『千銃士』初のライブイベントで、八代拓さんらが“絶対高貴ソング”をマスターに捧ぐ!!
昨年放送されていたTVアニメのBlu-ray&DVDが好評発売中の『千銃士』が、作品初となるライブイベントを開催! 2月17日、豊洲PITにて行われた“絶対高貴LIVE!~マスター感謝祭~”昼公演の模様を、ライブフォト&レポートでお届けしていきます♪
【公演概要】
■公演名:絶対高貴LIVE!~マスター感謝祭~
■日時:2月17日【昼公演】OPEN13:30/START14:30 【夜公演】OPEN18:00/START19:00
■会場:豊洲PIT
■出演:八代拓(ブラウン・ベス役)、立花慎之介(シャルルヴィル役)、中島ヨシキ(ユキムラ役)、高橋広樹(タバティエール役)、小野友樹(アリ・パシャ役)、内田雄馬(ゲベール役)、高城元気(フルサト役)
7人の貴銃士が集結! マスターに捧げる“絶対高貴ソング”!!
開演前にアリ・パシャ&フルサト、ブラウン・ベス&シャルルヴィルといったコンビで注意事項をアナウンスし、会場を盛り上げていた貴銃士たち。やがて照明が落とされると、ステージ中央のスクリーンにアニメの映像が流れブラウン・ベスの語りとともに思い出の場面が紡がれていきます。その後、出演キャスト陣の名前と担当キャラクターが映し出されると、客席からは歓声が!
トップバッターとして4人のダンサー「Nobleダンサーズ」を引きつれステージに登場したのは、八代さんと立花さん。真紅のインナーに黒のジャケットを羽織った八代さんに対して、立花さんは胸元にリボンをあしらった白のロングジャケット姿を披露。2人が互いに歌詞を重ねていくサビのラストでは、マスターのみなさんは2人の熱にペンライトで応えます。
出演陣がステージに揃うと、一同「“絶対高貴LIVE!~マスター感謝祭~”へようこそ!」とご挨拶。「おかげさまで天気も晴れましたね! みなさん楽しむ準備はできてますかー!?」と八代さんが問いかけると、客席は元気に答えます。自己紹介では中島さんが、「ウルトラミラクルアルティメットー!!」と呼びかけ客席が「パワー!!」と答える、ユキムラならではのコール&レスポンスも。またフルサト役の高城さんはロングスカートの衣装を着こなしていました。
続いては、八代さんがブラウン・ベスの「Knightliness」を披露。アップテンポなロックナンバーを、ステージ上を左へ右へと移動しながら歌い上げます。曲間では「絶対高貴!」と叫び、大サビではジャンプを見せるなど、八代さんのパフォーマンスで会場が一体に! 最後は敬礼のポーズで締めてくれましたよ♪
今回のライブは、曲の合間に朗読劇が行われるというスタイル。最初の朗読パートでは、シャルルヴィルとフルサトが直前に披露されたブラウン・ベスのステージについて感想を語ります。「とっても堂々としていてかっこよかった」と言うフルサトですが、当初ブラウン・ベスは、歌を披露することに乗り気ではなかったらしく……? 感謝祭に対するそれぞれの想いが垣間見られるストーリーとなっていました。
そんなほっこり朗読劇に続くは、ゲベール役の内田さんによる「Limited Cords」! “誰よりも強くありたい”というゲベールの心情を、何者をも寄せ付けないような歌声と、客席をゆっくりと見渡す不遜な視線で表現する内田さん。「いくぜ! お前ら!!」と煽り、会場を引っ張ります。
続く小野さんも、テンポの速いアリ・パシャの「反逆の華~Black Rebellion~」で熱いステージを引き継ぎます。打ち鳴らすドラムに合わせ、「跪け」と歌い上げる小野さん。客席はアリ・パシャカラーの紫に染め上げられ、まるで彼の支配下に置かれたかのよう……!!
朗読パートその2には、ブラウン・ベス、シャルルヴィル、ユキムラ、タバティエールという4名の貴銃士が登場。本ライブの前日譚となるエピソードで、感謝祭で披露する催し物について話し合いをします。“ヒーローショー”をしたいユキムラと、それに反対するブラウン・ベス。その理由について、「俺もユキムラも赤だから……」というブラウン・ベスにキュン☆ そこへ、ゲベールが参加を辞退するという一報が! どうやら、ブラウン・ベス一押しのフェンシング大会や、シャルルヴィルが提案したスイーツブッフェに怖気づいたようです(笑)。
また、アリ・パシャの姿が見えないことに気付いた貴銃士たちは、彼の部屋を訪ねることに。すると、ベッドの下からマイクや歌詞が書かれたメモを発見します。さらにカラオケ採点機も……!(しかも、66点から84点まで点数を伸ばしていたアリ・パシャ) 彼の感謝祭へ向けたその努力に、ケンカばかりの自分たちを省みて反省するメンバー。心を1つにし、歌で感謝祭を盛り上げることに!!
熱く激しくキュートに! 貴銃士たちの魅力が詰め込まれた後半戦貴銃士たちの想いがまとまったところで、ライブパートへ。「HOME」を歌うはフルサト役の高城さん。みんなのお母さん的存在であるフルサトの愛情を詰め込んだ1曲に、客席の雰囲気はほわほわムードに☆ かわいらしいフリを完璧に魅せた高城さんは、客席の1人1人を指差すようなポーズでマスターのハートをがっちりキャッチです!
ここで、ステージにキャスト陣が揃いMCパートへと移ります。八代さんは「フルサトさんは、マイクの両手持ちが世界一似合いますね!」と高城さんのステージでメロメロになってしまったことを報告(笑)。また、各自の曲やステージについて振り返ります。
ソロ曲のトップバッターだった八代さんは緊張しすぎて足が震えていたらしく、それに重ねた小野さんも膝をガクガクさせるポーズで笑いを誘います。また力強いステージを披露した内田さんでしたが、最初に曲を聞いたときは「この曲をゲベールが歌って大丈夫なんですか!?」と心配だったそう(裏声になるゲベールを想像して客席からは笑いが……!!)。高城さんは、フルサトに近付けるため「HOME」のキーを原曲よりも4つも上げたそう。その裏話には、みなさん唖然!
トークパートが終わると会場は再び暗転。スクリーンにはアニメ映像が流れます。戦時の緊迫感のなか、意見がぶつかるシャルルヴィルとケンタッキー。それをいさめ決意の表情を浮かべるタバティエール――。その雰囲気のままに、高橋さんがタバティエールの「哀愁モナムール」を披露します。ひょうひょうとしながらも、静かな炎を心に灯すタバティエール。大人な哀愁がたっぷり漂うステージとなりました。
再びアニメ映像が挟まれ、シャルルヴィルがマスターへの想いを吐露すると、ライブパートでは八代さんと立花さんが「シグナル」を披露。切ないメロディーに乗せるのは、それぞれの想いが交差する歌詞。ステージラスト、こぶしを合わせる2人の姿に、客席からは悲鳴のような歓声が上がりました。
続いては、ユキムラの「ウルトラミラクルアルティメット」を中島さんが歌います。明るく元気なユキムラらしいこちらの1曲。ライブ始めに練習したように「ウルトラミラクルアルティメット」「パーワー!!」と客席と一緒になって盛り上がりました。曲の間奏でも「マスターもっと声出してくれよ!!」と煽り、声出しのコール&レスポンス。盛り上げ隊長の役目をきっちりと果たした中島さんでした♪
シャルルヴィルの「Merci Beaucoup!! ~スウィートデイズ♡~」をオシャレにキュートに魅せたのは立花さん。両手でハートマークを作ったり、投げキスや客席へのお手振りなど、ファンサしまくり♪ 曲の途中、Nobleダンサーズが大きなドーナツとマカロンの小道具を手に踊る一幕もあり、会場全体が甘~い雰囲気に包まれてしまいます!
最後の朗読劇には全員が参加。「俺の歌が一番だったな」と自信をのぞかせるアリ・パシャに、もう発声練習ができなくなると寂しがるゲベール(笑)。イベント中、それぞれの形でマスターへの想いを伝えてきた貴銃士たち。彼らのがんばりに、客席のマスターたちからは惜しみない拍手が送られました。また、貴銃士それぞれからメッセージも。
ライブラストの楽曲は、八代さんと立花さんによる「Be Noble ~自由へのRebirth~」! 2人の熱く切ない歌声は、マスターのみなさんとの限られた時間を惜しむかのように響き渡ります。最後に全員で「高貴に戦え、Be Noble!!」と声を揃え、公演は幕となりました。
ラストナンバーを終えても鳴り止まない拍手。それはやがて「アンコール!!」の大合唱へ。3月6日発売のOVAの詳細情報が特報として流れると、マスターの想いに応えるべく再びステージへと登場したキャスト6名――と、「絶対高貴」と書かれたTシャツをジャケットの中に着込んだ八代さん。ほかのメンバーに“八代高貴”とイジられつつ、今度はキャスト全員から会場のマスターにメッセージが贈られました。
アンコールは、TVアニメ『千銃士』のオープニングテーマソング「antique memory」を全員で! 7人の声が重なり、会場中に力強くこだますると、キャスト&マスターの心が1つに……!! 楽曲的には希望に溢れた1曲ですが、ラストに向かうにつれて寂しさが募ります。それを振り払うように、声高らかに歌い上げた7人。最後は全員で手を繋ぎ、マイクを通さない生の声で感謝を告げ、『千銃士』初のライブイベントは閉幕となりました。キャストのみなさんもおっしゃられていましたが、『千銃士』にはまだまだキャラクターがたくさん! 今後彼らの曲が生で聴ける機会にも、期待しております!!
(C)アニメ『千銃士』製作委員会