乙女ゲームを永遠に愛することを誓います。『鈴木裕斗の乙女ゲームトーク!!』最終回
ガルスタ本誌で声優・鈴木裕斗さんが乙女ゲームに想いをしたためている本コラム。
先日鈴木裕斗さんのTwitter にて、乙女ゲームに関するQ&Aを募集しました。たくさんの質問、ありがとうございました! 今回は6月9日発売のガルスタ7月号で掲載しているコラムの完全版をお届けします。じつは本誌に掲載したのはほんの一部で、5倍ほど鈴木さんは答えてくださいました。
こんなにたくさんの乙女ゲームタイトルが並ぶ記事、なかなかないと思います。それでは、みなさまお楽しみください。
みなさん、ぎょす! 今回はこのコラムを通してみなさんと交流がしたい! ということで、Q&Aの第二弾をやっちゃいたいと思います♪
以前にも一度やらせていただいたのですが、時間が経ち乙女コンテンツ業界も目まぐるしく変化していることもあり、いただいた質問内容もそれに合わせ変わっていたり、それもまた読んでいてワクワクしました。それでは早速答えていきたいと思います!
乙女ゲームに関するQ&A
Q:乙女ゲームをプレイする時、イヤフォン(ヘッドフォン)を装着してプレイしますか?
A:僕は外でプレイするということが基本的にあまりないので、お家で近隣の方の迷惑にならない程度の大音量で楽しんでいます(笑)。
Q:裕斗くんが攻略したいと思うサブャラはいますか?
A:実は……いません! 今までのプレイ作品を振り返ってみて、あとで攻略が可能になったり、隠れで攻略できたりしていたので! 強いて言うなら個人的な願望では 『白と黒のアリス』のナイン!(笑)
Q:元気な子、可愛い子、クールな子、病んでる子などなど。乙女ゲームコンテンツに欠かせないのが魅力的なキャラクター達だと思いますが、好きになるキャラクターに傾向などはあったりしますか?
A:昔は一貫して「裏表のないワンコ系キャラ」が大本命になることが多かったのですが、ここ数年で二面性のあるキャラとか幅は広くなりました♪
Q:プレイ時間の最短はどれくらいですか?
A:基本的に声もしっかり聞きながらプレイするので、あっさりめだと言われている作品でも10時間を切ったことはないですね(笑)。
Q:一番オススメでプレイして欲しい! と思う作品は?
A:前から度々タイトル名出させていただいていますがPSP用ソフト『はつカレっ☆恋愛デビュー宣言!』です! ド真ん中って素晴らしい! と思わせてくれる作品です。
Q:どっちを選べば良いか分からない! ってなった選択肢はありますか?
A:具体的にというよりは、飄々としていて内面が分かりづらいキャラ相手の選択肢はよく間違えます! なのでクイックセーブとロードを駆使してやり直すこともしばしば(笑)。
Q:今までやった乙女ゲームの中で一番感動、号泣したものは何ですか?
A:やはり‼ 『薄桜鬼』ですね‼
Q:一番推せる! 好きだったり、思い入れのあるヒロインはどのゲームのヒロインですか?
A:『喧嘩番長 乙女』のひなこちゃん! 芯がしっかり通っていてカッコイイ!
Q:もしイチから乙女ゲームを作るとしたらどんな作品にしますか?
A:学園モノで自分の好きなキャラクターを詰め込んだ作品にしたいですね! 企画・原案・キャスティングまで携わりたいです!
Q:これから声を担当してみたいキャラの性格などはありますか?
A:色気ムンムン、だけど実は複雑な生い立ちの上級生キャラを演じてみたいです(笑)。
Q:どんな所を一番重視してプレイするゲームを決めますか?
A:作品の世界観とイラストのバランスが自分の中でマッチングしているものは「これだ!」となりますね。
Q:Switchに移行されるオトメイト作品、裕斗さんはどのオトメイト作品を移行させてプレイしてみたいですか?
A:『エルクローネのアトリエ』ですね! アトリエらしい錬金とかシミュレーション要素も追加して楽しんでSwitchで楽しんでみたいです。
Q:自分の出演した作品はプレイしますか? また自分の演じたキャラは何番目くらいに攻略しますか?
A:一番最初に攻略します! 気になって仕方ないので!(笑)
Q:裕斗くんがオトメゲームのヒロインになるとしたらどの世界のヒロインになりたいですか?
A:『Reai Rode』(リアルロデ)か『ときめきメモリアル Girl’s Side 3rd Story』かなぁ。『リアルロデ』は危険な状況下で育まれる愛に、『ときメモGS3』は三角関係に憧れがあるから!
Q:裕斗さんは今までプレイしてきた乙女ゲームでどのタイプのヒロインが「共感しやすい、感情移入しやすい」と感じましたか?
A:僕の乙女ゲの始まりが『ときめきメモリアル Girl’s Side』(初代ときメモGS)なので、ひたむきで純粋だけどちょっと天然なヒロインには共感しやすいかもしれません! たまには強気なヒロイン、というのも嫌いじゃないですね!
Q:乙女ゲームで好きなキャラクターを選ぶとき、ビジュアル、声、性格等、何を最優先に決めますか?また裕斗くんはそのキャラクターを最初と最後どちらから攻略しますか?
A:ビジュアルと声がどちらも上位で、声はその次ですかね! 一番好きなキャラクターは二番目くらいに攻略したい派です(笑)。
Q:乙女ゲームをプレイする時のこだわりは何ですか?
A:ヒロイン、サブキャラ含めどのキャラクターにもしっかり目を向ける。あとは意外と背景とか細かい描き込みにも注目します! こだわって作られている作品はそれだけでプレイしていてワクワクできますから。
Q:自分が演じていてやり甲斐を感じるキャラクターはどういったキャラクターですか?
A:どのキャラももちろん演じていて楽しいし、やり甲斐を感じていますが、乙女ゲームにおいては特に、ヒロインに対しての気持ちを明るさや冷静さの中にどこか滲ませているような、そんな繊細なキャクラーにやり甲斐を感じます!
Q:アプリゲームが増えてきていて携帯タイプ、据え置きタイプ等それぞれに魅力があると思いますが、プレイするならどれ派ですか?
A:今後も廃れず残り続けていって欲しいという気持ちも込めて、据え置きタイプです!
Q:乙女ゲームを最初にプレイする時、攻略対象を決めてからプレイしますか? それともプレイしながら決めますか?
A:最初に「このキャラと恋愛する!」と決めてプレイを進めます。
Q:プレイ&演じてきたなかで一番自分に似ている、近いなと思うキャラクターはいますか?
A:『Jewelic Nightmare』の澄原蒼史です! 境遇が似ています。
Q:裕斗くんはどの時間帯、タイミングでプレイしていますか?
A:休みの日の朝とか、夜にプレイすることが多いですね。
Q:裕斗さんが楽曲面で印象的な作品はありますか?その楽曲にまつわる思い出などがあれば、あわせてお聞きしたいです。
A:やはり! 『金色のコルダ』ですね。クラシックや作品オリジナルのBGM、どの曲も本当に大好きで、聞いているだけでキュンキュンするし、学生時代を思い出して懐かしい気持ちにもなります。「愛の挨拶」は自分の中でも至高のエンディングソングです!
Q:もしご自身でVRの乙女向けコンテンツを考案するとしたら、どのような作品をつくりたいですか?
A:VRで『ラスト・エスコート』の様な二次元のホスト体験がしてみたい! そんで意中の人と途中で抜け出して店の裏路地で……普通ではできないようなことを体験したいですよね♪
Q:一本の作品やひとりのキャラクターに対して一気に時間を費やすタイプですか?それとも少しずつ攻略していくタイプですか?
A:じっくりじっくりプレイします。
Q:Switchに移行するオトメイト作品、どの作品をプレイしたいですか?
A:もうこれは『私立ベルばら学園』です! 気になりまくってます!!
Q:最近落ち込むことが多くて凄く笑いたい気分なので、攻略対象の男性キャラ同士の掛け合いが面白くて元気が出る乙女ゲームがあれば教えてください。
A:『Vitamin』シリーズは突き抜けて愛すべきおバカさんたちの掛け合いが面白く、自分もたくさん元気をもらった作品です♪
Q:ゲームをプレイしていて「こういったシチュエーションのこんなセリフに弱い、または好きだ!」などはありますか?
A:初めてのプライベート遭遇イベント(まだまだ恋愛には至らない段階での)が結構好きです! 普段は見られない彼の姿を見られる喜びと、その時のそれぞれの反応も楽しみなところですね!
Q:ハッピーエンドだけじゃなく、バッドエンドやメリバエンドも乙女ゲームには必要不可欠ですが、ハッピーエンド以外でこのエンドがオススメ! やトラウマだった! ていう物があれば聞きたいです!
A:『十三支演義』の郭嘉は攻略キャラではありませんが、エンディングがあって……そのエンディングは自分で演じていても、背筋が凍るようなものでした!
Q:今までプレイした作品のOPやEDムービーで感動したもの、印象に残ってるものなどがあったら知りたいです!
A:PS2版の『乙女的恋革命ラブレボ!!』のOP、楽曲は共に鮮明に記憶に残っていて何度も何度も繰り返し見ていました。
Q:最長何時間連続で乙女ゲームをプレイし続けられますか?
A:昔は夕方から次の日の朝までなんてこともありましたが、今は3時間くらいかなぁ。
Q:裕斗さん史上、最もロマンチックだった作品はどれですか?
A:ときめくだけでなく、ドラマ性でも胸を熱くしてくれたのが『遙かなる時空の中で3 運命の迷宮』です! シリーズの中でも「ロマンチック」というなかでは個人的に一番です!
Q:これは男ならでは、もしくは裕斗さんならではの楽しみ方かも? と思う乙女ゲームの楽しみ方はありますか?
A:これは昔からやっていたことなのですが、攻略対象の男の子の台詞は元のボイスを聞いた後に自分でアレンジして読んでみる、ヒロインの台詞やモノローグも可愛い声を作って声に出して読んでみる。そんな一人掛け合いは自分ならではの楽しみ方だったのかなと(笑)。
というわけで、みなさんから頂いた質問にできる限り答えさせていただきましたが……、いかがでしょうか? 意外なものから、これは鈴木裕斗らしいなと思うものまで色々あったかたと思います。自分自身、オトメゲームに対する考え方やこだわりを見つめ直すことができとても楽しかったです!
ここまでこのコラムで本当に色々な作品を取り上げ、想いを好きな様に書かせていただけたこと、またそれをみなさんに読んで何かを感じていただけたことに感謝の気持ちしかないです!
何度も言っていることではありますが、これからも男性声優界一の乙女ゲーマーという自負と愛を持って、何らかの形で今後も携わっていけるよう貫いていきたいなと思っておりますので! そんな僕に注目し続けていただけると幸いでございます♪ みなさん、本当にありがとうございました‼
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今回で最終回となる本コラム。長らくのご愛読、ありがとうございました。乙女ゲームラブな気持ちを胸に、またみなさまとお会いできる機会を楽しみにしています。その日まで乙女ゲーム、プレイしてくださいね。