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2017年11月3日(金)

【PGW2017】パリゲームウィークレポート第2回:海外ゲーム・コンパニオン編。独断で選んだ洋ゲーを紹介

文:電撃PlayStation

 11月1日から5日まで、フランス・パリにて開催されているパリゲームウィーク2017。こちらの模様を電撃PlayStation編集部のスタッフが現地からお届け。第2回は日本ではあまり話題になっていないけどおもしろそうな海外タイトルや、コンパニオンさんの写真などをお送りします。

⇒第1回有名メーカー編のレポートはこちら

『Paris Games Week2017』

電撃PSスタッフが独断と偏見で目をつけた洋ゲーを紹介!

 パリゲームウィークはざっくりと言って3ホールで別れています。有名メーカーが並ぶホール1、ジュニアブースやインディタイトルが並ぶホール2、そしてeSportsブースとなるホール3。

 それぞれ幕張メッセのホールの大きさで言うと、2~2,5くらいといったところでしょうか。まずはホール1で大きく目を引いたゲームを2タイトル紹介します。

『Paris Games Week2017』
▲『Kingdom Come: Deliverance』。チェコのWarhorse Studiosが史実をもとに開発している、中世東欧を舞台にしたオープンワールドアクションRPG。ファンタジー色がないのが特徴で、人糞を敵に投げつけるクエストなどもあるとか。フランスでは2018年2月に発売とのこと。日本のローカライズははたして……?
『Paris Games Week2017』
▲『Let's Sing 2018』。海外でもカラオケは人気のようです。

 続いてホール2のタイトルを紹介。フランスの名高いゲームメーカーと言えば、『アサシン クリード』シリーズのユービーアイソフトや『Detroit Become Human(デトロイト ビカム ヒューマン)』のクアンティック・ドリーム。

 とはいえフランスにはこのほかにもたくさんのゲームメーカーが存在します。それを伝えるために出展しているのが、“JEUX MADE IN FRANCE”ブース。

『Paris Games Week2017』
『Paris Games Week2017』

 ここではフランスのゲームメーカーが手がけたタイトルが数多く並んでおり、資料展示および試遊が楽しめました。スタッフが本ブースで注目したタイトルを2本、ご紹介します。

『Paris Games Week2017』
▲インターグローから12月に発売が予定されている『スティクス:シャーズ・オブ・ダークネス』を手がけるCyanide Studioの作品『Call of Cthulhu』。文字通りクトゥルフ神話を題材にしたアドベンチャーゲームです。
『Paris Games Week2017』
▲まったく読めませんが、この本はたぶんネクロノミコンですね。名状しがたい気配を感じます。
『Paris Games Week2017』
▲稲船敬二氏やメトロイドプライムのスタッフが手掛けた『Recore』にも関わっているAsobo Studioの新規IP『A Plague Tale: Innocence』。フランスのペストが流行した時代を描いたゲームです。

 このほかにも『Life Is Strange(ライフイズストレンジ)』を手がけるDontnod Entertainmentが贈る1900年代のイギリスを舞台にしたアクション『Vampyr』などが展示されていました。いずれも『Bloodborne(ブラッドボーン)』のような雰囲気をもつゲーム、と言えば国内のゲーマーも興味をもつのではないでしょうか。今回はPVの展示のみだったのが無念。試遊したかった……!

フランス人はフリークスがお好き?

 大変申し訳ないのですが、お詫びしないといけないことがあります。イベントレポートと聞いてだいたいの方が想像することのベスト3にランクインするであろう“美人なコンパニオンさん・コスプレイヤーさんの写真”。……なのですが、コンパニオンさんを会場ではほぼ見かけることがありませんでした。

 また、コスプレイヤーさんも日本に比べると明らかに少なめ。たまに見かけても……これ以上はちょっと自分の口から申し上げるのは切ないので、現場で撮ってきた数少ない写真の紹介に移りましょう!

『Paris Games Week2017』
▲『シャドウ・オブ・ウォー』のオークさん。クッ、殺せ!
『Paris Games Week2017』
▲『Kingdom Come: Deliverance』の旗を掲げる騎士。
『Paris Games Week2017』
『Paris Games Week2017』
『Paris Games Week2017』
『Paris Games Week2017』

フランスではeSportsが人気。それに伴いメディアやPCメーカーも元気。

 先ほどもお伝えしましたが、PGW2017の会場のうち、ホール3はほとんどがeSportsのブース。会場全体の約3分の1がeSportsに当てられるということや、会場マップの横にeSports関連のフリーペーパーが置かれているなど、その人気の高さが伺えます。

『Paris Games Week2017』
▲eSportsの運営会社の1つであるESLブース。訪れたときは『リーグ・オブ・レジェンド』の大会を開催していました。
『Paris Games Week2017』
▲2003年から開催されているeSportsの大会、ESWCの会場。写真は鉄拳のエキシビジョンマッチで、ここでも会期中は常に何らかの大会が行われているようです。
『Paris Games Week2017』
『Paris Games Week2017』
▲eSportsの会場でもブースを出展していたユービーアイソフト。『レインボーシックス シージ』の大会が行われました。
『Paris Games Week2017』
▲『オーバーウォッチ』の大会を開催していたゲーミングPCブランド、OMENのブース。ちなみに右側にはフランスのヒーロー、ウィドウメイカーの等身大フィギュアが。

 また、eSportsが盛んということで、さまざまなメディアやPCメーカーも出展しています。

『Paris Games Week2017』
▲フランスの大手メディア“jeuxvideo.com”のブース。ステージの倍ぐらいの長さの奥行きがあり、日頃からゲーマーへの影響力は高そうです。
『Paris Games Week2017』
▲こちらは“ワンピース”や“ナルト”など、日本のアニメなども放送している放送局“GAME ONE”のブース。

 その一方で、VRはさほど注目されていない様子。PS VRにはもちろん長蛇の列が形成されていましたが、それ以外でVR関連機器を見かけたのは、1ブースだけでした。ちなみにこのほか、ホール2にはキッズコーナーやインディーゲームコーナーが出展していました。

『Paris Games Week2017』
『Paris Games Week2017』
『Paris Games Week2017』

 第3回はイベント会場で見かけたレトロゲームコーナーや、グッズ・書籍・食べ物などの販売コーナーから見る、ゲーム以外のフランスの文化に関する小ネタを紹介する予定です。

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