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2019-04-18 16:15

新宿区長からまさかの任命式も!? TVアニメ『真夜中のオカルト公務員』ステージレポート

文:ガルスタオンライン、和海かおり

 4月より毎週日曜、TOKYO MXほかにて放送中のTVアニメ『真夜中のオカルト公務員』のAnimeJapanステージ「夜間地域交流課 対策会議」が、3月23日に東京ビッグサイトにて開催されました。

 登壇されたのは福山潤さん(宮古新役)、前野智昭さん(榊京一役)、遊佐浩二さん(仙田礼二役)、櫻井孝宏さん(狩野一悟役)、そしてMCも担当された土岐隼一さん(ウェウェコヨトル役)です。まだ語れないことも多い中、作品や登場人物の魅力を和気あいあいと語っていただきました。

TVアニメ『真夜中のオカルト公務員』ステージレポート

 土岐さんの明るい声で始まった本イベント。会場の大きな拍手でキャストが迎えられます。

魅力的な作品・キャラクター紹介

TVアニメ『真夜中のオカルト公務員』ステージレポート

 東京23区すべての区役所に人知れず存在する「夜間地域交流課」。そこは、人ならざるオカルト的な事象を解決する特殊な課でした。『真夜中のオカルト公務員』は、そこに配属された社会人1年目の宮古新の日常を描いたファンタジー作品です。

 ここで各キャストのみなさんにご自身が演じるキャラクターの魅力を紹介していただきます。

 福山さん演じる宮古新は「砂の耳」といわれるオカルトたちの声が聞こえるという特殊な能力をもっているそう。そしてその宮古を採用したのが、遊佐さん演じる仙田です。彼は課長ということで、常にブラインドをのぞいて地上を見下ろしていると話す遊佐さん。多少のウソが入っているそうなので、オンエアで確認してみてくださいとのことでした(笑)。

 前野さんが演じる榊は、業務に非常に真面目に向き合っているキャラクターということですが、どうやらそれにも理由があるそう。さらに、昔経験したトラブルがこの作品のファクターになっていると話していました。そして、櫻井さん演じる狩野一は都庁勤務で、高いところからみんなを見下ろしていると話します。ちなみに遊佐さんからただ建物が高いだけでしょ! とツッコミが(笑)。さらに狩野一は陰陽師の家系とのことで、話せないことも多い謎めいたキャラクターのようです。

 そして、土岐さん演じるウェウェコヨトルは人ならざるもの=「アナザー」という役。お祭り好きでわざと主人公を困らせようとするようです。

原作者のたもつ葉子先生からは、イメージ通りでびっくりしているとお墨付きをいただいているキャストのみなさん。さらに設定も、オカルト要素を深めるため、オカルト考証で三輪清宗先生に入っていただいて詳しくつくりあげているそうです!

作品を彩るテーマソング

 OPテーマを飾るのは、福山さんの『dis-communicate』。今回は作詞も共同で担当されているそうです。新宿を匂わせるものや、アナザーと人間の交流を歌詞の中に盛り込んでいると話していました。

 また、作中にも白猫が登場するということで、ジャケット写真にも白猫が! あなごちゃんという利発な猫ちゃんとのことで楽しそうに話していました。

 そしてEDテーマは、土岐さんの『約束のOverture』です。

 土岐さんのデビュー曲ということもあり、人生観や経験を入れ込んでもらったそうです。アステカの神様ウェウェコヨトルを意識したラテン系の曲調で叙情的な歌詞をチョイスしたとも話していました。

 どちらも魅力的な楽曲になっているのでOP、EDともにぜひご注目ください!

なんと新宿区長が登場!

 作品の舞台が新宿ということで、ここでまさかのスペシャルゲスト新宿区長の吉住健一さんが登場! 宮古さんのような格好で来たのに誰も気づいてくれませんでした、とお茶目な面も見せていました。さらに吉住さんは原作漫画をすべて読み、作品の一ファンのよう。ごあいさつの中にも作品を盛り込んで、会場を笑顔にしていました。

 そして、新宿の安全を守るために宮古始め夜間地域交流課のみなさんに活躍していただいているということで、福山さんが「新宿PR委員会アンバサダー」に任命されました! 区長直々にタスキをかけてもらい、嬉しそうな福山さん。遊佐さんは、これから新宿で飲むときは福山さんに言えばいいんだね、と会場を笑わせていました。新宿に住んでいたこともあるほどなじみがある福山さん。しかし、区長が退出された後、残された福山さんは宴会芸の人のようだとご自分で話し、一同爆笑。櫻井さんからもハッピーボーイだね、と言われていました(笑)。

ファンのみなさんへ一言

■櫻井さん
 新宿って何かいそうな感じがありますよね。僕は上京して25年くらい経ち、新宿が好きでよくブラブラするのですが、新宿ってちょっと日陰の部分があるんですよ。“怖い”とは違う何かの気配のようなものが感じられて、僕はそういうところも結構好きなんです。作品の中では、天使と天狗が同じ画面に出ることもあり、作品のパワーが為せることといますか、見どころがいっぱいあります。狩野一も一体どういう人物なのかというところをぜひみなさま楽しみにしていただけたらなと思います。

■遊佐さん
 僕も上京して30年以上経ちますが、新宿という街はいろいろ移り変わっていて昔とはガラッと変わっています。今回の作品では新宿区の中が事細かに描かれておりますので、行ったような気になってもらえたらと思います。それと、先程発表されたインターネットラジオでは僕らは呼ばれるのかなー? どんな番組になるのか非常に気になります(笑)。みなさんも是非楽しみにしてください。

■前野さん
 僕が上京して初めて新宿に行ったときは、なんて人が多いんだとびっくりしたものですが、新人時代仕事がうまくいかなくて心がアナザーに侵されていたときは、都庁の展望台に行き下界を眺めて「ああ、なんて自分は小さいんだ」と、そういうふうに過ごしたこともありました。苦楽を共にした街でもあるので、その街が舞台の作品に自分が携われることがすごくうれしいです。僕自身新宿が好きで公私ともどもよくお邪魔する街でもあるので、そういった街の風景がリアルに描き起こされているので、ぜひそのリアルさをオンエアで確認していただけたらと思います。

■福山さん
 新宿が舞台ということで、慣れ親しんだ場所が沢山出てきます。例えば新宿御苑。これからお花見のシーズンでもあるので、昼の部分がフューチャーされると思います。でも、作品では夜の新宿御苑が出てきます。なので昼の入れるうちに行っていただいたらアニメで「ここか!」と楽しめるのかなと思います。また作品の中身としては、オカルトを扱ってはいるのですが人間ドラマとして、人と人が関わっていくとはどういうことなのか大変深い物語も繰り広げられていきます。監督もスタッフもおもしろいものをお届けしようといろいろなことを考えながら、そしてふくらませながら大変素晴らしいものを作っていただいております。深夜放送ということで、この作品にとってはゴールデンタイムなのではなかろうかと思う次第でございます。ぜひ真夜中にみなさまと一緒にテレビの前でご覧いただけることを願っております。

■土岐さん
 昔の安倍晴明や白魔術や黒魔術などのファンタジーが、もし現代の都会に溶け込んでいたらどうなっていただろうということの一つの答えがこの作品なんじゃないかなと思います。アナザーだけではなく人間関係も深いつながりをもっているので、そういうところもぜひ見ていただけたらと思います。キャストもがんばっておりますのでぜひ『真夜中のオカルト公務員』をよろしくお願いいたします。

TVアニメ『真夜中のオカルト公務員』ステージレポート

TVアニメ『真夜中のオカルト公務員』夜間地域交流課 対策会議AnimeJapanステージ 開催概要

【開催日】2019年3月23日
【会場】AnimeJapan2019/ROSE RED ステージ
【出演】福山潤(宮古新役)、前野智昭(榊京一役)、遊佐浩二(仙田礼二役)、櫻井孝宏(狩野一悟役)
    吉住健一(新宿区長)
【MC】土岐隼一(ウェウェコヨトル役)

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