鈴木拡樹さんらが新作公演を控え意気込みをアピールした『刀ステ』イベントレポ【AJ2018】
3月24日・25日に東京ビッグサイトで開催された“AnimeJapan 2018”。24日にマーベラスブースで行われたステージのトリを務めるのは、6月2日より待望の新作公演が開幕する舞台『刀剣乱舞』。この作品に出演する鈴木拡樹さん(三日月宗近役)、川上将大さん(大般若長光役)、加藤将さん(大包平役)によるスペシャルトークショーの様子をお届けします!
キャストのみなさんにとっての『刀剣乱舞』とは
過去3作に出演されている鈴木さんにとって、『刀剣乱舞』とはいろいろな想像の余地があるところが楽しい作品とのこと。舞台版もそれを生かし、刀剣の歴史を土台にしつつ、本丸に顕現されてからの生活ぶりを描くのは舞台版ならではと魅力を語ります。
原案のニトロプラスから授かった「戦い続ける座組であってください」という言葉を目標に掲げているということで、ゲーム作成時の話で聞いた“この作品に触れた方の明日を生きる活力になれば”というコンセプトを舞台版でも大切にしていきたいと意気込んでいました。
今回が初出演となる川上さんは大般若長光を演じるにあたって、「国宝になっている名のある刀剣なので、歴史やキャラクターをしっかり理解して稽古に励みたい」と気合い十分。東京国立博物館に展示されている大般若長光を見て「本当に美しい」と感じたそうで、様々な武将に受け継がれたり関東大震災に見舞われながらもあの美しさを保っていることに感服し、自分も体型維持や立ち方を意識しているそうです。
そして大包平役として初参加の加藤さんも椅子から立ち上がって意気込みを熱弁! ビジュアルが大事なので、キャラに似せるために性格や仕草を研究しているそうです。川上さんと同じく大包平の展示を見た加藤さんは、キャラクター絵もワイルドでありつつも美しいと思ってたところ、実物の刀剣自体も同じような印象を受けたとのこと。
そこで役作りとして腹筋・プロテイン・ささみ(もしくはカッテージチーズ)を駆使し筋トレに励んでいる様子でした。また“大包平といえば鶯丸”ということで、鶯丸役の※前山さんとプライベートでも仲を深め、舞台上での2人の関係性もよりよく表現できるようにしたいと語ってくれました。殺陣はほぼ初心者というお2人が鈴木さんに教えを乞いたいという気持ちを伝えると「代わりにいい筋トレ器具を教えて」と答えるなど、この3人にもよい関係性が生まれているようでした。
勉強熱心な後輩へ先輩からのアドバイス
初演から三日月宗近を演じるにあたって、お2人と同じように刀剣の歴史やキャラクターを研究し、刀剣を見て感じた“美しさ”をどう表現しようかと考えてきたという鈴木さん。三日月宗近はマイペースで本丸を和ませるキャラクターですが、戦闘のシーンでは刀剣の持つ冷たさや鋭さというものを表現してギャップを生み出しているそうです。そういった見せ方ができるようになると思うので稽古が楽しみだとアドバイスするする鈴木さんの言葉を、お2人が真剣に聞き入っているのがとても印象的でした。
またお2人から“公演中のリフレッシュ方法”を聞かれ、「リフレッシュ一番下手な人に聞いたなあ」と答えて「そうなんですか!?」と逆に驚かれてしまう場面も。共演のみなさんは舞台とは関係ないことをしてリフレッシュしている人が多いそうですが、逆に歴史が気になって自分の演じる刀剣男士とは関係ないところまで調べている熱心な方もいるとか。「人それぞれで、まとまっているようでまとまっていない(笑)」と、新入りである川上さんと加藤さんの緊張をほぐすようなアドバイスをされていました。
さらに“これはきついなと思ったことは”という質問には、「どの演技がベストなのか、公演中にも自分の芝居にどんどん迷いが出てくること」と答えます。「帰宅してからもずっと考えて睡眠時間を割いてしまうことがきついけれども、そうやって周りのキャストとともに想像を広げていく時間はとても楽しい」と舞台人らしいコメント。「この場で学ばせてもらっていいのか……!」と感動しているお2人に「いいよー、みんなで集まりたいね」と声をかけ、よりよい公演になるよう努力する素敵な姿が見られました。
加藤さんは過去作のDVDについて「日替わりシーンが台本だとふた言程度なのに、DVDで見るとめちゃくちゃおもしろい!」と何回も巻き戻して見てしまったことを告白。「そんなシーンなのに鈴木さんは全然笑わずずっと三日月宗近のままでいた。僕だと吹き出してしまうので先輩たちに学びたい!」と勉強熱心なところを見せます。
そのシーンについて鈴木さんは、本来そんなに時間を使うつもりはなかったと解説。元々は稽古中の些細な出来事でキャラクターをつかむきっかけとして考えていたものらしく、まさかそのまま本番まで使うことになるとは思わなかったと裏話を披露してくれました。
休演日のすごし方にもそれぞれの個性が
鈴木さん・川上さん・加藤さんともに関西出身とのことで、京都公演が18日間もある今回の公演での休演日のすごし方を聞かれたみなさん。川上さんは和の世界観が大好きらしく、唯一1泊2日旅行をしたという京都の思い出話をたくさんしてくれました。
鴨川の近所のかき氷のお店が「尋常じゃないくらいおいしい!」と紹介し、加藤さんは連れて行ってもらおうと目を輝かせます。しかし鈴木さんは「地方公演でその土地ならではのグルメを楽しみたいという気持ちはあるけれど、京都は道が格子状で迷いそうなので僕は引きこもっていると思います」と衝撃発言。1人では絶対出歩けないという鈴木さんにお2人がかき氷に誘う様子がとても微笑ましかったです。
また加藤さんは「僕はスーパーに行きます」と、なかなかマニアックな解答をします。ポテトチップスやカップ麺など関西にしかない味の商品を休演日に大量買いする使命があるらしく、関東と関西の味の違いについてまたもや立ち上がって熱のこもった演説をし、ホテルに引きこもるという鈴木さんに「僕とスーパーどうですか」とアタックします。鈴木さんも「一緒に行って買い込む」と快諾、これは京都公演での思い出話が楽しみですね!
共演者からのサプライズも!
ここでなんと、山姥切国広役の荒牧慶彦さん、へし切長谷部役の和田雅成さんからビデオメッセージが流れるサプライズが! 荒牧さんは全作に出演している山姥切が一体どのように活躍するのかとても楽しみにしているそうで、和田さんも自分自身と長谷部が成長した姿を披露できることと鈴木さんの出演をとても喜んでいました。
続いて前作のDVDやサウンドトラックなどのリリース予定や、最新作のライブビューイング情報など盛りだくさんの告知を挟み、名残惜しいエンディングへ。加藤さんは「舞台上に大包平がいると思ってもらえるように、役作りをしっかりしていきたい」、川上さんは「重圧を感じているけれども、すべての力をぶつけて演じたい」と改めて意気込みを語りました。そして鈴木さんは「自分たちも愛を持って接しているファンの1人」とファンと一緒に舞台『刀剣乱舞』を盛り上げたいと各会場への“ログイン”を願い、大声援に包まれながらステージの幕は閉じられました。
新作公演を記念して上映会が決定!
■上映会概要
【過去作上映会】
・2018年5月31日
『虚伝 燃ゆる本能寺(初演)』、『義伝 暁の独眼竜』※各回、舞台挨拶つき(予定)
・2018年6月1日
『外伝 此の夜らの小田原』、『ジョ伝 三つら星刀語り』※各回、舞台挨拶つき(予定)
【最新作 明治座特別公演/生中継上映会】
・2018年6月2日 12:00/17:30
最新作(タイトル未発表)明治座特別公演 生中継上映会
■場所
TOKYO DOME CITY HALL
最新作公演概要
■原案:『刀剣乱舞-ONLINE-』より(DMM GAMES/Nitroplus)
■脚本・演出:末満健一
■音楽:manzo/テルジヨシザワ
■出演
鈴木拡樹(三日月宗近役)
荒牧慶彦(山姥切国広役)
三津谷亮(骨喰藤四郎役)
椎名鯛造(不動行光役)
和田雅成(へし切長谷部役)
和田琢磨(歌仙兼定役)
健人(鶴丸国永役)
東啓介(燭台切光忠役)
川上将大(大般若長光役)
前山剛久(鶯丸役)
加藤将(大包平役)
玉城裕規(小烏丸役)
■公演日程
【明治座特別公演】明治座 2018年6月2日~6月6日
【京都公演】京都劇場 2018年6月14日~7月1日
【福岡公演】北九州ソレイユホール 2018年7月4日~7月6日
【東京公演】日本青年館ホール 2018年7月19日~7月22日
【東京凱旋】天王洲 銀河劇場 2018年7月25日~7月29日
■チケット価格
【明治座特別公演】
一般 10,800円(税込)/プレミアムチケット(限定グッズ付き)13,000円(税込)
【京都公演・福岡公演・東京公演・東京凱旋】
一般 7,800円(税込)/プレミアムチケット(限定グッズ付き)9,800円(税込)
■チケット発売
【オフィシャル先行】4月16日12:00~4月23日23:59
・ローソンチケットURL:http://l-tike.com/s-tourabu/
【銀河劇場先行】:4月16日12:00~4月18日23:59 ※銀河劇場公演のみ
・銀河劇場オンラインチケット/受付URL:http://gingeki.jp(PC・携帯)
【一般発売】5月14日12:00~
・ローソンチケットURL:http://l-tike.com/s-tourabu/
・銀河劇場チケットセンター:03-5769-0011(平日10:00~18:00) ※銀河劇場公演のみ
・銀河劇場オンラインチケット/受付URL:http://gingeki.jp(PC・携帯) ※銀河劇場公演のみ
■公演に関するお問い合わせ
マーベラス ユーザーサポート
TEL:0120-577-405(土日祝日 指定日除く 11:00~17:00)
(C)舞台『刀剣乱舞』制作委員会