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2018年1月18日(木)

『シルバー2425』に収録される『シルバー事件25区』のストーリーや新シナリオの情報を紹介

文:電撃オンライン

 日本一ソフトウェアが3月15日に発売するPS4用ソフト『シルバー2425』について、『シルバー事件25区』のゲーム概要や新要素をお伝えします。

『シルバー2425』

 『シルバー2425』は、グラスホッパー・マニファクチュアの代表作である『シルバー事件』のHDリマスター版と、その続編『シルバー事件25区』のHDリメイク作品を、1つのタイトルにまとめたアドベンチャーゲームです。

 両タイトルともPS4向けにブラッシュアップされたゲーム内容となり、特に携帯電話用アプリとして配信されていた『シルバー事件25区』は、フルリメイクによって待望の据え置き機でのプレイが実現します。なお、日本一ソフトウェアは本作のパブリッシャーを担当しています。

3つの視点で物語をたどる『シルバー事件25区』

 『シルバー事件25区』では、理想の管理社会であるはずのカントウ25区で起きた異常な殺人事件を、以下の3つのストーリーで追っていきます。

Correctness
 中央警察組織“凶悪犯罪課”の視点で描かれたストーリー。
Matchmaker
 郵政事業連盟“地域調整課”の視点で描かれたストーリー。
Placebo
 元ジャーナリスト・モリシマトキオの視点で描かれたストーリー。

『シルバー事件25区』あらすじ

 24区構造をテストサンプルとした新たな理想管理社会“カントウ25区”。

 25区内の犯罪因子となりうるものを排除する中央警察組織“凶悪犯罪課”や郵政事業連盟“地域調整課”によって、25区は犯罪や差別のない、理想的な社会が象られていた。

 しかし、ある日25区の中心ともいえるベイサイドタワーランドで、謎の死体が見つかる。

 身体に無数の穴をあけ、エレベーター内で立ったまま死んでいたマンション管理人の死体と、損傷のない女性の死体。そして、部屋に飛び散った大量の血痕。

 突如起きたこの異常な殺人に、“凶悪犯罪課”、“地域調整課”がそれぞれ動き出す。

『シルバー2425』

キーワード

 郵政事業連盟……25区を管理する郵政事業組織です。総務省の力を背景に治安保全権限と実質的な支配力を持ち、影から区民を統制しています。

 地域調整課……トラブルの原因となる不適格な区民を、“調整”という名で抹殺する25区行政機構の一部署です。実行部隊は“配達屋”、配達屋を指揮する者は“潜水夫”と呼ばれます。

 凶悪犯罪課……伝染性のある凶悪犯罪を抹消するために、中央警察が発足した組織です。犯罪者の即時“処分”が許されています。

キーパーソン

 クルミザワ コウスケ

『シルバー2425』

 タワーマンションで殺された管理人です。胃の中から女性の毛髪が大量に発見されました。身元は不明で、謎の多い人物です。

 カミジョウ ヤスシ

『シルバー2425』

 タワーマンションでの事件後、喫茶店で大量の血を噴き出して服毒自殺した男。胃の中から鍵が見つかり、凶悪犯罪課はこの鍵の場所を探して奔走することで、タワーマンションでの事件の全ぼうを明らかにしていきます。

凶悪犯罪課の視点で描かれる“Correctness”

 凶悪犯罪課の視点で物語が描かれていく“Correctness”は、同課に所属するクロヤナギ シンコとシロヤブ モクタロウが主要人物となって、タワーマンションの事件を追っていきます。

 クロヤナギ シンコ

『シルバー2425』

 仕事中にエステに行ったり、コンパニオンやチャットレディを副業にしたりするなど、傲慢な性格と型破りな行動から“和製ダーティハリー”と呼ばれる女性です。ただし、凶犯課の中でも頭は切れ、腕も立ちます。

 シロヤブ モクタロウ

『シルバー2425』

 “ジャブロー”と愛称で親しまれる若手刑事です。“犯罪は伝染する”とされる25区で、凶悪犯罪を追う。

“Correctness”あらすじ

 通報を受け、タワーマンションに向かうシロヤブとクロヤナギ。

 現場の検証中、新米刑事のサカキが天井の穴から光がさすのを見つけ、突如その光に刺されて死亡。

 光の持ち主は25区を管理する組織の1つ、“配達屋”。

 何故、タワーマンションの住人は殺されたのか。

 “配達屋”とは何なのか。

 シロヤブとクロヤナギら、凶悪犯罪課によって、25区に隠された秘密が、解き明かされていく。

『シルバー2425』
▲持ち前の型破りな行動で、さまざまな場面を乗り越えていくクロヤナギ。
『シルバー2425』
▲シロヤブは、事件を追う中で幾度となく命を狙われることになってしまいます。
『シルバー2425』
▲カミジョウの中から見つかった鍵の場所を探る2人。

イベントCG

『シルバー2425』
『シルバー2425』
『シルバー2425』

地域調整課の視点で描かれる“Matchmaker”

 “Matchmaker”では、ツキ シンカイとオオサト ヨウタロウら地域調整課の視点でタワーマンションの事件めぐる謎が描かれていきます。

 ツキ シンカイ

『シルバー2425』

 過去にヤクザ“オキアイ組”や、24区公安警察特殊部隊に所属した複雑な過去の持ち主。口うるさい面もありますが、後輩であるオオサトをなにかと目にかけるなど、世話焼きの一面も持っています。

 オオサト ヨウタロウ

『シルバー2425』

 ツキの下につく新米刑事です。常に緊張感が薄く、指示を聞き間違えることもしばしばあります。本人は知りませんが、自身の持つ秘密のために地域調整課から手厚く保護されています。

“Matchmaker”あらすじ

 秘密裏にタワーマンションの事件を調べるツキとオオサト。

 事件現場で配達屋たちと接触を図る2人だったが、オオサトの失態で接触は失敗に終わる。

 そこに1本の電話が掛かり、その電話の人物はこの結果を予期していたかのような口ぶりをみせる。

 「この事件には黒幕がいる」と捜査を進めるツキとオオサト。

 黒幕は誰なのか、電話の主は誰なのか。

 絡み合うツキの過去、オオサトの秘密が、明らかになっていく。

『シルバー2425』
▲ツキとオオサトの前に現れる謎の人物です。
『シルバー2425』
▲Matchmakerでは、激しい戦闘シーンが多く描かれます。
『シルバー2425』
▲事件を追う間に、ツキとオオサトの絆も徐々に深まっていきます。

イベントCG

『シルバー2425』
『シルバー2425』
『シルバー2425』

元ジャーナリストの視点で描かれる“Placebo”

 “Placebo”は、元ジャーナリストであり現在は記憶をなくしているモリシマ トキオの視点でストーリーを進めていきます。

 モリシマ トキオ

『シルバー2425』

 かつて24区で起こった一連の事件を深く知る男。元々はジャーナリストとして幾つもの事件を追っていましたが、いつの間にか記憶をなくして、現在は自分の正体も分からないまま謎の男に用意されたボートで生活を送っています。自分の記憶を取り戻すためにも、25区で起こる事件を調べ始めます。

“Placebo”あらすじ

 ここがどこかも分からない状態で目覚めたモリシマ トキオ。

 記憶を取り戻すためにも、謎の男からの指示依頼を遂行していく。

 まずは、“女神を探し出す”。

 モリシマは“女神”を探す中で、あるゲームに辿り着く。

 それは、次にタワーマンションの中で死ぬのは誰かを当てるタワーマンションの住人で形成されたゲーム。

 タワーマンションでは、これまでの4ヶ月で9人が死んでいた。一体何が起こっていたのか。

 Correctness、Matchmaker、2つのストーリーでは語られなかった事件の裏舞台が、明らかになる。

『シルバー2425』
▲Placeboでは、チャットでのシーンがメインとなります。
『シルバー2425』
▲記憶もなく、ただ黄昏るモリシマのセリフ。

イベントCG

『シルバー2425』
『シルバー2425』

『シルバー事件25区』に3つの追加シナリオが収録

 『シルバー事件25区』のリメイクにあたって、Correctnessに“white out”と“black out”、Placeboに“YUKI”という追加シナリオが収録されます。なお、“whiteout”は『シルバー事件』HDリマスター版に収録された“white out -プロローグ編-”の完全版にあたるものです。

 “black out”は『シルバー事件25区』のプレイ後に開放され、“YUKI”は新たな登場人物であるユキを中心に語られる新シナリオとなります。それぞれの追加シナリオには、新規イラストも用意されています。

『シルバー2425』
▲“white out”で使用されるイラスト。
『シルバー2425』
▲“black out”で使用されるイラスト。
『シルバー2425』
『シルバー2425』
▲上の2枚は、“YUKI”で使用されるイラストです。

『シルバー事件25区』のさまざまなシステム

 『シルバー事件25区』は、『シルバー事件』と同様に3Dマップで描かれた建物を探索してストーリーを進めていく場面があります。また、ストーリー中に暗号やパスワードが必要となる場面も数多く存在し、入力画面もシーンに応じた演出を楽しめます。

『シルバー2425』
▲前後左右にマップを進んで行く場面。
『シルバー2425』
▲パスワード入力画面の一例です。

PS4向けに制作されたゲーム画面

 オリジナル版は携帯電話向けのアプリとして配信された『シルバー事件25区』ですが、『シルバー2425』に収録されるバージョンでは、オリジナル版の持ち味を保ちつつもPS4向けにグラフィックやゲーム画面の表現がリメイクされています。

『シルバー2425』
▲オリジナル版のゲーム画面。
『シルバー2425』
▲上の画像とシーンは同じだが、PS4向けにリメイクされたゲーム画面。
『シルバー2425』
▲1枚目とは異なるシーンのオリジナル版ゲーム画面。
『シルバー2425』
▲1つ上の画像と同じシーンが、PS4版ではこのようにリメイクされています。

初回限定版はアートブック&サウンドトラック付き

 『シルバー2425』の初回限定版には、ゲームソフトの他、アートブックと4枚組のサウンドトラックが付属します。

 アートブックは『シルバー事件』と『シルバー事件25区』の秘蔵イラストを収録した内容で、サウンドトラックはそれぞれのゲーム内BGMを収録したものになるとのことです。価格は9,980円+税となります。

『シルバー2425』
▲初回限定版のイメージです。

 また、Nippon1.jpショップでは、初回限定版に特製Tシャツの付いたNippon1.jpショップ限定版も用意されています。こちらの価格は12,980円+税。初回限定版とともに予約受付中です。

『シルバー2425』
▲特製Tシャツのイメージです。

※初回限定版には数に限りがあります。
※同梱物、特典の情報はともに制作中のものです。内容が予告なく変更になる場合があります。
※画像はイメージです。

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Published by 2018 Nippon Ichi Software, Inc.

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