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2017年12月27日(水)

『戦場のヴァルキュリア4』帝国軍のクライマリア(声優:ゆかな)などを紹介。ゲームシステムの情報も

文:電撃オンライン

 セガゲームスは、PS4版を2018年3月21日に、Nintendo Switch版を2018年夏に発売予定のシミュレーションRPG『戦場のヴァルキュリア4』の最新情報を公開しました。

『戦場のヴァルキュリア4』

 本作は、シミュレーションRPG『戦場のヴァルキュリア』シリーズ最新作です。新たなストーリー、新たな登場人物で、架空のヨーロッパを舞台に繰り広げられる戦争を通した人間ドラマが描かれます。

 手描きイラストのような独特な描画システム“CANVAS”や戦略とアクションを融合した斬新なバトルシステム“BLiTZ”も最新の技術でより進化している他、キャラクターデザインは本庄雷太氏、音楽は崎元仁氏とシリーズおなじみのクリエイターが参加します。

 本記事では、新たな登場人物やバトルシステムなどを紹介します。

登場人物紹介

 今までのシリーズと同様に多彩で魅力的な登場人物が多数登場。一癖も二癖もある帝国の将兵が帝国首都を目指すクロードたちを悩ませ、立ち塞がります。

クライマリア・レヴィン(CV:ゆかな)

『戦場のヴァルキュリア4』

 帝国科学院特務試験部隊X-0“ゼクス・オウル”所属。階級は特務大尉。驚異的な能力を持ち、戦車すら一撃で破壊する力を持つ“ヴァルキュリア”。

 実験体としての生活を強いられ、まともな人間関係を築けなかったため、人との関係を持つのが苦手。一見冷血・冷酷・寡黙だが、ゼクス・オウルに配属される直前までヴァルキュリア実験施設にいたため精神的には幼く、感情をあらわにしてしまうことも。

 実験体から脱し、まっとうな人間として扱われた者もいる中、長く実験施設に居続けたため強い劣等意識があり、誰かに必要とされることや、人の温かさを求めている。

 吹雪とともにあらわれ、吹雪とともに去っていくことから、“吹雪の魔女”として戦場の伝説的に語られる存在でもある。実験施設時代からの友だちである、フェンリルという狼を連れている。

『戦場のヴァルキュリア4』 『戦場のヴァルキュリア4』

フォルセ(声優:石川界人)

『戦場のヴァルキュリア4』

 帝国科学院特務試験部隊X-0“ゼクス・オウル”の作戦参謀で特務大尉。どんな時も冷静で、物怖じしない精神の強さを持った自信家。

 クールかつドライに物ごとを判断し行動するが、相手が自分の予想の上をいくなどすると、気分がノってきて周りが見えなくなることも。つねに自分が正しいと思っており、とことん突き進む意志の強さがある。

 足が不自由なため直接戦闘に参加することができないが、フォルセの才能を高く評価し“ゼクス・オウル”へと誘ってくれたベルガーには、自分と似た怜悧で合理主義的な考えを持っていることも含めて一目置いている。

『戦場のヴァルキュリア4』 『戦場のヴァルキュリア4』

クラウス・ヴォルツ(声優:東地宏樹)

『戦場のヴァルキュリア4』

 帝国軍独立愚連隊、通称“アオスブルフ”隊長。中佐。おもしろければすべてよし、小事にはこだわらない性格だが、大事と直感したものにはとことんこだわるなど、旺盛な好奇心に素直に従う。

 直感と自身の嗅覚を信じて即断し行動するので、往々にして失敗し短絡的と取られがちだが、それで大きな成功も収めてきており、彼自身の魅力にもなっている。

 幼くして母を亡くし、町の人々の庇護のもとで育ったため、帝国に暮らす人々を守るという気持ちが強く、祖国を守るという強い信念につながっている。戦場で出会ったクロードたちE小隊を“運命の女(ファム・ファタール)”と呼んで執拗に追い回す。

『戦場のヴァルキュリア4』 『戦場のヴァルキュリア4』

ベルガー(声優:速水奨)

『戦場のヴァルキュリア4』

 帝国科学院技術開発局局長特務試験部隊X-0“ゼクス・オウル”主管。帝国の求めに応じてさまざまな兵器を開発してきた、帝国科学院の最高幹部。

 かつて帝国に併呑された国の貴族であり帝国への愛国心は皆無だが、幼少より科学技術への興味を持ち、その技術力を軍に買われるかたちで帝国から資金を調達して、自らの研究を続けている。

 持ち前の政治力の高さとしたたかさ、家名も手伝って軍における地位を確立、名声を獲得した。将官クラスの特権があり、彼直属の特務試験部隊“ゼクス・オウル”を自由に使い、戦場で好き勝手している。

『戦場のヴァルキュリア4』 『戦場のヴァルキュリア4』

ニコラ・グレフ(声優:大空直美)

『戦場のヴァルキュリア4』

 帝国科学院特務試験部隊X-0“ゼクス・オウル”所属の特殊隊員。キアラと同時期にベルガーに引き取られ、帝国の研究機関で幼いころから姉妹のように育てられた。

 ベルガー直属の親衛隊的な存在で、ベルガーの敵を抹殺する任務に就く。度重なる“調整”により肉体を強化されてきたため、半ば精神は壊れており、人間らしい物の考え方は欠如している。

 他人をいたぶるのが好きなサディスト的な性格であるが、直接的な暴力は振るわず精神的に追い詰める陰湿なタイプ。

『戦場のヴァルキュリア4』

キアラ・ロジーノ(声優:藤井ゆきよ)

『戦場のヴァルキュリア4』

 帝国科学院特務試験部隊X-0“ゼクス・オウル”所属の特殊隊員。ニコラとともにベルガーに引き取られ、帝国の研究機関で姉妹のように育てられた。

 ベルガーに対しては従順でどんな命令にも素直に従うが、ベルガーは恩人であり“父”であるため、それは当然のことと考えている。また、従わなければ、厳しい“調整”が待っている。“父”であるベルガーに認められたい、捨てられたくないという思いが強く、時に身勝手な行動をとることも。

 他をいたぶるのが好きなのはニコラと同様だが、キアラは直情的で容赦なく肉体への暴力を振るう。

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戦闘システム“BLiTZ(ブリッツ)”(Battle of Live Tactical Zone systems)について

ブックモード

 本作では、手帳に書かれた“エピソード”を選択して物語を読み進めていきます。“NEW”というマークの付いたエピソードを選択すると、次のエピソードを読むことができます。また、地図が表示されているものを選択すると、戦闘エピソード(バトル)を始められます。

『戦場のヴァルキュリア4』

ブリーフィング

 ブックモードで戦闘エピソードを選ぶと、バトルに入る前にブリーフィングが行われます。ブリーフィングでは作戦内容の説明があり、次に出撃させるキャラクターの選択と登場位置(初期配置)を決めることができます。

『戦場のヴァルキュリア4』 『戦場のヴァルキュリア4』

コマンドモードとCP(コマンドポイント)

 バトルが始まると、地形や味方キャラクターの位置が画面に表示されます。この画面を“コマンドモード”といいます。

 味方のターンになると、まずコマンドモードになり、マップの全体状況と味方キャラクターの位置がわかります。地形や敵の位置を見ながら行動させたいキャラクターの選択を行います。

 CPは1キャラクターを動かすと1消費します。CPが0になると、敵のターンに移行します。敵もCPを持っており、CPを使って行動してきます。敵のターンが終わり、味方のターンに戻ると、定量のCPが回復します。バトル中には状況に応じてイベントが発生することもあります。

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アクションモードとAP(アクションポイント)

 コマンドモードでキャラクターを選択すると、そのキャラクターを動かす“アクションモード”へと移行します。

 アクションモードでは、選択したキャラクターを方向キーまたは左スティックで自由に行動させることができます。

 アクションモード中に移動するのは、コマンドモードで指定したキャラクターだけ。指定した以外の敵・味方キャラクターは、基本的に停止しています。

 AP(アクションポイント)とは、そのキャラクターの行動力のことです。プレイヤーは、APの分だけキャラクターを移動させることができます。

『戦場のヴァルキュリア4』

敵の正面は迎撃の餌食!

 マップ上の敵の正面に移動すると、自分のターンといえど敵から猛烈な迎撃を受けることになります。

 さらに本作では敵に見つかってしまうと、新兵種“擲弾兵(てきだんへい)”からの榴弾による迎撃も行われます。榴弾による迎撃では、直接見えていない位置からも攻撃されるため、気をつけなくてはいけません。

アクションモードと攻撃

 アクションモード中にR1ボタンを押すことで、画面が“ターゲットモード”に切り替わります。

 画面が切り替わったら、照準を敵に合わせて攻撃します。攻撃が終わっても、狙った敵が生きていると反撃をしてきますので注意しましょう。なお、1回の行動中で攻撃できるのは1度だけです。

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照準と弱点について

 攻撃の際の照準に示されている外側の円は、その中に弾丸が飛んで行くことを表しているので、敵が円の中に収まるように狙いましょう。また、兵士の頭部など、弱点に弾丸が当たると大ダメージを与えることができます。

 画面上部には何発命中させればその敵が倒せるかが“撃破弾数”と表示されているので、うまく照準をして敵を倒しましょう。

回復とラグナエイド

 歩兵のキャラクターは、毎ターン一定量自動でHPが回復します。しかし、大きなダメージを受けてしまった場合などは、すぐに回復をしないと危険な場合があります。

 その際は、歩兵のキャラクターが持っている“ラグナエイド”を使って回復させます。支援兵のキャラクターがもっている“蘇生ラグナエイド”は、より大きな効果を期待できます。

『戦場のヴァルキュリア4』

瀕死と死亡と衛生兵

 敵から攻撃を受け、HPが0になるとキャラクターは“瀕死”状態となります。“瀕死”となったキャラクターは一切の行動ができなくなってしまいます。

 さらに“瀕死”状態のキャラクターはそのまま3ターン放置したり、敵に接触されたりしてしまうと一部のキャラクターを除き“死亡”したことになり、二度と使えなくなってしまいます。

 “死亡”するのを防ぐためには、瀕死となって倒れているキャラクターに別の味方のキャラクターが接触し、救助する必要があります。

 救助すると“衛生兵”が現れ、瀕死のキャラクターを後方に撤退させてくれます。撤退したキャラクターは次のターンからまた登場させることができます。

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“ブレイブ”

 本作から新しくできるようになった行動に“ブレイブ”があります。キャラクターが敵の攻撃で瀕死になった際、不屈の闘志で立ち上がり、最後に何か1つ行動ができる場合があり、これをブレイブと呼びます。

 最後にできる行動は“立ち上がる”(敵ターン時は“反撃”)、“託す”の2種類があり、タイマーが表示されている間に行動を選択できます。

 “立ち上がる”は一定時間(AP1ゲージ分)無敵で移動することができるようになり、1アクション行えます。

 “託す”は、もっとも近い味方の能力を上昇させ、CPを1回復させます。上昇する能力は、瀕死になったユニットの兵科によって異なります。

『戦場のヴァルキュリア4』

拠点

 戦場には、さまざまな恩恵をうけることができる“拠点”と呼ばれる場所があります。味方の拠点の周囲では、防御力やターンごとのHP、弾薬の回復量が上がります。また、待機しているキャラクターや撤退したキャラクターを増援として呼ぶこともできます。

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 中央にある旗の周囲で防衛している敵をすべて撃破してから旗に近づくと、敵の拠点を占拠することができます。

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兵科について

偵察兵

 機動性を重視した、全兵科の基本となる兵科。AP(移動力)に優れた兵科。ライフルを装備し、他の兵科に比べて潜伏状態の敵を発見できる距離も長く、その名の通り偵察に威力を発揮します。

 APが非常に多いため広範囲をカバーできるのが特徴で、ライフルは射程もある程度長く精度も高めですが、威力自体はそれほど高くありません。

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突撃兵

 偵察兵による情報収集を受けて、戦線を拡大していく対歩兵の戦闘能力に優れた兵科。前線で火力が集中するため、偵察兵に比べ重装備になっています。

 マシンガンによる高い対人攻撃力を生かした攻撃、迎撃が可能です。また、マシンガンは連射で弾が散らばりやすいため、全弾当たりやすい接近戦になるほど、より突撃兵の特性を発揮できます。

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支援兵

 前線での回復や補給に優れた兵科。戦車や土嚢の補修、地雷の除去などを行うことができます。前線で瀕死の兵士を蘇生させることができる“ラグナエイド”を持ち、弾薬の補充を行うこともできます。

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対戦車兵

 戦車の撃破に優れた兵科。対甲能力の高い対戦車槍を装備し、基本的には歩兵で唯一戦車を撃破できます。また榴弾など、爆風攻撃に対しての耐性を持ちます。

 対戦車槍の射程距離は比較的長いものの精密射撃には向かないため、接近して射撃することが重要です。しかし、対戦車兵は移動力が高くないため、APが切れないよう注意する必要があります。

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狙撃兵

 遠距離狙撃を主任務とする兵科。一発必中のスナイパーライフルを装備し、射程を生かして遥か遠くの敵兵に反撃を受けずに攻撃することができます。

 反面、機動力には乏しく防御力も低いため、他の兵科よりも大きいダメージを受けやすいです。狙撃兵の射撃画面はスナイパーライフルのスコープとなり、長距離からの精密射撃が可能です。

 外れるリスクが高い反面ダメージの大きい頭部を狙うか、ダメージは低めながら確実に当たる胴体を狙うかはプレイヤー次第です。

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擲弾兵(てきだんへい)

 擲弾砲(迫撃砲)を装備し、曲射による榴弾攻撃を行う兵科。偵察兵が情報収集をし、視線が通らない遮蔽の向こうから擲弾兵が攻撃する、といったことができ、自身の視線が通らなくても迎撃もすることが可能です。また、擲弾は爆風で範囲を攻撃できるため、遠距離から土嚢を破壊するといった使い方もできます。

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