観客のガチ投票で勝者が決まる舞台『アイ★チュウ ザ・ステージ』第3弾公演のゲネプロの模様をお届け!
スマホ向け恋愛リズム アドベンチャー『アイ★チュウ』は、ユーザーはとある有名芸能事務所が設けたアイドルの卵(アイチュウ)を育成する学園「エトワール・ヴィオスクール」の教師兼プロデューサーとなり、アイチュウ達を一人前のアイドルとして成長させるゲームです。
初の舞台化は2017年、再演は2018年、そして第二弾が2019年4月21日に開幕しました。その気になる舞台(ゲネプロ)の模様をお届けしていきます。
グループごとのパフォーマンスで開幕
通路から何やら怪しい男が「ここだね、エトワール・ヴィオスクール……しっかり見せてもらおうかな、彼らの魅力を」と、登場。そしてアイチュウたちが登場し、早速『We are I★CHU!』が歌われました。
グループごとのパフォーマンスに客席は即テンションアップ! サイリウムや応援うちわが振られます。その後エトワール・ヴィオスクールでのアイチュウたちの日常が描かれるのですが、楽しそうにお菓子を食べたり、お互いに突っ込みあったりする様子に客席からはクスクス笑いが起こりました。
第二弾では、前作に引き続きF∞Fと華房心(演:設楽銀河)のソロユニットだったPOP'N STARに、神楽坂ルナ(演:前嶋曜)と及川桃助(演:古賀瑠)が加入して、新生POP'N STARが登場。
さらに厨二病でダークなRE:BERSERK、ちょい悪な大人のLancelotら二期生も新たに加わりました。そこへ壮大な音楽が鳴り響き、前作でも活躍したオリジナルキャストの池袋太陽(演:大場達也)が登場! ジョブチェンジして映画プロデューサーになっており、相変わらずのファッションにチャラい「死語」を連発。自身が担当する作品「赤薔薇の英雄(ヒーロー)」の出演と楽曲提供の相談に来たそうで、その説明が面白おかしく、客席からは笑いと拍手が起こります。
楽曲提供をF∞Fにオファーしたいと告げるのですが、謎の男が現れます。彼は特別講師、名は黒野幕男(演:和泉宗兵)と名乗り、オファーが白紙になり、公開オーディションという形でアイチュウたちが争うことに。
さらに、F∞Fの湊奏多(演:大原海輝)と御剣晃(演:小波津亜廉)は黒野により新しい挑戦として、一旦ユニット活動を離脱することになってしまいます。ソロとして公開オーディションに参加することとなった愛童星夜(演:川井 雅弘)は練習に励みますが、その姿に観客からは涙が見られました。
アイチュウたちの公開オーディションは客席の声援が反映
メンバーがバラバラになってしまったF∞Fを思いやるPOP'N STAR 、RE:BERSERK、Lancelotたちは、星夜の辛そうな姿に胸を痛めるものの「それでも全力で戦う!」と、意気込みを新たにする彼ら二期生。
各々練習を重ねたアイチュウたちは公開オーディションの事前投票に挑んでいきます。事前投票の結果は観客によるガチ投票で決まり、1位になったユニットのみ、本選でコール&レスポンスでのアピールを実施できます。観客の投票によって結末が変わる『マルチエンディング』は「アイ★チュウ ザ・ステージ」の醍醐味といえるでしょう。
各グループの事前投票曲は、RE:BERSERKがゴシックな出で立ちで文字通りのダークで妖しい楽曲『Dark Night Cat』。Lancelotはスタイリッシュなロックジャズな『かっこつかないぜ?』。POP'N STARは『Happy Birth Day to us!』を可愛らしさ全開、キュートに元気よく歌いあげます。
そして、F∞Fの星夜がソロバージョンとして『I am a HERO!』を歌いました。休憩を挟んで事前投票の結果はソロユニットとして参加したF∞Fが1位! 会場は大きな歓声に包まれました。
その後、本選では客席の声援によって最終決戦へ進む2ユニットを決めることになり、各ユニットは事前投票とは異なる楽曲を歌唱していくが、なんとユニットを離れていた奏多と晃が合流! 本来公開オーディションは星夜ひとりで戦い抜く予定だったのですが、星夜の頑張りを見た2人がF∞Fは3人でひとつだと認識を新たにし、罰を受ける覚悟をもって合流したのでした。
そして、本選を勝ち進んだユニットはF∞FとRE:BERSERK。この2ユニットによる最終決戦が行われます。
最終決戦はF∞FとRE:BERSERK
最終決戦では、今作の新しい試みとして2ユニットが1つの曲を同時に歌うソングバトルで戦います。楽曲は今作のために書き下ろされた新曲『~Rose Ecarlate~』。F∞FとRE:BERSERK両ユニットが渾身の力を振り絞って歌唱します。客席も手拍子や声援で盛り上がり、結果は……F∞Fの優勝!
勝者は決まりましたが、それ以上にアイチュウたちはかけがえのないものを得ます。それは全力で何かにぶつかること、結果を追い求めるだけが重要ではないこと、逃げずに勇気を持って踏み出すことの大切さを改めて知る胸が熱くなる瞬間……そして笑撃(しょうげき)のオチは劇場で確かめてください。
エンディングは全員で「We are I★CHU!」を熱唱! 細かいネタをところどころに仕込んでおり客席からは終始笑いが絶えず、キメ台詞、キャラクターならではの発言、また日替わりゲストも登場しアドリブが披露されました。
ゲネプロではラビ(演:須永風汰)がドラムスティックの代わりに菜箸を持って登場し客席からは大きな笑いが起こりました。
ライブシーンでは客席で色とりどりのサイリウムが振られ、客席と舞台が一つになっての『アイ★チュウ ザ・ステージ』初演から大好評、千秋楽は5月12日まで公演中、当日券の販売が予定されているので、アイチュウたちの成長する姿を、ぜひ劇場で観てくださいね!
公演情報『アイ★チュウ ザ・ステージ ~ Rose Ecarlate ~』
■日程
2019年4月21日~29日 東京・シアター1010
2019年5月10日~12日 大阪・サンケイホールブリーゼ
■脚本・演出
伊勢 直弘
■出演
愛童 星夜役:川井 雅弘
湊 奏多役:大原 海輝
御剣 晃役:小波津 亜廉
轟 一誠役:吉岡 佑
赤羽根 双海役:坂垣 怜次
三千院 鷹通役:黒貴
エヴァ・アームストロング役:吉田 大輝
山野辺 澪役:伊地智 頼統
十文字 蛮役:雨坂 亮汰
華房 心役:設楽 銀河
神楽坂 ルナ役:前嶋 曜
及川 桃助役:古賀 瑠
『アイ★チュウ』とは?
とある有名事務所「エルドール」が設けた学園。その名は「エトワール・ヴィオスクール」。その学園はアイドルの卵(アイチュウ)を育成し、一人前のアイドルにする学園です。
アイチュウたちは同期の子たちと勉強を学び、先輩たちからのサポートを受け、そしてアイドルとしての心構えを知っていきます。そうした様々な経験を経て、アイドルになることを認められるのです。
彼らの教師であり、プロデューサーであるユーザーは彼らを一人前のアイドルとして成長させる、リズムゲームと恋愛アドベンチャーが楽しめるゲームです。
(C) I★Chu the stage 2019