『ダンスト』を鈴木裕斗さんが語りまくる。乙女向けタイトルに対する野望も激白
ガルスタ本誌で好評連載中の声優・鈴木裕斗さんが乙女ゲームに想いをしたためている本コラム。5月10日発売のガルスタ6月号で掲載しているコラムの完全版をお届けします。
みなさん、ぎょす☆ このコラムでもついに本格的にアプリの作品を取り上げたいなと思っています!
どうしてもプレイして語りたい! そう思ったのには今までとはまた違った理由があります。それは事務所の先輩でもあり普段からお世話になっている津田健次郎さんがオトメイトさんとタッグを組んで生み出された作品 『ダンストリップス』について語りたかったからなのです! 作品に対しての“特別な想い”については後程お話するとして。
この作品、まずいろいろな作品のヒロインを見てきましたが、そのなかでもかなり不運度が高い! でも結果的にその不運の中で素敵な男性たちやお店と出会うわけなので、こちらとしては結果オーライじゃん! と思うわけですが(笑) 。冗談抜きにそう思えるくらい登場するキャラクターが魅力的でセクシー! この作品全体に言えることなのですが、音楽や演出やキャラクターがとてもスタイリッシュでセクシーなんです!
でもその雰囲気だけに押されないくらいのシナリオの素晴らしさもあって……。アプリという手軽さのなかでも、きちんとそのキャラクターに迫り、恋愛を描き、ときめくことができるのがすごくステキだなと思います。オトメイトさんが関わっているということもあり、 『薄桜鬼 真改』をはじめさまざまな作品とコラボイベントを開催しているのも胸躍りますし、個人的にはミニキャラがステージの上でショー(ダンス)をしている姿が可愛くてキュンキュンしてしまいます!
そんなこだわりがたくさん詰まった『ダンスト』……。僕にとって近しい先輩であるツダケンさんが仕掛けている、ということがとても刺激になっています。ご自分のこだわりを追求し妥協しない考え方を持っているお方だということは今までのお付き合いのなかでも感じさせていただいてきたのですが、それを僕が好きな乙女向け作品というジャンル……『ダンスト』を通して感じることができているのが、自分の胸をすごく熱くしています!
僕はこのコラムやガルスタさんの番組やそれ以外の場所でも、乙女ゲームというものへの情熱を発散することができる場所をいただいてきました。そしてありがたいことにそれに共感してくださるみなさんがいて、そのなかでいつからか、「いつか自分でその愛や情熱を形にしてみたい!」と思うようになりました。具体的なことを言うと、いつか僕も乙女向けの作品をプロデュースしてみたいんです!
それはダンストのようにゲーム、ではないかもしれないしCDや読み物……まだわからないのですが。さまざまな場所で乙女向け作品への熱を発すれば発するほど意欲が高まっていて、ツダケンさんが作り出した『ダンスト』に触れていくうちに、自分のなかでさらにその気持ちが強くなりました。この作品が目標や指標になっているんですね♪
人の心を動かす、捉えるということは本当に簡単なことではないとわかっているけれど、でもそこに好きなものへの純粋な気持ちがあれば大きなパワーになると思うんです! 先輩が作りあげたこの『ダンスト』を、この先も時間をかけて隅々までプレイして、自分なりにいろんなことを吸収していけたらなと思っています! そんな気持ちで触れられる作品って、ほかにないと思うので、なんだかそれはそれでワクワクしています。もちろん、セクシーな彼等の魅力を純粋に感じながら……ではありますけどね♪