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2018年11月22日(木)

フロム・ソフトウェアの宮崎英高氏、ゴールデンジョイスティックアワードで生涯功労賞を受賞

文:電撃PlayStation

 11月19日にイギリスで行われた“Golden Joystick Awards(ゴールデンジョイスティックアワード)2018”にて、フロム・ソフトウェアの代表取締役社長兼ディレクターの宮崎英高氏が生涯功労賞(Lifetime Achievement Award)を受賞しました。

『ゴールデンジョイスティックアワード』

 Golden Joystick Awardsとは、毎年イギリスで開催されている、ユーザーが選ぶビデオゲームアワード。80年代からスタートし、今年で36回目となる歴史あるビデオゲームの授賞式。生涯功労賞は、日本人はこれまで、2014年に小島秀夫氏、2015年に岩田聡氏、2016年に青沼英二氏、といった方々が受賞しています。

 氏が手がけるゲームの独特な世界観、そしてトライアル&エラーを繰り返し“乗り越えられる困難に挑戦する”ゲームデザインが、全世界のユーザーに認められた形になります。

 プレゼンターは現在ゲームブック、テーブルトークRPGとして展開している『ファイティング・ファンタジー』の生みの親、スティーブ・ジャクソン、イアン・リビングストンの2人が担当。じつは宮崎氏は、幼少期にこの『ファイティング・ファンタジー』やブラム・ストーカーの怪奇小説『ドラキュラ』などを書斎で見つけ、大きな影響を受けたそうです。

『ゴールデンジョイスティックアワード』

宮崎氏がディレクターを務めているタイトル

ARMORED CORE 4(アーマード・コア4)
ARMORED CORE for Answer(アーマード・コア フォーアンサー)
Demon's Souls(デモンズソウル)
DARK SOULS(ダークソウル)
Bloodborne(ブラッドボーン)
DARK SOULS III
Déraciné(デラシネ)
SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE(セキロ:シャドウズダイトゥワイス)

 宮崎氏、そしてフロム・ソフトウェアが手がける『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』はもちろん、これから制作していく新たなタイトルに、全世界が期待しています。

宮崎英高氏 受賞コメント

 ありがとうございます。フロム・ソフトウェアの宮崎です。この2人の大ファンなので、ちょっと何を話すか忘れてしまいました。

 今回はゴールデンジョイスティックの非常に栄誉ある賞に選んでいただいて非常に光栄ですし、身が引き締まる思いです。

 この賞自体は、私個人というよりは、今まで私と一緒にゲームを作ってくれた、情熱を共有してくれたみんなに与えられた賞だと思っています。ですので、フロム・ソフトウェアのチームのメンバー、パブリッシャー様をはじめとする外部の共同してくれた多くのみなさんに改めて感謝をし、また喜びを分かち合いたいと思います。

 そして、いつも僕を支えてくれる家族と、何よりもゲームを遊んでくれて、楽しんでくれて、そして評価してくれた多くのファンに感謝したいと思います。

 私であり、我々フロム・ソフトウェアは、シンプルに「面白いゲームを作るぞ」というだけで、ここまでゲームを制作を続けて来れている、一番大きな理由は間違いなくユーザーみなさんの支持だと思っています。本当にありがとう。みなさんと同じ時代にゲーム制作に従事できて、本当に幸せです。

 僕自身は、機会がある限りですが、ゲームを作り続けていくと思います。そして次のゲームまたその先のゲームも、みなさんにとっておもしろい、価値のあるゲームになるよう、がんばっていきますので、これからもよろしくお願いします。みなさんの期待に応えられるようがんばります。

 そして、これを言わないと怒られちゃうので言いますが、直近では、3月に発売の『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』をよろしくお願いします。ありがとう。

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