『遙か Ultimate』八葉キャストインタビュー公開。永泉・アクラムのCGや特典イラストも
『遙かなる時空の中で Ultimate』(2018年2月22日発売予定)より、ゲームの最新情報と、恋愛対象キャラクター8名を演じる声優陣へのキャストイン タビューが公開されました。
ゲームの情報からは、永泉とアクラムのイベントスチル2枚と、『千年の時を越えるBOX』同梱アイテム“水野十子描き下ろしイラスト複製原画 ~四神 相応図~”より“朱雀”のイラストにくわえ、追加イベント2件が公開されています。
八葉キャストインタビュー
――アフレコを終えられての感想をお願いします。
三木眞一郎さん(源 頼久役):とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
関智 一さん(森村天真 役):懐かしく、楽しかったです。
高橋直純さん(イノリ 役):大きな達成感に包まれています。そして改めて『遙か』に出会えたことが嬉しくて仕方な いです。遙かってやっぱりいいな、と改めて感じて。そしてまたこうしてイノリを演じ、イノリとして生きることができて幸せだなと思いました。
宮田幸季さん(流山詩紋 役):たくさん喋りましたねー。またこうして詩紋を演じることができて嬉しかったです。 ああ、こういうシーンあったなぁと懐かしかったり、今だからこそ改めて発見できたり……色々と思うところがありました。
中原 茂さん(藤原鷹通 役):いやぁ大変でしたがやりがいがありました。そして鷹通にふたたび会えたのがとても 嬉しかったですねぇ。フルボイスなので、言っていないセリフもいっぱい喋らせていただきましたし。あの世界はやはり何かホッとしますし、懐かしいホー ムタウンに帰ってきたような心持ちになりますね。
井上和彦さん(橘 友雅役):久しぶりに友雅を演じることができて幸せでした。しかもたくさんのセリフ。どっぷり 友雅でいられました。17年前から時間は経ちましたが、また新たな友雅に出会えた気がしました。
保志総一朗さん(永泉 役):感慨深さと懐かしさと喜びで、何日間か収録させていただきました。たっぷりのボリュ ームで達成感もひとしおでした。ゲームの完成が楽しみですね!
石田 彰さん(安倍泰明 役):ここに来ての原点回帰は、勝手知ったるキャラクターであるからこそ、向き合い直す のにはいい機会だったと思います。
――対の八葉についてはどのように思っていますか?
三木:時に天真爛漫、時にあまりに不器用。
関:真面目!
高橋:今回収録していて「あ、また怒鳴っちまって、ゴメン……」そう何度も思いました。最初は京にいる鬼に似たその 見た目から戸惑って、恐怖や怒りなど鬼に持っていた感情に振り回されて自分でもどう付き合っていいのか、きっと分からなかったと思う。敵に対する考え 方も正反対でわかり合えないんじゃないかと感じたんじゃないかと思う。だけどその優しさや思いに触れていくうちに、信頼と友情が生まれて。ないものを 持っているからこそ、お互いに成長しあえるんだなと思いました。自分個人としても詩紋、大好きです!
宮田:イノリは素直で良い子ですよね。詩紋にないものをたくさん持ってるし。ある意味性格的に真逆の2人。だから こそ足りないところを補い合い協力することによって、より成長できるんだと思います。
中原:大人の余裕と色香がある友雅と、不器用で頑固一徹な鷹通。この2人の対比が絶妙で、それがまたそれぞれの キャラクターを際立てているのだと思います。友雅はまさに太陽で。反発しながらも、月でしかない自分はいつも太陽に憧れているのに、きっと素直に言葉 に紡ぐことができないんでしょうね。
井上:じれったいくらいに真面目だな~と、でもそれが魅力なんですね。
保志:泰明と永泉の関係は、はじめはこんなだったんですね~。思い出しつつ凄く新鮮でした。泰明の口数は相変わ らず少ないですが、徐々に永泉との絆みたいなものが深まっていくのを感じました。
石田:潜在能力は高いのに、引っ込み思案が玉に瑕というのが永泉のキャラクターだと思っています。そこは多くの 人に共感してもらえるのではないでしょうか。
――本作の豪華版早期予約特典には“現代編”ストーリーが収録されますが、キャラクターへの印象やご自身の演技などについて、普段の収録 となにか違いはありましたか?
三木:現代に来ても変わらない頼久らしさがありました。
関:普段通りの天真です。
高橋:ことあるごとにイノリを長年させていただいていますが、最初に触れたゲームのなかのイノリをまたやれるという ことで、当時のハツラツとしたイノリを……と意識しました。その上で、イノリは変わらなくても、生身の人間の自分は時空をこえているので、そのなかで 経験してきた様々なことを持ったままやらせていただいたので、少しでもより立体的な、より魅力的だと言っていただけるような、深みのあるイノリになっ たらいいなと、心の隅に置いて今回も気合い入れて演じました。
宮田:この度、新しいエピソードが追加されました。ここでの詩紋の印象はいろいろと経験をつみ、精神的にも大人 っぽくなりましたね。
中原:違いはとくにはなかったと思うのですが、やはり現代に来てしばらく生活するというシチュエーションだった ので、その間の現代に慣れてきた感じなどが少しでも滲んでいたらいいなぁとは思っていました。ただ、まぁ、鷹通は鷹通なのですが……。
井上:とくに変わりはないんですが、はたから見るとおもしろいんじゃないかなーと思いました。だって、髪型がそ のままなんです。超ロングヘア。目立ちますね(笑)。
保志:実際は当たり前に知っていることを、さも初めて目にする感動や驚きといった芝居をしなきゃいけないんです が、それがおかしくもあり微笑ましくもあり、とても楽しかったです。
石田:自分の感覚がもう現代とは相容れない、というかついて行けないことになっている自覚があるので、泰明のタ イムスリップ異邦人的な感覚を表すにはかえって都合が良かったと思います。
――最後に、読者・ファンの方々へ一言メッセージをお願い致します。
三木:時を経てフルボイスになった『遙かなる時空の中で』。発売当事にプレイされた方も、そうでない方にももちろ ん、楽しんでいただける内容になっております。多くの方に楽しんでいただけましたら、嬉しいです。ヨロシクお願いいたします。
関:楽しみにして下さったみなさん。ありがとうございます。そしてお待たせしました! 隅々までお楽しみくださ いませ。
高橋:シーンも追加されてスチルも台詞も増えているので、一度触れたことのある方も、またさらに楽しんでいただける 作品になっていることと思います。きっと新たな魅力にトキメいたりどきどきしたり、「やっぱり好き」「懐かしい!」という気持ちになったり。体感した ことのない方にもぜひこの機会に触れて、感じていただけたらと思います。応援してくださいね!
宮田:いつも『遙かなる時空の中で』を応援してくださり、ありがとうございます。こうしてまた新たにPS Vita用ゲ ームとして発売されます。一生懸命音声収録させていただきましたのでプレイして楽しんでくださいね。
中原:『遙かシリーズ』の最初の物語がこうしてフルボイスとして蘇ったことにとても感動しています。これもひと えに長きに渡り『遙か』を愛し続けていただいたファンの方たちのおかげだと思っております。これからの『遙かなる時空の中で』もみなさんとともにまだ まだ成長していくことができればこんなに嬉しいことはありません。ぜひ何度でも味わっていただきたいです。そしてこれからも“遙か一座”をよろしくお 願いいたします!
井上:本当にみなさまに愛されているおかげで、また友雅を演じさせていただくことができて嬉しいです。生まれ変 わった『遙かなる時空の中で』を思いっきりお楽しみください。
保志:『遙かなる時空の中で』……『遙か』の歴史はここから始まりました。そしてここからまた新たな『遙か』が 始まります。ぜひ楽しみにお待ちくださいね。
石田:『遙かなる時空の中で』が初めて世に出てから充分な時間が経ったので、今、新たなユーザーにアピールする のに相応しいタイミングが来たのではないかと思います。こうして新鮮な気持ちで作品に触れてもらえる機会が得られるのは嬉しいことです。改めてみなさ んに『遙か』の世界を楽しんでいただきたいです。
新イベントスチル&ダイジェスト公開
永泉イベント
龍神の「力の具現化」により、周囲に大輪の花が咲き誇る。
赤い椿を見て、隣にいた永泉の顔がほころんだ。
永泉「椿は、私が特に好きな花なのです」
椿の花に歩み寄り、手を伸ばす。
一枝手折った椿を持って、主人公を振り返った。
永泉「雪の中に咲く椿の花はまるで心にともる明かりのようで…」
恥ずかしそうに言葉を切り、俯く永泉。
言葉を選ぶように迷っていた永泉は、意を決したようにゆっくりと顔をあげる。
永泉「あなたの姿のように優しく温かく思われるのです」
アクラムイベント
アクラム「良い子だ」
強い風の中、耳元で声がはっきりと響いた。
不思議なその声に、逆らうこともできず引き寄せられる。
アクラム「さぁ、目覚めるがいい。私の手の中で」
金糸のような髪をなびかせ、圧倒的な空気をまとう姿。
仮面で隠された目元に吸い込まれるように、目が離せない。
主人公「………あなたは……?」
美しいその顔が不敵な笑みを浮かべる。
その瞬間、周囲の景色が歪んだ。
主人公「だめ、引きずりこまれ…る」
強い力に引かれ、主人公たちは時空を越える――。
『千年の時を越えるBOX』同梱アイテム“水野十子描き下ろしイラスト複製原画 ~四神相応図~”朱雀
ダウンロードコンテンツ追加イベント
ダウンロードコンテンツでは、『100万人の遙かなる時空の中で』のイベントなどが楽しめます。そのなかから今回は、鷹通と友雅のイベントを紹介。
鷹通追加イベント
ウグイスの声を聴きながら、ゆっくりと廊下を歩く主人公。
春の陽気が心地いい。
庭に咲く花に目を向けていると、焦ったような鷹通の声が耳に飛び込んできた。
鷹通「――み、神子殿!? 危ない!!」
主人公「えっ!?」
意識が現実に引き戻された途端におとずれる衝撃。
何が起きたのかわからずキョトンとして前を見ると、そこには大量の巻物が……。
そして巻物の向こうから、鷹通が心配そうに主人公を見ていた。
鷹通「すみません。両手がふさがってて前が見えなくて」
鷹通「転んでしまわれましたか。お怪我はありませんか?」
友雅追加イベント
友雅「みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆえに 乱れそめにし われならなくに……」
昔は栄えていた屋敷が今は廃墟となり、淋しい雰囲気を漂わせる河原院。
歌を呟く友雅の表情にも陰りが見えた。
主人公が歌の意味を尋ねても、友雅は微笑むだけ。
友雅「歌の意味を聞くのは無粋というものだよ。自分で考えてごらん」
主人公「きっと、友雅さんに似合う歌ですよね」
友雅「はは、神子殿は面白いね」
笑顔を浮かべた友雅が、ぐっと主人公の頭を引き寄せた。
ふっと笑む息が耳をくすぐる。
直接耳に吹き込むように、低く色気を纏った声が囁きかけた。
友雅「これは、恋に乱れる男心を歌った歌だよ」
友雅「神子殿…君が、私の心を乱してくれるかい?」
イラスト/水野十子
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