田丸篤志さんと野島健児さんが殺し屋たちに迫る!? 『殺スト』発売記念イベントをレポート
ブロッコリー制作によるPS Vita専用ソフト『殺し屋とストロベリー』。その発売を記念し、9月8日アニメイト池袋本店にて『殺し屋とストロベリー』発売記念イベントが行われました。
登壇したのは、ツキミ役の田丸篤志さんとクラマ役の野島健児さん。人間味溢れる殺し屋たちに2人からツッコミが入る場面も多々あったイベントの内容を、レポートにてお届けします!
『殺し屋とストロベリー』とは?
捕われていた施設から運び出された声が出せない主人公・イチゴと、裏社会に生きる青年たちの恋模様を描いたサスペンス作品。殺し屋、闇医者、武器商人、ボディーガードなど、クセ者ぞろいの攻略キャラクターと、人気イラストレーター・カズキヨネ氏が手がける美麗ビジュアルで話題となっています。
▲ツキミ(声優:田丸篤志)。裏稼業を営む人々が集まる“喫茶 月影”のマスターで、自身も殺し屋。物腰柔らかく穏やかな性格をしています。その一方、主人公にフリフリのメイド服を着せたがるなど少女趣味な一面も!? |
▲クラマ(声優:野島健児)。“喫茶 月影”の店舗裏で開業している闇医者。偏屈で合理主義なところがある変人ですが、その腕前は超一流。ただし、仕事がないときは趣味のミニチュア作りに没頭し、診察室に引きこもり気味です。 |
気になる部分がたくさん!キャラクターの印象をトーク!
司会者に呼び込まれ、田丸さんと野島さんが登場! ……したのですが、なんと野島さんはクラマ先生ばりの白衣姿!! しかも用意されていたものではなく私物だそうで、「現場ではいつもこの格好です」(野島)、「そういうこと言ってると何人か信じちゃいますよ!」(田丸)というやりとりも(笑)。そんなお2人を迎え、トークコーナースタートです。
1つ目のトークテーマは、“担当キャラについての印象と演じてみての感想”。田丸さんはツキミのことを、最初は優しいお兄さんというイメージで演じられていたとのこと。しかしストーリーが進むと、ヌケていたりセンスがズレていたりする部分が出てきて、とてもおもしろい人だったと話します。
イチゴのために買ったウェイトレス服をフリフリに作り変えたり、小売店特典ドラマCDで“爆弾風味のゼリー”を作ったりと、見た目ちゃんとしているのにどこかズレているツキミ。その反面、殺し屋としてきっちり仕事をこなすそのギャップが、田丸さんも演じていて楽しかったようです。
野島さんはクラマの第一印象について“かなりクセが強い”と感じられたそう。テスト段階では古びた街の診療所にいるちょっと陰湿なお医者さんをイメージして演じたものの方向性が違ったようで、イメージのすり合わせに苦労したというお話をされていました。
続いては、初回限定版に付属された小冊子“喫茶 月影報告ファイル”を見ながらキャラにツッコんでいく、というコーナー。そしてここでは、白衣のポケットからMy小冊子を取り出す野島さん(笑)。準備万端ですね!
殺し屋たちの秘密情報がいろいろと載っているこちらの小冊子。しかし血液型や誕生日など、個人を特定できる情報はいっさい伏せられています。彼らの名前も通称であるため、本名は何なのか……と、キャストのお2人も妄想を膨らませていました。
キャラクターたちのある日のスケジュールを記したページでは、趣味のミニチュア作りばかりしているクラマに、「働いている様子がない!」と田丸さんがツッコむ場面も。野島さんが、「内面はすごく優しくてピュアなんだよ」とフォローしていました(笑)。
料理の話題で盛り上がりつつ、コラボドリンクを試飲! トーク後半戦
物語の舞台が喫茶店ということで、たくさんの料理やスイーツが登場する本作。“登場した料理で食べてみたいのは?”という話題では、「ノインに言われて作った鮭茶漬け」とごはんものを挙げた田丸さん。
対して野島さんは、クラマがオーダーした“クグロフ”を挙げます。クグロフとは、オーストリア、スイス、ドイツ、フランスなどで食される焼き菓子なのですが、日本ではあまりなじみがないため、野島さんも最初戸惑ったのだそう。
そんな野島さんのため、なんと楽屋にはスタッフさんがクグロフを用意! 初めて食べるクグロフに、「めっちゃ、うまロフでした」と感想を漏らす野島さんなのでした(笑)。
またストーリーの感想では、イチゴとかかわることで変化していくキャラクターたちに注目してほしいと語るお2人。ご自身が開催した朗読のワークショップにて、声が出せないお客様と接したことがあるという野島さんは、同じくイチゴの声を取り戻すため奮闘するクラマに共感できる部分が多分にあったようです。裏社会で生きる彼らがどのように変わっていくのか――。ぜひゲームをプレイして体感してください!
トークが一区切りついたところで、アニメイト池袋本店のカフェキッチンカーにて提供されていた(9月17日まで開催)コラボドリンクの試飲会へと移ります。キャラクターをイメージした色とりどりのドリンクを前に「おいしそう!」と目を輝かせるキャスト陣。
ゼリーの入った“ツキミのスマイルジャスミンソーダ”を飲んだ田丸さんは、「つぶつぶの食感がいいですね!」としっかり食リポ。野島さんは、バニラアイスが載った“クラマのクレバーホワイトウォーター”を一気に飲み干し、「おいしい!」と言いながらアイスをつついていましたよ♪
その後、直筆サイン入りポスター争奪じゃんけん大会が行われ、イベントはお開きに! 最後の挨拶にて「2周、3週とプレイして、骨の髄までしゃぶり尽くしてください」とキャスト陣も話されていましたが、謎の多い本作はプレイ1周ではその本質まで楽しみきれません。ぜひ何度もプレイして、隠された謎を解き明かしてくださいね♪
(C)BROCCOLI Illust.Yone Kazuki