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2019年3月8日(金)

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』第1章の物語やBADENDの原因を教えてくれるボーナスシアターを紹介

文:電撃オンライン

 日本一ソフトウェアは、4月25日に発売するPS4/Nitendo Switch用ソフト『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』のシナリオやシステムに関する情報を公開しました。

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

 本作は、医療技術が発達した架空のロンドンを舞台に繰り広げられるフルボイスのアドベンチャーゲームです。

 私立探偵のアーサー・ヒューイットは連続殺人事件の調査中、死体を発見したショックからか、自分の中にいる“もう1人”の存在を認識します。“切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)”を自称する幻影との奇妙な共同生活を送るうちに、アーサーはロンドン中を騒がせる大事件に巻き込まれていきます。

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』あらすじ

 私立探偵、アーサー・ヒューイットは連続殺人事件の調査中、死体を発見した強いショックからか“切り裂きジャック”を自称する幻影が見えるようになってしまう。

 奇妙な相棒を得たアーサーを中心に巻き起こる数々の事件は、やがてロンドンに蠢く闇へ集束していく。

 探偵として理知的に調査し、自分の正義を証明するか。殺人鬼の昂る衝動に任せ、自分の正義を強引に貫くか。

 本当にその選択は正しいものだったのか。後悔に苛まれないようによく考えろ。

 選べ、善か悪か――。

“切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)”とは

 切り裂きジャックは英国、ロンドンを震撼させた連続殺人犯です。自らの犯行を見せつけるように被害者をバラバラに解体し、殺害現場には必ず“From Hell”(地獄より)という謎めいたメッセージを残す“劇場型犯罪”で有名でした。

 彼の殺しは長年に渡り、被害者は数えきれません。夜間に刃物を用いて対象を殺害し、犯行現場に一切の証拠を残さない謎めいた手口が恐れられましたが、物語の2年前にロンドン市警により逮捕。公開処刑されました。

※本記事での“切り裂きジャック”の説明は『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』のものです。史実とは異なります。

1章:鏡像(ペルソナ)の殺人鬼

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

 暗がりで人を襲い、金品を盗み取る“連続強盗殺人事件”がロンドンの街を騒がせていた。しかし多数の被害者が出ているにもかかわらず、ロンドン市警はまったく犯人像を掴めていない。

 私立探偵アーサー・ヒューイットは自身の正義感から事件の調査に乗り出し、路地裏の殺人現場を発見するも、彼こそが連続強盗殺人の犯人ではないか、と警察から疑いの目を向けられてしまう。身の潔白を証明するため、そして凶悪な殺人事件を止めるため、アーサーは連続殺人犯を追う。

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
▲調査中、警察官のシャーロットに声をかけられるアーサー。詰問に近い鋭い視線を向けられます。
『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
▲手錠をかけられるアーサー。誤認逮捕でしょうか? 手に付いた血は……?

 “切り裂きジャック”を自称する男の幻影は、連続強盗殺人事件の調査に乗り出したアーサーを嘲笑し、からかう。

 「おいおい……。そんな推測じゃ、いつまで経っても真実には辿り着けねぇぞ、探偵?」

 「うるさいぞ、幻影め。殺人鬼なんかの指図は受けない」

 しかし、彼が述べる現場検証や犯人の手口の考察には、ある程度の信憑性があった。探偵と殺人鬼。同じ体を共有しているのにも関わらず、まるで正反対の2人。奇妙な同居人を得たアーサーは、少しずつ事件の真相へと近づいていく。

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
▲アーサーの推測をジャックが補足します。殺害現場での犯人の行動まで推測できるのは、同じ殺人鬼であるからなのでしょうか……?
『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
▲享楽的に笑い、襲い掛かるアーサー。彼の体は“切り裂きジャック”に操られているのでしょうか。それとも……?

 同時期に、ヒューイット探偵事務所へ1件の依頼が持ち込まれる。メリル・ローズと名乗る少女からの“ワケアリな兄”の素行調査依頼だ。少女の兄、ダリル・ローズは夜な夜な街を出歩き、どこからか大金を稼いでいるらしい。

 メリルの纏う不穏な空気を察した自称“切り裂きジャック”は仕事を受けろと口を挟むが、アーサーとしては身の潔白の証明、強盗殺人事件の調査も捨て置けない。

 優先するべきは少女の助けか、自身の潔白か。アーサーは選択を迫られる。

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

キャラクター紹介

メリル・ローズ(声優:寺井らん)

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

 ロンドン市街に住む少女。ヒューイット探偵事務所の噂を聞き、兄であるダリル・ローズの素行調査を依頼してきます。

 臆病で考えを口に出さない引っ込み思案な性格であるため、粗暴ながら自分の考えを貫く兄の事を男らしいと感じ慕っています。

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
▲アーサーに素行調査を依頼しながらも、乱暴なことはしないで欲しいと頼むメリル。どうやら兄を慕う妹の心配から出た依頼のようです。

ダリル・ローズ(声優:寺井らん)

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

 メリル・ローズの兄。メリルの話によれば、乱暴者ですが妹想いの優しい兄とのこと。夜な夜なロンドンの街へ繰り出しては“仕事”を行い、大金を稼いできています。依頼を受けた場合、アーサーは彼の足取りを追うことになりますが……。

ライリー・ローズ、キャロル・ローズ

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』 『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
▲ライリー・ローズ▲キャロル・ローズ

 メリル、ダリルの両親。娘のメリルの事を大切に思い慈しむ反面、ダリルについては無視を決め込んでいます。2人がダリルを“いないもの”として扱うのは、何やら事情があるようですが……?

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
▲ローズ一家の団らん。しかし、この場にはダリルの姿はないようです……。
『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
▲両親とは対立し、暴言を吐き、時に暴力を振るうこともあるダリル。兄妹の仲は良好だと言いますが、両親との溝は深そうです。

サブストーリー

 本編シナリオを進めていくにつれて、サブストーリーが解放されます。通常進行で解放されるもの、BADEND後に開放されるもの、プレイヤーの辿った選択肢によって解放されるものと、解放条件はさまざまです。また、仲を深めた特定のキャラクターとの話が展開されることもあるようです。

 シナリオ本編では語られないキャラクターの素性や思い、日常の姿を垣間見ることができるサブストーリーは全部で10話以上用意されています。

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

もう1つの『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

 本作には、BADENDへ辿り着いてしまったプレイヤーを待ち受けるミニコーナー“ボーナスシアター”が用意されています。

 本コーナーでは、BADENDになってしまった原因を、デフォルメされたボディを持つコミカルなキャラクターたちが笑いあり、涙ありの寸劇を交えて教えてくれます。本編とはまったく違った表情を見せるキャラクターたちが、おまけコーナーで暴れまわる姿に注目です。

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

ボーナスシアター登場キャラクター

アーサー(声優:ヒロオカユースケ)

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

「え!? そんな! 僕、レギュラーじゃなかったんだ……」

 何度BADENDに辿り着いてしまっても、不屈の精神で立ち上がりゲームクリアを目指します。本編の主人公ですが、おまけコーナーにまで出番があるとは限らないようです。

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

ダークソフィー(声優:川上ゆき)

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

「このおまけコーナーでは私こそが女王! 口答えはいっさい許さないから! ふふふっ」

 自らを闇の化身と称するボーナスシアターの女王。プレイヤーに助言を与える“ついで”にアーサーをからかい、ジャックでさえ拳一つでぶちのめします。この空間では、誰も彼女に逆らえないようです。

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

ジャック(声優:山口キヨヒロ)

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

「何の真似だと? 決まってらぁ、このコーナーを乗っ取って……。名前を“ジャックシアター”にしてやるんだ」

 自称“切り裂きジャック”。おまけコーナーを乗っ取り、名前を“ジャックシアター”に変えようと暗躍します。

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

ローリィ(声優:夏川みつき)

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

「ここはゲームオーバーの原因を解説するためのコーナーニャんだから。建設的な意見を出さニャいといけニャいだろう?」

 猫っぽいマフィア。おちゃらけた雰囲気に早々に順応し、楽しみながらプレイヤーへアドバイスを与えます。ソフィーにより、台詞に“ニャン”を付けることを強制されてしまいます。

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

シャーロット(声優:山咲あいこ)

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

「あの、かなり喋りにくいので、この“ワン”はなしにしていただけませんかワン?」

 犬っぽい警官。不可思議な空間に戸惑いながらも、己の責務としてプレイヤーへまともなアドバイスを授けようと奮闘すしますが……。ソフィーにより、台詞に“ワン”と付けることを強制されてしまいます。

『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』
『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』

次回予告

 次回は、2章、3章のあらすじや登場キャラクターたちに関する情報が公開されます。アーサー、そしてプレイヤーが対峙することになる新たな事件に焦点があてられます。

 その他にも、よりキャラクターを掘り下げる詳細なプロフィールも明らかになるとのことです。

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