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2018年10月16日(火)

『スターリンク』を遊んだ感想。宇宙船のトイで遊ぶなつかしさがたまらないオープンワールドACT【UBI2018】

文:柏又

 ユービーアイソフトより2019年4月25日に発売されるPS4/Nintendo Switch/Xbox Oneソフト『スターリンク バトル・フォー・アトラス』のプレイレポートをお届けします。

 本作は、地球から遠く離れた宇宙空間で活躍する調査団“スターリンク・イニシアティブ”のエージェントとなって、いくつもの惑星がつらなる“アトラス星系”を探索するオープンワールドのアクションシューティングです。特徴は、なんといってもプレイヤーがゲーム上で使用する宇宙船を、実際のミニチュアを使ってカスタマイズできるところでしょう。

『スターリンク』

 なお、体験したのは10月14日に秋葉原で開催されたイベント“UBIDAY2018”に出展されたバージョンになります。イベントではPS4版とNintendo Switch版が出展されていましたが、プレイはPS4版で行いました。

 結論から先に言ってしまうと、いくつものパーツで構成されたミニチュアを手元で組み立てる童心に帰ったような感覚と、それが画面上に即座に反映されるインパクト、惑星と宇宙空間がシームレスにつながったオープンワールド環境を気ままに冒険するゲーム内容がバッチリ合体していて非常に面白かったです!

まずはフィギュアとパーツで使用する宇宙船をカスタマイズ!

 ゲームは、手元のパーツを組み合わせてゲーム上で自分が使う宇宙船をカスタマイズするところから始めます。

 ミニチュアのパーツは、“パイロットのフィギュア”、“宇宙船の船体”、“宇宙船の翼”、“両翼”で構成されていて、これをコントローラに接続されたマウント上で組み立てると、画面上にプレイする機体が現れます。

『スターリンク』
▲まずは、マウントにフィギュアを接続してから宇宙船をセット。宇宙船のコックピットは透明パーツが使われていて、セット後も中のパイロットが見えます。

 ここで驚くべきは、ミニチュアの組み換えはプレイ中いつでもできるのもさることながら、ミニチュアを組み立てた結果が即座に画面上に反映されるところ。

 パイロットや宇宙船に設定されたスキルや特性をプレイ中に切り替えながらプレイすることが可能なのはもちろん、いくつものパーツから宇宙船を組み立てるのは、個人的には童心に帰ったような気持ちにもなりましたし、手元で組んだ宇宙船が画面上に反映される感覚は、玩具で遊んでいた子どものころから大幅に進んだ最新のテクノロジーを感じさせてくれて、単純に楽しませてくれました。

『スターリンク』
▲敵のタイプに合わせてパーツを組み替える要素は序盤のチュートリアルで学べます。ちなみに、パーツを取り外すと自動的にポーズがかかるので安心です。

 なお、本作はミニチュアをマウントに接続しなくともプレイ可能で、その場合は画面上でパイロットとパーツ構成を選択してゲームを開始します。しかし、手元で組み立てたミニチュアがゲーム上に反映させて遊ぶ、という要素は本作のコアというべき要素のひとつだと思うので、ぜひミニチュアありでプレイしたいところです。

惑星と宇宙空間がシームレスにつながったオープンワールド環境を冒険する

 プレイヤーが自身の宇宙船で探索するのは、いくつもの惑星が連なる宇宙空間。宇宙船は飛行機のように飛ぶことはもちろん、地上では地面から浮き上がった状態でホバークラフトのように移動することができます。

 プレイ中の行動はほとんどシームレスで、宇宙空間から惑星への降下、および惑星の地上から宇宙空間への移動もすべてプレイヤーの手で宇宙船を操作して行います。

 宇宙船は、ブーストでの高速移動に加えて、宇宙空間ではさらにハイスピードで移動する機能があるため、いくつもの惑星が浮かぶ壮大な世界を実感しつつも、快適な移動でつねに高いテンションを保ってゲームを楽しめました。

『スターリンク』

 フィールド上には、資源となるアイテムや町などのロケーション、未知の現住生物といったさまざまなキャラクターやオブジェクトが存在します。プレイヤーはストーリーを追ってゲームを進めるほかに、宇宙空間で敵宇宙船とのドッグファイトに興じる、資源の回収や生物の調査といった多彩なアクティビティを楽しむことができました。

 さらに、本作では敵のタイプに合わせて武器を組み替えると、より有利に戦える仕掛けが豊富に用意されています。ロケーションのなかには、特定の属性の武器を使って開く扉のような仕掛けも確認でき、プレイ中に手元でパーツを組み替えていく楽しさを存分に味わえました。

組み替えて遊ぶ楽しさだけではなく、オープンワールドゲームとしても本格的!

 “UBIDAY2018”では、1時間ほど本作を体験できましたが、わかったのは“決してミニチュアの組み換え要素だけのゲームではない”ということ。手元ミニチュアで自分の宇宙船をカスタムする感覚はどこか懐かしく、その結果がダイレクトに画面に反映されるあたりは非常に新鮮でした。

 さらに、そのミニチュアを使ってプレイするオープンワールド環境も作り込まれていて、惑星の地表や宇宙空間といった広大な空間を、ブーストを効かせて駆け回りつつ、探索や戦闘を行うゲーム内容は爽快そのもの。発売は来年春とまだ先ですが、プレイできる日が今から待ち遠しい1本だと感じました。

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