岡本信彦さんが勇者&魔王に! 妖精さんも一緒に大冒険を繰り広げたライブツアーファイナルをレポート
2019年3月3日、NHKホールにて開催された「岡本信彦 Live Tour 2019 “NOBU'S GREAT ADVENTURE”」。ここでは、全国6カ所を巡ったツアーのファイナルとなる東京公演の模様をお届けします!
Kiramune Presents 『Nobuhiko Okamoto Live Tour 2019 “NOBU’S GREAT ADVENTURE”』 公演概要
【日時】2019年3月3日
【出演】岡本信彦
【会場】NHKホール
コールアンドレスポンスでスタートからテンションMAX
軽快なステップで「つかめ輝きを」、ダンサーとともに「瞬間BEAT」を駆け抜けると、ファンとコール&レスポンスを行いながら「Good Good Time」を披露! 続いてはタオルを「まわせー!」と煽りながら客席まで下り、ファンのすぐ側で「Hello, Ms Sunshine」を届けます。5曲目の「Polaris」では光が降り注ぐようなライトアップのなかで歌い、ステージと会場を柔らかく包み込みました。
MCパートでは初めて参加したファンにも「僕の世界観を味わってください!」と語りかけ、その地域ならではの“ご当地コール”についても触れていく岡本さん。ここではファンの呟きを拾い上げ、全員で“ハチ公”をコールします。
十分に声も出てきたところで、自身のブログでも紹介していたコール&レスポンスへ。「今宵の僕らは」「冒険者!」「勇気を胸に」「旅立とう!」「自分の限界」「超えていこう!」「目覚めよ勇者」「Braverthday!」といった“呪文”を唱えると……会場に魔王の声が! ここで一度ペンライトをオフにし、真っ暗闇に包まれた会場が冒険の世界へと舞台を変えていきます。
「ゲーム……スタートだ!」という“勇者ノブヒコ”の掛け声ととも昔懐かしいRPGのような画面がスクリーンいっぱいに映し出されます。そして紗幕には森や山、花畑など広大なフロンティアが浮かび上がり、その中に白いローブのような衣装に身を包んだ岡本さんが登場。伊藤賢治さんや桜庭統さんなど著名なゲームコンポーザーを迎えた5thミニアルバム「Braverthday」の楽曲を中心に、壮大な物語を紡いでいきました。
「冒険者」の歌詞を思わせる風景を堪能した後は、「Want you」に合わせて仲間探しに出発! ファンの手拍子を受けながらさまざまな場所を巡り、武闘家・僧侶・盗賊・魔法使いをパーティに加えながら魔王の城を目指します。岡本さんも衣装をはぎ取り、勇者らしい装備をまとって現れるとファンからは黄色い悲鳴が巻き起こりました。「次は君が主役の番だ」の中では「妖精さん!僕と一緒に呪文を唱えて!」と呼びかけ、5つの光が勢揃い。満天の星空が映し出された中で歌われた「風語り」は、まるでラスボスを前に決意を新たにする重要イベントのようなシーンを展開します。
勇者ノブヒコと魔王の対決!
ついに辿り着いた魔王の城は、疾走感たっぷりの「Lost universe」で行進。「僕たちには妖精さんたちがついている!」と気合を入れ、魔王との激しいバトルを「刹那」が盛り上げます。倒された魔王は「これで終わりだと思うな……!」という不吉な言葉を残し消滅するも、勇者ノブヒコにも異変が。なんと「跳ぶために」を歌唱する最中、勇者ノブヒコとそっくりの姿をした闇の存在が出現します!
心を惑わせてくる闇に対し「Braver」を歌いながら自身を奮い立たせて戦いますが、勇者ノブヒコは力尽きてしまいます。しかし妖精さんたちのコールや“呪文”によって再び力を取り戻し、いよいよ冒険もクライマックスへ! 魔王を倒し、平和を取り戻した世界には「君は一人じゃないよ」が優しく響き渡り、ファンの「ラララ~♪」という歌声も重なります。勇者ノブヒコの「これからも冒険に出かけよう!」という言葉で“GREAT ADVENTURE”は幕を閉じました。
MCパートでは、ライブに紗幕を取り入れたのは「入野自由さんや神谷浩史さんの演出を参考に」と話す岡本さん。今回は“裏ボス”を自分自身で演じましたが、いつかKiramuneのメンバーとも戦ってみたいと希望を膨らませます。そして魔王のボイスは各公演で異なる声優さんが演じていて、東京公演は浪川大輔さんでしたが、宮城は江口拓也さん、千葉は代永翼さん、愛知は吉野裕行さん、福岡は木村良平さん、大阪は柿原徹也さんが個性豊かに演じたことも明かされました♪
アンコールでは客席にも!
ダンサーのパフォーマンスに圧倒されたあとは、パステルグリーンの衣装に着替えた岡本さんが再登場! 「きっと きっと」「nonstop」「テーマソング」「アスファルトの花」までの4曲を一気に歌い上げ、いよいよライブも終盤へ。MCパートを挟み「一緒に未来をスケッチしてくれますかー!?」という掛け声で「未来スケッチ」を披露すると、ノンストップで最後の曲「君の笑顔 僕の笑顔」も歌い上げます。曲中に「えへへっ♪」と弾けるような笑顔を見せてくれると、会場からは割れんばかりの歓声が巻き起こりました。
「また会おうぜー!」の声を最後に去っていった岡本さんでしたが、鳴りやまないアンコールの声に応え……ステージではなく3階席に再登場! 「Bang!バンザイ!!」を歌いながら2階や1階まで客席をじっくり回り、ファンに向かって手を振ったり、ピースやハートマークを返したりするだけでなく、撃たれる・斬られるといったジェスチャーにも1つずつ反応してくれました。ファンとのコミュニケーションを大切にする岡本さんらしいパフォーマンスに、会場はさらなる熱狂の渦に!
「次の曲は、会場ごとに変えているんですよ。大ラスに相応しい曲を用意しました!」と切り出し、全力で「Happy memories」を熱唱! 最後に「ダンサー兼、冒険者です!」とダンサーチームを紹介した後はファンも一緒に「最最強」を歌い、会場がこの日1番の一体感に包まれたところでライブは終了。ステージの端から端まで移動しながら、肉声でファンへ「ありがとーう!」と伝える岡本さんに、ファンも大きな声で「ありがとうー!!」と返しました。
それでも鳴りやまないコールに、再びステージへ岡本さんが登場! ダブルアンコールを受け、客席に向かって「何をされたい~?」と聞き、要望に合わせてファンを撃ったり斬ったりしながら最後の瞬間まで交流を図ります。唐突な「風よ、爆ぜろ!」にもファンはしっかり対応し、ステージまでウェーブが戻ってくると「皆の想い、しかと受け止めたぜ!」と投げキッスまで披露! もちろん会場内は怒号のような悲鳴に包まれ、ステージを立ち去るギリギリまでファンを楽しませてくれました。
皆が応援してくれるからこそ、ステージに立てると自身の想いを語ってくれた岡本さん。その応援する力をぜひ、4月27日・28日に開催される「Kiramune Music Festival ~10th Anniversary~」でも発揮してほしいとファンに訴えました。まだまだ岡本さんの姿を目に焼き付けたいという妖精さんは、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
セットリスト
M01:つかめ輝きを
M02:瞬間BEAT
M03:Good Good Time
M04:Hello, Ms Sunshine
M05:Polaris
M06:冒険者
M07:Want you
M08:次は君が主役の番だ
M09:風語り
M10:Lost universe
M11:刹那
M12:跳ぶために
M13:Braver
M14:君は一人じゃないよ
M15:きっと きっと
M16:nonstop
M17:テーマソング
M18:アスファルトの花
M19:未来スケッチ
M20:君の笑顔 僕の笑顔
EN01:Bang!バンザイ!!
EN02:Happy memories
EN03:最最強
(C) Kiramune Project