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2018年9月21日(金)

『SEKIRO』体験版をちょっぴり攻略。TGSで試遊を満喫&Tシャツをゲットしたい方に【電撃PS】

文:電撃PlayStation

 東京ゲームショウのPlayStationブースでついに日本初プレイアブルとなる『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE(セキロ シャドウズ ダイ トゥワイス)』。会場でプレイした方には先着順でステッカーがもらえるほか、ボスを撃破した方はTシャツがもらえます。

『SEKIRO』
▲TGSで初のお披露目となった新バージョンの破戒僧。巨大な体躯と決めポーズは圧巻で、彼女(!)の隣で写真も撮れます。

 しかし、本作はフロム・ソフトウェアが手がける新作アクション・アドベンチャーだけあり、今回も折り紙付きの高難度。もう少し言うならば、難しさの“質”が過去作のどれとも違うように感じました。また、15分の試遊時間ではとても遊びきれないほどの複雑な立体マップに多数の強敵が待ち受ける、非常にボリュームある構成となっています。

 そこで、ここではTシャツを入手したい方、あるいは「15分の貴重な試遊時間を1秒でも無駄にしたくない!」という方に向けて、初見プレイの楽しみを根こそぎ奪ってしまわない程度に、基本的な操作周りやゲームデザインについて、簡単に解説を行います。

 ちなみに筆者はgamescom、東京ゲームショウと『SEKIRO』をプレイしましたが、死にまくりました。この死がみなさんのお役に立つことを祈ります。というわけで、これ以降はゲームの概要に触れていきます。1度限りの初見プレイを、まったく事前情報を見ずに挑むのも楽しみ方のひとつ。これ以降、本記事を読むかどうか、ご検討ください。

 ではまず、本作を満喫する上で意識したいことを下記にまとめました。

『SEKIRO』体験版を満喫するコツ

■ジャンプ操作に慣れる
■周囲をよく見る
■敵の撃破は“忍殺”を意識
■敵の攻撃にはガード・ステップ・ジャンプの3種類で対処
■戦闘は長期戦を楽しむ
■いろいろなことを試してみる
■ここぞという時はアイテムに頼る
■戦闘を避けて先に進むのもアリ

 では、ひとつひとつ解説していきます。

ジャンプ操作に慣れる

 『ソウルズボーン』系ゲームを遊んでいる方ほどやってしまうのではないかと思われるのが、ジャンプの暴発。本作では×ボタンがジャンプに割り振られており、筆者はステップで回避しようとして華麗にジャンプし、敵の攻撃を受けて死亡、ということを何回も繰り返しました。ステップは○ボタン。これ、重要です。

周囲をよく見る

 今作では壁にぶら下がったりジャンプで崖を越えたりと、行動の自由度は非常に高くなっています。中でも大きなポイントは鉤縄アクション。ビュンビュンとフィールドを縦横無尽に高速移動できる爽快感が味わえます。鉤縄を引っ掛けられるところは特別なアイコンが出ますので、見落とさないようにしましょう。

『SEKIRO』

 また、高所に登ると敵の配置がわかりやすいです。どこに敵がいるのか、どこからどの順で敵を攻撃するかといった、ルート構築も本作の魅力。周囲を見渡してから行動に移すと良いでしょう。

敵の撃破は“忍殺”を意識

 本作は中ボスクラス以上の敵はHPが高めで、単に攻撃していてもなかなか倒せません。そこで意識したいのが“忍殺”。本作において“忍殺”とはいわゆるステルスキルを指す場合と、体幹を削りきった時に発動できる必殺の一撃、両方を意味します。

『SEKIRO』

 本作の戦闘は、HPを削ることよりも体幹を削ることを意識し、忍殺を狙っていくことがキモとなっています。体幹は自分が攻撃を当てることでも削れますが、敵の攻撃を“弾く”(※相手の攻撃にあわせてタイミングよくガードすること)でも削れます。

 つまり、本作における“弾き”とは『ダークソウル』でいう“パリィ”に近いイメージのものですが、パリィよりもスキが小さく、また一発決めたからといって敵がひるむわけでもなく、即大ダメージにも繋がりません。そして、“弾き”に失敗しても通常のガードになるだけなので、こちらの体幹が削れるだけでHPは削れないのも特徴です。受付時間も比較的長めに設定されているように感じました。

 体幹は時間経過で少しずつ回復します。そのため予備動作をよく見てどんどん“弾き”にチャレンジし、スキを突いて攻撃も当てていき、とにかく体幹を削り忍殺を決める。防御を通じても攻め続けられる“徹底した攻めのゲームデザイン”は本作の大きな特徴であり魅力と言えるでしょう。

 とはいえ、初見の敵の攻撃をいきなり弾いたり、スキを突いて攻撃していくのはなかなか難しいこと。そして、本作のゲームテンポは主人公が忍びであることもあいまってか、過去作と比べて高速化されています。慣れない間はステップで敵の攻撃を避けることに徹した方がよいかもしれません。

敵の攻撃にはガード・ステップ・ジャンプの3種類で対処

 本作における敵の攻撃の対処方法は、大きくガード、ステップ、ジャンプの3種類の方法があります。ガードはさきほど説明した通り、タイミングよくガードすることで“弾き”に変化。攻撃を弾くことで、敵の体幹を削ることができます。たとえば敵が連続攻撃する場合は、すべて弾けば体幹を一気に削れます。

 ただ、“危”のアイコンが出たときは要注意。ガードできない攻撃である可能性が高く、回避に専念したほうがよいでしょう。とはいえPVにある侍大将の突き攻撃のように“危”のアイコンが出たときも、何らかの方法で攻撃をいなしつつ反撃に転じることができる場合もあるようですが……。

『SEKIRO』

 ステップは主に出の早い刺突攻撃などに有効。敵の攻撃を躱しながら懐に飛び込めるので、反撃に繋げやすいです。ジャンプはこちらの足元を狙うなぎ払い攻撃などに対して有効で、敵との距離が空くこともないため、すぐに攻撃に転じることができます。

 ただ、いきなり3つの対処方法を使いこなすのは難しいかもしれません。筆者の場合はガードを主体に“危”のアイコンが出たときはステップで回避する、というスタンスで、そこそこ戦うことができました。

戦闘は長期戦を楽しむ

 これは筆者が『ソウルズボーン』経験者だからこそ陥ったパターンですが、本作における中ボスクラス以上の敵は、忍殺を1回決めただけでは倒せないときもあります。そのため、慣れるまでフロム・ソフトウェアの過去作と比較すると一戦が長く感じるかもしれません。なおかつゲームテンポも速いので、おそらく非常に密度の濃い戦闘だと感じるでしょう。

 それが最初は焦りに繋がるかもしれません。限られた試遊時間ではありますがしかし、コツコツ攻撃し、相手の攻撃を弾き続けましょう。それが勝利への道筋のひとつです。慣れればきっと「密度の濃い死闘が長時間楽しめる! ヤッター!」と思えるようになる! ……ハズ。

いろいろなことを試してみる

 さきほど、長期戦を覚悟することを勝利への道筋のひとつと書きましたが、本作の勝利への道筋は、相手によってはひとつだけではありません。相手の得物自体が攻略のカギになることもあります。

 たとえば、すでに宮崎氏がインタビューで語っているように、木の大盾を持った敵に対しては義手忍具の斧で大盾をかち割るのが有効です。体験版だけでも、多くの種類の敵が登場しますので「これが効くのでは?」といろいろ試してみるのもおもしろいでしょう。

 正面切ってのガチンコファイトもアツいですが、強敵との戦いこそ、周辺の環境や相手そのものをよく見て、自分が有利に立ち回れるように考えてみてもよいかもしれません。それも本作ならではの楽しみ方です。

『SEKIRO』

 ちなみに今回使える義手忍具は、手裏剣、火炎放射、斧の3種類。ジャンプ中に使用したり、使用直後に攻撃したりすると、特殊モーションになることもあります。余裕があれば試してみてください。

 なお、義手忍具の使用にはそれぞれ決められた量の“白形代”を必要とします。白形代は雑魚を倒すとドロップするので、道中あまり不足を感じることはありませんが、ボス戦だけ何回もリトライしていると、なくなってしまう可能性があります。筆者の場合はなくなりました。

ここぞという時はアイテムに頼る

 主人公は回復アイテムのほかに、守備力が上昇する飴を最初から所持しています。この飴の効果は絶大で、ボス戦でかならず役に立つはず。ただ、回復アイテムはチェックポイントで休息すれば使用回数も上限まで回復しますが、飴はチェックポイントで休息しても補充されません。ご使用は計画的に。

 またこのほか、プレイによってはアイテムが複数種、入手できるようです。これらのアイテムも使いどころが重要なようで、お試しでザコに使うと後悔するかも……。アイテムテキストを読めば、それぞれの使い方はなんとなくわかるハズです。

戦闘を避けて先に進むのもアリ

 どうしても道中の敵が倒せない。そんなときは目標達成のみを狙い、敵をすべて無視してボスまで進むのも忍びのやり方。「雑魚を倒せずしてボスを倒せるか!」という声が聞こえてきそうですが、限られた時間では雑魚戦でゲームに慣れるより、ボスの攻撃を覚えながらゲームに慣れたほうが、きっとクリア率は高くなります! たぶん、おそらく……。

 敵に気付かれても、○ボタン長押しでダッシュすれば敵は引き離せますし、鉤縄で高所に逃げれば敵は追ってこれません。ただし弓を持った敵は攻撃してくるので、長くその場に留まるのが危険なときもあります。

 なお先に進んで小さな廃寺に行き着いたら、一度張り紙を読むことをオススメします。まぁ、どこに進もうと文字通り死ぬほど強い強敵が待ち受けているので、その点はある意味、安心安定の心折設計ですけどね!

 以上、簡単な『SEKIRO』の攻略メモでした。ぜひ、体験版プレイをより有意義なものとしてください!

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