2018年9月13日(木)
『閃の軌跡IV』帝国の異変に対して動き出すリベールとクロスベルの英雄たち。応援企画第8弾【電撃PS】
『閃の軌跡』シリーズ最新作というだけでなく、『空の軌跡』から続くこれまでの『軌跡』シリーズのすべての一区切りとなる『英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』。この注目作を大プッシュする、電撃PSによる応援企画も今回で第8回目となりました!
今回は『空の軌跡』シリーズの舞台であるリベール王国のキャラクターと、『零の軌跡』『碧の軌跡』の舞台である、現在ではエレボニア帝国の支配下に置かれたクロスベル州のキャラクターを紹介。彼らがエレボニア帝国で異変が起きる前後に、何をしていたかにも触れていきます。
前回に引き続き、過去の電撃PSで掲載された、日本ファルコム・近藤季洋社長による各キャラクターへのコメントも同時掲載。こちらも合わせて読めば、キャラクターたちのことがより深くわかるはず!!
『閃の軌跡IV』応援企画第1~6弾
⇒『閃の軌跡IV』応援企画第1弾(『空の軌跡』3部作の見どころをチェック)の記事はこちら
⇒『閃の軌跡IV』応援企画第2弾(クロスベルの物語をチェック)の記事はこちら
⇒『閃の軌跡IV』応援企画第3弾(『閃I~III』を総まとめ)の記事はこちら
⇒『閃の軌跡IV』応援企画第4弾(日本ファルコム社長インタビュー)の記事はこちら
リベール王国勢
エレボニア帝国の南方にあるリベール王国。かつてこの国を襲った危機に立ち向かい、みごと解決に導いた若き英雄たちが混迷を極める帝国にやって来る!
《剣聖》の娘にしてリベールを救った遊撃士
エステル・ブライト |
---|
CV:神田朱未 |
王国軍総司令官・カシウス中将を父に持つ、リベール王国出身の正遊撃士。16歳という若さで正遊撃士の資格を取得し、王国軍情報部のクーデター、《リベールの異変》など数々の危機を仲間とともに乗り越えてきた。その後、《リベールの異変》で出会った結社《身喰らう蛇》の少女・レンを家族として迎え入れ、故郷で遊撃士としての活動を続けていた。帝国の不穏な噂が西ゼムリア全土に広まっていくなか、その真相を確かめるためヨシュア、レンと行動を起こすことになる。
血のつながりはなくとも、家族同然の3人。エステルを中心に帝国の異変に挑む!
近藤社長コメント
けっこう早い段階で、エステルはみなさんの目の前に現れると思います。バックボーンとしましては、前作までは帝国の情報局に警戒されていて、彼女は入国できませんでした。
そうしたなか、帝国に行っているティータからの消息も途絶えてしまうんです。それでエステルとヨシュアは何が起きたのかを帝国の外から調べつつも、ずっと潜入の機会をうかがっていました。
もちろんオリビエたちのことも心配でしょうし、そういったことから彼女たちが帝国に乗り込んでくることになります。
かつて結社の《執行者》だったエステルのパートナー
ヨシュア・ブライト |
---|
CV:斎賀みつき |
エステルのパートナー兼恋人で、エレボニア帝国ハーメル村出身の正遊撃士。“ハーメルの遺児”の1人であり、かつては結社《身喰らう蛇(ウロボロス)》の執行者No.XIII《漆黒の牙》として暗殺・諜報活動を行っていた。だが、カシウスたちとの出会いを機に彼の養子となり、エステルと遊撃士の道を歩むことに。《リベールの異変》や旧クロスベル自治州での教団事件の解決に尽力したあと、レンを見守りつつ、王国内で遊撃士の活動を続けていた。
冷静沈着で判断力もあるヨシュア。“ハーメルの遺児”として、彼が務める役割は大きくなりそう。
近藤社長コメント
ヨシュアはエステルと一緒に動いていますので、ともに友人たちの安否を確かめるために行動していきます。
それと同時に、彼は遊撃士でもありますよね。遊撃士協会から、帝国の状況を調査してほしいという依頼がきていますので、そちらも行っていくことになります。
ヨシュアはある程度、帝国の地理には詳しいですし、ゆかりの場所や、ゆかりの人もいて。そういったなかで進んでいくお話にも期待していただければと思います。
相変わらず冷静で、いつものようにエステルをサポートする安定のやり取りも見られますよ。
エステルたちの家族となった元《執行者》の天才少女
レン・ブライト |
---|
CV:悠木 碧 |
リベール王国の名門・ジェニス王立学園の女学生で、執行者No.XV《殲滅天使》として活動していた過去を持つ天才少女。旧クロスベル自治州での教団事件解決後、エステルの想いを受ける形でブライト家の養女に。ジェニス入学後は、その才能を活かしてギルドの手伝いや、王国での導力ネット試験導入に協力。しかし、帝都での異変を機に音信不通となってしまったティータの安否を確かめるため、帝国へ向かうことを決意する。
愛用の大鎌を手に、《VII組》と合流。知略だけでなく戦闘面でもリィンたちを助ける。
近藤社長コメント
エステルとヨシュアが帝国に入るのと同じくらいの時期に、レンはクロスベルのほうに入ります。
レンのデザインですが、もうゴスロリは年齢的にないだろう、という意見がでまして(笑)。でも完全になくしてしまうと“レンらしさ”が失われてしまいますので、少し残しつつ、年齢相応のデザインになりました。
今回のレンは、かなり頼れる味方になっています。レンがいなかったら、ある場所に《VII組》メンバーはたどり着けなかったのでは? と思えるシーンがありまして。たどり着けたかもしれませんが、もっと時間がかかったような。そういった場面でも活躍してくれます。
レンが素直に協力してくれる様子は、『空』のイメージがあるので逆に違和感を感じてしまったりして(笑)。クロスベルでは、彼女の肉親との関係のあるクエストもあり、成長したレンの対応も見どころの1つです。
名うての女遊撃士にしてエステルたちの姉貴分
シェラザード・ハーヴェイ |
---|
CV:塩山由佳 |
《銀閃》の異名で知られる、褐色の肌が特徴的なA級遊撃士。遊撃士時代のカシウスの弟子で、エステルにとっては姉のような存在。《リベールの異変》で出会ったオリヴァルト皇子と意気投合し、その後も個人的なつながりを持ち続けた。帝国内の調査のため、アガットとともに帝国入り。独自に活動していたところ、オリヴァルトの乗るカレイジャス号の爆散を目撃してしまう。
シェラザードといえば酒豪として有名。酒に強いサラでも彼女のペースに追いつけない。
近藤社長コメント
『空の軌跡』をプレイしてくださった方は彼女とオリビエの関係性を覚えていらっしゃると思いますが、2人は再会の約束をしていて……。ただ、『III』の終盤でオリビエが搭乗していたカレイジャスが爆破されて、彼は消息不明になってしまいます。
そんななかで、シェラザード自身はじっとしていられないのではないんでしょうか。そういうこともあってか、シェラザードは、エステルやヨシュアとは別々に行動しているようです。
『III』の段階で、シェラザードはすでに帝国で活動している話は出ていますが、彼女は独自で動いています。『IV』では、彼女がどこにいるのか? 何を調べているのか? ということは伏せられた感じで始まりますね。
口元だけが映って、誰かと無線で話していたり、後ろ姿だったり、けっこう思わせぶりな登場の仕方をします(笑)。
元・S級遊撃士にしてリベール王国軍の重鎮
カシウス・ブライト |
---|
CV:岸野幸正 |
14年前の《百日戦役》で帝国軍を打ち破った稀代の戦略家にして、リベール王国軍の中将。《八葉一刀流》の開祖、ユン・カーファイに師事した1人であり、《剣聖》の異名でも広く知られている。《百日戦役》で妻を亡くしたことがきっかけで軍を退役し、その後はS級遊撃士として大陸各地で目覚ましい活躍を見せる。リベールのクーデター事件などを機に、王国軍へ復帰した。
同門のリィンと剣を交えるカシウス。《剣聖》の剣は、リィンに何を伝えるだろうか?
近藤社長コメント
帝国が周りの国を巻き込みながら世界大戦を起こそうとしているわけですが、カシウスも動いていないわけがないですよね。そのへんの動向というのは、かなりダイナミックに描かれます。
ちなみに、最強の人々が全員そろうという場面はないかもしれませんが、カシウスやアリオスといった高名な人々の話は、会話などでけっこう出てきます。
王国の未来を担う次期女王候補
クローディア・フォン・アウスレーゼ |
---|
CV:皆口裕子 |
かつて《空の至宝》を司ったアウスレーゼ家の末裔にして、リベール王国の次期女王。身分を隠していた学生時代にエステルと出会い、仲間の1人として《リベールの異変》解決に貢献した。その過程で己の進むべき道を見定め、次期女王として生きることを決意する。帝国の不穏な動きに対して、クローディアは女王名代として自ら行動を起こし始めるが……?
人の上に立つべき立場にある者同士、アルフィン皇女とはどんな言葉を交わすのだろう。
近藤社長コメント
クローゼは、『碧の軌跡』でレクターと王立学園のメンバーと同窓会を開こうという約束をしていますよね。こういうものも、本作への伏線の1つとなっています。
レクターはいっちゃうところまでいっちゃっていて、俺にはもうその資格はないと思っているかもしれませんが、それに対してほかのメンバーがどう働きかけるのか?
『閃IV』では回収されない伏線はありません! と胸を張って言えますので、その点もご期待ください。
【CHECK】消息が不明な2人のリベール王国出身者はどこに?
ティータ・ラッセル |
---|
CV:今野宏美 |
アガット・クロスナー |
---|
CV:近藤孝行 |
かつて結社《身喰らう蛇》の計画により、危機に陥ったリベール王国。その際に、エステルたちに協力した2人の人物が、彼女たちに先立ちエレボニア帝国に入国している。
1人はティータ・ラッセル。トールズ士官学院・第II分校の生徒で、前作のラストで描かれた《黒キ星杯》戦では他の分校生とともに戦った。
そしてもう1人は、アガット・クロスナー(イラスト右)。A級遊撃士で、ティータの様子を確かめるため、そしてハーメル村のことを調べるために帝国に訪れていた。ティータと同じく、彼もまたリィンたちの協力者として、《黒キ星杯》での戦いに参加。
2人は、その戦いの後、消息不明となってしまう。彼らはどこにいるのか? また、エステルたちとの再会にも注目したい。
【クロスベル警察《特務支援課》】
クロスベルで起こるさまざまな難事件を解決した《特務支援課》。そのメンバーが再び集結し、帝国からクロスベルを解放するために戦う!
クロスベル解放を目指す《特務支援課》リーダー
ロイド・バニングス |
---|
CV:柿原徹也 |
《特務支援課》所属の捜査官。正義感あふれる熱い心と、どんな“壁”にも立ち向かっていく不屈の魂を持ち、仲間とともに数々の難事件を解決へと導いた。クロスベル占領後は帝国への抵抗活動を継続。『閃Ⅲ』では自分たちを助けてくれたリィンたちに無言のエールを送った。
捜査官として、頼れるリーダーとして大きく成長した印象のロイド。鋭さも増している。
近藤社長コメント
『閃の軌跡』シリーズ終幕に向けて、《特務支援課》リーダー・捜査官ロイドがいよいよ本作で動き出します。『閃の軌跡II』以来、久々にプレイヤーキャラとして登場するので、バトルでの活躍にもご期待ください。
本作では新旧《VII組》メンバーとは別軸で、サブエピソード的にロイドたちクロスベル勢の動きも描かれていくことになります。ロイドの活躍が『閃の軌跡IV』の物語にどのような影響を与えていくか、といった点も注目ポイントの1つです。
もちろん、「これぞロイド・バニングス!」となるような見せ場も用意されています。ちなみに、画面写真で「一発殴りたい」と誰かをにらみつけているものがありますが、これはロイド個人の感情だけでなく、クロスベル育ちの人間としての意志を“あの人物”にぶつけているのかもしれませんね。
帝国がカルバード共和国との全面戦争へと突き進んでいくなか、クロスベル州は軍備の集積地として本作で再びスポットが当たることになります。
その中で語られていく、ロイドたち《特務支援課》の活躍にもご期待ください。前作でバラバラになっていったメンバーが、どのような形で集結するのかも見どころの1つですね。
クロスベルの現代表の孫娘である《特務支援課》リーダー補佐
エリィ・マクダエル |
---|
CV:遠藤 綾 |
クロスベル議長ヘンリー・マクダエルの孫。幼いころからの各国への留学で培った、幅広い知識と優れた交渉センスで《特務支援課》の活動を支えた。クロスベル占領後は帝国の要人やRFグループのアリサとも接触を図るなど、政治・経済の観点からクロスベル解放の道を模索。
“彼”とはリィンのこと? 旧《VII組》の誰かと情報交換をしていた雰囲気だ。
近藤社長コメント
『碧の軌跡』以来、7年ぶりの再登場となるエリィ。彼女は《支援課》のリーダー補佐として、ロイドやキーアとともに動いていくことになります。
じつは、これまでもファンの方から、「エリィさんを出してほしい!」という声をたくさんいただいていたんですね。『閃の軌跡』シリーズのラストを飾る本作にて、満を持しての登場という形になります。
一見、『碧の軌跡』の頃と同じ衣装に見えますが、胸のネクタイなど、再登場にあたって細かなリファインをしています。その違いにも、注目してみてください。
なお、画面写真でエリィがリィンについて言及していますが、前作ではクロスベルでの事件のあと、アリサがエリィと会う話をしていたんですね。そのときに、リィンや《VII組》に関する情報を得たのかもしれません。
ちなみに、エリィの母親が帝国にいることは明かされていますが、本作ではさらに一歩踏み込んだ、意外な(?)情報を知ることができるかもしれません。
エプスタイン財団所属の若き研究主任
ティオ・プラトー |
---|
CV:水橋かおり |
元《特務支援課》メンバーで、エプスタイン財団・クロスベル支部の研究主任。帝国情報局の監視を受けながらもクロスベル解放に向けて水面下での動きを見せていた。
『閃の軌跡III』ではゲストだったため、Sクラフトは使うことができなかった。本作ではSクラフトが使用可能に!?
近藤社長コメント
エプスタイン財団・クロスベル支部の研究主任として《第II分校》に協力していたティオですが、『閃の軌跡III』で災厄が発動して以降、消息不明となっているらしく、帝国内にいたランディでさえ足取りをつかめていません。
じつは、前作プレイヤーの方でも予測できないような場所におり、さらに、意外な人物と行動をともにしているのですが……。本作のティオがどういった立場で、どのように物語にかかわっていくかはぜひゲーム本編でお確かめください。
戦闘面での彼女の役割は伏せさせていただきますが、ティオの台詞から本作での彼女の活躍を想像してみてください。あの大技で暴れまわる彼女を見られるかもしれませんよ。
《赤い星座》元団長の息子にして《特務支援課》の兄貴分
ランディ・オルランド |
---|
CV:三木眞一郎 |
もとは大陸最強クラスの猟兵団《赤い星座》の猟兵。のちに《特務支援課》に入り、ロイドたちと数々の難事件に挑んだ。クロスベル占領後、ルーファス総督の策謀により《第II分校》へ出向。そこで出会ったリィンらと友情を育みながら、クロスベル解放への道を模索し続けていた。
“赤い死神”として恐れられていたころに彼が愛用していた銃“ベルゼルガ―”。バトルでは、愛用の武器を持ち出して戦うシーンも。
近藤社長コメント
前作で教官だったランディですが、本作で待望のプレイヤーキャラに! スタンハルバードによるパワフルな戦闘スタイルで、メインアタッカーとして活躍してくれるでしょう。
とくに序盤では《第II分校》の教官として動いていくことになるので、リィンを失った新《VII組》メンバーには頼もしい存在になるでしょうね。猟兵時代の愛用武器“ベルゼルガー”を手にしている画面写真もありますが、どういったシチュエーションかは秘密にしておきます。
彼は今回、《支援課》の1人としても活躍していきます。そのなかで、シャーリィやルトガーなど、深いかかわりを持つ人物にもスポットが当てられます。ここも注目してください。
《至宝》として創られたホムンクルスの少女
キーア・バニングス |
---|
CV:釘宮理恵 |
ある事件で保護されて以来《特務支援課》の家族のような存在になった少女。正体は《幻の至宝》復活のために造られた人造人間。《零の至宝》の力を得たが現在は失っている。
クロスベルの地下のジオフロントでの1シーン。《至宝》の力はなくとも、人知を越えた知識は持っているようだ。
近藤社長コメント
『碧の軌跡』で起こった出来事によって“零の至宝”としての力を失ったキーアですが、その後、クロスベルで彼女がどのような状況にあるかが、本作の物語を通じて明らかになります。
帝国の物語を左右する重要人物として、“ある人物”と行動をともにすることになるようです。年齢も上がって、少しだけ成長したキーアの言動や、相変わらず彼女に対して激甘な《支援課》メンバーとの懐かしいやり取りにもご期待ください。
“至宝”としての力は失いましたが、キーアは“因果”の流れを可視化するという資質があるらしく……。その能力が、ロイドたちにとっても大きな力となるかもしれません。帝国政府がキーアをマークし続けているのは、この特異な資質に気づいている可能性もありますね。
次回はリィンたちの前に立ちはだかる敵、《鉄血宰相》ことギリアス・オズボーンの陣営に所属する者たちと、『軌跡』シリーズを通して暗躍を続ける秘密結社《身喰らう蛇》の構成員を紹介する予定です。この強大な相手にリィンたちはどう立ち向かうのか? そのあたりについて知るためにも、ぜひチェックしてください。
(C)2018 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved. (C)2017 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.
データ