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2018年8月23日(木)

【ガンソク】最強クラスの機体性能と唯一無二のアビを持つ“ユニコーンガンダム”&“シナンジュ”を評価

文:栗田親方

 バンダイナムコエンターテインメントから配信中のiOS/Android用アプリ『機動戦士ガンダム 即応戦線(略称:ガンソク)』。8月16日に追加された新URユニット“ユニコーンガンダム(NT-D)【範格】(バナージ・リンクス)”と“シナンジュ【範格】(フル・フロンタル)”の性能を評価しています。

■『ガンダム即応戦線(ガンソク)』とは

 アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズにおける「一年戦争」にスポットをあてた、対戦型リアルタイムガンダムバトル!

 プレイヤーは、「地球連邦軍」/「ジオン公国軍」どちらかの陣営を選び、所属する軍の指揮官となり、オンラインで友達と同時対戦できるゲーム。

稀有なアビリティ+圧倒的な機体スペックを併せ持つ超強力ユニット!

 “ガンソク第二章”の主役ともいえるユニコーンガンダム&シナンジュは、性能のほうでも各陣営の主役となれる優秀なユニットでした。ちなみに両機は、機体の見た目だけでなく攻撃モーションも異なりますが、実際の性能はまったく同じです。

『動戦士ガンダム 即応戦線(ガンソク)』
▲“一年戦争”に殴り込みをかけてきたユニコーン&シナンジュは、期待を裏切らないハイレベルな性能を誇る。

 まず注目したいのは、“戦場にいるだけで敵味方すべてのバフ・デバフを無効化する”という唯一無二のアビリティ。UIジャミングによるデバフのほか、ホバートラックやルッグンのバフなど、これまで多用されていたバフ・デバフがすべて無効化され、これらのユニットを使ったコンボを容易に妨害できます。

 そのほかにも、モルモット隊【格闘】+Ez8【射撃】の防御バフ重複コンボ、強力なデバフを持つグフ・カスタム【特格】やギャン【格闘】を使ったコンボなど、バフ・デバフを活かした戦術をすべて崩せるため、戦場に与える影響力は絶大です。

『動戦士ガンダム 即応戦線(ガンソク)』
▲一定時間移動後は“強襲状態”となり、通常の3倍の移動速度で目標に急接近。通常の3倍のダメージを与える特殊攻撃を行うさまは、まさに“赤い彗星の再来”というアビリティ名にふさわしい(ちなみにユニコーンガンダムの同アビリティ名は“可能性の獣”)。

 そしてもう1つ注目したいのが、前述のような強烈なアビリティを持つユニットでありながら、自身の機体性能も非常に高いこと。ENこそ7と高めですが、なんと同レベルのガンダム(EN6)と比較して、HPが約1.4倍、DPSが約1.3倍という恐るべきパラメータを持っているのです。

 というわけで、稀有なアビリティと圧倒的な機体スペックを併せ持つユニコーン&シナンジュは、アビリティのさまざまな可能性も考慮して10点評価となりました。より詳しい性能評価については、下記の座談会レポートを参考にしてください。

ユニコーンガンダム(NT-D)【範格】&シナンジュ【範格】 評価点:10

『動戦士ガンダム 即応戦線(ガンソク)』
『動戦士ガンダム 即応戦線(ガンソク)』

■ユニコーンガンダム(NT-D)【範格】&シナンジュ【範格】の特徴

・戦場にいる間、敵味方問わず、すべてのユニットのバフ・デバフ効果を無効化する

・HPが多く、大盾を持つため耐久性に優れる

・電撃トラップなどのスタンは受ける

・通常攻撃は範囲攻撃で、2回連続攻撃を行うため、DPSはデータの約2倍

・一定距離を移動後、移動速度が上昇し、3倍撃の範囲攻撃を繰り出す

・空中ユニットに攻撃できない

・コスト7と非常に重く、配備時間は3秒と遅め

【ユニットデータ&詳細解説】ユニコーンガンダム(NT-D)【範格】

【ユニットデータ&詳細解説】シナンジュ【範格】

※本記事の評価点は、編集部独自の基準で判定した、記事掲載時点のものです。

※よりプレイを重ねて研究が進むことで評価が変わる場合があります。評価が変わった場合は【ユニットデータ&詳細解説】のページを修正いたします。

攻略wiki班が評価点を決める際の座談会をレポート

 結果発表は上記の通りですが、ここからは評価点を決める際の攻略wiki班の座談会の内容をお伝えします。興味のある方は方はこちらもチェックしてみてください。

■ユニットを評価した攻略wiki班のメンバー

【連邦軍】

シワサン:手堅い防御からのカウンターを得意とする堅実派。若さに似合わぬ老獪な戦術を得意とする。

栗田親方:“やられる前にやる”を最優先とする攻撃的なスタイルを好む、アグレッシブなロートルゲーマー。

【ジオン軍】

ワカト:ユニット性能の分析力が高く、理論的な戦術の構築に長ける。バランスよくさまざまなデッキを使いこなす技巧派。

闇よだれ:カタログスペックよりも実際の使用感を重視する実戦派。ユニットの“強さ”に関する嗅覚は攻略班でも随一。

適正レベルまで強化できれば現時点で最強のユニット!

栗田親方:ついに“ガンソク第二章”ってことで、『機動戦士ガンダムUC』からユニコーン&シナンジュが参戦ですな!

シワサン:バフ・デバフ無効化という今までにないアビリティがヤバいっすね!

『動戦士ガンダム 即応戦線(ガンソク)』
▲味方のバフ・デバフもすべて無効になるので、配置する際はしっかりと戦況を見極める必要がある。

闇よだれ:既存ユニットの調整も含めて環境が大きく変わる可能性があるので、しっかりとやり込んで評価したいですね……ってことで、今回は実装後に数日間プレイしてからの座談会となりました(読者向けコメント)。

ワカト:調整でノリスさん(グフ・カスタム【特格】)とかめちゃめちゃ強くなったからね~。あとは、こっそりガルマさん(ガルマ専用ドップ【突撃】)がヤバいことになってたり(笑)。

闇よだれ:あれはEN3で与えていいダメージじゃないような(笑)。多弾頭ミサイルや量産型ガンタンクで対策はできるから、“ぶっ壊れ”ってほどじゃないと思うけど。

『動戦士ガンダム 即応戦線(ガンソク)』
▲ユニットレベルが十分なら、ガルマ専用ドップ【突撃】+ルッグンのコンボで拠点に1000以上のダメージを与えられるとの噂(写真はレベル3なので、ややパワー不足)。

栗田親方:今回の調整で一部URユニットの随伴機がUR化したんだけど、その影響が特に大きかったのがガルマさんみたいね。そのあたりの既存ユニットの調整については、次回のコラムで詳しく語りましょうか(近日中に公開予定)。

シワサン:そうっすね! 連邦軍にはあまりいい話はありませんが(笑)。

ワカト:まあまあ、ここしばらくはジオン軍の苦戦が続いてたから。

闇よだれ:フェデリコ隊もついに大幅ナーフされたんで、今はわりといい勝負なんじゃないかな。

栗田親方:ここ3日ほどプレイした感じでは、そんな印象だね。これまで楽をしてきた分、ぶっちゃけすげえ押し負けてる気がしなくもないけど(笑)。

闇よだれ:強ユニットに甘えすぎだったんじゃないですかねえ? もうフェデリコ流し込むだけじゃだめなんですよ(笑)。

栗田親方:ぐぬぬ……。しかし、モルモット隊+Ez8を流し込めばまだまだ……!

ワカト:ユニシナ(ユニコーン&シナンジュ)が出てきたら乙ですけどね~。

シワサン:それなんすよ! 連邦はバフユニットが充実していたぶん、ユニシナ環境で大きくデッキを変える必要が出てきたかも。

栗田親方:悩みどころだよね……。そういやすっかり余談を続けていたけど、ユニシナの評価の話に戻りましょうか(笑)。

闇よだれ:強さでいうと、相当強いと思いますよ。まだユニットのレベルが2なんですけど、それなりに戦えますし。

ワカト:適正レベルまで上がったら結構な戦闘力があるんじゃないですかね~。

栗田親方:わかりやすいところで比較すると、レベル4のガンダムが「HP=3363、ユニットDPS=123、拠点DPS=61」のところ、ユニシナは「HP=4743、ユニットDPS=164、拠点DPS=81」。HPは約1.4倍、両DPSは約1.3倍に!

『動戦士ガンダム 即応戦線(ガンソク)』
▲通常攻撃が範囲攻撃なので、複数のユニットに対応できるのも強みだ。また、アビリティに記載はないが連続攻撃しているので、実際のDPSはカタログスペックの約2倍。

シワサン:ENはガンダムより1高いっすけど、スペックはそれ以上に上がってる印象っすね。

ワカト:コストが高い分、コンボが組みにくいのはデメリットだけどね~。まあ、後ろにヘリとかつけるだけでも十分に強いわけだけど(笑)。

闇よだれ:これまで“三種の神器”と考えていた支援ユニットのうち、UIジャミングと黒い三連星(ホワイト・ディンゴ隊)では防衛できなくなりましたからね……。

シワサン:唯一、電撃トラップは有効っすね! なんでスタンだけ効くのかはよくわかってないですが。

栗田親方:スタンはバフ・デバフとは違う扱いってことだろうね。電撃トラップも大幅にナーフされたけど、ユニシナ対策を考えると入れておいたほうがいいのかも。

『動戦士ガンダム 即応戦線(ガンソク)』
▲スタン効果は受けるので、電撃トラップのほか、スタン効果を持つ各種機動ユニットが対策のカギといえる。

ワカト:スタン絡みで言うと、実はグフ【特格】がユニシナ対策になってるよね~。なんとタイマンならユニシナを完封できちゃいます!

闇よだれ:そうそう。ユニシナは攻撃の発生速度が遅いみたいで、グフ【特格】の攻撃が必ず先にヒットしてずっとスタン状態になるんだよね。

シワサン:マジっすか! 連邦軍もザクハンター部隊でワンチャンありますかね!?

栗田親方:ザクハンター部隊は攻撃間隔が驚異の6秒だからな……。もちろんDPSを若干ダウンさせることはできると思うけど、そのためにこのユニットを入れるかと言われると……。

ワカト:とはいえジオン軍もそこは似たような感じで、常にタイマン状態が許されるわけでもなく、このためだけにグフ【特格】を入れるかどうかは悩ましいところ。

闇よだれ:さすがにザクハンター部隊よりはかなり可能性を感じるけどね(笑)。うまく使えばかなり止められるので、研究の価値はありそうかと。

栗田親方:なるほど。では本体性能についてざっくりまとめると、EN7という高コストに加えてスタンが効くという弱点はあるものの、非常に高いパラメータを誇るユニットって感じだね。

シワサン:スタンが効くのはむしろ普通のことっすけどね(笑)。まあ、それが弱点に感じられるぐらいつけ入る隙がないっすけど。

闇よだれ:そんなところですかね。アビリティのおかげでシンプルな殴り合いになることが多いので、本体スペックが高いのは絶対的な武器になると思いますよ。

ワカト:じゃあ、あとはアビリティを掘り下げてみますか~。これが環境にどこまで影響するのか、わかる範囲でしっかり見極めたいな~とか。

シワサン:そうっすね! 結局どんなことになるのかは気になるところっす!!

支配力の高いアビリティで全戦場がシンプルな殴り合いに!

闇よだれ:まず、全バフ・デバフが無効化されるので、基本的に機体性能をガチでぶつけ合う形になります。

ワカト:特に大きな影響があるのは、UIジャミングのデバフ、ホバトラ&ルッグンのバフあたりですかね~。

闇よだれ:黒い三連星(ホワイト・ディンゴ隊)のデバフ無効化も大きいかな。ダメージは与えられるけど、足止め&射程低下の効果がなくなるから。

『動戦士ガンダム 即応戦線(ガンソク)』
▲黒い三連星(ホワイト・ディンゴ隊)のデバフも無効化するため、ダメージは受けるものの動きが止まることはない。

栗田親方:バフ・デバフが強力な機動ユニットへの影響も大きいよね。個人的に一番ショックだったのは、モルモット隊+Ez8+大号令の“無敵艦隊コンボ”がサクッと崩壊したこと。完成すれば勝ちぐらいの強さだったんだけどな……。

シワサン:そこはさすがに同感っす! まあ、無敵でも艦隊でもないので、そのネーミングはどうかと思いますけど(笑)。

栗田親方:前回の追加ユニットであるジャック・ザ・ハロウィン隊や、電撃トラップの効果が地上のみになったことで株が上がったBD3にも影響があるなあ。

闇よだれ:それを言ったらジオンも結構ありますよ。今をときめくノリスさんとか、前回の追加ユニットであるジョニーさん(ライデン専用高機動型ゲルググ【施専】)、BD3のコンパチユニットであるBD2とか。

ワカト:ノリスさんとか本当に強くなったんだけど、ユニコーンが出てくるとボコボコにやられて、すごい悲しい気持ちになる(笑)。

シワサン:ユニコーンがいないときにうまく使うしかないっすね! なんだかバフ・デバフが常に無効みたいな話になってきてますけど、ユニシナがいない状態なら有効なわけですし。

栗田親方:もちろんそうなんだけど、どうしてもマイナス面が気になってしまって、現在はバフ・デバフになるべく頼らないデッキに落ち着きました(笑)。EXAM機(BD1【特格】、イフリート改【特格】)の自己強化はバフじゃないので頼もしいよ!

ワカト:まあ、それが手堅いかもしれませんけどね~。ただし、その場合はどうしても戦い方が単調になりがちなんで、いろいろ工夫して遊んでいる感じですかね。

闇よだれ:なんだかんだノリスさん強いからね! あとはガルマさんとかギャロップとか、ジオン軍にとってこの調整はかなり素晴らしいと思ってます(ニッコリ)。

シワサン:その話題はやめてー!

栗田親方:連邦軍もマチルダさん(強襲輸送)とかちょっと強くなったし……!

ジオン一同:ニヤニヤ(生暖かい目)。

シワサン:とはいえ、マジレスするとモルモット隊はまだまだ強いし、マドロック&ガンキャノンも健在ですし。十分に互角なんじゃないっすかね。

栗田親方:よく考えればそんな気もしてきたかな……(過去最高にヒルドルブに苦しめられている気もしつつ)。では今回のユニシナ評価はこのへんにして、次回はユニット調整についていろいろと考察していければと思います。

ワカト:いや~、今のジオン軍は本当に楽しいですよ~。考察が楽しみだな~。

闇よだれ:調整の恩恵を受けたジオン軍の強みをたっぷり紹介するので、お楽しみに!

連邦軍担当一同:う、ういーす……。

8月26日の“GGGP”はユニコーン&シナンジュが決め手!?

闇よだれ:ところで、今週末はいよいよGGGP(詳細は下記参照)ですね!

栗田親方:参加者は今モーレツにやり込み中だろうね。大型アップデートで追加された“特別戦域”で最終調整を行っているのではないかと。

シワサン:やはりユニシナがカギっすかね? レベル1対戦は基本的にURが強いので、連邦ならユニコーンを盾役&アタッカーにして、遠距離から攻撃できる後衛でフォローする形が鉄板な気がするっす。

『動戦士ガンダム 即応戦線(ガンソク)』
▲ユニコーンガンダムをガンキャノン【砲撃】でフォローする形は、シンプルながら強力なコンボといえる。

ワカト:ジオン側も基本はそれになるのかな~。EN3のヒルドルブとの相性がすごくいいし。

闇よだれ:すでに“特別戦域”はユニシナの殴り合いって感じですからね。ほぼ確実にデッキに入ってる気がしますよ。

栗田親方:こっそり戦略を隠して、兵団内でこっそり練習中って人もいるかもよ? 特にジオンは有望なURが一気に増えたから、見慣れないデッキでの“わからん殺し”もワンチャンあるかも?

シワサン:それキツいっすね! 高HPのギャロップ+UR化したザクでの力押しとか普通に強いんすよね……。

ワカト:バフ・デバフが関係ないからユニコーンにも対抗できるんだよね。予想外のデッキとか出てきたらおもしろいな~。

闇よだれ:一発勝負の大会だと何が起きるか分からないですからね。大会ならではのサプライズにも期待したいところです。

栗田親方:大きな大会はやっぱりワクワクするよね。『ガンソク』のプレイヤーには、ぜひリアルタイムで見てもらいたいなと。なお、詳細は下記のとおりです!

“GGGP(GUNDAM GAME GRAND PRIX)”とは

 8月26日に“C3AFA TOKYO 2018”で行われる“GGGP”は、『ガンダム』ゲームでは国内初の賞金付きゲーム大会です。第1回大会の種目は、『機動戦士ガンダム 即応戦線』と『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト ON』となっています。

 “GGGP”では、賞金総額100万円の熱い戦いが繰り広げられます。なお、一般応募は終了しました。詳細は、特設サイトをご確認ください。

『動戦士ガンダム 即応戦線(ガンソク)』

■“GGGP”概要
【大会開催日時】8月26日10:00~17:15(予定)
【会場】幕張メッセ国際展示場 1・2・3ホール C3AFA TOKYO 会場内特設ブース
※予告なく変更・終了となる場合があります。

※情報は、発表日現在のものです。発表後予告なしに内容が変更されることがあります。
(C)創通・サンライズ

データ

▼『機動戦士ガンダム 即応戦線(ガンソク)』
■メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
■対応機種:iOS
■ジャンル:RTS
■配信日:2018年予定
■価格:基本無料/アイテム課金
▼『機動戦士ガンダム 即応戦線(ガンソク)』
■メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
■対応機種:Android
■ジャンル:RTS
■配信日:2018年予定
■価格:基本無料/アイテム課金

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