鈴木達央さん、小野大輔さん、鳥海浩輔さんら13名が集結! 『Vitamin』シリーズ10周年記念イベント
4月15日に舞浜アンフィシアターにて、人気乙女ゲーム『Vitamin』シリーズ10周年を記念し“VitaminX いくぜっ! 無敵(ミラクル)★デスティネーション”が開催されました。ここでは昼の部の様子をお届けします。
本イベントに出演したのは、鈴木達央さん(真壁翼役)、小野大輔さん(草薙一役)、鳥海浩輔さん(七瀬瞬役)、吉野裕行さん(仙道清春役)、岸尾だいすけさん(風門寺悟郎役)、菅沼久義さん(斑目瑞希役)、杉田智和さん(葛城銀児役)、井上和彦さん(鳳晃司役)、三宅健太さん(九影太郎役)、宮田幸季さん(衣笠正次郎役)、織田優成さん(二階堂衝役)、阪口大助さん(真田正輝役)、三浦祥朗さん(永田智也役)の計13名。
『VitaminX』のイベントでB6とT6、そして永田の全員がそろうのは2012年の幕張メッセ以来だそう! シリーズの始動から10周年というひとつの節目を迎えた『VitaminX』。キャストのみなさんも10年以上の付き合いということで、他ではあまり見られないやり取りや過去の暴露(!?)などもありました♪
イベントの幕開けは2人の歌から!
客電が落ち、まず流れたのは翼と一が歌う「放課後エデン」。観客も歓声を上げながらいっせいに立ち上がります! 鈴木さんと小野さんがステージに登場し、ひときわ大きな歓声に迎えられながら2人は会場を盛り上げます。途中、激しく動きすぎてサングラスがズレてしまった小野さんですが、鈴木さんとアイコンタクトをして笑い合い、親友同士の翼と一を思わせるような場面になっていました。
どこからがアドリブ!? 台本通りに進まない朗読劇!
ここからは朗読劇“What a day! 真壁翼の憂鬱”がスタート。マイクスタンドの前で朗読するのではなく、実際にキャストがステージ上を動いて演じるという珍しいスタイルで行われました。このとき持っていた台本、じつは表紙がキャンパスノート風になっていました!
舞台は聖帝学園内にあるB6のたまり場・バカサイユ。そこで何をするでもなく集まっていた一、瞬、清春、悟郎、瑞希たちの元へ、彼らの担任であるヒロインが登場。直前まで下ネタで盛り上がっていたのでなんとなく気まずそうな面々でしたが、翼がいないことを尋ねられます。
しかし、寝ている瑞希以外の4人は心当たりがないどころか、翼自体を「知らない」と答えます。担任と入れ違いで登場した翼ですが、4人から覚えられていないどころか部外者とまで言われてショック! 寝ていた瑞希と、翼と一緒にやって来た秘書の永田は翼のことを覚えているのに……?
大まかなストーリーはこのようになっていましたが、そのなかにはかなりのアドリブがありました。それぞれが自己紹介をする場面では岸尾さんが率先してモノマネをしたため、その後の人たちもそれにならう形でモノマネをする羽目になったことも。ステージを自由に歩き回ったりと、とにかくB6はやりたい放題!
T6の教師陣が登場すると、アドリブの応酬はさらに激化! B6のメンバーと、彼らと関わりの深いT6の1人ずつと行われた対談シーンでは、翼のことを思い出させるためにT6が翼のことを語って聞かせるはずが、鈴木さんの思い出を語る人が続出。懐かしい話もあれば恥ずかしい話もあったようで、鈴木さんはだいぶいたたまれない様子でした。
そんな鈴木さんを救うため(!?)、瑞希の考案した記憶を取り戻す方法が永田の手によって実行されます。ステージと会場が一体になって「記憶よ戻れ!」と唱えた結果、めでたく4 人は翼の記憶を取り戻しました♪
翼から担任へ感謝の言葉から改め愛の言葉があり、会場からは思わず溜息が。すると他の5人が翼だけにいい格好はさせまいと、5人も思い思いに担任へと迫り、朗読劇が終了しました。
今度は台本無し! 13人の本当にフリーダムなトーク!
ステージへ戻って来たものの、ここからは台本がないと鈴木さんが暴露! キャストのみなさんは「横一列では話しにくい」ということで、ステージが円形なので円陣を組むように並んでトークをすることに。しかしそこからカバディが始まり、客席は爆笑。井上さんがカバディをするのもこの作品ならでは!
結局、B6とT6&永田に分かれ、向かい合って腰を下ろすことで落ち着きました。やはり話題に上がるのはこれまでの思い出。三宅さんは、過去のイベントでまさかのオールでやって来た話などを披露し、「若かったなぁ」とみんなしみじみ。終始ゆる~い雰囲気のトークコーナーでしたが、貴重な裏話なども聞けたのでした♪
生徒も教師も歌いまくりのライブコーナー!
真田先生の「♂極娘天国♀(イパネマパラダイス)」、九影先生の「悪女輪舞曲(マニョロンド)」、二階堂先生の「仙人掌哀歌(サボテンエレジー)」、鳳先生の「野獣~紳士(-Dance With Beast-)」、衣笠先生の「青のサマルカンド(-Samarkand,Blue-)」など、懐かしい曲が目白押し。雰囲気が異なる曲に客席は振り回されっぱなしでした。
そして、葛城先生は歌ではなく愛の告白をお届け。「仔猫チャン」と客席に呼びかけ、茶目っけたっぷりに“葛城節”を披露しましたが、肝心なところでは真剣な表情になるギャップに客席はキュンキュン!
また、永田の「シュビドゥバ危機(くらいしす)」は、今回のイベントが初披露だそう! しかしさすがデキる秘書永田、初披露だとは思えないほどの完成ぶり。もちろん客席との連携もバッチリでした♪
ここからはB6へバトンタッチ。翼の「愛のWonderer」、一の「傷だらけのEternity」、悟郎の「恋のブーメラン~真夏の誘惑30°(サーティー)~」瞬の「誘惑(アディクテッド)ポイズン -愛の暗殺者は二度死ぬ-」、清春の「青春ダイナマイト」、瑞希の「硝子の幻想アモーレ」を続けて披露し、翼と一の「Shooting Star」で締めくくられました。
イベントのフィナーレはもちろん「ENDLESS X!!!」
再びステージに戻った13人は、改めてこの10年を振り返ります。鈴木さんは、初イベントの楽屋で先輩たちに肩を叩かれ、「お前が座長だ」と言われたことを懐かしそうに語ってくれました。そこからいくつものイベントを経て、ここまでやって来たことについてキャストのみなさんも感慨深そうでした。
しかしそんなしんみりした空気はこの『Vitamin』にはふさわしくない! ……ということで、「ENDLESS X!!!」がスタート! B6もT6も永田もステージの上で入り乱れ、はしゃぎながら歌います。サビでは“X”に合わせてキャスト全員がジャンプ! もちろん客席もジャンプ! 大きな一体感に包まれた瞬間となりました。
キャスト陣がステージを去ると、T6、永田、B6から愛のメッセージが……。クスッと笑えるものからキュンとするもの、さらにはハートをわしづかみにするものまで。トリの翼のストレートなメッセージで、大ボリュームのイベントは幕を下ろしました。
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