はじめましての方も、そうでない方も、こんにちは！　乙女ゲーム歴10年ライターの佐藤 汐（さとう しお）と申します。前回「はじめての『コルダ3』プレイレポ」を、書かせていただきました。そして今回は『金色のコルダ3 AnotherSky feat.神南/至誠館/天音学園』をプレイしていきます。ラストには、うれしいプレゼント情報も!!　最後まで、お見逃しなく♪

前回の『コルダ3』のつづき

　コーエーテクモゲームスの女性向け恋愛ゲームシリーズ“ネオロマンス”。その中でも、超大作と名高い「金色のコルダ」シリーズが、今年で15周年を迎えました！　シリーズ15周年を記念して、2018年9月20日に発売されるのがPSVita版『金色のコルダ3 フルボイスSpecial』（コルダ3）と『金色のコルダ3 AnotherSky feat.神南/至誠館/天音学園』（コルダ3 AnotherSky）です。

　じつは前回のレポートで、『コルダ3』はおろか、ネオロマンス作品に触れたことがなかった中堅乙女ゲーマーだという告白をしました。「このご時世にまだいたのか!!」と、編集さんから言われて、あれから丸24時間。『コルダ3』に触れた私は、立派な“オケ部勧誘部員”へ成長しました!!

　レポート内では達成できませんでしたが、そのあと寝る間を惜しんでプレイを続行！　主人公の恋のお相手であった、榊大地とハッピーエンドを迎えるころには、約半日の時間が経過!!　“恋のお相手1人とハッピーエンドを迎える”という目標は、無事に達成できたのでした☆

▲榊先輩の大人な瞳にドキドキでした!!

　そして今回、『コルダ3』で主人公が通っていた星奏学院のライバル校へスポットを当てた『コルダ3 AnotherSky』をレポートしていきます！『コルダ3』のプレイレポで、たしかこのように宣言した男子がおりました。

　――あとで絶対落としてやるぞ！　フフフ……。

　そう、ターゲットはキミだ！　冥加玲士!!

天音学園へ入学……できない!?

　そうと決まれば、サクッと天音学園に入学！　しかし、そう思ったのもつかの間。なんだかいろいろな説明が表示されていきます。え!?　本作では“やさしい”難易度だと見られないイベントがあるんですか!?　ナンダッテー!!

　さらに“函館天音学園”の文字も。『コルダ3』をトロコン（トロフィーコンプリート）していない私は、ちょっと混乱しましたが、難易度は“ふつう”で、再び横浜へ行くことにしました。

　乙女ゲーマーたるもの、自分が理解できる外堀から埋めていかずに、どうします？　さあ、横浜天音学園編のオープニングが始まりますよ☆

　まず、響也がなんかカッコいい。どうしちゃったの!?　思わず男子の二面性にドキドキしてしまいましたよ！　『コルダ3』に続き、本作でも響也と一緒に転校することになる主人公。これは、かなり愛されているのでは……？（笑）

　響也と2人で門をくぐった横浜天音学園は、なんだか未来都市のような雰囲気です。ここは、本当に学校なの!?　そして、理事長室で美人なお姉さんに出会います。えっ？　この方は理事長ではないのですか？

　そして、なにやらBGMで彼の気配を察知。もしやこれは……。

　やっぱり冥加玲士、キター!!　

　学園の覇者・冥加玲士の登場に、思わず魂で叫んでいました。いろいろな言葉を浴びせられる主人公ですが、彼女の代わりに私は言いたい。「せっかく田舎を飛び出して来たのに、それはあんまりじゃないですか！」と。

　しかし、さすが冥加。取りつく島もない様子ですね。やっぱりか……なんとなく予想はついていましたよ！　まずは彼に認められて、とりあえず“天音学園の生徒になる”ところからスタートでしょうか。恋の試練なんだか、学歴の試練なんだかわかりませんが、『コルダ3』と同じように目標が掲げられました。

たのしいパラ上げのお時間です！

　『コルダ3 AnotherSky』も『コルダ3』と同じように、パラメータが上昇（通称：パラ上げ）して、恋のお相手との関係が深まるゲームのようです。ここで、乙女ゲーマーの掟“セーブはこまめに”を発動させる時がきました！

　Lボタンと△ボタンでクイックセーブ、Lボタンと□ボタンでクイックロード。今日はこれだけでも覚えて帰ってくださいね♪

　そうして、パラ上げに意気込んでいると、きれいな歌声がどこからともなく……。

　美しくも不思議な青年・天宮静が登場です。どうやら、楽譜を紙飛行機にして飛ばしていた様子。彼の飛ばしていた楽譜の1つを、今回の課題曲に選ばせてもらいました。

　一通り学園で練習をこなした帰り道。オープニングで号泣していた青年・七海宗介に出くわします。思わず選択肢で「廊下でぶつかった子だ」と、そのまんまの反応を返してしまいました。

　なにやら七海は落ち込んでいるみたいに見えます。ちょっと心配ですね……。この先、少しでもはげますような選択肢があったら、選んでおくことにします！　そんな、七海が案内してくれた、主人公の新しい住まいはコチラです!!

　ナニコレ!!　我が家より超豪華なんですけど！　響也じゃなくても、これはビックリです。でも、こんな豪華な部屋に住んでいるであろう、天音学園の生徒たちは、みんな元気がないように見えました。一体どうしたというのでしょうか？　もしかしたら、学園には闇の部分があるのかもしれませんね。

　あくる日、学校へ行くと、怖そうな青年に響也と2人で絡まれてしまいました！

　あれ？　なんだろう、このデジャブ感。以前にもどこかで……？

　七海にその場をなんとか収めてもらい、彼が氷渡という名前だと教えてもらいました。チェロ奏者だそうです。よく文章を読んでいなかったのか、フルネームをど忘れしたので、△を押してメニューの情報から、重要人物情報を参照します。なるほど、貴史という名前だったのですね！　その顔、覚えたぞ!!（笑）

　ここで氷渡を「アンサンブルに誘いたい」を選択すると、響也との親密度がマイナス10に!?　え、親密度って下がるの!?　しかし、氷渡との親密度はプラス5されました。氷渡を攻略するなら、このままでもアリですね。もし響也と恋したいなら、選択肢の前に戻ってやり直すのがベターでしょう！

どうした響也!?

　とりあえず今回は、そのままで進行。横浜天音学園の氷山・冥加玲士と恋に落ちるためには、よそ見などしていられません！　函館天音学園との演奏会までに、コツコツとパラ上げするのみです。そして、冥加に積極的に話しかけるように主人公をアシストせねば!!　しかし、これがなかなか難しい……。

　普通に話しかけても、冷たくあしらわれるし、練習には誘えないし……。凍てつく冥加のハートは、なかなか溶けません。それでも諦めませんよ!!　乙女ゲーの主人公は、諦めたらそこで試合終了なのです！

▲取りつく島もない感じです。

▲にらみ返しても大丈夫でしょうか？

▲努力の甲斐あって、ついに……!!

　おお……!!　何度か繰り返していくうちに、親密度がアップしてきました。やっぱり、くじけない心は大切ですね♪　あと冥加は、コンビニで差し入れを買ってプレゼントすると、律儀にお返しをくれるのです。いつも態度に変化はありませんが、確実に親密度は上がっている手応えを感じます。

　さらに進めていくと、とある美少女と知り合いに。美少女の正体は、なんと冥加の妹・枝織！　街で何度か会ううちに、素性も知らないのに仲良くなっていたのでした。もしかしたら、この少女は恋のキューピット様なのでは……!?

　さて、演奏会まで日数は残りわずか。函館天音学園の生徒も校内で目撃するようになりました。彼らの名前はソラとトーノ。それぞれ、フルートとチェロの奏者をしているそうです。ちょっと浮世離れした雰囲気を持つ子たちだなあ……。

　ちなみに、大会でのアンサンブルの仲間は、響也、七海、天宮、主人公の4人です。『コルダ3』と同様、街中で演奏したりするのですが、そこで思わぬ出来事が!!　ゲームセンターが、今日だけなんでも100円!?　すごい！　なんだか、響也も七海も生き生きとしていますね。こういう男の子たちの表情、グッときちゃいます！

　また、おなじ横浜にいる響也の兄・如月律と話す場面も。相変わらず兄弟はバチバチしていますが、殺伐とした学校生活の中では、ちょっとホッとする一コマでした。

　さらに校内では、ただならぬ雰囲気の紳士に遭遇。屋上庭園の手入れをしているそうですが、とてもそんな風には見えません！　『コルダ3』でも、チラッとお見かけしましたし……。彼の名前は“アレクセイ”。

　お話の流れで、響也にアレクセイを紹介しました。すると……。

　なんだか不穏な雰囲気。響也が無事だといいのですが……。

　そしていよいよ、函館天音学園との演奏会。難易度は、その時のテンションで“難しい”を選んでしまいました。いざ、参ります!!

　――響也あああああああ!!　どうしたんだああああああ!!

　ボタンがうまく押せないとか、マエストロフィールドとか、たくさん思ったことはあったはずなのに、すべてが吹っ飛びましたよ……。

　今まで一緒にがんばってきた響也。主人公とともに時間を歩んできた響也が、明らかにおかしい。まさか、退学!?　これは、主人公が心細いに違いありません。なんとかしなければ……。しかし、響也は天音学園を去っていきました。

　懸命に親密度を上げようと思っても、冷ややかな態度を貫く冥加に、ちょっと心が折れかかったことがありました。そんな時に、いつも隣にいてくれた響也。響也の優しさが身に染みてわかってきた今、彼を失うの!?

　響也を失った悲しみが深い……。主人公と、いつも一緒だったのに!!　とても辛いです……！　でも、悲しんでばかりはいられません。つぎは地方大会に向けて練習しなければ。こういうところが、ちょっと学生時代のリアルと重なっているような気がします。ショックなことがあっても、テストは待ってくれない……みたいな感じですよね。

ほかの男子とも急接近！

　喪失感を抱えたまま、物語を進めます。今度の大会は、冥加も参戦するようです。課題曲は「悲しみの三重奏」。響也がいないせいで、この悲しみはもっと幾重にもなっている感じです。

　ここまでくると、冥加は安定の“魔王感”がありますね。いつか、眠っていた第二の“優しい王子様の人格”が目覚めるパターンだったり……？　しませんね（笑）。零度ではなく、糖度をください!!

　大会の説明会のあと、律に呼び出されました。そう、大会より気になる響也の行方。なんと、律に保護されていたんですね。ちょっと安心しました。それにしても律が冥加と話したいとは、これいかに？

　その後、天音学園へ単身で乗り込んできた律。そして……。

　お兄ちゃん!!　これは感動した!!　自分の弟の実力を信じているのですね。もちろん私も、信じていますよ！　これ以降は、もう響也と練習をすることも、授業後に会話することもないのかな……？　主人公にとって、これは新たな試練です。しかも……。

　響也を思い出しているし!!　これは淋しい。でもみなさん、ご安心を！　天音学園の男子たちが主人公へ急接近するシーンが増えていきますよ。

　おお……!!　主人公を“モブ女”呼ばわりなのに、氷渡は意外に優しいじゃないですか！　ときどきデレることもあるようです。これは、いいものを見ました☆　そういえば……響也を失った悲しみを、なんとかしたいのもありますが、最初のターゲットを忘れてはいませんか!?

　そう、魔王・冥加玲士を倒す!!　……ではなくて、攻略するんですよ！　恋するんですよ、恋。気持ちを切り替えながら、ていねいにお話を進めていくと……。

　冥加の壁ドンシーンも!!　さらにさらに……。

　水もしたたる良い冥加!!　髪の毛をアップにしていないと、いつもと違う雰囲気です！　こうしてさまざまな思い出が、少しずつ紡がれていきました。

『コルダ3 AnotherSky』は、まだまだ続く!!

　「でもこれ、まだ半分も来てないんじゃね？」

　そう、気づいてしまった私です。レポートは終盤に差し掛かっているのに、またまた主人公のハッピーエンドを見届けていない現状。しかも、まだ先は長そうです。中堅乙女ゲーマーとして、再び不甲斐ない結果となってしまいました。でも、ゲーム機を操作しながらでも『コルダ3 AnotherSky』のおもしろさをお伝えしなければ!!

　とりあえず、現在の感情をひと言で表すと「響也が気になる」です！

　それもあるんですが、客観的なお話をしなければなりませんね！　可能であれば『コルダ3』の結末を、ある程度見届けてから『コルダ3 AnotherSky』をプレイしたほうがより物語を楽しめると思います。

　そして、ほかの学校の生徒たちも攻略したくなります！　たとえば『コルダ3』で榊先輩を攻略していた時に気になった、神南高校の土岐蓬生。神南高校では、とってもブリリアントな体験ができそうな予感がします。

　さらに、至誠館高校。オープニングだけ確認しましたが、スポ根に近い香りがします！　オーケストラではなく吹奏楽部で、どこまでヴァイオリンが太刀打ちできるのか、ワクワクする感じでした♪　仙台の街並みが美しいのも特徴ですね☆

　オープニングで選びそうになった函館天音学園は、全部クリアしてから挑まないと、ネタバレ感満載な雰囲気が漂っていました！　全部やりきってから、早くプレイしたいです♪

　これだけたくさんの男子、たくさんの学校、さらに過去のトレジャーBOX特典だったドラマCD＋キャストトークまで収録したスーパーハイボリュームな『コルダ3 AnotherSky』。私と同じように、まだプレイしたことがない絶滅危惧種乙女ゲーマーの方も、いままでの作品をコンプリートしている方も、ぜひ「コルダ」の世界に染まっていただきたいなと、思います。

　いまから、まだまだ私はプレイを続けて行きます！　ここまで、プレイレポをお読みいただきありがとうございました。

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応募条件は
1：電撃Girl'sStyleの公式Twitterアカウント をフォロー
2：下記のアンケートフォームに必要事項を記入

　応募の締め切りは、2018年10月15日23：59です。たくさんのご応募お待ちしております！

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イラスト／呉由姫 (C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.