽しんでいる様子でした。その姿に、会場のお客さんにも笑顔が溢れます。
しかしみんな楽しみにしていた姫宮のセリフ「惜しかったね」の途中で小林さんが映像をストップし、会場からは大ブーイングが! なぜかこぶしを高らかに突き上げるリモコン係・小林さんに一条館メンバーは「おい! どんだけ楽しみにしてたと思ってるんだ!!」と詰め寄ります。前日の鮎川さんから続くリモコン芸、楽しませていただきました(笑)。
鑑賞中はテンション高く観ていた一条館メンバーでしたが、本番ではかなり緊張していたらしく、壁上りがスランプに入っていた時期だった船木さんは「俺は壁上りが一番うまいと自分に言い聞かせながらやっていた」と告白。
また阿瀬川さんは、「これはファンタジー、これはファンタジー」と言い聞かせていたとのこと。レースシーンでは本気で走りすぎないように、お客様に“魅せる”ということを忘れないように、という想いを込めての言葉だったようですが、阿瀬川さん独特の表現にキャスト一同爆笑となりました。
続く方南vs一条館戦は、歩が一条館に怪我をさせられる緊迫したレース。鷲見と獅子原のリレーションに巻き込まれる形で、獅子原からタックルを受ける……その瞬間! またしても小林さんのリモコン芸が炸裂(笑)。田邊さんの狂気の表情部分でストップされたことにより、緊迫シーンも笑いに。
しかも、穂積が歩に駆け寄る場面で2人の顔が近づくのですが「毎回穂積がちゃんと歯磨きをしてくれたので、いつもミントのいい香りがしていました」(白石)と、シーンにそぐわない裏話も披露してくれましたよ(笑)。
最後は西星のライブシーンを鑑賞。前日と同じく手振りを確認しながら映像を観る西星メンバー(ここでも一条館は振りをマネするなど楽しそう!)。このときの衣装はかなり踊りづらかったようで、宙返りのある田中さんは「衣装を着けたあと、袖にマットを用意してもらって、一度宙返りしてから出てきていた」とおっしゃっていました。たくさんの想いと努力が詰め込まれたダンスシーンも、ぜひBD&DVDで繰り返し観てみてくださいね。
4人ずつ3校に分かれて、ジェスチャー伝言ゲーム!!
ここからは体を動かしてゲームをしていくバラエティコーナーへ。2公演目にもやった“ジェスチャー伝言ゲーム!!”を行っていくのですが、前日爆笑をさらった西星メンバーには、会場から期待の声が! そんな西星学園からゲームスタートです!!
西星メンバーへのお題は、「シンデレラ」の「ま行しばり」。ジェスチャー&「ミンメメマ」という言葉だけでメンバーはお題を伝えていきます。1番手の三原さんがシューズを片方だけ脱ぎ差し出すというジェスチャーできっちりシンデレラを表現したおかげで、なんと全員にお題が伝わり満点の3点獲得!! すばらしいスタートです。
2チーム目方南へのお題は「アイドル」の「は行しばり」。エアでマイクを持ち、会場に向かって笑顔で手を振る方南メンバー。みなさんかなり早い段階で理解し、1分という時間をかけずに次々伝えていきます。最後にお題を回答する新井さんもほぼ悩むことなく「アイドル」と答え、こちらも3点獲得!! 本日かなり幸先いいです!!
3チーム目は、ゲーム初挑戦となる一条館チーム。お題は「反則」の「な行しばり」。ヒール役の一条館高校らしいお題ということで、どんなジェスチャーが見られるのか楽しみ! カードを出す審判を真似たり、バスケでボールを持って歩くシーンを演じたりなど、さまざまな表現で「反則」を現す一条館高校。途中の田邊さんでかなりグダグダ気味になったものの、最後の船木さんがファインプレー! 「反則」と答え、無事3点獲得です!!
さてここからが本番。より難しい問題に挑戦です。西星2問目のお題は「アルバイト」の「ら行しばり」。表現方法が多彩なので、伝えるのはかなり難しいかと思われましたが、みなさん1分かからず伝えていき、ここでも見事3点ゲット! 前日に続き4問お題をこなしているだけあってさすがにコツを掴んだのか、すばらしい結果に笑顔笑顔!! 「0点に終わった昨日との違いは?」と天の声さんから尋ねられた4人。「仲田博喜がいないからじゃない?」「クセが強いんですよ!」と本公演欠席の仲田さんに責任転嫁(笑)。
次は方南への2問目のお題。「面接」の「か行しばり」。1番手の新井さんのジェスチャーに不安があったものの、2番手の伊崎さんがファインプレー。ネクタイを締めるというジェスチャーを取り入れると一気に伝わり、3点獲得!! みなさんの真面目っぷりが伝わる、よいお題でした。
最後の一条館高校へのお題は「ライバル」の「た行しばり」。またまた一条館っぽいお題ですね! ここでは、殴りあったあとに肩を組み「ライバル」を表現する村田さんのジェスチャーが秀逸。なんと一条館も全員にお題が伝わり、3点ゲット!! 全チーム満点獲得という困った状況に天の声さんが出した結論は「ゲーム続行」! イベント時間は過ぎることになりますが、もう1ゲーム追加で行い決着をつけることになります。これにはお客さんも歓喜の拍手です!!
最終ゲームで戦いに決着!? 以心伝心ゲーム!!
最後は、テレパスで答えを繋げる「以心伝心ゲーム」。こちらは、あるお題に対してスケッチブックにそれぞれ回答を書き、チームメイト同士でどれだけ回答を合わせられるか、というゲームになります。全員参加で一直線に並び、4人ずつのチーム対抗戦スタート!
最初のお題は「夏の遊びと言えば?」。この答えはいくつかに絞られそうですが、そこは個性的なキャスト陣のこと。なかなか答えが揃わない……というチームが出てくることに。それは一条館高校(笑)。「海」(田邊)、「バーベキュー」(阿瀬川)、「虫取り」(船木)、「花火」(村田)とバラバラな回答を出し0点! 方南&西星チームが順調にポイントを積み上げていくなか、彼らの孤独な戦いは続いていきます(笑)。
次のお題は「『プリステ』の見どころと言えば?」。「LIVE」というギャラスタならではの回答で点数を稼ぐ西星。「ストライド」や「リレーション」といったレースシーンの見どころが挙げられるなか、「前説」と回答した白石さん。確かに! そこは見どころですよね!! このお題では、それぞれのチームがポイントを重ね、次のお題へつなぎます。
続いては「『プリステ』キャストのストイックNo.1は?」。「ここで選ばれるのはとても名誉なこと」という林さんの言葉通り、ここで挙がるお名前には注目ですよね。ということで、キャスト陣から1番多く名前が挙がったのは、尊役の蒼木陣さん! 次点に巴役の北村健人さん! 確かに納得の答えですね!!
ここまでのポイントは方南6点、西星5点、一条館4点ということで、次が最終問題となります。お題は「『プリステ』キャストで一番長生きしそうなのは?」。方南の答えは「白石康介」(新井)、「鮎川太陽」(伊崎)、「鮎川太陽」(熊谷)、「岸本卓也」(白石)。西星の答えは「平牧仁」(三原)、「仲田博喜」(田中)、「仲田博喜」(小林)、「仲田博喜」(平牧)。
続く一条館が優勝するためには全員合わせた4点が必要に! しかし……、「横山真史」(田邊)、「林修司」(阿瀬川)、「校條拳太朗」(船木)、「阿瀬川健太」(村田)と回答し、またまたバラバラ(笑)。「こういうとき、大体同じチームから選びません!?」と抗議する村田さん。「合うと思ったんすか!?」と憤慨していましたが、残念ながら0点です!! ということで、最後のお題で逆転した西星チームが優勝! わちゃわちゃ賑やかな3公演目は、こうして閉幕となりました。
公演が終わってもなお愛され続ける『プリステ』は、その先へ――!!
2日間3公演に渡ってお届けした『プリステ』初のイベント“プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE FAN MEETING 2017 -MEMORY OF SUMMER-”。涙と、そしてたくさんの笑顔が会場に溢れたステキなイベントとなりました。4作品をともに駆け抜けてきたキャスト陣の絆の深さ、また、やりとりの楽しさをめいいっぱい堪能できただけでなく、舞台本番にどれだけの熱を持って臨んでいたかがお客様の心に届けられた貴重な時間となりました。
来年5月の公演に向け動き出した“Ep5”についても逐一追って行きたいと思いますので、みなさんどうぞお楽しみに!! また、公演後のキャスト陣インタビューは、電撃Girl’sStyle12月号(11月10日発売)に掲載予定ですので、そちらもどうぞチェックしてみてくださいね!!
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