11月30日に発売となるPS Vita専用ソフト『嘘月シャングリラ』よりヨルム役の下野紘さんの収録後インタビューをお届け！　印象に残ったシーンや本作ならではの質問などたっぷりうかがいました。

ヨルム役　下野紘さん

▲ヨルム：災禍の兄弟と呼ばれた忌み子の次男。人懐っこく表情がころころと変わるため、年相応にあまり見られない。

――ご自身が演じたキャラクターは、どんなキャラクターだと思われましたか？

　設定にもあるとおり人懐っこくて、ぐいぐいくるようなキャラクターです。冗談とかもよく言うし、どこかで人を小バカにするようなところもあって、素直そうに見えて素直じゃなさそうな雰囲気があるように思いました。ふざけるところはギャグぐらいに思いっきりやらせていただいたので、演じていても楽しかったです。

　ただ彼自身も闇が深くて、シリアスなところはシリアスなんですけどね……。冗談を言いながらも、核心を突いたものの言い方をするところもありました。あと、かなり喜怒哀楽が激しいので、そこは魅力かなと思います。気持ちの表情がけっこう表に出るタイプなのかな。

――ご自身が演じたキャラクターの個別ルートで、印象に残っているシーンを教えてください。

　個人的に印象的だったのは、とにかく貴族に対していい印象を持っていないところでした。普段の彼とは全然違う雰囲気を出したりして、そこがいったいどういうふうに個別ルートに絡んでくるのかというのは、みなさんにプレイして確かめてほしいですね。たぶんそこはヨルムのルートの核心に深いところまでいかないと、わからないと思います。気になる方はぜひプレイしていただけるとありがたいです。

――本ルート以外でも、印象に残っているシーンはありますか？

　どこのシーンとは言えないんですが、楽しみすぎてやりすぎたかな？　と思う部分が個人的にありました（笑）。でもOKをいただいたので、そこは大丈夫だと思います。テンションが上がりすぎて、「キャラが変わっちゃったので」と指摘されるところもあるくらい、個人的にはとても楽しく収録させていただきました。そのあたりは楽しく聞いていただければなと思います。

――もしもご自身に嘘月の能力があったら、見てみたい過去はありますか？

　自分の前世を見てみたいです。どんなものだったのか、気になるじゃないですか。もしかすると虫の可能性もありますからね（笑）。自分がどういうふうな経緯で、今の自分になっているのか知りたいです。いいことがあったら、前世の自分の行いがよかったのかなとか、今調子が悪いのは、このとき前世の自分が悪いことをしていたからかなとかわかると、ちょっとおもしろいなと。

――希望としては、前世は人間であってほしいですか？

　人じゃなくてもいいです。もしも前世があるならですけど、宇宙が生まれてから、たくさんの生物が生死をくり返してきたわけですから。そのなかで自分のルーツにたどり着けたらおもしろいですよね。オカルト的な話になっちゃいますけど（笑）。

――発売を楽しみに待っているファンへのメッセージをお願いいたします。

　それぞれのキャラクターが嘘にまつわる過去を持っていて、けっこう切ないお話になっていると思います。そのあたりを楽しみにしつつ、はっちゃけているところは、はっちゃけているので、その両方を楽しんでいただければうれしいです。よろしくお願いします。

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